FUJI XEROX SUPER CUP 2017
2017年2月18日(土)13:35キックオフ
日産スタジアム(NTV)
鹿島アントラーズ 3 - 2 浦和レッズ
ズラタン
武藤 李
菊池 阿部 青木 駒井
宇賀神 遠藤 森脇
西川
何はともあれ、まずはこのユニフォームに触れなければなるまい。史上初の両チーム・アウェーを着用というのも驚きだけど、そのカラーリングにも驚きである。仲良く色違いというのも笑ってしまう。ナイキ・テイストがあまりに強すぎて、ちょっとどうなのかなあというのが正直なところ。見慣れないせいもあって、どちらも似合ってねえし。
浦和のスタメンをどう見るか?今シーズンはターンオーバーを引くため、どれがベスト・メンバーなのかという定義が難しいが、これが絶対勝ちに行く布陣ではないことは確かだろう。ACLだってあるし、そうそう鹿島相手に力を入れられない。しかし、先週のFCソウル戦もそうだったけど、どこが攻撃の起点になるのかがぼやけてしまう。ピントが合わない攻撃を繰り返している印象は拭えない。良い選手を沢山補強した弊害かも知れない。高いポゼッションを保持しながら、鹿島の質の高いカウンターでやられてしまう。勝負強さはまだ物足りない。
後半、興梠をシャドーで投入する。さらに長澤と関根を入れたあたりから、浦和の動きが活性化された。中盤の長澤が効いていることは間違いない。宇賀神、関根の両サイドは、昨年も結果を出したコンビである。ボランチの展開力とサイドの攻撃力は、やはり浦和の生命線だ。あと面白かったのが、興梠と小笠原の駆け引き。結局、興梠がPKを取ったのだが、さすがにもう小笠原には負けないということ。
さあ、来週からいよいよリーグが開幕する。気分を入れ替えて、スタートダッシュを期待したい。
第10回 さいたまシティカップ
2017年2月12日(日)13:30キックオフ
浦和駒場スタジアム(テレ玉)
浦和レッズ 1 - 1 FCソウル
早くも今シーズンが始まる浦和レッズ。地味な大量補強を遂行したその狙いは、完全なるターンオーバーの実現に他ならない。もちろん、選手が変われどサッカーは変わらず。ミシャ監督はそういうチームをふたつ作りたいのだろう。そんなことが本当にできるのか?今年は選手のパフォーマンスに加えて、監督の選手起用にも注目したい。
興梠
武藤 李
菊池 阿部 柏木 関根
宇賀神 遠藤 森脇
榎本
前半は昨年のレギュラー・メンバーが中心ということもあって、サイド攻撃からフリック&スルーという、見慣れた展開に終始した印象である。相手のFCソウルのプレスも早かったので、思ったほど上手くは行かなかった。それでも、まずはこんなもんだろうという感じ。さすがにGK榎本は落ち着いていたし、左サイドの菊池もまずまず。
ズラタン
矢島 オナイウ
駒井 青木 長澤 平川
槙野 那須 田村
岩舘
後半は新メンバーを中心としたチームに総入れ替え。その新メンバー達は、前半のメンバーがやっていたプレーを忠実に再現しようとしていたように思う。柏木君の役割を担っていた長澤のプレーは、否が応でも目につくことになる。そこを比較されると辛いものがあるが、それなりの存在感を見せていた。逆に差が出たのが攻撃陣の連携であった。ズラタンなのかオナイウなのか、どうも基点が定まらない。矢島がかわいそうなくらい浮いてしまった。
メンバーの組み合わせは、まだまだ変わるだろうが、バリエーションがありすぎるというのもかえって難しい。ラファエル・シルバに梅ちゃんだって高木だっているわけで、中盤は選手を使い切れるのか?という心配までしてしまう。今シーズンの楽しみは、そこに尽きるような気がする。
2016年10月15日(土)13:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(SKY)
ガンバ大阪 2 - 3 浦和レッズ
興梠
高木 武藤
宇賀神 阿部 柏木 関根
槙野 遠藤 森脇
西川
そういえば、浦和が初タイトルを取ったのが、ナビスコカップだったなあ。そんなことを考えながら、AXISの試合から帰宅してTV観戦。画面に映し出されたコレオが美しい。まあ、アウェー扱いだからといって、浦和サポーターを南ゴール裏に配するわけにはいかない。それにしても、いつもより広いガンバ・サポーター席は違和感がある。ルヴァンカップ用に青くデコレーションされたメインスタンドも、違和感たっぷりである。
同点ゴールもPK戦も、試合の流れを引き寄せたがために生まれた結果だ。そこを勝負強さと表現しても良い。これは昨シーズンまでの反省に基づいた改善の積み重ねに他ならない。それはテクニカルなことであり、メンタルなことでもある。ようやくタイトルという結果を出したミシャ監督の手腕を讃えるべきだろう。結果こそ全て!この言葉が意味するところは、結果のためには手段を選ばずということではない。結果を出すための手段を模索することだと思う。
何はともあれ、10年ぶりのタイトル奪取だ。おめでとう!
JリーグYBCルヴァンカップ ノックアウトステージ 準決勝第2戦
2016年10月9日(日)14:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(レッズシート)
浦和レッズ 3 - 1 FC東京
興梠
高木 武藤
関根 青木 遠藤 駒井
宇賀神 那須 森脇
大谷
久しぶりに鳴門の巨匠がやって来た。日程もバッチリ合った。というわけで、念願の埼玉スタジアムへご招待である。少々奮発してレッズシートを購入。なんと前から5列目という贅沢さ。自分一人ではなかなか選ばない席なので、こっちもテンションが上がるわ。
今日は阿部ちゃんをベンチに置いて、青木と遠藤のコンビがボランチを務める。これは珍しいと思っていたら、キャプテンは宇賀神である。これも珍しい。アウェーで2ゴールを奪っているアドバンテージはあるものの、それが逆効果となって引いてしまう展開もあり得るなあと思っていたが、そんな心配はまったく無用であった。右から駒井と森脇が、左から関根と宇賀神が、容赦無くアタックする。
柏木君が不在ということで、ボールの保持率はいつもより若干低いかも知れないが、これは東京のプレスが早いためでもある。後方からの組立がままならないとなると、前線での基点が必要になる。そこに高木がバッチリはまっていた。今や興梠や武藤との連携もスムーズにこなす。プレスキックだって柏木君に引けを取らない。ルヴァンカップのMVPは間違いなく彼だろう。
終始浦和が圧倒したという内容ではなかった。大谷がファインセーブとポカを繰り返していた。しかしだからこそ、観ている方にとってはとても面白い試合であった。スタジアムの雰囲気も含めて、こういう試合は徳島では観ることができないなあ。鳴門の巨匠はそう嘆いていた。かつてはヴォルティスもJ1で戦ったことがあるのになあ。
いつもは当たり前に思っているけど、我が街に自慢できるクラブとスタジアムがあることが、今日はとても誇らしく嬉しかった。
JリーグYBCルヴァンカップ ノックアウトステージ 準決勝第1戦
2016年10月5日(水)19:30キックオフ
味の素スタジアム(SKY)
FC東京 1 - 2 浦和レッズ
ズラタン
武藤 李
関根 阿部 青木 駒井
森脇 那須 遠藤
大谷
いくら会社から近い味スタとはいえ、やはり平日のナイターというのは、余程の覚悟がないと足を運ぶのが難しい。仕事は終わらないし、雨が降りそうだし、帰りが遅くなるし、明日は朝が早いし。というわけで、前半は帰りの電車でiPhoneでスカパー!観戦。後半は帰宅してからMacBookでスカパー!観戦。
もはやリーグ戦メンバーとカップ戦メンバーのどちらがレギュラーかわからない浦和であるが、決定的に異なる点がふたつある。守備の要と攻撃の核がいないということ。チーム全体の流動性みたいなものは、それほど変わった印象は受けないが、ここぞという焦点が定まらない。ピントが甘いのだ。その隙を突いて東京も攻め込んで来る。
どちらも交互にチャンスを作っていたけれど、先制したのは東京の方だった。それでも浦和は慌てない。じっくりボールを回して好機を伺う。何度かピンチを招いても大丈夫。なぜなら相手は東京だし、ここは味スタなのだから。そして満を持して、高木、興梠、平川を投入する。サイドを入れ替えて、トップを入れ替えて、攻撃陣を活性化する。今日は守りに入らなかった東京だけど、そんなことはあまり関係なく、またもや逆転勝利で締めくくった。
しかし今日は何と言っても平川だろう。37歳の最年長は、スピードで前へ抜ける関根や駒井とは違って、中へと切れ込んで武藤へのアシストを決めた。ベテランここにあり。何とも味のあるプレーを見せてくれた。おかげでアウェー・ゴールをふたつも奪った浦和は、有利な状況でホームを戦う。もちろん、週末は埼玉スタジアムだ!
JリーグYBCルヴァンカップ ノックアウトステージ 準々決勝第2戦
2016年9月4日(日)18:30キックオフ
埼玉スタジアム2002(ホーム自由席)
浦和レッズ 4 - 0 ヴィッセル神戸
ズラタン
高木 武藤
関根 阿部 青木 駒井
宇賀神 那須 森脇
大谷
雨も降りそうにないので、夕方から埼玉スタジアムへ向かう。いつも思うけど、試合開始までの時間が好きである。選手がピッチに出てきてアップを始める。神戸のシュート練習が入らないなあとか、そんなことを考えて過ごす。
目には目を歯には歯を、そして速攻には速攻を。今日も浦和は、立ち上がりから少々手こずった。神戸にペドロジュニオールがいないだけまだマシだけど、やはり圧倒的なボール支配とまではいかない。そこで浦和は、早く攻めることを意識した。いわゆる攻守の切り替えというやつだ。青木がスタメンということも影響しているかも知れない。関根と駒井を走らせる。武藤と高木がポジションをチェンジする。そうしてリズムを作ったところで、関根から高木へのパスが通った。
今日の試合は、何と言っても高木だろう。守備でのハードワークを克服することで、攻撃でも良い面が出るようになった。そう自分で分析していた通り、今の浦和で最も好調な選手であることに間違いない。柏木君不在の中で正確なFKを繰り出し、前線での動きでその存在感を発揮していた。特に3点目のゴールは、いかにも彼らしいものであったと思う。個人的には、こういうテクニックで魅せる選手が好きなのだ。
最後まで大谷へのバックパスにハラハラしながら、それでも負ける気はしなかった。まあ、4点取れば文句は言わない。準決勝はFC東京だ。これは何が何でも勝たねばならない。
JリーグYBCルヴァンカップ ノックアウトステージ 準々決勝第1戦
2016年8月31日(水)19:00キックオフ
ノエビアスタジアム神戸(SKY)
ヴィッセル神戸 1 - 2 浦和レッズ
ズラタン
高木 武藤
関根 阿部 青木 梅崎
宇賀神 那須 森脇
大谷
4日前のリーグ戦から関西に留まって調整を続けた浦和からは、その本気度が伝わってくる。カップ戦仕様に様変わりしたスタメンは、リーグ戦とはまた違った期待感がある。攻撃は問題ないだろう。果たして守備はどうか?いずれにせよ、神戸は同じチームとの対戦とは言え、やり難いだろうなあと思う。それだけでも、浦和にアドバンテージがある。
やはり、いつもとは違ったコンビネーションが随所に見られる。神戸のカウンターには、かなり慎重に守備を構えているようだ。逆に攻める時は、中盤からゴール前の連携というよりは、縦に送り込むボールが目立つ。それが上手く高木のゴールへと結びついた。ズラタンへのアシストもあったし、今日の高木はかなり良かったのではなか。柏木君がいないと、攻撃のアイデアはこの人に委ねられる。
後半、浦和は興梠と李を投入する。これは神戸にとって酷である。そして、ペドロジュニオールの退場が大きなダメージとなった。最後まで冷静に戦わなければならないということだ。ミスによる失点も含めて大谷に不安はあったけど、オープンになった終盤の攻防も何とか凌いで試合を終わらせた。アウェーで2得点の勝利というのは、悪くない結果である。梅ちゃんの負傷が気になるけど。
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 決勝
2016年1月1日(金)14:15キックオフ
味の素スタジアム(NHK)
浦和レッズ 1 - 2 ガンバ大阪
サッカーファンにとって「元旦国立」というのは、とても大きな意味を持つ。以前は午前中に女子の決勝、午後から男子の決勝が組まれていたため、元旦はほぼ一日を国立競技場のスタンドで過ごすなんてこともあった。早くまたそういうステイタスを取り戻してほしい。立派な国立競技場を作ってね。
さて、実に9年ぶりのタイトルに挑む浦和である。相手はまたまたガンバである。もういい加減勝ってくれよ。しかし、そこに柏木君の姿はない。準決勝の負傷は、思いのほか深刻なようだ。そうなると、こうなるだろうというスタメンで臨む。好調の忠成と梅ちゃんを先発に起用して、関根をベンチに置く。勝負は後半、あるいは終盤に訪れるという布陣でもある。
やはり柏木君不在の影響は大きく、攻撃は専らサイドに頼るしかない。序盤は梅ちゃんが切れ込む、終盤は関根が切れ込む。最後のピースとして送り込まれた高木も、今日はサイドのポジションを取っている。惜しい場面は何度も作ったが、最後に東口に阻まれる。これまで何度も目にした光景が、今日はまた繰り返された。
なぜだろう?どうしたらタイトルを手にすることができるのか?今年もまた悩みは尽きない。しかし、それを楽しむことがサッカーである。その悩みが深ければ深いほど、楽しみもまた深くなる。
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝
2015年12月29日(火)13:05キックオフ
味の素スタジアム
浦和レッズ 1 - 0 柏レイソル
今年はオジサン2人でサッカー観戦というシチュエーションが数多くあった。みんな忙しいからね。というわけで、締めくくりもやはりオジサン2人である。一昨日に続いてイマノ氏と味スタへ。日当たりの良いバックスタンドは暖かい。調子に乗って前から3列目に陣取ったため、ほぼ選手目線である。これはなかなか経験できない視界である。
今日の試合で浦和に必要だったことは我慢。これに尽きる。チャンスは作れていたので、楽観視していたのだが、早々に柏木君の負傷交代で状況は一変してしまった。ここからさらに我慢が始まる。攻撃の基点をサイドに絞って、関根の突破で打開を図る。しかし、せっかくのチャンスを武藤がことごとく外しまくる。まだまだ我慢。
あれだけポカポカと暖かだったバックスタンドも、すっかり日影に覆われた頃、ようやくゴールネットが揺れた。延長から投入された忠成が決めた。左サイドから切れ込んだ梅ちゃんの突破からだ。右がダメなら左から。とにかく我慢して攻め続けた甲斐があった。何事にも我慢が必要。そういうことか。これでようやくタイトルが見えた。ACLのプレーオフ免状もありがたい。
予定外の延長ですっかり遅くなってしまった。忘年会に遅刻しちゃう。忠成へ拍手を贈って、大宮へダッシュする。
Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ 決勝
2015年10月31日(土)13:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(CX録画)
鹿島アントラーズ 3 - 0 ガンバ大阪
AXISの試合から帰宅してTV観戦。まあ何と言うか、他人の家で何やってんだよ!って感じ。自分の家に立てない浦和も情けない。タイトル奪取に異様な執念を見せる鹿島に対して、ガンバは完全に舐めてかかっている。慌ててセンターバックを代えて、取り返しがつくほど甘くはない。そういうものだろう。
両チームを引張るのは、小笠原満男と遠藤保仁。その存在がクラブにもたらすものは何なのか?