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「アンドレ・ヴァンデルノートの芸術」

2009-05-23 02:06:29 | 交響曲
 私がベルギーの名指揮者アンドレ・ヴァンデルノート(André Vandelnoot/1927~1991)を知ったのは今から40年以上も前のことだった。確か高校に入学したころコマンド・クラシックス(Command Classics)から当時35ミリ・マグネチック・フィルムを使用した超ステレオ・レコードが発売され彼がフランス国立放送局管弦楽団を指揮したベルリオーズの「幻想交響曲」(SH5138)に出会った時だった。スペインの鬼才と言われた個性的指揮者アルヘンタほどではないにしても彼もなかなかユニークな演奏をする指揮者だった。
 その彼が晩年(1987年~1991年)にかけてベルギー・フランス語放送管弦楽団とライブ収録した5枚組みCD・BOXが今から10年位前にWEITBLICレーベルから発売された。(写真)収録曲目はベルリオーズの幻想交響曲をはじめとして彼が得意とするプログラムを集めたものである。いずれも彼の個性がにじみでたちょっとアクの強い演奏ではあるがライヴ録音が好きな私には結構楽しめた。いずれの録音もブラッセル、パレ・デ・ボザール(Palais des Beaux-Arts)でのコンサート・ライヴである。参考までに収録曲目は下記のとおりである。

 ●ベルリオーズ: 序曲「ローマの謝肉祭」(10/13、1989)
          「幻想交響曲」    (11/23、1990)
 ●ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調作品60(1/12、1990)
          交響曲第7番イ長調作品92 (1/27、1990)
 ●マーラー  : 交響曲第1番ニ長調「巨人」 (9/10、1988)
 ●モーツアルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲K.492(1/12 1991)
         ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467(10/21、1987)    (P)Abdel Rahman El Bacha
         交響曲第35番ニ長調K.385 (1/12、1991)
 ●チャイコフスキー:大序曲「1812年」作品49 (3/5、1989)
           交響曲第5番ホ短調作品64  (10/8、1989)

 


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