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オーマンディのオルフ「カルミナ・ブラーナ」

2011-09-11 12:43:55 | 声楽曲

 レコード棚の一番奥に長らく眠っていたユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団他によるカール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」のLPに針をおろした。(写真)筆者自身も最近までこのレコードの存在をすっかり忘れていた。
 このLPの発売ももうかれこれ半世紀近く前になると思う。録音年代がジャケットに記載がないので調べたところ1960年と判明、ステレオ初期の録音である。音質は筆者の装置ではやや硬質で金属的な感じがする。また独唱陣はソプラノ=ジャニス・ハーサニー(Janice Harsanyi),テノール=ルドルフ・ペトラック(Rudolf Petrak),バリトン=ハーヴ・プレスネル(Harve Presnell)と言ったメンバーでちょっと馴染みが薄いが決して悪くない。バランスのとれた安定感ある声量である。バックの「ラトガース大学」の合唱団も特筆に値する。オーマンディはこの作品を再録音しなかったためこの録音が唯一のものとなった。
 尚、このLPの別冊対訳解説にこの録音と「同メンバー」によるコンサートがニューヨークの「カーネギー・ホール」で行われた時の「ニューヨーク・タイムス紙」ほかの「絶賛評」が紹介されているがこのレコードの演奏でもそれを頷けた。
(写真/国内盤初出盤、日本コロムビアOS-183/ステレオ)


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