教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

都立副校長の辛さを解決する方法

2008-04-13 10:50:17 | 教師
産経新聞(4月13日8時1分配信)によると、

都立高校の副校長の平均残業時間が、勤務日で3時間19分、休日出勤時の業務時間も3時間5分にのぼり、全国の高校教員平均の2、3倍に達していることが、都教育委員会の調査で分かった。総合的な学習の導入で地域との連携が深まり、窓口役の副校長に業務が集中していることなどが要因。都教委は、副校長をサポートする教員の育成を急ぐなど対応策を検討している。

☆副校長をサポートする教員の育成?これは無理だな。サポートする教員も残業で動けなくなる。要は動ける環境をつくることである。

☆まず、学校の事務の見直し。それから、副校長や教頭を、企画戦略室室長にして、そのメンバーを教員以外のアドミニストレーターで運営する。

☆教員が横断的に動くのは、公立の場合は相当きつい。そういうトレーニングをまず受けてこなかっただろう。

☆もっとも私立学校は、教員でやっているところが多い。広報部というのが典型だが、ただ、残業とか多忙さは、ほかの教員の比ではない。

☆だから、ときどき精神がボキっと折れてしまう。しかし、たいがいの場合、乗り切れるのだが、それは外との人脈のつながりがあるからだ。

☆外部に開かれているとき、人は困難を乗り越えることができる場合が多い。教員の代わりに内外を横断的につなぐ企画戦略室はポイントだと思う。これは本来教育委員会がやってきたのだが、1つひとつの学校に対応できるはずがない。学校運営の戦略とシステムが間違っているから、どんなに人材育成しようが新しい役職を増やそうが、体質改善されるはずがないのは明らかなはずである。

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