週刊 東洋経済 2011年 10/22号 [雑誌] | |
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東洋経済新報社 |
☆週刊東洋経済は、
☆多くの経済界や経済の見識者をそろえている
☆読みごたえある雑誌ではあるが、
☆こと中等教育や高等教育を分析すると、
☆同時に掲載されている見識者の新しい論とは真逆の
☆古い視点で分析されている。
☆データは更新されているけれど、その量的分析は
☆20世紀型近代のものである。
☆志願者増加率、就職率、科学研究費補助金
☆が基本的な分析視点。
☆もっと簡単にいうと、
☆入口の量と出口の量、過程に投下する資金量。
☆たしかに、科学研究費補助金は実績がなければ出ないから
☆量的評価だけとは言えないが、学生の実績とは必ずしも言えない。
☆マス化からユニバーサル化した大学のあり方は、当然
☆量的評価でしか判断できない。
☆つまり、学生即お金という話。
☆20世紀型ユニバーサル化大学は、学生即お金でよいかもしれないが、
☆21世紀型世界共和国市民大学は、学生即未来だろう。
☆しかし、世の中消費者にとっての大学ではなく、世界市民にとっての大学に
☆変化しようとしているという話ではないのだろうか。
☆ガラパゴス化大学からグローバル化する大学にシフトしようという話ではないのだろうか。
☆そこを無視しているデータ分析。そうはいっても取材記事は
☆多くは広告記事に近いだろうが、新しいビジョンをうたっている。
☆このアンバランスなのが、まさに今の経済原理。
☆売れればよいのである。これはしかし、20世紀型真理ではある。