教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

佐伯啓思氏の首相の決断

2011-10-18 07:38:47 | 文化・芸術
☆産経新聞【日の蔭りの中で】で、京都大学教授・佐伯啓思氏は「首相の決断」について(2011.10.17 03:38)を書いている。

☆大衆は、身の危険をなんとなく感じたとき、りーダーに「決断力ありやなしや」を迫る。

☆しかし、決断は民主主義的ではない。

☆多くのメディアやジャーナリズムはそれをさらに煽る。

☆だが、なんとなく危険を感じているだけでは困るし、

☆メディアも煽っては困る。

☆いや、そういうものだから、

☆そうでない市民が登場し、そうでないメディアが出てくれば良いだけのことである。

☆佐伯氏は、

将来の社会像について私なりの見方はあるが、それはともかくとして、いずれにせよ、ここで要請されているのは、日本をどのような国家として将来へ向けて構想するかという価値選択にほかならないのであり、その価値を提示することこそが、さしあたりの首相の「決断」というべきであろう。

☆たしかにその通りかもしれない。

☆ただし、首相が判断するのは、大衆でない市民や扇動的でないメディアの登場を作ることができる国家であり、

☆その国家の内容を決断するわけではない。

☆モバイルPCやスマホ、インターネット、ガイガーカウンター、太陽光、水再生機

☆などなどは、実は市民が有することができる生活生産道具である。

☆生活生産道具の市民への解放する国家こそが首相の決断。

☆生産道具を資本家から労働者へ、そして労働者から市民へ

☆民主党らしい決断だと思うが・・・。

☆ともあれ、国家ビジョンのコンテンツは、国家や首相が決断することだけは

☆避けたいものである。