教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

鈴木文科相のアイデア 「環境」科?

2008-08-06 12:03:42 | 文化・芸術
☆<鈴木文科相>「環境」教科化に意欲(8月4日22時7分配信 毎日新聞)によると、

鈴木恒夫文部科学相は4日、毎日新聞などの取材に「環境」を新たな教科とすることに意欲を示した。教科化に向けては「学習指導要領の改定などが必要だが、地球の未来のために主導権を発揮できる日本人を育成したい」と話した。・・・・・・既に斉藤鉄夫環境相と相談したことを明かし「生物の多様性や化学物質、水の問題など、あらゆることが環境に関係する。非常に大きなテーマで難しいが、子供たちが『命』についての感性を養うことも大事だ」などと述べた。

☆「環境」科。悪くはないが、すごいことになるなあ。食物連鎖や自然の生態系だけが「環境」の問題ではない。自然・社会・精神を横断するエコゾフィーというフェリックス・ガタリの思想が流れ込む可能性がある。ワクワクドキドキ。がしかし、文科省が、そんなことを許すはずがない。ということは、この「環境」科は、日本の美しい自然、国土を守る愛国心を育てる国家道徳の代替教科になる可能性も孕んでいる・・・。ムムムムム・・・・。

☆今日広島は、63回目の原爆の日を迎えた。「環境」科もよいが「平和学」の教科化こそ教育の本意ではないか。