教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

大学間で共同学部・共同大学院

2008-02-25 05:30:37 | 文化・芸術
朝日新聞(2008年02月23日15時09分)によると、

文部科学省は複数の大学が教員や施設を出し合って授業を行い、各大学連名の学位を授与する「共同学部」「共同大学院」を作れるように大学設置基準を改正する検討を始めた。28日の中央教育審議会(文科相の諮問機関)の部会で改正の方針を説明。08年度中に基準を改正し、10年度からの新制度スタートをめざす。「大学全入時代」を迎え、私立大の4割が定員割れするなど大半の大学が学生集めに苦しんでいる。だが、特徴ある学部を作ろうとしても、単独では教員や設備の面から限界がある。一方、有力大学にとっても、補助金が減らされる中、多様化する研究分野に対応して単独で学部や大学院を次々と増やすのは難しい。特に地方の学生は地元に特徴ある学部や大学院が少なく、進路の選択肢が限られてしまっていた。

☆主幹校はどこか、授業料はどうするのか様々な問題もあるようだが、それは電子マネーの分野で実施されていることを応用すればよいだけだろうから、それほど壁は高くないだろう。

☆知のリソースを有効に使えることのほうが重要。それに広くこれが実行されれば、学歴社会はフラット化するはず。もっとも遠い道のりではあるが。。。


物質化されたゲーム脳は創造的?

2008-02-25 05:04:11 | 文化・芸術
Washington Post Thursday, February 21, 2008によると、

The next video game controller you use might be between your ears. A start-up company called Emotiv Systems has developed a helmet-like headset that, it says, lets users control game characters with their thoughts.

☆ゲームのコントローラーが、エイリアンよろしく、額にはりつく。脳内思考、いやむしろ脳内感情に反応して、ゲームを操作していく。ウェアラブルPCからウェアラブルゲームへ。

☆PCがウェアラブルに軽量化され、あるいはモバイルに転用されていく流れは、ゲームにも当然の流れとなる。技術の応用は、マーケットを創出するから当然。任天堂、ソニー、マイクロソフトの競争は激化する。

☆それにしても時代は宇宙と脳とネットであることに間違いないなぁ。体験→媒介項(宇宙×脳×ネット)→経験値のサイクルが学習理論になる。


宇宙からの救い 情報格差解消

2008-02-25 04:39:21 | 文化・芸術
ネット衛星 軌道に H2Aロケット 打ち上げに成功(西日本新聞) - goo ニュースによると、

宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)などの超高速インターネット衛星「きずな」が23日午後5時55分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターからH2Aロケット14号機で打ち上げられた。約30分後、衛星は予定軌道に投入され、打ち上げは成功した。・・・地上局を介さない衛星通信の特性を生かし、インターネット環境の整備が進んでいない離島や山間部などの情報格差解消が期待されている。両機構は、大規模災害で地上インフラが途切れた際の通信手段や、遠隔医療などでも活用する考え。一方、H2A14号機は打ち上げ事業が宇宙機構から三菱重工業へ移管後、2回目の打ち上げとなった。会見で、同社の川井昭陽・航空宇宙事業本部長は「今回の成功は商業衛星の受注活動に弾みになる」と述べた。

☆3つのキーワード(キーフレーズ)

種子島
情報格差解消
宇宙機構から三菱重工業への移管

☆情報格差解消には、ネットのインフラ整備は重要だが、情報収集・分析・批判・発信という教育が必要。それもネットでできるようになるわけだ。ネットでの教育にはネット広告が参入。ネット広告の難点は、主体的に広告を見る取捨選択よりもすぐにクリックしてしまう誘導型になっている場合が多い。欲求より条件反射的マーケティング。どこか恐ろしい。。。

☆しかし、民間移管の意味するところは、経済格差。なんといってもロケット打ち上げにかかった費用は、約500億円。回収するには、利益追求型になるのは必至。しかも一部の企業に金の流れが集中するのも世の常。

☆政府払下げのような動きは、明治時代から変わっていない。。。