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流出雑記 

8月はじまる

2011年08月01日 | Weblog
8時半起床。私にするとこれは早起き。
いつものかぼちゃジュース。焼き色が付かない程度まで焼いて冷凍しているソフトフランスはトースターで焼き直すといつでも焼きたてパン。くるみとレーズンも一切れ。

自転車で30分、母校の高校へ。中学生向けオープンスクールの体験学習「人物を描いてみよう」の仕事。だいたい毎年行っているこの仕事がなんだか好きだ。
緊張気味の視線に見られながら彼、彼女らを見ている。私も同じく緊張して数十年前オープンスクールに来たんだよと思いながら仕事している。
学生時代、実習でいちばんお世話になった先生が覗きに来てくれた。今は教頭先生になられている。先生にお世話になりますと言われ、少し嬉しい。

午前のポーズが終わり一時間の昼休憩。
即座に学校を出て、自転車ですぐ行ける距離の三条京阪へ。お昼のサンドイッチを速攻で食べて古本屋に向かい読むものを探した。今日は本を忘れてきたのだ。本のないポーズのあいだの10分休憩は手持ち無沙汰だから。しばらくうろついて幸田文の「父・こんなこと」を買う。250円。

学校に戻ると外でお昼を済ませた先生ご一行に出くわす。まだ顔見知りの方が多い。久々にお会いした、なんだか若返って見える先生もある。

幸田文を読みだすと、読みたくて休憩時間が待ち遠しい。すっきり研がれた切れ味の文章。

体験学習は時間に余裕があるわけではないので、毎年時間足らずな仕上がりの絵になっているが、今年の中学生たちは完成までは行かないにしても比較的しっかり描けているようだった。

仕事を終えて40分程の帰り道、ずっとKiller Queenをリピートしていた。

帰り着いて一息。頼まれていたアクセサリー制作。
晩ごはんは3日寝かせたカレー。

3日前のこと。
晩ごはん何か作ってほしいと書き置きを残して仕事に出た。余白に茄子の絵を描いておいた。
帰宅すると茄子、にんじん、玉ねぎを刻んだものを電子レンジで加熱しているところだった。
次に夫はそれをすべてミキサーにかけて薄紫がかった緑の液体にし、炒めた豚肉の入った鍋に注ぎ込んだ。
何をごちそうしてくれるつもりなのか。
沸騰して来たあたりでカレールーが登場したのでようやくカレーだとわかる。
ネットか何かに載っていたレシピなのかと聞くとそうではなく、完全に彼の思いつきだった。
ほうれん草をペーストにして作るカレーなんかはあるけれど、茄子は聞いた事が無いし、考えた事も無い。どうしてそんなことを思いついたのか不思議でならない。カレールーの力を借りるまでもなくすでにとろみがついている。
ルーを入れて10分足らずで茄子ジュースカレーは完成した。

しかしこのカレーは案外おいしかった。茄子のおかげなのかクリーミーな仕上がりで、一日目にしてかなり煮詰まったふうになっている。次の日火を入れるときにトマトジュースを入れてのばした。しかしその日は豚と小松菜のパスタが食べたい、となりカレーは3日目に持ち越された。
3日目カレーというものは言うまでもなく美味。

小梅はずっとカナブンを追い回している。