毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

逗子

2010年01月24日 21時44分24秒 | 観光
 ぼくは石原慎太郎なんか嫌いだし、石原裕次郎なんて大根役者だと思っているんだけれど、彼らが組んだ「太陽の季節」という映画は、裕次郎の大根込みでもすごい映画だと思う。トリュフォーより早く、あの映画を作ったって、すごい。
 そんなわけで、その舞台になった逗子をお散歩。












 葉山の日影茶屋まで足を延ばす。大杉栄がここで刺されたんだよな、と感慨。刺されるくらいモテるって、すばらしい。
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塩の道

2010年01月24日 13時15分18秒 | 読書
宮本常一「塩の道」     講談社学術文庫

 今更ながらの宮本常一。生活の連なりの中、民衆の思考が累積していく。越の国の人たちが秦に滅ぼされたのち、船で任那へ、そして任那から稲作とともに日本に渡ってきた、と。越、任那、日本を結ぶ遺物がジャポニカ米。なるほど。
 この稲作集団は、当然稲作の儀礼を持っていたので、祭祀集団でもあった。そこへ、また半島から騎馬民族が訪れる。この人たちは男性だけでやって来て、女性は現地調達したのではないか、と。それがのちのちの日本の婚姻形態を形作ってきたという主張は面白い。この本は1979~81年にわたって書かれた3編のエッセイなんだけれど、当時の中国の人口が7億とのこと。6億も増えたのか。
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