毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

大塚5丁目

2010年01月28日 18時37分43秒 | 観光
 こんなニュースを見た。

「ズボンはかず山手線に乗ろう」ネット書き込みで警戒

 実は、ぼくにとって興味のあるのは、ズボン云々じゃない。興味のあるのは、「大塚駅」と「巣鴨警察署」だ。そう、大塚駅を管轄するのは大塚警察署ではなく、巣鴨警察署なのである(東京以外の方にご説明すると、巣鴨駅は大塚駅の隣駅)。
 事実、巣鴨警察署は大塚駅北口にある。
 巣鴨という地名は今よりずっと広い場所をさしていた。北豊島郡西巣鴨町、巣鴨町は池袋から、大塚、巣鴨、駒込までを含む地名だったのだ。それに対して、大塚は小石川区(現文京区))に属する地名で、今でもだから大塚駅のある場所は豊島区には「大塚」という地名はない。あるのは「南大塚」と「北大塚」。これと逆の例が小金井。小金井市と地名があるのに、小金井市に小金井駅はない。あるのは新小金井、武蔵小金井、東小金井、花小金井。小金井駅は栃木県にある。
 そんなわけで大塚は基本的には文京区であり(豊島区駒込と文京区本駒込についても、いつかまた)、大塚警察署は文京区にある(フライデー編集部を襲撃したビートたけしが捕まった警察署。なにしろ襲撃相手の講談社は警察署の隣だ)。大塚町、大塚窪町、大塚仲町、大塚坂下町、大塚上町、大塚辻町など旧地名は今はなく、大塚は1丁目から6丁目と無味乾燥な地名と化した。
 このうち、5丁目と6丁目は、ほかの1~4に比べ、少し毛色が違う。高級住宅もあるその4つに対して、5,6丁目はまるで愛されない兄弟のように、似た感じのスラムっぽい街。なぜならこの2つは崖下の街であり、豊島区との区境、いわば文京最果ての地なのである。
 今回はその文京区大塚5丁目風景をご紹介。


 崖の下の5丁目。



 崖の街は、また階段の街でもあるのだ。








 子どもの頃から不思議だった家。
 小さくてわからないけれど、白いプレートの住所表記は「文京区大塚」ではなく、「小石川區大塚坂下町」表記。
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お知らせ ダイヤモンド富士

2010年01月28日 18時06分07秒 | らくがき
 以前、富士見坂でご紹介した、上野と西日暮里間の台地にあるここ。
 1月30日、日没のときにダイヤモンド富士が見えるそうです。

 なお、文京シビックセンターからは2月1日、2日がダイヤモンド富士dayだとのこと。よろしければぜひ、どうぞ。
コメント (2)
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