毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

吉祥寺

2009年08月10日 18時19分10秒 | 観光
 夏の小旅と称しながら、前回は城南島。
 今回は吉祥寺って、近すぎるだろうとのお声、届いております。しかし、こないだ「グーグーだって猫である」を見た以上、やはり吉祥寺観光は済ませておきたいのである、とくに花子さんにも会っておきたいし。
 吉祥寺に吉祥寺なし、というのは以前吉祥寺の寒桜でご紹介した通り。
 なんとなくおしゃれなイメージの街なので、訪れる回数は少ない。ここらへんがおしゃれじゃない人間の哀しい性。なんかね、近づけないのよ、おしゃれなとこって。


 これ系のこぎれいな店が立ち並び、どこか疎外感を感じてしまう。


 その一方でちょっと楽しそうな路地も発見。小さな店が軒を連ねるハーモニカ横町。一人じゃなかったら、ちょっと一杯やっていきたくなるような店も何軒かあった。いいね、こういうとこ。
 街を散歩したあと、花子さんに会いに井の頭自然文化園へ。ここの池でボートを漕いだカップルは別れる、という伝説がある。まあ、長い目で見れば別れることの方が多いのだから。ちなみにぼくも漕いだことがあり、やはりその人とは別れた。


 花子さんが目当てだったんだけれど、カエル(去年は葛西水族園が特集してた)や狸の特集が大変面白い。他にもこのように放し飼いのリス園に入れたり、モルモットと触れ合えたり、楽しいとこだった。いいとこじゃん、吉祥寺と、さっきまでの疎外感などすっかり忘れてしまっている。


 かわいい。時間によって、中に餌を入れるので大変かわいい姿を見ることができる。演出上手。いいぞ、自然文化園。


 そしてお目当ての花子さん。去年小田原で梅子さんに会ったんだけれど、この2頭が今日本の象界を代表する長老。何かに困った象は、小田原か井の頭、どちらかに相談に行くという。いわない。
 彼女たちが来た当時、象が来たっていうので大騒ぎになったらしい。戦後間もない頃、象はまだまだとても珍しい動物だったのだ。この花子さんには、先代がいる。上野動物園の花子さん。「かわいそうなぞう」に登場するワンリーのことだ。

 井の頭からぶらぶらと歩く。途中ジブリ美術館の横を通りつつ、ここら辺は緑が多くていいなあ、などと思いつつ。
 仙川に出たので、川沿いの遊歩道を仙川駅まで歩くことに。


 なんだかとてもいいぞ、こういう景色。川自体好きだし。
 吉祥寺とは今まで疎遠な関係を保ってきたが、いや、歩き回ってみればいい街じゃないの。申し訳ない、誤解してたよ、つんとすました、いけすかない街だと思って遠ざけてた。すまない。これからはリリアンの道具買いに行くときは吉祥寺のユザワヤへ行こう(リリアンやる機会があるかどうか疑問だが)。
コメント
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