夏の小旅、今回こそ東京を離れ、一路茨城県へ。
日暮里から常磐線に乗り、水戸でさらにいわき行きの常磐線に乗り換え、4つ目大甕で下車。
大甕ってなかなかの難読駅じゃないっすか? 「おおかめ」じゃなく、「おおみか」と読みます。
一度来てみたかった大甕神社。祭神は武葉槌命ということになっている。
武葉槌命はまつろわぬ甕星香々背男を滅ぼし、このその魂を「宿魂石」に閉じ込めた、という。面白いのは、その滅ぼし方。岩となった甕星香々背男を金の沓で蹴って砕いて滅ぼしたのだ。岩は海中に落ち、神磯、またはおんねさまとよばれるものになった他、石神、石塚、石井に飛んだ。
ここに縄文以来の石神信仰の姿を見ることができないだろうか。
石神とはシャクジのことで古層の信仰につながってる。
また甕星香々背男の本質は星神である。日本は世界の他の地域と比べ例外的に星宿信仰の薄い地域だ。星と石を尊ぶ古い部族の信仰を征服王朝が嫌悪したと考えると面白い。
宿魂石だけでなく、この神域全体が磐座として信仰の場所だったのではないかと思う。そしてその信仰は大和朝廷においてはメインストリームにはならなかった古層の信仰に属しているように思われる。
神社でしばし佇んだあと、今度は駅の反対側にある海へ行くことにする。
日暮里から常磐線に乗り、水戸でさらにいわき行きの常磐線に乗り換え、4つ目大甕で下車。
大甕ってなかなかの難読駅じゃないっすか? 「おおかめ」じゃなく、「おおみか」と読みます。
一度来てみたかった大甕神社。祭神は武葉槌命ということになっている。
武葉槌命はまつろわぬ甕星香々背男を滅ぼし、このその魂を「宿魂石」に閉じ込めた、という。面白いのは、その滅ぼし方。岩となった甕星香々背男を金の沓で蹴って砕いて滅ぼしたのだ。岩は海中に落ち、神磯、またはおんねさまとよばれるものになった他、石神、石塚、石井に飛んだ。
ここに縄文以来の石神信仰の姿を見ることができないだろうか。
石神とはシャクジのことで古層の信仰につながってる。
また甕星香々背男の本質は星神である。日本は世界の他の地域と比べ例外的に星宿信仰の薄い地域だ。星と石を尊ぶ古い部族の信仰を征服王朝が嫌悪したと考えると面白い。
宿魂石だけでなく、この神域全体が磐座として信仰の場所だったのではないかと思う。そしてその信仰は大和朝廷においてはメインストリームにはならなかった古層の信仰に属しているように思われる。
神社でしばし佇んだあと、今度は駅の反対側にある海へ行くことにする。