毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

土合駅

2009年04月01日 17時24分58秒 | 観光
 お久しぶりっす!
 土合駅へ行ってきました。「どあい」と読みます。
 東京からだと高崎で上越線に乗り換え、水上でまた乗り換えて2つ。
 周囲には何もありません。
 こんなとこぼく以外誰が降りるんだよ、と思ってたら、わらわらと降りる乗客が10人ほど。あんたも好きねえ。


 下り線地下ホーム。ここから駅舎に行くには10分かかる。


 そう、この階段462段(338m)、それから143mの連絡通路、最後に階段24段登ってようやく駅舎にたどり着く。上り線ホームは駅舎すぐにあるのだけれど、複線化するときに下り線ホームをトンネル内に造ったため、こんな構造になってしまった。「日本一のモグラ駅」だと胸を張る。


 駅舎と下りホームとは川を隔てているため、こんな連絡通路が必要なのであった。


 上り線ホーム。この駅に来ることだけが目的だったので、次の上り線で折り返し帰る。ところが12持26分発の電車が30分を過ぎても現れない。吹きすさぶ冷風が、陸の孤島感あおりまくり。標高663mの北国。寒いのだ。電車が来る様子はない。
 ホームで上り線を待つ者をのぞいて生き物の気配がない。このホームの上の人間を残して世界中が滅亡してしまったと言われても、反証できる材料は何一つない。
 無人駅に到着の遅れを知らせるアナウンスなどない。
 当たり前のことがどれだけありがたいことなのか、などという教訓的な言辞をよく耳にするけれど、いや、雪の中の孤立したホームに立っていると、電車がやって来るという当たり前のことがどれだけありがたいことなのか、実感する。
 結局理由も何もわからないまま15分遅れて電車がやって来た。何一つ無茶なことなどやっていないのに、なんだか雪山で救助された感があるせいか、怒る者は一人もいない。

 そんなわけでまたブラブラとあちこち行って参ります。ちょっと今週はまた多忙モードに入ってしまいますが、来週あたりからまたよろしくお願い致します。
コメント
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