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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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日本列島の温熱環境・・・北斗市~函館~東京~福岡

2006年06月13日 20時24分23秒 | リフォーム
写真は、今日13日、九州電力福岡支店さんが主催した工務店向けセミナーで、講演終了後に撮りました。向かって左が九州電力福岡支店、住宅電化グループ長の三根茂さん、右が課長の渡部正博さんです。
今朝の函館空港は9℃、羽田空港が19℃、福岡空港が29℃と、ちょうど10℃ずつのアップでしたが、この時期によくある日本列島の温度分布です。

このような南北、東西に細長い日本列島で北海道の高気密、高断熱をそのまま九州に持ち込んでも通用しません。今日、参集した、福岡県の工務店さんにも強くその理由を述べました。北海道は本州のように夏、湿度85%、気温35℃などにはなりません。
本州の家づくりに欠かせないのが、この夏場の湿気対策が不可欠な要素となります。
8ヶ月間が夏なのですから、8ヶ月、冬の北海道と家づくりの根本が異なります。

気温30℃で湿度80%の時、その80%の湿気は気温に換算すると約30℃の気温に相当する熱を潜在しており、本当の断熱とは気温とこの湿気の持つ「潜熱」をも遮断する事です。
更に夏場対策としては、天井断熱の手法、窓ガラスの熱遮蔽機能、庇の意義などを中心に講義を行いました。このように温暖地の家づくりは北海道や寒冷地の家づくりより、はるかに複雑な要素をかかえております。

いずれにせよ、私はいつも講演の最後に締め括るのですが、このような研修会で知り合えた知識や情報は聞かれもしないうちに喋らないように、と釘をさします。
アカデミックな知識や情報は、相手に興味が無い限り聞く耳を持ってくれません。
無理に聞かせれば、かえって心を閉ざすものです。
喋り上手は聞き上手、聞き上手は喋べさせ上手とも言います。
聞かれた時、正確にレスポンスが出来るよう、一生懸命に勉強を行うのです。

さて、昨夜のワールドサッカーで日本が敗れ、日本人のテンションが、とたんに熱の冷めたような感じです。でも博多の夜は梅雨の仕業で蒸し風呂のように熱いようです。
スポーツも勝てば官軍、負ければメチャメチャ言われます。
それにしてもマスコミは実力以上に騒ぎ過ぎと思いませんか・・・日本サッカーは歴史がないのだからね。

明日から鹿児島に二泊ですが、今夜は博多の中洲に繰り出す事もなくホテルで仕事です。また札幌の桧山さんに笑われそう・・・
ファースの家

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