毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

シロアリの生態・・・北斗市

2006年06月27日 22時04分57秒 | リフォーム
写真は、今日、東京から訪れて戴いた、丸和バイオケミカル㈱部長の三尾彰さんと弊社研究開発室の村上主事と玄関ホール前で撮りました。
三尾さんはシロアリ保証のコーディネーターでシロアリの生態にも精通されております。
ファースの家は、施工基準書通りに構造が設計施工されいますと、シロアリの被害に遭う事はありません。しかし、土間コンクリートの小さな亀裂が生じた時などのシロアリ被害に対してシロアリ保証保険をつくっています。
今日はその施工の簡略化についての協議をいたしました。

家を食ってしまうシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリの二種類が存在します。
いずれも共通している生態は、女王蟻の居る部分が巣になっており、蟻道(ギドウ)を通って餌場と巣を行き来いたします。蟻が飛んで来て家の中に入り、餌が豊富で湿気が多く通気がないなどの条件が揃えば、女王蟻の居る巣を家の土台や柱に造る場合も稀にあると言う事です。しかし、殆どは地上から障害物の陰に蟻道をつくり家の中に入ります。
シロアリが家の土台や柱に被害を与える場合の殆どが、地中に造った蟻道を通って巣を作ると言います。外部から入る場合は、基礎に密着した障害物の裏側に蟻道を造るそうです。つまり、基礎に密着した障害物が無い場合、外部蟻道が造れないため地中蟻道となります。したがって、家を造る時には地中から這い上がる蟻道を造れない状況にする事です。

ファースの家は、全てがベタ基礎の外周立ち上がり部分の内断熱仕様になっており、基本的にシロアリ被害に遭う事はありません。しかし、ベタ基礎の外周立ち上がり部分に極めて細いコンクリート亀裂が生じる事があります。地中に回りこんだシロアリがここから這い上がり、内断熱材の中に蟻道を造り木材を巣食う場合も考えられます。
ポリフィルムのような薄いシートでは、鉄筋やコンクリートの施工時に人が上がるため、孔だらけになり効果など期待出来ません。
そこで、コンクリートの補強が使用出来るほど強力なコンクリート密着繊維に、防水機能と防蟻機能を施した特殊シートをコンクリートの下に敷き込みます。ファースの家は、この特殊シートを敷き込むによりシロアリ保証が受けられます。
一般の住宅でも基礎コンクリートの打ち込み前に、この特殊シートを全面敷き込みする事でシロアリ被害を抑える事が出来ます。シロアリは薬品で殺すのでなく、シートで蟻道を塞ぎ、家の中に入れなくすると言う事でなのですね。

今日はここ北斗市も雨が降り続いていますが、気温16℃なので肌寒いくらいです。
丸和バイオケミカルの三尾部長はこの肌寒い雨の中を次ぎの訪問先に・・・
ファースの家
このブログをご覧の方々は、右下のcomment をクリックして是非、ご意見、ご提言、ご感想などをお寄せください。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿