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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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床下の湿気を・・・北斗市

2006年08月12日 22時34分20秒 | Weblog
写真は近所の家(ファースの家ではありません)の床下換気口を撮りました。
今日からファース本部は夏休み入っておりますが、相談メール回答のため出社しました。

最近「住宅110番」弊社HPの質問コーナーに、床下に関する質問が増えております。
床下が湿っている、カビ臭い、腐っているなど言う質問です。夏場の床下は低温になっており、外部の湿度が高いため、外気湿度が床下の低温部分に凝縮する作用が働きます。

住宅関連の雑誌や新聞などに寄せられる専門家と言われる方の解説文には、床下換気が床下結露を助長している・・・と言う説明を多く目に致します。確かに湿度80%の外気では僅か数度の低温部分が露点温度となります。床下地盤面は地温の15℃に限りなく近くなり、露点温度に以下になってしまうからです。つまり、床下換気を行なうなと言う事です。

一見、この解説は理屈に合っているようにも思いますが、多くの事例を現場で検証いたしますと必ずしも現状に則しておりません。と言うのも床下換気をしなくとも外気の湿気は隙間を通じて床下の低温部分に吸い込まれて行きます。湿気の入らないような床下空間を構築する事自体が所詮、無理な事なのです。

こように一見、理屈に合うような専門家と称する方々の指導によって床下換気口を塞いだところ、一気に土台が腐ったと言う事例も報告されています。
建築基準法も必ずしも現場の状況に則した内容ばかりではありませんが、床下換気口を5メートル以内に300平方センチメートル以上のものを取り付ける規定(特別な床を除く、またファースには床下換気口などありません)がありますが、この事に関しては的を得ていると思われます。

様々な検証の結果、床下の空気を停滞させる事の方が土台などを劣悪な状態にします。例え床下地盤面の湿気が増えても土台の含水量を増やさないようにするには、床下の空気を動かせて停滞させない事なのです。然るにファースの家は床下地盤面の高さにこだわり、床下地盤面を低温にしないような構造を構築し、さらに空気を常に動かせております。

さて、明日は我が家に親戚中が参集(約30名)して仏壇にお参りして宴会です。
明日、ブログはお休みを・・・
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