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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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生涯学習の意義…北斗市~函館空港~丘珠空港~札幌大通り

2008年06月17日 22時26分25秒 | Weblog
ある企業の経営者ですが今年で72歳、現役バリバリの方がおられます。社員200名ほどの企業ですが、彼が実権を掌握して約10年になり、時代の大きな曲がり角にあった時代です。扱い商材にも魅力がなく彼は、厳しい経営を余儀なくされると思っていました。

ところが彼は、完全ワンマンの体制をとり、不採算部門の切捨てと、有力な企業の買収や扱い商材の変更など、ダイナミックな企業改革を次々に実施して行きました。
この10年間その企業は、毎年、増収増益を続けております。全ての業務に対して陣頭指揮を行なうため、一般社員より早く出社し、一番後から帰るのだそうです。

彼は今年72歳ですよ…彼の勉強熱心さもまた有名で、他業種の企業情報の収集と分析、研究部門の充実などを図り、年配者が苦手なパソコンも自分で完全にこなします。
次世代対応型の機材も次々と導入するなど、若手経営者も圧倒するような経営手法をとっています。時代の先を読みながら経営資源の確保も怠る事などありません。

この10年間、彼が行なった経営に殆どに瑕疵が見当たらず、見事な経営を行なっています。しかし、辺りから見ていて懸念されるのは、周りのものが意見を言える環境にありません。
10年間にわたり、打つ手が打つ手が的を得て行きますと、必然的に自信過剰になってしまいがちです。やはり、忠告めいた進言をする人を近づけないようにしているようです。

彼と一緒に食事をする機会があり、後継者の育成課題についての考えを聞いてみました。ところが、彼の目指すビジョンとは、高齢者社会の先を読み60歳以上になってからその経験を活かし、成果を上げられる企業遂行の仕組みづくりでした。
彼の会社では、60歳の新入社員も珍しくありません。

年配者の経験を企業経営に活す仕組みなどは幾らでも在ると言い切ります。
彼の会社は確かに年配者ばかりですが、情報処理にはIT機器を使いこなさせています。
彼いわく、素人の若い人を採用し、給料を支払って仕事を教えるより、はるかに経営効率が高いのだそうです。但し、経営者自身が、誰よりも勉強をする事が必須であると…

写真は今日、弊社の札幌事務所で行なっている経営者研修で撮りました。
経営効率の改善がテーマですが、私の隣が札幌市内、ファース工務店、大興技建、社長の石田時也さんです。石田社長は今年68歳ですが、この研修で20歳代、30歳代と一緒に勉強する姿に感銘したしだいです。生涯現役の姿を見た気がしてこのコラムとなりました。
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