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手もみ紅茶とドライいちじくバター

2015-02-16 14:01:10 | ブログ

先月末、熊本の茶園「桜野園」さんを見学する機会を得ました。冬の茶畑を訪れると、野生動物の「う」から始まる落し物があちらこちらに・・・ うさぎやキジ、いのししなど、様々な動物が訪れるそうで、豊かな自然の中で育つお茶の木はとてもたくましく見えました
帰り際、桜野園さんが一人ずつに持たせてくださったのは茶葉といってもまだお茶になる前の状態で、季節柄、茶摘み体験ができない私達のために、昨年の秋に摘んだ茶葉を冷凍保管して下さったのです 茶葉をもむことで細胞が壊れて発酵が進み、てもみ紅茶ができるという、楽しい“育てる”お土産になりました

大阪に戻って味わった私の手もみ紅茶は、とてもパワフルで、訪れた茶畑を思い出させる自然のたくましさいっぱい山の清々しい香りがするような紅茶になりました
そんなオンリーワンの紅茶にあわせたのは、とっておきデザート“ドライいちじくにバターとクルミをはさんだもの”です(名前が長いっ!)

10代の頃、直木賞作家の江國香織さんの本が大好きで、背伸びしてその大人な世界にあこがれていました
ある時エッセイか何かで出てきた「ドライいちじくにバターとクルミをはさんだもの」が想像もつかず、試してみたのですが、当時、市販のドライいちじくは小さい上に固くて、バターを挟むのもひと苦労溶けていないバターを食べることにも慣れていないし、大人はこれがおいしいのかなぁ???と不思議に思ったものです
ところが最近、おいしいと評判になっているイタリア産発酵バターの「パンに塗るのではなく、のせて食べて欲しい」という説明を読んで、もしかしてと再挑戦
ドライいちじくも最近では大きくて柔らかいものが人気です。デルタインターナショナルさんの大粒白いちじくは、本当に大きい上に、手で裂けるほどのやわらかささっそく試してみると、しっとりぷちぷち、ドライいちじくの濃厚な味わいに、なめらかなバターのミルクの甘みや香りがまざりあって(しかもバターと思えないほどさっぱり!)、口の中は旨みの嵐  香ばしいクルミの食感も好相性です 私もついに大人になりました
手もみ紅茶はこんな旨みの嵐デザートに負けないほど力強い味わいで、これまでお茶は「お口直し」程度に思っていた私は、お茶って奥が深いなぁと実感しました。紅茶の育つ過程も体験できて、長年の疑問もおいしく解消でき、すてきなティータイムになりました。
(営業補佐 K.N)


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