ESPOA blog

写真付きで日記や趣味をいろいろなメンバーが書きます。

ミニチュアの世界

2020-11-09 11:55:07 | ブログ

ジオラマやドールハウスなどのひとつの空間を縮小したものから、食玩や動物フィギュア、豆本など、人は昔からミニチュアに惹かれるようです。私もミニチュアは大好き。初めてのミニチュアは祖母からもらった履き物です (大きさの比較でボールペンを置いてみます)

「昔はこんなものを端切れで作ったのよ。好きだったらとっておき。」という感じでもらいました。祖母が作ったのではないと言っていましたが、由来をちゃんと聞いておけばよかった・・・いつの時代のものなのかなあと思いを馳せつつ、時々靴箱の上に飾ったりしています。

100均やガチャガチャなどでもミニチュアは人気です。大抵が買おうとすると「何にするの?」と突っ込まれる類のものですが、何にするわけではなくほしいのがミニチュア(キッパリ)

奥のボトルはワイナリーのグッズですが、ライトは100均、たぶん買って以来久々に点灯しました(だから「何にするの?」って聞かれるんですよね )北欧を代表する陶芸作家、リサ・ラーソンのライオンと猫は本物がほしいけど今はガチャガチャで我慢(でも十分可愛い)。灯台と船も100均で。塗り方がかなり雑なのですが、それも味のうち。

このように何かを小さく作るのではなく、身の回りにある日用品を別のものに見立てて、ミニチュア人形を組み合わせたユーモアあふれるアート作品を発表している田中達也さんという作家さんがおられます。先日、念願の作品展に行ってきました

見立ての面白さをお伝えするために、撮影OKだったので写真を載せますが、撮り方がひどい・・・(『ミニチュアカレンダー』で検索してください。とってもきれいで、毎日ひとつずつ新しい作品が公開されます!)

こちらのタイトルは「地図には載っていないチーズ」

そう、チーズの食品サンプルを砂漠に見立てるだけでなく、ダジャレのようにウィットに富んだタイトル込みで面白いのです

「″ぞう”より”ぞうきん”が欲しい状況」


お気に入りのひとつがマグネットになっていたので、いつでも見てほっこりできるように、デスクに貼りました。
「風船はいくらでもありますよ」

おいしそうで、かわいくて、おもしろい

日本にはこのように「何かを別のものに見立てる」ことがよくありますね。和歌や俳句などで比喩を使って二つの意味を表現したり、枯山水などはまさに石を島に、砂や小石を水の流れに見立てた世界です。落語家の扇子がお箸になったり、キセルになったりするのもそうですね。
作品を見ればなるほどと思うものでも、自分で思いつくのは難しいもの。自分でも見立てが出来る柔軟な頭をもちたいなぁと思いながら、これからもミニチュアと見立ての世界を楽しんでいきたいです。(K.N)


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