九州大学本部(事務局第一庁舎)

2010-01-17 10:37:08 | 福岡・長崎・佐賀


 大正12(1923)年末の怪火事件で焼失した旧工学部本館を建て替えする間の工学部の仮実験・研究室として大正14(1925)年に建設。 レンガや石材は焼失した旧工学部本館の物を再利用したリサイクル建築ですが、新しい工学部本館が昭和5(1930)年に完成した後は大学事務局に使用されるなど決して応急的な建築ではありませんでした。 但し設計に時間が取れなかった事やコストを圧縮して建設されたので全体的な装飾は簡素になっているとも云われます。   福岡県福岡市東区箱崎6-10-1  09年12月下旬他

 ※参考 『福岡県の近代化遺産』  1993
     『福岡の近代化遺産』  2008



 半円形の大きな窓。




 左右に双子の角柱。








 パラペット周りの装飾は取り除かれています。 車寄せのポーチも後設。 当初は建物本体から吊られる形状の庇がありました。


 ペディメント風の床下換気口。


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