明治34(1901)年に設立された若松石炭商同業組合の事務所として明治38(1905)年に建設。 木造ですが外壁にモルタルを塗って目地を切り、石造風の仕上げを施しています。 石炭関係者の公私の社交場やクラブ、迎賓館として使われるなど、石炭の積出港として栄えた若松の歴史を端的に表す建物です。 福岡県北九州市若松区本町1-13-15 09年04月下旬
※参考『北九州の近代化遺産』 2006
古写真を見ると屋根の正面中央に飾り窓が一つとパラペットが廻らされていて、現在の姿よりもかなり荘厳な雰囲気を持った建物でした。
昭和19(1944)年に社団法人 若松石炭協会となり同48(1973)年からは現在の株式会社 石炭会館となっています。
中に入ると目の前に階段。 途中で左右へと分かれるタイプのものです。
上がりたいけど「立入禁止」の立札。。
天井です。
1階にはクロワッサンで有名のお店が入っていて客足が止まらないほどの盛況でした。 扉の上の装飾も目を引きますね。
外に出ます。 かつては目の前はすぐ船着き場のようになっていましたが、埋立てによって海岸線はほんの少しだけ遠ざかっています。
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