早稲田大学の創設者・大隈重信が見つめる先にあるのは、自身の名がつけられた昭和2(1927)年に建てられた講堂で、つい先日には国の重要文化財にも指定された建物です。
冠を被った様な時計塔の姿が印象に残りますが、これは当時の総長・高田早苗が出した「ゴシック様式の建物を」というリクエストに応えたもの。 時計塔の高さは125尺(約37.8メートル)。 大隈重信が提唱した人生125歳説にちなんだものだそうです。 高田は他にも「演劇上演が可能である事」という要求をし、建築学科の佐藤功一を総指揮として、同大の総力を結集したメンバーでこれらの要望にあたってこの講堂は完成しました。
建物の内部見学が出来るのかどうか不明ですが、ホールには宇宙をイメージした楕円の天窓が広がっているそうです。 音響にもこだわった建物だそうですから、芝居や演説などが、いったいどれだけの広がりをもって聞こえてくるのかここで堪能してみたいものですね。 東京都新宿区戸塚町1-104 07年12月上旬
※おまけ 大隈講堂の前にぽつんと建っているのは、旧大隈邸の守衛所(明治築)だそうです。 詳細は良く分かりません。
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