明治28(1895)年築の擬洋風医院。 家主は下久堅村の医師の家庭に生まれ、医大を卒業して内務省衛生局選抜医から高松病院長にまでなりましたが肺病を患って帰郷。 父親の跡を継いで診療に当たり、やがて西洋医学の治療にふさわしい施設が必要となってこの医院を建てたと伝わります。 長野県飯田市虎岩 11年07月上旬
※参考 『長野県の近代化遺産』 2009
門と建物が一体となったような面白い形。 一階は診療室と手術室、二階は入院用の居室になっているという。
鉄柵が閉まっていて近付けません。 基礎の部分は漆喰を使った擬石風仕上げでしょうか。
平成18(2006)年に解体修理を行っているようですが、向かって左側は下地が剥き出しになってしまっています。
左手に付属する建物。
下から見上げるとこんな場所に建っています。 5月に行ったときはボンヤリしていて発見できなかった。。。
100年以上も変わらない光景。 長野はお宝物件が本当に多いですね。
それにつけても上半期総括、見応え十二分!加えて附けられているひとこと、洒脱さに参っております。
この旧瀧澤医院は正に白昼夢、ワンダーランドに紛れ込んでしまったかのような錯覚に陥ってしまいますね。
自分だけが秘密の扉を見つけてしまったかのような高揚感で、
この後ずっと一人でニンマリしっぱなしの怪しい表情をしていたと思います。。。
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