旧加藤商会ビル(旧シャム領事館)

2011-07-14 19:19:52 | 愛知・岐阜


 シャム(現在のタイ王国)から米などを輸入する貿易商社であった加藤商会のビルとして昭和6(1931)年頃に建設されたもの。 社長の加藤勝太郎は昭和12(1937)年の名古屋汎太平洋平和博覧会の頃にシャム国の名誉領事に任命され、ここでビザの発給などの業務を行っていた事から加藤商会の貿易業務が別の建物に移った後もシャム国の領事館として使用されました。 戦後は中埜産業(ミツカン)に売却され平成10(1998)年には脇を流れる堀川の水辺空間整備計画によって取り壊しも検討されましたが、市民などによる保存要望書が出されたこともあり名古屋市が保存活用する事になりました。   愛知県名古屋市中区錦1-15-17  10年02月中旬







 2・3階はレンガ風のタイル貼り。








 地上3階・地下1階。 地階部分には扉を設け商品の輸送に堀川の船運も利用していたという。 


 タイ国旗がたなびく。 現在は1~3階にタイ料理のお店が入っています。


 設計・施工ともに不詳。


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