典型的な戦前の銀行建築といった感じで立派なオーダーを配したこの建物は、意外にも(?)戦後の建築。 「無尽館」と呼ばれていた昭和21(1946)年築の木造社屋の前半分を取り壊し、佐藤工業の設計・施工でRC部分を増築して完成させたものでした(昭和26年築 1951)。 何でも先代社長(当時)の希望で東京の第一銀行本店(昭和5年築 設計・西村好時)を模して設計し、建設に使用した石材量は当時の北陸では一番であったそう。 本家・東京の第一銀行本店はもう現存していませんが、北陸・富山に生き写しのようなこの建物が残っているというは元の建物の素晴らしさを再認識させるものですね。 富山県富山市総曲輪2-2-8 08年06月下旬
※参考 『富山県の近代化遺産』 1996
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