旧玉島信用組合事務所

2012-06-14 19:22:31 | 岡山・広島・山口


 静かな港町の風景に忽然と現れるこの建物は、大正3(1914)年に設立された玉島信用組合が昭和10(1935)年に現在地に移転した時に新築された建物だといわれます。 後に玉島信用金庫と改称されてもその本店として使用され、昭和29(1954)年に本店が別の場所に移転してからは商工会議所に寄付され使われていました。 商工会議所も移転した後は民間会社(モタエ)が入居、現在も建物を使用しているみたい(?)です。  岡山県倉敷市玉島阿賀崎1205  11年01月上旬

 ※参考 『岡山県の近代化遺産』 2005



 玄関の両脇にニッチのような“くぼみ”を設けたのは、金融機関らしい柱(オーダー)を従来と異なる手法で表現したかったのでしょうか。


 このアングルだと2本の角柱のようにも見える。


 中を覗くと足元にもタイルが張られていました。


 裏面はモルタルのみの簡素な仕上げ。


 近くにある息が切れるような急階段を少し上がってみましたが、良いアングルは見つかりませんでした。




 内部には大理石のカウンターも残っているようです。


 設計・施工等の建築データは不明。


 こんなような顔をした海洋生物がいたように思いますが名前が出てきません。。