坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

元気?

2011年05月04日 | 坊主の家計簿
 う~。。。またまたコタツで寝てもうた。。。と、面倒なので昨日のブログからコピペ。というか、コタツで3時間寝るってどうよ。鼻血も出たし、お疲れモード。

 今日は寺での仕事が終わった後に某秘密のアジト。別に秘密アジトではないのだが、まあ。
 休日だったので来られる方々も多く、ずっと喋りっぱなし。会話しっぱなし。なので眠気もなく、楽しい時間を過ごせたのだが、睡眠時間の都合で、そりゃ、コタツで寝てしまうわな。
 
 秘密アジトでは法話もする。今日の法話、っちゅうか、最近は人気テレビドラマ『jin仁』のバタフライ効果で喋る事が多い。その前に医師でもあり僧侶でもある田畑先生から先日聞いた法話の内容なんぞも紹介しつつ、蓮如聖人の「最近、疫病で死ぬ人が多いけど、疫病で死ぬのんと違いまっせ。生まれたから死ぬんでっせ」を紹介しつつ。で、『jin仁』。

 お爺ちゃん医師も来ておられ、医師が主人公のテレビドラマ『jin仁』や、医師の田畑先生の事を紹介した事もあって、その後にお爺ちゃん医師と話す。お爺ちゃん医師、元気。昨年お婆ちゃん(連れ合い)を亡くされたらしいのだが、料理まで自分でやって居られるとの事。「いや、全部やないですよ」と言いつつ、単純に「スンゲーですね」と。
 今まで料理なんぞやった事がなかったらしい。でも、連れ合いに先立たれ、最初は総菜屋等で買って来たものばかりだったらしいのだが、自分で料理する事を始めたらしい。
 元気だ。。。何やら104才まで生きるらしく、「なんで104才なんですか?」と聞きそびれたが、まあ、今度御会いする機会があって、そういう話題になったら聞いてみよう。

 お爺ちゃん医師は、お婆ちゃん(連れ合い)の一周忌法要を自分でプロデュースしたらしい。つい先日の一周忌法要のプログラムを見せて頂く。何やら学校の先生だったお婆ちゃんの教え子と相談して作ったらしい。
 元気だ。
 そして、私は疲れている。鼻血ブー!である。

 4月は結構忙しく、5月は報恩講があり、本山への団体参拝があるので、その準備がある。免許更新は「後は受講するだけだよ」なんだが、免許更新も「面倒だなぁ。。。」だった。その他、経済的に常に危機状態なので、まあ、なんとかやっているのだが、今後の展開の為の事もある。つまり、多くの人達と同じ生活の苦しみ悩みがある。

 でも、帰って来たら家がある。

 地震や津波、あるいは原発事故で家を失い、あるいは、自分が住んでいる所に対する恐れがある人達は、日常の生活の苦しみにプラスして家を失い、環境から脅かされる日々がある。
 当然、元気な状態の人は元気なんだろう。きっと「今の私に出来る事」を懸命にやっておられるのだろう。

 ちょっと言葉が変だな。というか、失礼だな。
 周囲から見て「何も出来ない」、あるいは自分自身で「何も出来ない」であっても、きっと「今の私に出来る事」をやっておられるのだろう。

 お爺ちゃん医師から「休む事は大事」という事を教えて頂いた。え~。。。交感神経と副交感神経やったかな?そんなお医者さんの世界の話。

 リラックス。
 当然、娑婆世間で生きているので、涅槃ではないので、完全なリラックスは私には出来ない。

 先日、録画していた『朝まで生テレビ』を観てた。
 精神科医の香山リカが、チェルノブイリ事故での自殺者の問題を取り上げていた。この辺、「私は精神科医だ」という立場が明確で非常に解り易い。で、香山リカの所にも原発事故の怖れから診断を受けに来られる方が多いらしい。香山リカは「『原発うつ』と呼んでいい症状が出て来ている」なんぞと。

 この『原発うつ』が現状、どこまで広がっているのかは解らない。ただ、これから増えて来る事だけは確かなのだろう。日頃の生活での苦悩だけでなく、それにプラスしての原発の怖れ。放射能汚染の怖れ。

 このゴールデンウィークには多くの場所で反原発&脱原発のデモがあるらしい。ツイッターを眺めてたら「お祭り気分でデモなんかしやがって」なんぞの意見もあるが、デモはパレードや、っちゅうねん。あ、厳密な英語の『パレード』は意味は知らないが、まあ、祭でっせ、祭。デモの政治的効果はそんなにない。意思決定の場でもあり、基本は祭だ。
 解り易い言葉で言うならば「やってられっかよ」ではないのか?その場に参加する事で、まあ、ハレの場だ、デモなんぞ。
 「やってられっかよ」の場に参加する、あるいは「あ、『やってられっかよ』は私だけではなかったんだ」だけでもデモの効果は十分だと思ったりする。

 当然、それも『元気な状態の人』。
 というか、この『元気』っていう言葉も変だな。『元の気』なんぞはそれぞれの個々の問題。誰にも判断出来ない。
 「落ちこんでばかりいないで、元気を出して」なんぞというのは変だ。生命力は『元気』でない時でも常に働いて居る。



 ♪人並みの中をかきわけ 壁づたいに歩けば
  しがらみのこの街だから 強く生きなきゃ思うんだ
  ちっぽけな俺の心に 空っ風が吹いてくる
  歩道橋の上 振り返り 焼けつく様な夕陽が
  今 心の地図の上で 起こる全ての出来事を照らすよ
  Seventeen's map
  (尾崎豊『 十七歳の地図』より)


 この『夕陽』って、西方浄土から照らし出された光なのかな?
 だから、『全ての出来事を照らす』のかな?

 なんぞと思う、そろそろ43才。あ、最近ホルモン喰ってないなぁ。。。なので『焼肉中年』と呼ぶ事がはばかられる42才一児のパパ。

 『十七歳の地図』のYouTubeを張付けようとして、久しぶりに『十七歳の地図』を聞く。
 初めて聞いた15才の時とは違った感じの『自由』。
 「自らを由とする」という、『あなたはあなたに成ればいい。あなたはあなたであればいい』という独立宣言としての自由。外に求めるのでなく、元々あった存在への気付き。家出をする必要がなく、家に帰る事が出来る自由。ああ、オッサンだ。ホルモン喰いに行かんとアカンなぁ。銭湯→ホルモン→バーの黄金ツアーでんな。あ、家族居てるねんやった(笑)