坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

念仏にだけはこだわる

2008年08月21日 | 坊主の家計簿
 8月21日

 雑費  歯医者         2350円
     洗濯洗剤         298円
 食類  海鮮ちらし        200円
     豚バラ          269円
     発泡酒2         370円
     ぶっかけうどん       68円
     もやし           29円
     うどん玉          28円
 
 合計              3612円
 8月累計          133746円

 仕事始め。朝から涼し~い。エエ感じ。最高気温も40数日振りに30℃を下回ったらしい。
 
 予約していた歯医者に行く。歯石&歯の掃除。担当は『元理想の眼鏡っ娘』
 ついでに褒められる。「いや~、兄ちゃんって、近年稀にみる好青年やね」ではなく、歯の手入れが上手になったとの事。8ヶ月振りの歯石取り&掃除なんだが、それ程汚れて居ないらしい。
 「全てあなたに対する愛です。」
 等と言う事もなく、歯石取り&掃除をして貰う。

 帰って来て、爆睡。なんか、やっぱり、夏休み疲れやのぉ。。。

 『大山の草庵跡』っちゅうのがある。この夏休み旅行でも行こうとしていたのだが、なんせ準備不足、情報不足と云う事で、行く予定をしていた前日の夜、つまり水戸で泊まっている時に地図を見て断念。最寄りの駅から8キロぐらいあるやんけ。ヘタしたら10キロ近くあるやんけ。往復歩くだけでも4時間やんけ。と云う事で断念。次回にしよ。
 『大山の草庵』は親鸞が法然の3回忌を勤めたとされている所。今は『草庵跡』で石碑しかないらしいのだが、なんか行きたい。
 どんな法事だったのか知らないが、基本は廿五日の念仏と同じなんだと勝手に思う。

【聖人の廿五日の御念仏も、詮ずるところは、かようの邪見のものをたすけん料にこそもうしあわせたまえと、もうすことにてそうらえば、よくよく、念仏そしらんひとをたすかれとおぼしめして、念仏しあわせたまうべくそうろう。】(親鸞)
 
 念仏相続の法事。念仏に対して弾圧をする人達に念仏を伝えて行く為の決起集会としての法事なんだと勝手に思う。

 ここ暫くの間に複数から「大谷派は高木顕明を隠そうとしているのではないのか?」という意見を聞いた。
 え~。。。毎年本山主催で『遠松忌』(http://www.icho.gr.jp/enshoki/)という仏事をやっているはずなんだが。。。まあ、それだけでは御不満なんでしょう。というか、自分達の『思い』に適わない限りは「大谷派は高木顕明を隠そうとしているのではないのか?」なんだろう(笑)1996年に名誉復権して12年。『12年!』でっせ。それでも仏事をやっている。12年と云うと13回忌でんな。最近、都市部では3回忌までが多い中、まあ、御苦労なこった。
 この法事にも行きたいのだが、まあ、今は無理だな。ただ、どういう法事をやっているのかは気になる。

 高木顕明と云う人は、なんじゃかんじゃ云いながらでもやはり『社会主義者』でもあった。
 那智の瀧の近くに、え~と、阿弥陀寺やったけな?そういう寺があり、その寺に『紀南北部社会主義者の碑』とかいうのがあって、当時の多くの社会主義者達と、つまり、友人の先祖である大石誠之助なんぞと一緒に名前が書かれている。
 高木顕明は真宗僧侶であると同時に社会主義者でもあった。

 念仏申す僧侶が別に社会主義者だろうが、共産主義者であろうが、構わない。念仏者であるのなら。念仏申す生活の中で、それぞれの生き方として選ばれたのだろう。
 だが、当り前の話なんだが、『社会主義者=念仏者』ではない。
 まあ、『社会主義者=念仏者』にしたい人が「大谷派は高木顕明を隠そうとしているのではないのか?」と云っているのかも知れないが(笑)
 
 当然、社会主義者にはなる必要もないし、また、なる人も少ないと思う。全学連、全共闘世代の人達ならまだしも。
 
 高木顕明と比べると地味な人に竹中彰元がいる。この人は残念ながら社会主義者ではなく、単なる寺の僧侶でしかなかった。よって社会主義坊主からは無視され隠されているのかも知れない(笑)
 高木顕明を最初に知って、その後に竹中彰元を知った。この人は頑固だったらしい。資料を引っぱり出すのが面倒なのであやふやな記憶で書くが、なんせ法事を3時間やったらしい。その間、読経中に来ている人が騒ぎ出すと怒る様な頑固ジジイだったらしい。で、僧侶であった竹中彰元は戦争に反対した。
 多分、このジジイ、失敬、竹中彰元は頑固だったのだ。今でも居てまんがな、頑固な坊主って。あれでっせ、あれ。頑固で、仏教に対しては一切の妥協を許さない。故に、戦争なんぞに賛成出来るわけがない。頑固なのだ。頑固ジジイなのだ。

 ネットで落ちてた資料みっけ。山内小夜子さんが書いた資料が一番なのだが、探すのは面倒なのでこれで紹介。
 http://www1.ocn.ne.jp/~yosisi/newpage2.htm

【(1)日中戦争開始2ヶ月後の同年9月15日、出征軍人の見送りに村人500人と垂井駅へ向かう途中、ある村民に「昨日千人、今日三千人と沢山な死傷者が出て悲惨なことだ。一体戦争は罪悪である。国家は莫大な費用を空費し、損である。戦争はもうこの辺で止めた方が、国家として賢明である」と語り、(2)また10月10日にも、同村不退寺で開かれた7人の僧侶の会合の席上で、「今度の事変について、各自の決心を定めねばならないが、自分は戦争は沢山な彼我のの人命を損し悲惨の極みであり、罪悪であると思う。今度の予算も厖大なものである。保定や天津を奪ってどれだけの利益があるか。戦争はもうここらで止めた方がよい。これ以上の戦争は、侵略だ」】(上記リンクより)

 ただ、頑固な念仏者であるだけで充分ではないのか。