エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

蕎麦の花~八ヶ岳の麓から

2009年09月28日 | 旅行
八ヶ岳の麓、小海線の始発駅。
そこに茅屋はあるのである。



蕎麦の向こうの稲が黄金色にかがやくのは夕方である。



赤蕎麦の花と違って、清楚な面立ちである。
収穫はこの花がこぼれおちてからだ。

それももう間もなくである。



この蕎麦畑の道路向こうは中央高速道路である。
一面の白さと、葉の青さは見事である。

一枚のキャンバスに描いてみたい!という衝動に駆られるのはぼくだけだろうか。



日本の古くからの食文化は、この花を愛でる事から始まっている。
香り、喉越し、色、味、それらのハーモニーが古来日本人の心を鷲掴(わしづか)みにしたのである。



この蕎麦畑の向こうには、一面の稲の実りが広がっている。






早く新蕎麦を食べたい!とひたすら思うのである。







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季節を告げよ・・・2

2009年09月28日 | 日記
昨日に続いて季節を告げたいのである。



花茗荷の花が咲いていた。
この色も綺麗である。
匂いも周囲に漂っていたのである。

なんというオレンジ色であろうか。
周囲を圧倒する塩梅(あんばい)であった。

さてなんと言っても今がみごろの花はこれである。



白と赤のコントラストが見事である。

ところが、この場所で白と赤の混じった花が咲いているのである。
白と赤が近くにあると、赤が勝ってしまうのだろうか?
白が赤に染められつつあるのだ。



これもなかなか良いものである。
淡いピンクとなっている。
まるで貴婦人のようなたたずまいである。

白と赤。
これもそのものである。



白と赤の水引である。
鮮やかである。

公園の一画に小鳥たちの好きな実がたわわに実っていた。
セキレイなどが飛翔してくるのである。
この日は確認できなかったけれど、実を啄んでいる姿は可愛らしいものである。



「イイギリ」である。
まるでブドウのように実を着けている。
この実は、今の季節を告げているのである。





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赤そばの花~デジブックで

2009年09月27日 | 日記
巾着田の一部に赤そばの花が咲き乱れていた。
赤そばの花は目を引くのである。

そしてこの蕎麦を食べてみたい!と食欲をそそるのである。



蕎麦は、古今その食べ方は粋でなければならない、と言われ続けてきた。
で・・・ぼくはそう粋には食べられない。
たっぷりとつゆを付けて食べたいのである。

なんたってあの蕎麦つゆが旨いのである。

江戸っ子は、チョンとつゆをつけて「ズズー」と音を立てて食べるのだそうである。
ぼくも真似てみたが、やはりたっぷりつゆが旨い。

食べ方はさておき、蕎麦の花は食欲を刺激するのである。



デジブック 『赤そばの花』




一面の蕎麦畑を次回に紹介しようと思う。
それは南アルプスの山波を背景にした蕎麦畑である。




向こうのコスモスと彼岸花が霞んで見えるのがなんとも言えないのである。








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念仏寺へのアプローチ~嵯峨野を行く

2009年09月27日 | 旅行
あだし野・念仏寺へ向かう。
霊域である。



アプローチの道すがらが霊域である。
褐色の風景であるけれど、そこに土産物屋の赤がポイントとなっているのである。



念仏寺は寺伝によると、建立は約千百年前であるとされている。
弘法大師が野ざらしとなっていた遺骸を埋葬したのが始まりとされている。
歴史が深い~のである。

参道の片側は崖となっている。
礫岩であろうか・・・削るとぼろぼろと毀(こぼ)れる。

そこに、穴が穿(うが)たれ仏が鎮座ましましている。
その仏たちは、おだやかに安置されている。



一つ一つに手を合わせて参内するのである。



この参道の仏の中で、何枚撮ってもピントの合わない場所があった。
帰宅後、パソコンに落としてみたけれどやはりピントが合っていないのである。
その写真の前後は、きれいに撮れているのである。

不思議である。



この写真だ。
5枚撮っているが、どれ一つピントが合っていないのである。
決して手ぶれではない。

こうした不思議はぼくたちの周囲には、多く存在するのである。

さて、視線を上げてみよう。



この石段を上がると、いよいよ念仏寺である。



この拝観券を購入するのである。
なかなか雰囲気のある拝観券だ。



この念仏寺に白い萩が咲いていた。
楚々として穏やかな花である。



もう一回念仏寺を記事にしたいと思っている。
その時には、デジタル・ブックもお見せしたいと準備中である。








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季節を告げよ!

2009年09月26日 | 日記
今日は午後から晴天に変わった。
暑いくらいの気温の中、ぼくは季節を探しに出かけた。

家を出てすぐのグリーンベルトで実っている。



柘榴(ざくろ)である。
これは花柘榴かと思っていたのだけれど、実が大きくなっている。
パカッとこの実が割れるのももう近い。



マユミの実である。
赤く色づいてきた。
可愛い小粒の実だ。



花水木の葉が綺麗に色づいている。
北米由来の木だけれど、春夏秋と楽しめる。
アメリカのフリーウエィを走っていると、沿道に花水木が植えられている。

紅葉の美しい木である。



紫式部が色づいて主張している。
これこそ季節を告げる実生である。



萩である。
このピンクの花がこぼれ落ちると、その色を紫色に変える。



染料にして、麻か綿に着色してみたい鮮やかな紫である。



極めつけはこれ。
ススキである。





どこで切り取っても季節を告げてくれる。
やはりススキである。

おれは河原の枯れススキ・・・なんて歌があったっけ!







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