平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

第三次安倍内閣~稲田朋美防衛大臣の危ない発言「若者は自衛隊に入れ」「国民は国のために血を流せ」

2016年08月05日 | 事件・出来事
 第三次安倍内閣が発足した。
 国会質問での野党の攻めどころは、稲田朋美防衛大臣だろう。
 この人、ウルトラ保守の右派ですからね。
 以下は、稲田氏の過去の発言。

「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらうという制度はどうか。国防への意識を高めてもらうきっかけになると思う」(『正論』2011年3月号)
「たとえば自衛隊に一時期、体験入学するとか、農業とか、そういう体験をすることはすごく重要だと思います。(自衛隊体験入学は)まあ、男子も女子もですね」(『女性自身』2015年11月10日号)

 若者は自衛隊に入れという主張だ。
 この主張の背景には以下のような考え方がある。

「私たち一人ひとり、国民の一人ひとり、皆さん方一人ひとりが自分の国は自分で守る。そして自分の国を守るためには血を流す覚悟をしなければなりません」(2010年12月1日、民主党内閣当確宣言!国民大会)

 アメリカ映画などを見ていると、こういう発言をする主人公は結構出てくるんですけどね……。
 でも、あくまで〝個人〟として発言している。
 決して、「しなければなりません」と他者に強制はしない。
 一方、日本の場合は、
〝個人〟がなくなり、国民は全員、〝国〟のために奉仕しろ。
〝国〟のためなら多少の人権や自由は制限されてもいい。
 となる。
 戦争中の日本がそうだ。
 それは稲田氏の次のような発言に繋がっている。

「靖国神社というのは不戦の誓いをするところではなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないんです」(『WILL』2006年9月号)
「感動しました。何に感動したかというと、私たちの国旗はいかに美しいかということです」
 (2010年12月1日、民主党内閣当確宣言!国民大会)

 ここまで来ると、宗教ですね。
 靖国神社の名の下に、どれだけの人々が無駄死にしていったことか。
 一方、戦争指導者たちは安全な所で、のうのうと生きていた。
 ひどい目に遭うのは、いつも普通の一般国民。
 日本の国旗も僕は良いと思うけど、別に感動まではしない。

 というわけで、
 野党の皆さんは、稲田朋美防衛大臣の思想・イデオロギーを国会質問で白日の下にさらして下さい。
 稲田さんも逃げたり、ゴマかしたりしないでね。
 何しろこれは、高木前復興大臣の下着泥棒のケースと違い、自らの思想信条なのだから、思うところを大いに語るといい。
 国民の中には、稲田さんの主張に賛成する人もいるだろう。
 もっとも、そういう人ほど年配者だったりして、いざ戦争になったら戦地に行かない人なんですけどね。

 それと、稲田さん、
 あなたは〝自分の国を守るためには血を流す覚悟をしなければなりません〟という人だから、基本タカ派で好戦的なんだと思いますが、くれぐれも国と国の緊張を煽ったり、戦争になるような言動や判断はしないで下さいね。
 あなたのせいで戦争に巻き込まれるなんてまっぴらだ。

 安倍首相と稲田朋美は考え方が似ていると言われているが、首相はとんでもない人物に軍隊に関わる権力を与えてしまったようだ。


※参照動画
 極右自民党に乗っ取られた日本~稲田朋美の発言あり(YouTube)

コメント
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