平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

なつぞら~神回でしたね! 「それでこそ、わしの孫じゃ。行って来い。行って東京を耕して来い」

2019年05月17日 | その他ドラマ
 本日(5/17)、神回でしたね。
 なつ(広瀬すず)が泰樹(草刈正雄)にやっと自分の思いを告げる。

「漫画映画をつくりたいのさ。
 つくれるかどうかわからんけど、やってみたいのさ。挑戦してみたいのさ。
 じっちゃんがひとりで北海道に来て開拓したみたいに私も挑戦してみたいのさ。
 さっきやっとわかったのさ。私もじっちゃんみたいになりたいんだって。
 酪農やじっちゃんを裏切っても私はやりたい」

 すると、泰樹は───

「何が裏切りじゃ! ふざけるな!
 よく言った。それでこそわしの孫じゃ。
 行って来い。漫画映画か知らんが、行って東京を耕して来い。開拓して来い」

 ここで号泣!
 泰樹の願いを実現するのは『酪農を継ぐこと』だけではないんですね。
 なつは無限の荒野にひとりで行って耕すという『泰樹の生き様』を引き継いだ。
 なつ=泰樹。
「東京に行って兄を探す」は泰樹にとって「わからんではない」ことだが、「東京を耕す」は100%共感できること。
 泰樹にとって、こんなうれしいことはないだろう。
「それでこそわしの孫じゃ」というせりふも重要で、なつはここでふたたび泰樹の孫になったんですね。
 ………………

 柴田家のリアクションも上手く描き分けられている。

 富士子ちゃん(松嶋菜々子)はアニメーターになりたいことを聞いて「やっぱ、そうだったのかい」
 剛男(藤木直人)はそんな富士子ちゃんに「知ってたのか」←基本、剛男ってボケですよね(笑)
 照男(清原翔)は「それがなつの夢だったのか」
 ←なつの心の中に天陽君以外のものがあることに何となく気づいている。
 夕見子(福地桃子)は「始めからそう言えばいいのさ」
 ←夕見子のこの距離感好きです。なつにベッタリではないが、近くにいて一番なつを理解してそう。自分の道を模索している点で、なつのライバルでもある。
 夕見子を演じている福地桃子さん、上手いなあ。複雑でさまざまな表情を見せてくれる。

 そして、天陽君(吉沢亮)。
 なつの「じっちゃんが許してくれた」という報告を聞いて、「そうかい」
 この「そうかい」の言い方の見事なこと!
 すごく優しくて、うれしくて、一方で寂しくて。
「そうかい」というたったひと言のせりふで、さまざまな思いを表現している。

 というわけで神回でしたね。
 なつと泰樹の関係の復活。
 なつを取り巻く人々の絶妙な距離感。
 見事な15分を見せてもらいました。

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朝ドラ「なつぞら」~新宿、浅草の俗っぽい人たち! 善良素朴な北海道の人たちとの対照が面白い

2019年05月04日 | その他ドラマ
 朝ドラのセットって、やっぱり使いまわししてたのか。
 昨日の有吉弘行さんの番組『有吉くんのお金発見 突撃! カネオくん』で紹介してた。
 たとえば、喫茶店のセット。
 造りがどこか同じ。カウンターがあって奥に仕切られた席があって。
 アパートの外観のセットも同じだよね。階段があって中庭があって。
 理由は制作費の削減のためらしいんだけど、永年、僕が思っていたことがやっと証明された。
 浅草のセットとかも『いだてん』と『なつぞら』で共有してるのかな?

『なつぞら』で、なつ(広瀬すず)の先生役で登場している芸人・千鳥ノブさん。
 広瀬すずさんをどう呼ぶかで迷っていたらしい。
「広瀬さん」では他人行儀過ぎるし、「すずちゃん」では馴れ馴れし過ぎるし。
 で、結局、思いついた呼び方は「おすず」(笑)
 確かに他人をどう呼ぶかは気を遣うよね。
『チコちゃん』のなつぞら特集でもナインティナインの岡村隆史さんは「おすず」と呼んでいたし、芸人さんの間では「おすず」が定着?
 …………………

 さて、『なつぞら』。

 なつは兄を探すために東京にやってきた。
 新宿。
 そして浅草。
 非常に俗っぽい街で、無限の大地と透明な青空の北海道とは全然違う。
 そこに住む人間も「踊り子」「マダム」「バーのママ」「親分」「芸人」と俗っぽい。
 善良、素朴な北海道とは大きく違う。

 この180度違う対照が面白い。
 作家の大森さんは、なつが大人になるためには、こういう俗っぽい人たちと関わらせなければならないと考えたのだろう。
 というか、これが朝ドラの構造なんですね。
 均質な人間ばかりではダメで、特異な人間たちと関わらせてヒロインを成熟させる必要がある。
 それがヒロインが東京や大阪に行く理由。

 今回、なつが東京に行く理由もはっきりしてきた。
 兄・才太郞(岡田将生)は手紙で『自分のような兄を忘れて北海道で幸せに暮らせ』と言う。
 こう言われたら、なつは「はい。そうします」とは言えない。
 兄のために、まだ会えていない妹のために、東京に行かざるを得なくなる。
『ひよっこ』では、ヒロインが東京に行く理由は集団就職とお父さん捜しだったが、ヒロインが都会に行く理由はさまざま。

 故郷と都会というパターン。
 既視感のある使いまわされるセット。
 朝ドラって、特異なコンテンツですね。

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仲村さ~ん! GWなのでNHKの『トクサツガガガ展』に行ってみた!

2019年05月03日 | その他ドラマ
 昨日、渋谷NHKのスタジオパークに行ってきました!
 目的は──

 

『トクサツガガガ展』!

 ドラマで使用されたスーツや小道具が一堂に陳列されている!

 
 こ、これは、エマージェイソンとお母ちゃんが腕をもぎとったシシレオーのフィギュア!

 
 シシレオーとトライガーのスーツ! 他にもセロトルとかゲンカ将軍のスーツもありました。

 
 『ジュウショウワン』の番組ポスターも!

 
 んで、仲村さん!

 会場には家族連れとカメラを構えたオタクとガガガ・ファンがいっぱい。
「NHKにしてはぶっ飛んだ企画だったよね」という声が聞こえる。
 朝ドラ『なつぞら』や『ダーウィンが来た』のコーナーも人気だったけど、これだけ人が集まれば続編はあり得ますよね。

『トクサツガガガ展』は6日(月)まで。
 無料で並ばずに見られますので、渋谷に行った折には足を運んでみたらいかがでしょうか。

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なつぞら~見事な夕飯のシーンでした! 頑固な泰樹、話を切り出せない剛男、ひっかきまわす夕見子、やきもきする富士子、考えるなつ

2019年04月17日 | その他ドラマ
 この作品、語り口が上手いですよね。

 たとえば、本日(4/17)の農協の牛をめぐる柴田家の夕食での会話。
 本題を切り出せず、天陽くんの牛の話を持ち出す剛男(藤木直人)。
 ストレートに言わないことにやきもきする富士子ちゃん(松嶋菜々子)。
 何のことかわからないなつ(広瀬すず)。
 天陽くんの話が出たので「なつの恋人でしょ」と話を引っかきまわす夕見子(福地桃子)。
 姉・夕見子と敵対関係?の末っ子・明美(平尾菜々花)。
 あくまで中立、客観的な兄・照男(清原翔)。
 それぞれが独自のスタンスで話をしている。
 基本、人間の会話って理路整然と運ばず、こんなふうにズレていくものなんですよね。
 それがすごくリアル。
 特に『引っかきまわす』夕見子がいいスパイスになっている。
 なつとベッタリの仲良しでない所もいい。
 とはいえ、ふたりはお互いの違う所を認め合って信頼し合っているんですど。

 裏切り方も上手い。

 本日の放送では剛男の説得を受けて、泰樹(草刈正雄)は「よしわかった!」
 農協で牛乳を扱うことに同意したのかと思ったら、
「電気は要らん。明日、電信柱引っこ抜け。世の中ムダに明るくなりすぎると、大事なことが見えんようになる」(笑)
 頑固爺さん!
 でも後半の言葉はなかなか。
 夕見子も関心していたけど、泰樹のように苦労を重ねてきた人って時折こういう言葉を吐くんですよね。
 夕見子は本で世界を学び、泰樹は現実で世界を学ぶ。

 月曜日(4/15)の学校でのシーンも見事に裏切っていた。
 牛の逆子出産で遅刻してきたなつ。
 これで怒られるのかと思ったら、遅刻した理由を聞かれ、なつが学校で習った人工呼吸で子牛を助けたことを話すと、
「よくやった!」「すごいぞ、なっちゃん!」
 このやりとりだけで、この農業高校がどういう学校で、なつがどんなふうに過ごしているかがよくわかる。

 語り口の見事さの極めつけはこれ。
 先週土曜日(4/13)の放送。
 天陽くんの荒れ地の畑で作物が育つようになるには5年かかると話を振っておいて、時間は7年後に。
 作物でいっぱいの天陽(吉沢亮)の畑に成長したなつが馬に乗ってやって来る。
『何もない荒れ地』→『作物の実った畑』という描写で、見事に時間経過を表している。
 おまけに主役のなつも子役の粟野咲莉ちゃんから広瀬すずさんにチェンジ。
 朝ドラで、近来まれに見る秀逸な時間経過&主役交代だった。
 テロップで『7年後』と説明するのは一番芸がない。

 朝ドラ『なつぞら』、語り口が上手いので、ついつい見てしまう。

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朝ドラ「なつぞら」~草刈正雄さんが演じる、泰樹の名言をふたつ 「そのアイスクリームはお前の力で得たものだ」「怒れる者はまだ幸せだ」

2019年04月09日 | その他ドラマ
 泰樹(草刈正雄)の言葉が重くて深いなあ。
 開拓で何もない所から土地と居場所をつくりあげてきた泰樹だから言える言葉。
 まずは先週、アイスクリームを食べるなつ(粟野咲莉)にこう語った。

「ちゃんと働けば必ずいつか報われる日が来る。
 報われなければ働き方が悪いか、働かせる者が悪いんだ。
 そんな所はとっとと逃げ出せばいいんだ。
 だが一番悪いのは人が何とかしてくれると思って生きることじゃ。
 人は人をあてにする者を助けたりはせん。
 逆に自分を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれるもんじゃ。
 お前はこの数日、本当によく働いた。
 そのアイスクリームはお前の力で得たものだ」

 泰樹はあんな小さな子に、労働とは何か、を教えている。
 子供として扱わず、労働をするひとりの人間として話をしている。
 なつも生きるために靴磨きなどをして働いてきたから、この言葉の意味がよくわかる。

 いい味出してるなあ、草刈正雄さん。
 確かに西部劇のガンマンに見えるけど(笑)
 本日(4/9)は、なつについてこんなことを語っていた。

「怒りなんてのはとっくに通り越しとる。
 怒る前にあの子は諦めとる。
 諦めるしかなかったんだ。
 それしか生きるすべがなかったんじゃ。
 怒れる者はまだ幸せだ。
 自分の幸せを守るために人は怒る。
 今のあの子にはそれもない。
 争い事を嫌ってあの子は怒ることができなくなった」

 そうなんだよなあ。
 怒ったり泣いたりする時はまだ心が生きている。
 心の中に現実に立ち向かおうとする意思がまだ残っている。
 しかし、それらが失われると──
 諦め、絶望……。

 子供のなつがすでにこんなものを背負っているとは!
 実際、なつは単なる子供として描かれていない。
 今日の冒頭で帯広の闇市を歩く姿なんか子供とは思えない凄みがあった。

 これは大人のなつを演じる広瀬すずさん、大変だぞ。
 明るくて元気な朝ドラヒロインだけではない要素が要求される。
 何しろなつは子供の頃に『諦め』と『自立』を知ってしまった少女なのだから。

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デザイナー渋井直人の休日~お洒落とダサさが同居していて、仕事にはこだわりがあって、若い女の子に勘違いする渋井さんって魅力的だよな

2019年03月30日 | その他ドラマ
 主人公がおっさんだと、作品は、ビジネスものか、おっさんずラブか、『男はつらいよ』になる。

『デザイナー渋井直人の休日』は『男はつらいよ』系列の作品だ。
 おっさんが若い女の子を好きになって失恋する。
 その恋はおおむね勘違い。
 そう言えば今期は『遠藤憲一・湯煙紀行』なんて作品もあったな。
 あれなんかは完全に寅さん。
 こういう作品が増えたのは作品の作り手・プロデューサーに『男はつらいよ』世代がなっているからだろう。
 ………………

 さて『渋井直人』
 コンセプトは『寅さん』だが、職業がファッション雑誌やCDジャケットのデザイナーだけあって、なかなかお洒落です。

 渋谷の奥にあるお洒落な店、美味しい店に行くし、服装もデザインや色彩に気を遣っていてそんなにダサくない。
 フォトショップも使えるし、デザイナーとしてのこだわりや苦労も描かれる。
 アーティスティックな造形物や凝った装丁の海外の本も爆買いする。

 でもダサい所もあって、
 欅坂46の渡辺梨加のファン!←一昨日の放送ではついに渡辺梨加に会った!
 ストリートマーケットに出店している貧乏なアーティストに同情して、イマイチなイラストを10万円で買ってしまう。
 田舎から出て来たファンの女の子と渋谷で食事をするが、なかなか店を決められない。
 若い子との会話を盛り上げようとして若者が好きそうな話題を振るが、アイドルの話で逆に引かれる。

 まあ、渋井直人(光石研)は基本的にダサい。
 昭和の人間でもある。

 でも渋井さんみたいな人、僕は憧れるなあ。
 お洒落とダサさが同居していて、仕事はプライドとこだわりをもってやっていて、若い女の子に勘違いし振りまわされて、基本、誰にでもやさしくて。

 今、渋井さんは居酒屋で知り合ったカモメ(黒木華)とつき合っているんだけど、次回は別れそう。
 そう、寅さんは最後はフラれなくてはならないのだ。
『人生の苦み』
 これを噛みしめるのが、おっさんのドラマ!

 最後は黒木華さん。
 この人、本当にいろいろな役を演じられる女優さんだ。
 今作のカモメは基本、明るくて前向きな女の子。
「エイエイオー!」と手を突き上げて渋井を励ます。
 でも心の奥底ではいろいろな感情や思いを抱えていそう。
 そんな複雑な女の子を魅力的に演じている。
 今作ではじめて黒木華さんを可愛いと思った!←失礼・笑

 さて次回は最終回。
 ふたりはどんな別れ方をするのか。

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トクサツガガガ 最終話 ~人と人は『好きなもの』で繋がれる! 吉田さん、北代さん、みやびさん、任侠さん、ダミアン、そしてお母ちゃんとも!

2019年03月02日 | その他ドラマ
『好きなもの』で人と人は繋がれる。
 仲村叶(小芝風花)と吉田さん(倉科カナ)がそうだった。
 同じ特オタ。
 特撮の話で盛り上がれる。
 いっしょに楽しい時間を過ごして『友だち』になれた。
 ダミアン(寺田心)とも年齢を超えて繋がっている。

 北代さん(木南晴夏)、みやびさん(吉田美佳子)、任侠さん(竹内まなぶ)とも繋がれた。
 ドルオタ。
 アニオタ。
 ジャンルは違うけれど、『何かをひたむきに好きだ』という点で、叶と共通点があり、理解し合えた。
 北代さんの毒舌、いいなあ。北代さんに怒られたいw
 みやびさんはカラオケの完コピライブで、うちわとサイリュームで応援することを要求!←同じドルオタとしてわかるよ~!
 任侠さんはあんないかつい顔なのに心はナイーブでやさしい。任侠さんの店は叶が一番リラックスできる場所。

 では、お母ちゃん(松下由樹)とは?
 可愛いウサギのぬいぐるみ。
 叶は『お母ちゃんが好きなもの』で繋がろうとしている。
『何かを好きだ』という思いで、理解し合えると思っている。

 素敵なラストでしたね。
 お母ちゃんが「ありがとう」と言って見せた笑顔が最高だった。
 多くを語らなくても、今後ふたりが『好きなもの』を語り合い、理解し合っていくことがわかる。
 その前のおもちゃ屋のシーンの
「好きなものを否定され続ける思いをお母ちゃんに感じさせていたんだ」
 という叶の気づきも素晴らしい。
 叶は自分もお母ちゃんを傷つけていたことに気づいた。

 人と人が理解し合うのって本当に難しい。
 会社の同僚たちは叶が特オタであることを知らない。
 特オタで距離が一番近い吉田さんでさえ、彼氏のことで誤解があったし、『友だち』と認め合うのに恥ずかしさがあったし、さまざまなことですれ違う。
 任侠さんに対してもあの容姿で、最初、叶は敬遠していた。
 そんな中、人と人が繋がるのに一番有効な手段が『好きなもの』!
 日本のアニメは世界で評価されているけど、アニメが国境や人種を越えて、人と人とを繋いでいる。
 K-POPやアイドルも国境を越えている。

 人と人を繋ぐ『好きなもの』。
 また見つけていない人は「自分が何が好きなのか」を考えてみたらどうでしょう?
 好きなものを持っている人は、同じものを好きな人を探してみたい。
 他人に対しては「あの人は何が好きなのか」を考えてみようかな。

 ………………

 芸能界ではこんな人が『トクサツガガガ』の最終回に反応。

 ドランクドラゴン塚地さん。
『こんなに感情移入するドラマは初めてやったなぁ〜。自分のことでしかないというか…笑
 誰に何と言われようと好きな気持ちはなくならいもんなぁ〜。
 これからも自信を持って #特撮、#ももクロ や #スタダアイドル、#KーPOP
 #マンガ、#アニメ を見続けよう!』

 塚地さん、ももクロ好きは知ってたけど、スタダアイドルも好きなのか。
 僕と同じ!
 ハッシュタグっていうのは、人と人を繋ぐ手段なんだなあ。


 最後は僕の好きなシーンでプレイバック!
 お笑いシーンばかりですけど。

 

 

 


※追記
 ツィッターで、『お母ちゃんはウサギのぬいぐるみやピンクの服が好きで欲しかったんだけど、年齢のせいでそれを否定して叶に押しつけていた』という分析をしてる人がいた!
 なるほど!


※関連記事
 最終回の『トクサツガガガ』 小芝風花のインスタに「ガガガロス」嘆くファン殺到(クランクイン)

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トクサツガガガ 第6話~叶とお母ちゃんがついに激突! 『ラブキュート』の名言もさく裂! 「泣き虫だけど、弱虫じゃないわ!」

2019年02月23日 | その他ドラマ
 エンディングの特撮シーン、力が入ってたな。
 シシレオーとゲンカ将軍が剣を交えて火花を散らす!

 一方、現実の世界でも、仲村叶(小芝風花)とお母ちゃん(松下由樹)がついに激突!
 ネタバレになるので詳しく書かないが、まさかここまでやって来るとは!
 この作品は基本コメディなので適度にぶつかり合って、何となく理解し合って、無難にまとめて来ると思ってた。

 まあ、お母ちゃんの主張もわかる。
 お母ちゃんは女手ひとつで叶たちを育ててきた苦労人で現実の厳しさを知っている。
「こんなロクでもないこと!」
「こんなもの大事にして何になるのよ!」
 基本オタクの行為は現実で何の役にも立たないことですからね。
 現実主義者のおかあちゃんにとって理解できないことだし、もっと他のことにエネルギーを使ってほしいと思うのも無理はない。
「30過ぎたらもらい手がなくなるのよ」
 というのもリアルで、特オタをやめようとしていた吉田さん(倉科カナ)あたりの意見を聞きたい所だ。

 でも、叶にとって『特撮』はアイデンティティなんですよね。
 これを失くしてしまったら自分が自分でなくなる。
 現実の困難にぶち当たって叶はしばしばエマージェイソンやシシレオーに意見を求めるけど、叶にとって特撮ヒーローは心の拠り所。
 そして、吉田さん、北代さん(木南晴夏)、みやびさん(吉田美佳子)たちとのかけがえのない思い出もできた。

 お母ちゃんの言う『現実の厳しさ』や『未来の不安』もわかるけど、大切なのは、今、自分が心から楽しいと思えることをやることじゃないかなあ。
 叶の兄ちゃん(渡部豪太)が言っていた「お母ちゃんは自分のできなかった人生を娘に与えようとしている」というのは、価値観の押しつけでエゴだしね。

 

 前半と中盤はギャグと名言がいっぱい。

「吠えてもらっていいですか?」w
「あとは変身してくれたら完ぺきなんだけど」w
「泣き虫だけど、弱虫じゃないわ!」←『ラブキュート』見てみてたいっ!w
「全然わからないけど、繁殖期に大量発生する赤ガニかと思ったわ」←北代さ~んw
「オタクの私には彼氏とか結婚もすべてファンタジーの世界ですから」w
「兄ちゃんの作戦」「割烹次ろう ジャンル #高級」w


 さて次回は最終回。
 吉田さんの件といい、第4話の残業の時のせりふといい、すべてが上手く絡み合った構成だなあ。
 お母ちゃんとの亀裂はすこしずつ埋めていく形になるのかな?


※関連サイト
 第6回 #トクサツガガガ 視聴者の心臓が痛くなる(togetter)

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トクサツガガガ 第5話~これがオタクの遊び方だ! 特撮ジオラマを撮るために穴を掘り、徹底的にこだわりまくる! ビーチバレーで「てへっ、てへぺろっ!」ではない!

2019年02月17日 | その他ドラマ
 オタクがイメージする『リアルの海の過ごし方』はこうだ。

 ビーチバレーで仲村叶(小芝風花)がサーブ。
叶「いくよ~!」
 ボールがおかしな方向に飛んでいくと、イケメンふたりがやって来て、
イケメン1「かのちゃん、どこ飛ばしてんだよ。おっちょこちょいなんだから~」
イケメン2「かのちゃんったら、こいつ~」
叶「てへっ! てへぺろっ!」

 

 小芝風花さんの今後の女優人生が心配だ(笑)
 SNSはgagagastagramで、投稿者はkano_tan(笑)

 オタクに海は似合わない。
 しかし、面白くなってハマると徹底的に凝る。
 特撮ヒーローのジオラマを撮るために、砂浜に人が屈んで入れる穴を掘り、フィギュアを立て、霧吹きでリアリティを出し、遠近法を利用してカメラを連写する。
 その結果、完成したのが、この写真だ。

 

 見たか、これがオタクの力だ! オタクの遊び方だ!
 こうやって、こだわりまくるオタクたちがサブカルチャーをつくってきた。
 このこだわり、勉強ばかりしてきた霞ヶ関の官僚にはわからないだろうな。
 サブカルチャーは成長戦略? 金儲けの手段?
 オタクは楽しいからやってるだけで、基本無償だ。
 だからクールジャパンが失敗する。
 文化庁はスクショを禁止する法案を出すらしいけど、そんなことをしたら文化は死ぬよ。

 頭の堅い保守政治家もな。
 男は男らしく、女は女らしく?
 叶のお母ちゃん(松下由樹)のように、男の子は黒のランドセル、女の子は赤のランドセルにしようとする。
 これって画一的で楽しくない社会だ。
 ……………

 自分が面白いと思うものを広めたいと思うのもオタクの特性ですね。

 ファストフードで女の子が『ジュウショウワン』に興味を示したのを目撃すると、叶は、
「おお~、幼女さん、さてはシシレオーが気に入ったな~」←幼女さんw
「また『ジュウショウワン』の布教に貢献してしまった」w
「『ジュウショウワン』は毎週日曜、朝7時半にやっているから」w

 ちなみに
 ドラマ『トクサツガガガ』はNHKで毎週金曜よる10時~
 再放送は火曜日25時30分~やってます!

 今回のエピソードは、叶、吉田さん(倉科カナ)、北代さん(木南晴夏)、みやびさん(吉田美佳子)の海での休日の物語だった。
 個性の違う4人が力を合わせてひとつのものをつくりあげていく楽しさ!
 そこに生まれる絆!
 しかし、楽しい時間は永遠ではない。
 祭りはいつか終わる。
 ひとりになれば、それぞれが抱えているリアルと戦わなければならない。
 だからこそ、今回のような時間が貴重なのだ。

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トクサツガガガ 第4話~ドルオタ、特オタ、アニオタが夢の競演! 今回はすべてがぶっ飛びすぎててアナーキー!ww

2019年02月09日 | その他ドラマ
『トクサツガガガ』がツイッターでトレンド1位に!
 裏で放送されていた『ラ・ラ・ランド』を凌駕した!
 ガガガとラララって(笑)

 確かに今回はぶっ飛びすぎてたからなあ。

『ドルオタガガガ』w
『トクサツガガガ』w
『アニオタガガガ』w

 ラストの10分では、仲村叶(小芝風花)、吉田さん(倉科カナ)、北代さん(木南晴夏)ら登場人物たちが、アイドルソング、特撮ソング、アニメソングを歌い、踊りまくるw

 

 僕たちは何を見せられてるんだろうw
 ドルオタ、特オタ、アニオタが集結して繰り広げられる夢のミュージカル!
 これなら『ラ・ラ・ランド』にも勝てるよね。

 ドルオタ・北代さんと特オタ・叶が仲良くなるまでには紆余曲折があったんだけど、以下のことですべてが解決した。

叶・吉田「カラオケであとふたりほしいーーー!」
北代「ふたりきりで会いたくなーーーい!」
叶・吉田・北代「合体! 利害一致! ツゴーアウジャン!」

 何のことかわからない人は火曜日深夜の再放送を見てみよう!
 ………………

 こんなこともあった。
 会社のイベントで配布するパンフレットに間違いがあって、仲村叶は遅くまで残業することに。
 しかし、叶は家で特撮ドラマを見たい。
「今日はズタボロの心を『ジュウショウワン』に癒やしてもらおうと決めてたのに!」
「つーか、録画消化しておかないとハードディスクがやばい!」←オタクあるある。
 なので仲村叶は妄想モードに入って、

 

『帰りたいのナカムラ』ww
 未見の人には何が面白いかわからないと思いますが、『風の谷のナウシカ』に掛けてるんですねw
 確かに音(おん)は似てるけど、結構苦しいw

 つーか、今回はすべてがぶっ飛びすぎててアナーキー!
 北代さんはカラオケでアイドルの伝説のライブを完コピするしメチャクチャ過ぎる!
 NHKがよくこんな作品をつくったな。

 名言は北代さんのこの言葉。
「やめようと思ってドルオタやめられるんなら、とっくにやめてるわよ」←わかるわ~。

 というわけで、今回も楽しい45分でした!
『帰りたいのナカムラ』が頭から離れない……!(笑)


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