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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

歴史修正がひどすぎる!~「ひめゆり塔の悲劇はなかった」「日本人は単一民族である」

2025年05月09日 | 事件・出来事
 自民党の西田昌司参院議員の「ひめゆりの塔」をめぐる発言。
 沖縄タイムズに拠ると概略はこうだ。

・戦後の教育は間違っている。
・何十年か前にひめゆりの塔を訪れ説明を読んだが、「日本軍が入ってきてひめゆり(学徒)隊が死んだ。米国が入ってきて沖縄が解放された」との文脈で書かれていた。
・沖縄の地上戦の解釈はかなりむちゃくちゃな教育になっている。
・これでは旧日本軍の兵隊が浮かばれない。
・自分たちが納得できる歴史をつくらないといけない。

 自民党の凋落で、最近こういうネトウヨ的発言が少なくなって来たな、と思っていたら、こういう発言が出て来た。

 この発言の根拠について記者に問われると、西田氏は──
 塔の近くの洞窟のようなところがあって「一つ一つは覚えていないが、その時に明確に違和感のある印象を受けた」と返答。笑
 要は西田氏の感覚ってこと?
 一方、「ひめゆりの塔」の資料館の展示は「体験者の話」がベース。

 西田氏がこのような発言をした背景にはリップサービスがあるのだろう。
 何しろこの発言がなされた憲法シンポジウムを主催したのが、
「神道政治連盟」と「日本会議」
 要するに西田氏は彼らにとって耳に心地いい話をしたかったのだろう。

 やれやれ。
 どうして現実を直視できないんだろう。
 現実を直視する所からすべては始まるし、戦後日本はここから始まったのに。
 ただ、こうして始まった戦後日本を否定したいのが「神道政治連盟」と「日本会議」だ。
 彼らは戦前回帰の亡霊だね。
 ………………………………………

 過激な発言で保守系のインフルエンサーになっている橋本琴絵氏は自信のXでこんな発言。

『日本人は渡来人で中国人や朝鮮人の混血民族という言説が先週話題になった。
 結論から言うと、これは今から50年以上前、遺伝学が未発達な時代に信じられた「騎馬民族征服王朝説」という。
 日本に中国朝鮮から征服者が来て天皇になったという「信仰」に由来する。
 いやいや、日本は単一民族だ!』

『稲の遺伝子を解析したら、日本と朝鮮は全く無関係だった。
 渡来人は一部、墨の製法など日本に役立つことをもたらしたことはあっても、
 基本的には現代の移民と同じで、祖国で食い扶持を失って漂流してきたのだからな。
 学もなく、金もなく、何にも無い人々だった。
 それを日本社会が福祉で受け入れたわけだ。
 なので、墓に埋葬されるのではなく、野垂れ死にして、たまたま骨が残ったものを解析すると、「渡来人」なわけだ。
 現代でも、ワシは注意深く、「日本人」か「渡来人」かを観察する癖がついている。
 日本人は単一民族である!
 あとから渡来人(移民)が来ただけ!
 この科学的事実をしっかり覚えて騙されないようにしよう!』

 これには反論する人がたくさん出て来るだろうと思ってリプ欄を見ていたら賛同する人が多数。
 先程の西田昌司氏の「ひめゆりの塔」発言といい、一部の人にはこれらの発言が耳に心地いいんだろうな。
 そして、これをメシのタネにする人がいる。

 当方は、こういう勢力が多数派になることは気持ち悪いので意見を言っていきたい。


※橋本琴絵氏のXはこちら
 いやいや、日本は単一民族だ!
 結局、従来の一般的な学説を自分に都合良く解釈しているだけなのだが。

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大阪万博にワクワクする未来を感じないのだが……

2025年05月02日 | 事件・出来事
 大阪万博。
 行っていないのでイメージで語っているという前提で聞いてほしいのですが、
「未来」を感じないんですよね。

・売りだった「空飛ぶ車」は見た目ドローン。
 お客を乗せての飛行は中止でデモ飛行のみ。
 先日は部品がはずれて緊急着陸。

・デジタル社会ということで入場はQRコード決済、会場ではキャッシュレス。
 しかし通信設備が不十分で初日の入場は大混乱。
 情けない……。
 つーか、デジタル化は別に目新しいことではなくてライブなどではフツーにやっている。

・火星の石
 火星から持って来た石ではなくて、南極でたまたま見つけたもの(日本館)。
 挙げ句の果てに月の石が再登場(アメリカ館)。

・人間洗濯機
 70年の万博でも披露されたが、それのヴァージョンアップ版。
 55年間の成果がこれなのか?

 というわけで、あまりワクワクする未来を感じないんですよね。
 その他、聞こえて来るのは──
「トイレが詰まった」(夢洲は下水がないから汲み取り式)とか、入口と出口が別々のお洒落トイレがあって中の人が出たのかわからなくて待ってる人が激怒とか、ジェンダーフリーの男女共用トイレで女性が困惑しているとか、子供用トイレが個室になっていないとか、トイレの話題ばかり!笑

 未来を感じないことの象徴が実物大ガンダムだ。
 言うまでもなくあれはアニメの架空のもの。
 つまり未来っぽいただの造形物。
 実質を伴っていない未来。
 あれが「インチキ未来万博」を物語っている気がする。

 未来をあまり感じない現実に「未来の日本は大丈夫か?」と逆に心配になってしまう。


※追記
 批判ばかりしていても良くないので「未来」を感じる部分も見てみよう。

・ゴミが微生物で水へ変わる!(日本館)
・藻類とカーボンリサイクルで素材が生まれる!(日本館)
・リボーン体験(ヘルスケア館)
 カラダ測定スポットで心血管や筋骨格、髪、肌、視覚、脳、歯の健康データを測定し、体の状況を把握できる!
 この健康データをもとに25年後の自分のアバターを見ることができる!
・iPS細胞由来の心筋シート!
 動く心臓ってやつか。
・ケア環境にやさしい繊維・拡張スーツ
・目の健康をチェックするディバイス
・宇宙シャワー

 ヘルスケア館の展示物は伊藤計劃さんのSF小説『ハーモニー』の世界か?
 ヘルスケア館だけは面白そうなのだが、それは万博でなくてもよかった。
 ヘルスケア館単体でOK。
 閉幕後、ヘルスケア館だけは残してほしい。

※追記
 世界各国の文化を知るという点では万博の意義があるかもしれない。
 個人的にはイタリア館のレオナルド・ダ・ヴィンチの直筆設計図を見てみたい。

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トランプ関税発動!~戦後の世界秩序を壊していくトランプ氏! 日本も考え直す時が来た?

2025年04月04日 | 事件・出来事
 トランプ関税発動!
 日本24% 中国54% 韓国25% ベトナム46% インド26% カンボジア49%、台湾32% 
 ベトナム46% タイ36% コロンビア49% 南ア30% EU20%……。

 この数字はどうやって算出されたのか?
 報道19:30(TBS・BS)に拠ると──
『貿易赤字額÷輸入額×1/2』
 らしい。

 何とまあ、おおざっぱな計算!
 世の中、もっと入り組んでいて複雑だろう。
 たとえば『アメリカに対する投資額』『アメリカ人の雇用数』などの要素が考慮されていい。
 考慮されれば数字は変わって来る。
 輸入品だってさまざまだ。
 自動車の部品もあれば、半導体もある。農作物もある。
 これらに関税がかかれば困るのはアメリカ。

 関税発動に関するトランプ氏の意図はこうだ。
①関税で得た収益で減税するぜ!
②他国の企業はアメリカに工場を作らざるを得なくなって、アメリカ人の雇用が増えるぜ!
③天然ガスを掘りまくるから燃料費は安くなる。安心しろ!

 でも関税発動によるマイナスはあまり考えていない様子。
①アメリカ国内の物価が上がる。インフレの加速。
 トランプ氏は「関税分を価格に転化するな」と言っているが、果たして?
②工場を移転するには3年~5年かかる。
③アメリカの人件費は高いから関税を払った方がマシと考える企業も。
 ※アメリカの人件費はメキシコの5倍。
 ……………………………………………………

 さあ、どうする、どうなるアメリカ経済?
 どうする、どうなる世界経済?

 以前も書いたが、自由経済、グローバル化の波は抑えられないと思うんだけどなぁ。

 たとえばアメリカの牛肉。
 メキシコで子牛をつくり、アメリカで子牛を育て、カナダで精肉してアメリカに戻す。
 ということをしているらしい。
 つまり牛肉にはメキシコとカナダの関税がかかることになる。

 こんなふうに世界は繋がっている。
 いわゆるサプライチェーンってやつだ。

 過去、アメリカのハル国務長官(1933~44)はこんなことを語っていた。
「自由貿易は平和をもたらし、高関税や貿易障壁、不公正な経済競争は戦争をもたらす」

 確かに。
 あの国と戦争したら「部品が来なくなるぞ」「小麦が来なくなるぞ」となったら、
 おいそれと戦争できない。

 戦後の世界秩序は、紆余曲折はあったが、ハル国務長官の語った「自由貿易の方向」で進んで行き、
 アメリカはそのリーダーであったはずだが、トランプ氏は逆に向かっている。

 というわけで、日本は韓国・中国と「東アジア共同体」をつくったらいいと思うんだけどなぁ。
 これができたらアメリカ、EUをはるかに越える経済圏ができる。
 東アジアの安定にも繋がる。

 実際、グローバルサウスの発言力は増しているし、
 EU、ASEANといった経済圏も機能している。

 どなたかが言っていたが、現在の日本はアメリカ一辺倒。
 アメリカ以外の選択肢・プランBを考えておいた方がいい。

 こういう構想力をもった政治家は現われないのかね?

 …………………………………………………

 以下はネットの反応。

・マジで部分的に中国と手を組んでもいいと思う

・アメリカ国民の半分はトランプの大統領就任を強烈に反対していたのに
 こいつの無能に巻き込まれているww

・これマジで中国が味方でアメリカが敵じゃね?
 中国が日本に対して何かした事一度もないし

・アメリカがTTPから抜けてくれてホント良かった
 今こそTTPに全力でシフトしようぜ

・まさか打倒アメリカで世界がひとつになる時が来ようとは

・狂乱物価でパニックになるのは米国民w

・報復にアメリカ産の米とバターとチーズの関税をゼロにすべき

・諸刃の剣だからねぇ
 特定の国にだけやるから自国が耐えられてかつ相手にダメージ与えられるのに全方位だと厳しいよなぁ

コメント (6)
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世界がアメリカを見限る時がやって来た~グローバル化は世界の潮流で逆らえないと思うんだけどなぁ

2025年03月05日 | 事件・出来事
・トランプとゼレンスキー大統領の首脳会談決裂。
 これでわかったことは、アメリカはいつでもハシゴを外すってこと。
 まあ3年間続く戦争での厭戦感はわかるよ。
 これ以上、お金も出したくないだろう。
 でもロシア有利に停戦したら「力に拠る現状変更」を認めることになる。
 ここが答えの出ない所だが、わかったことは、
 トランプ政権下では、アメリカはいつでもハシゴをはずすってこと。
 仮に有事になった時、日米安保条約はどう機能するのか?

・カナダ、メキシコに25%の関税。
 中国には20%。
 カナダ、中国は報復関税を表明。
 これってアメリカにとっていいことなのかね?
 結果、アメリカの物価が高くなる。
 報復関税をかけられてアメリカの製品は売れなくなる。
 関税をかけられた国々はTPPとかの無関税のグループでやっていこう、という話になる。

・USAIDが解体されて海外支援事業がストップ。
 アフリカではエイズ対応に関わっていたUSAID職員が解雇されて、
 エイズで亡くなる方が激増するという。
 アメリカがやめたことで中国が支援事業がどんどん入って来る。
 当然、世界は中国寄りになる。
 アメリカはこれでいいのかね?
 GDP1位の国の果たすべき役割とは何なのだろう?

・CIA、FBI、NSAなどの情報機関、捜査機関の職員に早期退職をうながす。
 これでアメリカの安全保障はズタズタ。
 サイバー攻撃されまくり。
 これでいいのかね?

 というわけで
 戦後、アメリカが築いてきた世界秩序はトランプの暴走で一気に壊れてしまった。
 パックスアメリカーナ(アメリカによる平和)は失われてしまった。
 それは世界のリーダーの地位を捨てることでもある。
 どこがMAGA(メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン)なのか?

 世界がアメリカを見限る日は近い?
 トランプのやっていることは『反グローバリズム』なんだけど、
 グローバリズムの潮流は逆らえないと思うんだけどなぁ。

※追記
 ここからは陰謀論の領域になるが、トランプはロシアのスパイらしい。
 会社が倒産しかけた時、ロシアのオリガルヒ(=新興財閥)に援助してもらって
 トランプはロシアに頭が上がらないのだ。
 まあ、トランプとプーチンの急接近を考えると、そう言えなくはないけど。
 サウジアラビアでの停戦会議ではオリガルヒのメンバーが参加していたらしいし。

 ちなみに日本のトランプの熱烈支持者は世界はDS(ディープステート)に支配されていて
 トランプは彼らと戦っている偉大な人物らしい。
 彼らが言うには、CIAもFBIもUSAIDもディープステートに支配されている。
 ヨーロッパの西側諸国も日本のマスコミもすべてディープステートに毒されている。笑
 こういうバカにはなりたくない。

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アメリカ・ウクライナの交渉決裂~力に拠る現状変更が許される時代に?

2025年03月01日 | 事件・出来事
 アメリカ・ウクライナの交渉決裂……。
 トランプ氏は、〝ロシア寄りの調停〟をしているアメリカを批判したゼレンスキー大統領に対し、
「無礼だ」「もっと感謝すべきだ」
「今あなたにはカードがない」
「第三次世界大戦を引き起こしかねない賭けをしている」

 今回の会談の目的はウクライナに眠るレアアースのアメリカとの共同開発。
 共同開発をすれば、それはアメリカの利権であり、アメリカ人も働くので
 アメリカはウクライナへの軍事支援をするというもの。
 結果、アメリカがバックにいるのでロシアは安易に侵攻できない。
 トランプ氏らしいディールだ。

 ゼレンスキー大統領は安全保障と引き換えに、共同開発に同意した。
 ところが実際に会って話してみると、トランプ氏の関心はレアアースだけの様子。
 停戦に関してはロシア寄り。
 ゼレンスキー大統領が「ロシアの非道」を話すとトランプ氏は不快な顔をした。
 2014年のロシアのクリミア侵攻の時、アメリカが黙認したことを話すと、
「アメリカを侮辱するのか」と言い出した。
 ウクライナに寄り添っていないアメリカの姿勢にゼレンスキーの不信感募り、両者は言い合いに。
 結果、交渉は決裂……。
 ……………………………………

 もう少し冷静な議論があってもよかったと思うが、交渉決裂の根底にあるのは──
「終戦の条件」が十分に示されていなかったことだろう。

 ゼレンスキー氏は
「アメリカはロシア寄り」
「ロシアのクリミア侵攻も容認した」
「ということは今回も? 現在の奪われた領土のまま終戦しようとしている」
 と考えた。
 ゼレンスキー氏はこれを到底容認できない。

 一方、トランプ氏にしてみれば「せっかく調停してやっているのに何という態度だ」ということだろう。

 …………………………………………

『力に拠る現状変更は許されない』

 これがこれまでの世界の一般的なルールだった。
 ところが今回のアメリカの大統領は違っていた。

 一応、トランプ氏の主張を良いように解釈すると──
・このまま戦争を続けていてもウクライナは消耗するだけで利益はない。
・それよりは戦争をやめて経済に特化したした方がウクライナの利益になる。
・アメリカもこれ以上、ウクライナのために支援できない。アメリカにとって何の得にもならない。
・このまま続けば欧州を巻き込み、中国も関わって第三次世界大戦になる。
 トランプ氏は理念や理想などが関係ない現実主義者・実利主義者なのだ。

 一方、ゼレンスキー大統領にしてみれば、
・ここで奪われた国土を取り戻せなければ、いままでの戦いが無になる。戦死者が浮かばれない。
・何よりも『力に拠る現状変更は許されない』という世界の共通認識が失われる。

 まあ、トランプ氏の主張もわからなくはない。
 ウクライナ国民だけでなく誰もが戦争終結を望んでいる。
 領土より命、戦争より平和な暮らし。
『損して得を取れ』ではないが、戦争より何かを生み出す経済に特化した方がいい気もする。
 あるいは第三次世界大戦の懸念。
 現に欧州各国はゼレンスキー支持を表明し、欧州軍という話も出て来ているようだし。

 一方、これで決着がついてしまったら、
 力に拠る現状変更は許され、世界は「取った者勝ち」の無秩序状態になる。
 中国は台湾を、イスラエルはガザを。
 北朝鮮は核を見せつけ、ロシアの支援を受けて韓国を?
 日本だって北海道をロシアに取られるかもしれない。

 さて、世界はいよいよ混沌としてきた。
 どちらに行っても最終的な帰結は、核による『リセット』ですかね?
 アインシュタインが語ったように「第四次世界大戦は石の投げ合い」になる?

 人間の意識はこの5000年間何も変わっていない。
 同じ理由ようなで争い、戦争を繰り返す。
 行き違いや感情で争い、憎み合う。
 意識はぜんぜん変わっていないのに、科学技術だけは発達して
 地球上の生物全体を消滅させる力を持ってしまった……。

 僕たちは無意識下で深い諦めと静かな絶望を抱いている。


※追記
 この件に対する右派と左派の解釈が逆なのが面白い。

 某右派
『ゼレンスキーとトランプでは役者が違いすぎましたね。
 助けてもらう立場でマウンティングをかけようとして、軽くはらわれた形、
 映像を見たアメリカ人はウクライナへの支援を拒絶するでしょう。
 何故アメリカ人の金でウクライナを救わなければいけないのか?』

 某左派
『レアメタル植民地思想を世界にさらしたトランプ。
 ウクライナ国民を代表しゼレンスキーは誇りを貫いた。
 感謝するゼレンスキーに「失礼」「感謝しろ」と攻撃。
 第三次世界大戦に突き進むトランプ。日本も欧州各国と支援しよう』

『昔からいざ知らず、今の“愛国的”日本人は「生意気な小国の大統領をこらしめるトランプ様」に喝采するのでしょうね』

 僕はやはり左派だな。
 ただし終戦はしてほしいのだけれど……。

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立憲民主党、3兆8000億の予算削減を誇っているけれど……。有頂天になるのは控えた方が……

2025年02月16日 | 事件・出来事
 立憲民主党が予算・基金を見直して、財源・約3兆8000億円を確保。
 これを物価高対策に当てる法案を提出した。

 

 立憲民主党、やっと具体的な経済政策を出したな。
 実現して国民生活を助けてほしい。

 でもね、これ、批判が出て来ると思うよ。

 たとえば──
「物価高対策で経済成長じゃないのかい!」
「これじゃ一時的なカンフル剤にしかならない」
「やらないよりはやった方がいいけど、これでどれくらい助かるの?」
「この国の経済を生き返らせるには大量の輸血が必要。もっと市場にお金を投入しろ」
「あくまで予算のやりくり。国債発行(=積極財政)には否定的な所が立憲の限界」

 机の上で政策をひねくり出す所が「真面目な立憲民主党」らしい。
 データや統計を重視するのは大切なことなんですけどね。
 でも時には大胆な政策提言が必要。
 これが政治家の役割だ。
 現在、立憲の議員さんは成果をXなどに挙げて有頂天になっているが、控えた方がいい。
「立憲やるじゃん」にはならなくて、必ず上記のような批判が出て来るから。

 これでさらに怖いのが、
 この予算修正案と引き換えに、現在、審議中の予算案に賛成してしまうこと。
 結果、国民民主党の「年収の壁・178万円UP」も吹き飛んでしまうし、
 維新の「高校完全無償化」も吹き飛んでしまう。

 この結果、出て来るのが、「立憲許すまじ」の立憲批判。
 だから立憲さん、これと引き換えに予算に賛成してはいけません。

 もし、これで来年度予算に賛成したら僕は立憲を見限るわ。
 さすがに世間がわかっていない。
 やはりインテリ集団・お貴族様の政党だと考えてしまう。

 それにしても、
 どうして「消費税5%」あるいは「食品消費税0%」を言い出せないのかな?

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USAID問題で陰謀論が炸裂!~反共組織が「左翼の資金源」になってしまった……

2025年02月12日 | 事件・出来事
 トランプ大統領とイーロン・マスク氏の「USAID」閉鎖が話題になっている。
 USAIDとは、その名のとおり、世界各地で人道支援などを行うアメリカ連邦政府の独立機関だ。
 設立は1961年。
 飢餓に苦しむ国々への食料提供から人権保護、教育支援など100カ国以上で活動している。

 これに対し、トランプ大統領は海外援助や開発支援は無駄だと主張。
「政府効率化省(DOGE)」のトップ、イーロン・マスク氏はUSAIDを「腐敗したウジ虫の塊」と
 呼び、同庁を閉鎖しようとしている。
 ………………………………………………

 以上がUSAID封鎖のあらましだが、ここからさまざまな憶測・陰謀論が始まる。

①1961年 ジョン・F・ケネディ大統領が「対外援助法」に署名し、USAIDが正式に設立←正しい。

②支援することにより、各国が自立して成長できるようになり、世界の安定に繋がる←正しい。
 それがアメリカの国益にも繋がる←正しい。

③1950年~60年に高まった共産主義への抑制としても機能←おそらく正しい。
 援助の目的は──
 アメリカを中心とする自由と民主主義の陣営をつくることができる。
 逆に支援しなければ、世界は赤化される。
 統一教会なんかもこの一貫だったんだろうな。

④世界の共産主義化を防ぐという目的からUSAIDをCIAが牛耳ることに←どうなのかな?

⑤CIAが世界でおこなったクーデター作戦でUSIADの予算が使われた←いよいよ陰謀論に?

⑥USAIDは飢餓支援などの本来の目的とは違う予算を使うようになった←イーロン・マスク氏の主張。

⑦その資金の提供先は──
 ウクライナアゾフ大隊、英BBC放送局、WEF世界経済フォーラム(ダボス会議)、
 NTT DATA、ビル・ゲイツ、GAVI(世界ワクチン予防接種同盟)、ロックフェラー財団
 武漢研究所、ファイザー製薬
        ↑
 もし事実だとしたらメチャクチャだな。笑

⑧USAIDの資金は日本のマスコミにも流れている←本当かな?
 
⑨USAIDに日本のマスコミは操られている←本当かな?

⑩岸田元首相もUSAIDに資金提供したから、USAIDの手先←どうして手先という結論になるのかな?

⑪USAIDの飢餓など命に関わる活動→約5%
 左翼、ジェンダー、共産主義者への支援→約95%
         ↑
 どうして左翼の支援になるんだよー!wwwww
 USAIDって、アメリカのため、反共のために作られた組織じゃないのかよーーー!?wwwww

 というわけで、
 トランプの「アメリカ第一主義(=他国のためにお金を使わない)」が「左翼の資金源」になってしまった……。
 認知の歪みがはなはだしい。

 これからは、こうした陰謀論がどんどん出て来るだろう。
 知性の劣化。
 これで盛り上がっているのは一部の人だと思うが、わが国の未来は大丈夫か?
 
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日米首脳会談、顔合わせとしては成功か?~この結果に麻生太郎は面白くない?

2025年02月09日 | 事件・出来事
 石破首相とトランプ大統領の日米首脳会談、顔合わせとしては成功という所か。
 安倍信者や高市早苗を推す陣営は発狂しているようだが。笑

 石破首相、まずはトランプ氏が一番喜ぶことを表明した。
 企業による対米投資を1兆ドル(150兆円)規模に引き上げ。
 今までは120兆円だったようだが、引き上げた分を「天然ガス」や「AI」に投資するのなら
 有効であろう。

 課題のUSスティール買収についてもトランプ氏の意向を受けて、買収から投資の方向性へ。

 そしてヨイショ。
「対面でお話しするのは初めてだが、ずっとテレビで見ていた人を間近で見る感動は格別」
「テレビで見ると声高で、かなり個性強烈。恐ろしい方という印象がなかったわけではない」
「実際お目にかかると、本当に誠実。合衆国と世界への強い使命感を持たれた方と、まったくお世辞抜きで感じた」

 トランプ氏銃撃事件の時の写真については──
「拳を天に突き上げた写真が非常に印象的だった。背後には星条旗、青い空、歴史に残る一枚だ」
「大統領は、神様から選ばれたと確信したに違いないと思った」

 これを「日本の恥」という勿れ。
 これが対トランプ外交の定石なのだ。
 同じことを安倍晋三氏もやっていた。
 仮に高市早苗氏が首相だったとしても同じことをしていたのではないか。

 トランプ大統領もこれを受けて石破首相をヨイショ。
 会談前に撮ったツーショット写真を見せて──
「この写真、みなさんにもお見せしたい。石破総理ほど、私はハンサムではないが」
 会談の記者会見の時には──
「日本はすばらしい国。誇り高く強い国で、世界の歴史の中で偉大な文明を築いてきた。
 80年近く、日米は友情関係を維持してきた。歴史と文化、お互いに対する尊敬心で結びつている」
「この会合の後も、両国の関係やその他の関係についても、これからも未来において、繁栄を見ることができると思う」

 まあ、後半の発言は事前に用意した作文だとは思うが……。
 顔合わせとしては成功だったと思う。
 ……………………………………………………………

 ただ、本質的な問題については両者とも踏み込まなかった。
・関税引き上げ問題
・防衛費UP問題

 防衛費に関して、日本側はGDPの3%を求められるのではないかとヒヤヒヤしていたらしい。

 関税引き上げについては、石破首相が上手く交わした。
 記者に「アメリカが関税引き上げをして来たら日本は報復措置をとるのか?」と聞かれて、
「“仮定の質問にはお答えいたしかねます”というのが、日本の定番の国会答弁でございます」
 と石破首相は回答。
 隣で聞いていたトランプ氏は、驚いた表情を見せ、3度にわたって「ベリー・グッド・アンサー」と答え、会場は笑いに包まれた。

 このような形で終了した日米首脳会談。
 現状では「失点なしの成功」と言えるだろう。

 この結果に麻生太郎は、ぐぬぬっ! という感じか?
 麻生太郎は就任前にトランプ氏と会い、安倍昭恵氏も送り込んだ。
 これで石破茂を追い込んで、高市早苗総理または茂木敏充総理を誕生させるつもりだったのかもしれない。

 だが結果は、岸田文雄・石破茂連合の勝利。
 石破茂氏の後は、林芳正氏を総理に推して来るだろう。


※追記
 そう言えば、森友事件の財務省文書の公開裁判で石破首相は上告しませんでしたね。
 これで財務省文書があきらかにされて、森友事件がクローズアップされれば、
 旧安倍派・麻生派はダメージを受ける。
 前原誠司氏の日本維新の会が協力すれば、石破政権は案外、長く続くかもしれない。

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森友事件、伊藤詩織さん事件~闇に葬られて来た「ブラックボックス」が開きつつある

2025年02月02日 | 事件・出来事
 伊藤詩織さんが自らの性被害を訴えたドキュメンタリー映画『ブラック・ボックス・ダイアリーズ』。
 この作品がアメリカ・アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画部門でノミネートされた。

 伊藤詩織さんの事件。
・性被害に遭った伊藤さんが元TBS記者を告発。
・警視庁は準強姦罪として伊藤氏の被害届を受理。
 元記者を逮捕することになったが、なぜか途中で逮捕は中止に。
・記者は書類送検されたが、2016年東京地検は嫌疑不十分として不起訴処分にした。
 という事件だ。

 伊藤詩織さんはこの逮捕見送りには安倍官邸の意向が働いたと主張している。
 なぜなら元記者は、安倍晋三氏の本を書くなど、安倍氏と親交のあるアベ友だったからだ。
 東京地検の不起訴処分も怪しい。
 なぜなら伊藤さんがホテルに連れ込まれる「監視カメラの映像」や「タクシー運転手の証言」などの証拠があるからだ。
 実際、民事訴訟では伊藤詩織さんが勝利している。

 ドキュメンタリー映画『ブラック・ボックス・ダイアリー』には
 監視カメラの映像をホテルの許可なく無断使用したなどの問題があるようだが、
 これを機会に事件が再度注目され、「安倍官邸の関与の有無」「警察の対応の妥当性」などが検証されてほしい。

 中居正広氏の性加害疑惑、フジテレビの関与疑惑が話題になっている現在だからこそ意味がある。
 ……………………………………………………

 安倍晋三氏絡みの「ブラックボックス」に関しては、もうひとつ画期的な出来事が起こった。

 森友事件。
 文書改ざんに至った経緯の文書の開示を求めた裁判で、大阪高裁は、国側に開示するように命じたのだ。
 国側の「不開示」の主張を認めた一審の判決を180度くつがえした画期的な判決だ。
 訴訟を起こしたのは、文書改ざんを命じられて自ら命を断たれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さん。
 もし国が控訴しなければ、改ざんに至った経緯の文書が開示され、森友事件の全貌が見えて来る。
 ………………………………………………………

 最近、少し風通しがよくなって来たようですね。
 今まで暗闇に葬り去られて来た「ブラックボックス」が開くようになって来た。
 こうなった背景には──
・安倍晋三氏の死去
・自民党の力が弱くなったこと
 なども原因としてあるのだろう。

 既存の大きな権威も揺らいでいて、ジャーニーズ、吉本興業、フジテレビ……。

 失われた30年といわれる日本社会。
 今こそすべての膿を出して、新しく生まれ変わる時だと思う。
 
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フジテレビは舐めてたんだろうな~なあなあにして半年も立てば、みんなが忘れると考えていた。

2025年01月24日 | 事件・出来事
 フジテレビの性接待疑惑。

 フジテレビの港社長としては、
 なあなあで記者会見をおこない、
 なあなあの第三者委員会もどきをつくり、
 なあなあの報告書を半年後くらいに出せば、その頃はみんなが忘れてて、
 なあなあで切り抜けられると考えていたんだろうな。

 ところが外資系の株主があれではダメだとオープンな再度の記者会見を要求し、
 スポンサー約75社がCMの差し替えを要求し、ACジャパンばかりのCMになり、
 キッコーマンは一社提供の『食いしん坊万歳』の放送の見送りを要請、
 シオノギは一社提供の『ミュージックフェア』のスポンサーテロップから名前を外すように要請、
 昨日の社員説明会ではフジテレビの社員が経営陣を糾弾した。

 フジテレビとしてはスポンサーの反応が想定外だったし、一番痛かっただろう。
 何しろ経営に関わる問題だ。
 スポンサーの対応は速かった。
 CM差し替えをした理由は「社会正義」「コンプライアンス」「企業イメージ」「よそもやっているから」とさまざまだろうが、いい傾向だ。

 いい傾向と言えば、社員が批判の声をあげたのも素晴しい。
 報道に拠れば、フジテレビの労働組合員は今までの80人から500人に増えたとか。

 今回の件、外資・スポンサー・社員がなあなあで済まそうとした経営陣を動かした。
 こんなふうにして日本社会の古い体質・意識が変わっていくといいですね。
 中居正広氏、接待をセッティングしたとされるプロデューサーは古い体質・意識の人物だ。
 ジャニー喜多川氏、松本人志氏もそうだ。
 政治の世界でも裏金→選挙支援、あるいはパーティ券購入→見返り、という図式が問題となったが、
 今までの突破できなかった岩盤が壊れつつある。
 ………………………………………

 フジテレビは視聴者を舐めてたんだろうな。
 なあなあにして半年も過ぎれば視聴者は忘れると考えていた。
 中居正広氏と松本人志氏を出しておけば、視聴者は見ると考えていた。
 こんなふうに視聴者を舐めているから面白い番組をつくれない。
 視聴者はとっくにテレビを見放している。
 Netfliexなどの配信ドラマやSNSの動画の方がはるかに面白いことに気づいている。
 芸人さんはテレビを見限りネットで稼ぎ、ミュージシャンはネットから誕生する。
 テレビの低迷が言われる中、突出してフジテレビの数字が悪かったのは、フジテレビの制作陣が視聴者を舐めていたからだろう。

 そして今がチャンス。
 今こそ意識改革をし、安易に走らず、すべてをゼロにして視聴者に向き合えば面白いコンテンツをつくれるはず。
 これをしなければテレビは終わりだ。

コメント (2)
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