平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

半沢直樹のラストのせりふを政治家に聞かせたい!~国民に寄り添い、力になるのがあなた方政治家の務めです

2020年09月30日 | 職業ドラマ
『半沢直樹』最終回。
 半沢(堺雅人)が私腹を肥やす与党幹事長・箕部(柄本明)に言った言葉がこれだ。

「記憶がない? そんな言葉が通用するのは国会だけだ!
 そんなバカな言い訳は一般社会では通用しない!
 ここは記者会見の場です。
 今は国民と向き合って説明してください」


 ほんと、それ。
「記憶がない」
「書類をなくしました」
 が通用するのは、永田町と霞ヶ関だけ。
 民間に比べたら、ゆるい仕事をやってるよな。

 こんなことも言っていた。

「政治家の仕事とは人々がより豊かに、より幸せになるための政策を考えることのはずです。
 今、この国は大きな危機に見舞われています。
 航空業界だけでなく、ありとあらゆる業界が厳しい不況に苦しんでいる。
 それでも人々が今を堪え忍び、苦境にめげずに、必死に歯を食いしばって懸命に日々を生きているんです。
 それはいつかこの国にまた誰もが笑顔になれる未来が来ると信じているからだ。
 そんな国民に寄り添い、支え、力になるのがあなた方政治家の務めです。
 その使命をあなたは忘れ、国民から目を逸らし、自分の利益のみを見つめて来た。
 謝ってください。
 この国で懸命に生きる人々に心の底から詫びてください」


 確かに。
 今の政治家で国民の苦境を理解し、向かい合っている政治家って、どれくらいいるんだろう?
 山本太郎くらいじゃないか?
 僕たち民間は結構、地道に懸命に生きてるよなあ。
 政治資金パーティで何億も集まる仕事をしていない。
 政治家は税金を自分のものだと思い、自分で稼いだお金じゃないから湯水のごとく無駄遣いする。

 まあ、そんな政治家を許しているのが国民なんだけど。
『半沢直樹』を見て、悪党が退治されて溜飲を下げてこれで終わり。

 半沢が箕部を追い詰めたのだって、内通者をつくり、データを不正入手したから出来たこと。
 だから立憲民主党などの野党の皆さん、これくらいのことをやってよ。
 国会でお行儀よく正攻法で攻めたって、はぐらかされるだけ。
 要するに、必死じゃないんだよな。

 だから、僕は上記の半沢のせりふでひとつだけ違和感を覚える所がある。
「いつかこの国にまた誰もが笑顔になれる未来が来ると信じている」

 僕はほとんど期待していません。
 政治にも国民にも。

コメント (6)

半沢直樹~「架空請求・水増し請求→国会議員の裏金」という図式は現在、当たり前におこなわれていそうだな

2020年08月17日 | 職業ドラマ
「あなたからは腐った肉の臭いがする」
 半沢(堺雅人)が帝国航空・財務担当役員の永田宏(山西惇)に言い放った言葉だ。

 永田宏がおこなっていた汚職は次のようなもの。
・丸岡商工の丸岡耕二(粟根まこと)と手を組み、ポスター印刷代などを水増し請求や架空請求。
・懐に入れたカネの一部を兄で国会議員の永田栄一(八十田勇一)に献金・環流。

 つまり永田宏は会社のお金を私物化し、国会議員の裏金づくりに貢献していたわけだ。
 …………

『架空請求・水増し請求→浮いたカネを政治家に献金あるいは政治家の裏金にする』

 というスキームは、現在の日本で当たり前におこなわれているんだろうな。

 たとえば現在、逮捕されている河井克行・案里夫妻。
 自民党本部から渡された選挙資金1億5000万を選挙チラシの印刷代やポスティング費に使ったと主張しているようだが、実際はどうなんだろう?
 印刷業者に割高で発注して、浮いたカネを裏金にしていたのではないか?
 この選挙には安倍晋三事務所の秘書が出入りしていたから、そのカネが安倍事務所に渡ったかも?

 同じスキームは「電通の中抜き」や「アベノマスクの実績のない会社への発注」など、至る所に見受けられる。
「オリンピック」にまつわる事業もそう。
 まあ、あくまで推測ですけどね。
 これを調べ、立証するのが検察や警察、マスコミ、国会の仕事だ。

 仮にこのスキームが日本全国でまかり通っているとしたら、
 消費税やその他の税金をいくら上げても足りないわけだよ。
 税金に群がるタックスイーター、政治家を一掃しないかぎり。
 まあ、自民党政治の本質は「利権政治」ですから、自民党が心を入れ替えないかぎり、これは続くんですけど。
 国の1100兆もの借金はこれらが積もり積もって作られた。

 ドラマや小説などのフィクションは現実の反映である。
 現実の反映がなければ、たちまち「そんなのウソだろう」「絵空事」とツッコまれてしまう。
「半沢直樹」が共感を集めているのは、ここに現実を想わせるリアリティがあるからだ。
 カネに群がる悪い奴を徹底的にやっつける半沢に支持が集まるのは、検察や警察などが仕事をしないからだ。

 銀行内部の抗争から国家権力との闘いになった半沢直樹。
 いったい、どんな腐敗構造を見せてくれるのだろう?

コメント

ハケンの品格~「島耕作」「半沢直樹」に通じるビジネス・ファンタジーもの! 主人公の勝利に視聴者はスカッとする!

2020年07月09日 | 職業ドラマ
 大前春子(篠原涼子)は定時に帰る。
 サービス残業などもっての他。
 12時になると昼食に行く。
 たとえ会議中でも関係ない。
 社内や仕事でのトラブルにも関与しない。
 それは社員の仕事だからだ。関与するのは業務命令が出た時だけ。
 春子は派遣の仕事だけを自分の給料分きっちりやる。
 ただ、それだけ。

 でも、現実では、こんなことをしていたら派遣社員はたちまち契約打ち切りになってしまうんですよね。
 契約打ち切りが怖いから、派遣社員はサービス残業をおこない、夕食に誘われれば断れない。
 でも、春子は違う。
 契約打ち切りをされるのは、
『実力がないから』
『いくらでも取り替えのきく存在だから』だと考えている。

 だから、春子は自分の言動を通して主張する。
『実力を養え』
『無駄に給料をもらっている社員以上の実力を養え』
『取り替えのきかない唯一無二の存在になれ』
『他社から引く手あまたの存在になれ』

 これがハケンの品格・プライドなのだ。
 ………………

 ビジネス・ファンタジーものですね。

『島耕作』『半沢直樹』に通じる作品。
 現実はそんなにうまくいかないよ、とツッコミを入れたくなってしまうが、
 一方で、視聴者は主人公の快進撃と成功に拍手を送る。
 最後に勝利する主人公を見てスカッとする。

 これらを見て、スカッとして終わるか、大前春子に学んで、「自分も実力を養おう」「取り替えのきかない存在になろう」と思うかは見る者次第。
 これがフィクションの役割だ。
 フィクションは一服の清涼剤であり、より良く生きるためのエネルギー・ビタミンでもある。
 まあ、社会運動などをやっている人に言わせると、
 個人の努力に帰する『ハケンの品格』の方向は間違っていて、派遣の制度自体に目を向けるべきだ、になるんですけど。

 ビジネス・ファンタジーものとしての『ハケンの品格』。
 会社から疲れて帰ってきて、スカッとしたり、明日もがんばろうと思うにはふさわしい作品だ。

コメント

半沢直樹の闘争術~盗撮、盗難、恫喝(笑) でも、これくらい過激なことをしないと巨大権力には勝てないんだよな

2020年07月07日 | 職業ドラマ
『半沢直樹』特別再編集編(大阪西支店編)

 内容は、
①西大阪スチールへの5億円の融資
②西大阪スチールの計画倒産→5億円の不良債権
③融資金5億円、支店長・浅野匡(石丸幹二)へ環流→責任を押しつけられる半沢直樹(堺雅人)
 というものだった。

 2013年の作品だが、今、改めて見ると半沢さんがやってることって結構エグくて過激!
・盗撮w
・通帳を盗み出すw
・脅迫w
・暴力w←半沢は剣道の達人なのだ!

 恫喝もすごい!
「ここでしおらしくして5億が戻るのならそうしますが、
 あいにく、そんなことをしても時間のムダだ。
 こんな茶番さっさと終わらせませんか?
 さっきから都合のいいことばかり書いてんじゃんねえぞ、記録!」

「どういうことか説明してもらいましょうか。小木曽!!」

「甘えたこと言ってんじゃねえぞ。
 自分の保身のためにこれまでどれだけの人間を陥れて来たか、よく考えろ!!」

 到底、堅気の銀行マンとは思えない……!

 でもね、
 これくらいエグくて過激なことをやらないと、権力には勝てないんですね。
 敵は人事権を使って自分に刃向かう者を排除する。
 書類を盗み、隠して、半沢を追い詰める。

 うん?
 これ、どこかの政権と似ていないか?
・内閣人事局で官僚の人事権を確保する。
・文書を隠し、改ざんする。
 その他にも
・始めから結論ありきの〝茶番〟の有識者会議。
・不正の責任を部下に押しつける。
・半沢のせりふ
「自分の保身のためにこれまでどれだけの人間を陥れて来たか、よく考えろ!!」
 なんてせりふもどこかの首相や佐●理財局長に言いたいね。

 で、何が言いたいかと言うと、先にも書いたが、
 ある程度、エグくて過激な行動を取らないと巨大権力には勝てない、
 ルールに従って正論を述べていてもダメだ、
 
 ということなのである。
 敵は権力とカネにものを言わせ、かつダーティな手も使って来る。
 これに対応するには、時として、毒には毒を、こちらもダーティな手を使わなくてはならない。
 正義・正論が勝つのは物語の中だけで、現実では逆の方が多い。
 いい人や正直者ほどバカを見る。

 だから野党の皆さん、『半沢直樹』から学んで、闘い方を再構築して下さい。
 現在の野党の戦い方は真面目で紳士的過ぎます。
 あっと驚く半沢直樹のような闘い方をした時、大衆はきっと支持すると思いますから。

コメント

これは経費で落ちません!~多部未華子の魅力爆発! 経理の視点で会社のさまざまな問題を解決していく物語!

2019年08月09日 | 職業ドラマ
 さて今日は金曜日。
 多部未華子さんを見る日です!

『これは経費で落ちません!』(NHK・夜10時)

 会社で起こるさまざまな問題を『経理の視点』で、経理部の主人公・森若沙名子(多部未華子)が解決していく物語だ。

 多部ちゃんの魅力って、このしかめっ面なんですよね。
 

 そして多部ちゃんに合うのは、心をガチガチにガードした不器用な変人キャラ。
 この作品の森若沙名子も『経理で数字が合うこと』が命で、他者との人間関係を築こうとしない。
 発想がすべて『経理』(笑)
 ハリネズミのように針で覆われた固い殻をかぶっている。

 そんな沙名子がまわりに翻弄され、心のガードを次々と突破され、それでも自分を貫き通すというのが今作の面白さ。
 SMで言えば、ドSな女王様が調教されてドMになっていく感じ←このたとえでいいのか?

 多部ちゃんって、その顔立ちのせいで、マンガ的なキャラが合ってるんですよね。
 先程のしかめっ面にしても、漫画で言えば『ジト目』。

 可愛いか可愛くないかの評価が分かれる所も彼女の魅力で(←失礼)、ある瞬間とんでもない美人になるから多部未華子から目を離せない。

 というわけで、本日は唯一無二の存在である多部ちゃんを見る日です!

コメント

白い巨塔~上司のミスをなかったことにするために葛藤し、ウソをつく部下たち。これって森友・加計だよな

2019年05月26日 | 職業ドラマ
『白い巨塔』のリメイク。
 僕にとって『白い巨塔』はフジテレビ版なんだよなあ。
 財前が唐沢寿明さんで、里見が江口洋介さん。
 東教授は石坂浩二さん。野心家だけど、ひ弱なインテリ役は石坂浩二さんが合っている。
 ひ弱さと言えば、柳原役の伊藤英明さんもピッタリ。
 原告側弁護士の関口は上川隆也さんが演じていて、上川さんのうらぶれた感じ、よかったなあ。
 東教授の娘・佐枝子は今回のテレビ朝日版では飯豊まりえさんか。フジテレビ版では矢田亜希子さんだったけど、矢田さん、美しかった。
 まあ、フジテレビ版は全21話で総尺が違いますし、主題歌は「アメージング・グレース」でしたし、僕にとってはファーストインプレッションだったので、フジテレビ版を評価してしまうのは仕方ないんですけど。
 とは言え、『白い巨塔』は何度もリメイクされ、大河ドラマのようになっているのは確か。
 大河ドラマで「○○さんの織田信長はよかったね」と比較されるように、『白い巨塔』でも「財前はやっぱり○○でしょう」と比較してしまう。
 …………………

 今回の財前役の岡田准一さんは、今、この作品をリメイクする意味を何かの番組で語っていたけど、現在の方が『白い巨塔』の世界はよりリアルに感じられる。

・上司の不正、ミスをなかったことにするためにウソをつく部下たち
・文書の改ざん(カルテの改ざん)
・部下たちの良心の葛藤
・人事をちらつかせて口封じ
・職業人としての矜恃
・ミスのせいで命を落とした遺族の悲痛な叫び
・最後にはカネと権力が物を言う現実

 つまり、森友・加計だ。
 浪速大学病院の世界はそのまま現在の霞ヶ関の官僚の世界に当てはまる。
 森友では近畿財務局の職員の方が葛藤の末、自殺されましたしね。

 皆が里見(松山ケンイチ)のように自分の信念や良心に従って闘ってくれればいいんだけど、現実は柳原(満島真之介)のように振る舞う人がほとんど。
 結果、悪いヤツほどよく眠る。
『白い巨塔』の財前は自分の罪に苦しむんだけど、現実の森友・加計に関わった人はどうなんだろう?

 さて、今夜は最終話。
 過去に『白い巨塔』を見ている視聴者は、織田信長が本能寺で死ぬのを知っているように、財前がどうなるか知っている。
 まさに大河ドラマですね。
 岡田准一さんがどう演じるか楽しみです。

コメント

ハケン占い師アタル 第3話 ~今回のお説教は 「逃げてばかりいる人間に居場所などできない」「自分の歩んでる道が正しいかなんて誰にもわからない」

2019年02月01日 | 職業ドラマ
 今回は品川(志尊淳)のエピソード。
 品川は仲間のもとに戻るのが気まずくて〝女装〟して現れる!
 第1話の志田未来さんもそうだったが、この作品、役者さんの過去作品をパロディにしているようだ。
 今回の場合は『女子的生活』。
『半分、青い。』ではゲイ役だったが、志尊淳さん、完全にこの手の役に抜擢されるようになってるなあ。
 女装と言えば志尊淳!
 ゲイと言えば志尊淳!

 大崎さん(板谷由夏)の部下はクセのある人たちばかり。
・説教好きで過去の自分の自慢話ばかりをする上野(小澤征悦)。
・明るくて前向きだが、仕事ができない目黒(間宮祥太朗)。
・仕事はできるが、自分以外の仕事を押しつけられるとイヤな顔をする田端(野波麻帆)。
・そして今回の不満と愚痴ばかりで、仕事もコピペで流してしまう品川。

 人間には何らかのクセがあるものだけど、こんなチームをまとめていくのは大変だよね。

 唯一、ニュートラルでフツーなのが神田和実(志田未来)だが、彼女はクセのある人たちの間で右往左往する役まわり。
 志田未来さんって〝困ってる人〟〝他人に振りまわされる人〟を演じると上手い。
 困り顔で、うろたえながらチョコチョコ歩きまわるのが志田未来さんの魅力!
 …………

 今回のアタル(杉咲花)のお説教は次のようなものだった。

「逃げてばかりいる人間に居場所など出来るわけがない」
「自分の歩んでいる道が正しいか、なんて誰にもわからない。
 みんな、暗闇の中を迷いながら歩いて、光を探している」

 ズバリ言いますね。
 最初の言葉なんか、かなり手厳しい言葉。
 苦しいとき逃げることも大切だけど、自分の弱さを正当化して考えもなく、逃げ続けていたら居場所がなくなるだけ。
 時には踏ん張って、戦って居場所を確保することも大切。

 ちなみに第1話のお説教は──
「他人の目を気にするな」
「自分にしかできない仕事・生き方がある」

 第2話のお説教は──
「必要とされない人間などいない」
「自分の良さを理解している人は必ずいる」

 アタルの言葉は、占いの対象となる人物が無意識に求めていた言葉なのだろう。
 神田和実や目黒や品川はその言葉を求め探していた。
 だからアタルにズバリと言われて、砂漠に水が染み込むように心に染み込んでいく。
 アタルには他人の無意識を読み取る力がある。

 この作品、〝お説教ドラマ〟であります。
 かつてはお寺のお坊さんや町のご隠居がやっていたことをアタルがやっている。
 現代人は皆、道に迷い、お説教されたがっているのかもしれない。

 前に進むために〝何かを捨てる〟ということも大事で、
 前回、目黒は〝母親の声の入った目覚まし〟を、
 今回、品川は〝パワハラ報告書〟を捨てた。

 さて、次はどんなお説教を聞けるのだろう?

コメント

ハケン占い師アタル~神田和実って『女王の教室』だよな。出産で悩む設定は『十四歳の母』! 志田未来、リスペクトエピソード!

2019年01月18日 | 職業ドラマ
 大崎、神田、五反田、田端、代々木──
 これらの名前を聞いて〝山手線の駅名〟と思った人は多いはず!

 では、志田未来さんが演じる〝神田和実〟はどうでしょう?

 ドラママニアならわかりますよね!

 ドラマ『女王の教室』で志田未来さんが演じた少女の名前が〝神田和美〟!
 しかも『女王』の脚本を書いたのが、今作の脚本・遊川和彦さん!
 しかも回想シーンで和実の名札に書いてあった学校名は〝半崎小学校〟でこれまた同じ!

 これらに隠された遊川和彦さんのメッセージは何なのだろう?
・単に人物の名前を考えるのが面倒くさかったからなのか?
・志田未来さんが演じるから〝神田和実〟でいいと思ったのか?
 はたまた、
・神田和美が阿久津真矢先生に生き方を教えてもらったように、神田和実がアタル(杉咲花)から生き方を教わるドラマだからなのか?

 おそらく、上の3つ全部なんでしょうね。
 冒頭の紹介ナレーションで「彼女の名前は……神田でいいや」って言っていましたし。
 ……………

 もうひとつ、他のドラマとの類似点を指摘したい!

 神田和実は妊娠していて、収入が不安定で仕事も大変なのに産む決心をした。
 演じているのは志田未来さん。

 そう、志田未来さんが主役を演じた『十四歳の母』だ!
『十四歳』の脚本は井上由美子さんだけど、子供を産むかで悩んでいる設定は同じ。

 遊川さん、志田未来さんで遊んでるな(笑)
 ていうか、志田未来リスペクト。
 あるいは、もっと深い意味があるのか?
 ドラママニアはこれだから困る。
 もっと素直に楽しめばいいのに。

 失敗続きの和実がどのように一発逆転するかは、お土産を詰める袋を買うシーンでネタフリがあったので、わかりました。
 あれが和実にしか出来ない仕事。
〝時間はかかるし、非効率だが、ひとつひとつの仕事に心を込めること〟
 和実は仕事で自分を見出した。
 これを掘り下げていけば、和実は仕事がきっと楽しくなる!
 仕事も上手くまわり出すに違いない。

コメント

下町ロケット~目指すべきはICT社会! 頭のかたい政治家や経営者はこの作品を見ろ! 未来のビジョンを思い描け!

2019年01月03日 | 職業ドラマ
「下町ロケット」というのは、現代のビジネスもののファンタジーですよね。

・良い製品をつくるために奮闘努力して結果としてすべてが上手くいく。
・金儲けより良い製品。
・物づくりの喜び。
・勧善懲悪。努力は必ず報われる。
 そんな現代社会ではあり得ないことを描いている。

 そう言えば、過去に「課長 島耕作」という作品もあったっけ。
 あれはサラリーマンのファンタジー。
 何だかんだ言って女性にモテて、仕事で成功して、いつの間にか出世している(笑)

 視聴者や読者はこれらの物語を見て、困難でイマイチな現実から解放されるわけだ。
 ………………

 さて、今回の物語は、
 帝国重工 VS 重田(古舘伊知郎)、伊丹(尾上菊之助)らのダーウィンプロジェクトの最終章。

 ダーウィンプロジェクトの無人トラクターに市場で圧倒されて、帝国重工の的場(神田正輝)はパワーゲームを仕掛ける。
 下請けに圧力をかけてダーウィンのトラクターを生産できないようにしたのだ。

 これに対抗するために重田たちがおこなったのは<訴訟>と<マスコミの利用>。
 下請法違反で公正取引委員会を動かし、帝国重工の強権的な姿勢をマスコミにリークして世論に訴えた。
 これが弱者の戦い方なんですね。
 これにインターネットが加われば、大きなものに対してかなり戦える。
 ………………

 ICT(情報通信技術)を素材にしたのも面白い。

 ICT=インターネットなどの通信技術を使って実際の生活やビジネスに役立てること。
 劇中で登場人物たちが「ICT」という言葉を使っていたので、衛星からの無人トラクターもICTに適用されるのだろう。

 今回の「下町ロケット」では、ICTがつくる未来の姿を見せてくれた。
 無人トラクターが土を耕し、無人コンバインが稲を刈る。
 これらのすべては衛星からの通信&無人でなされるので、労働力は要らない。
 夜でも悪天候でも作業できる。

 これなんですよね、僕たちが目指すべき未来の形って。

 なのに、政府や経団連はいまだにアナログ。
 外国人労働者を入れて、年寄りも死ぬまで働けと言われ、安価な賃金でこき使う。
 こんな発想しか出てこない。
 国家50年、100年の計として、ICTに力を入れるべきなのに、政府はたいした予算を割いていないし、企業はこれに設備投資していない。
 やっているのはソフトバンクとトヨタの提携くらいか。
 こんなアナログなことをやってたら、この国はきっと衰退する。
 まあ、頭の硬い、パソコンもいじったことのない爺さんたちが、この国を仕切っているのだから仕方がない。

 兵器も105機のF35を1兆円もかけて買ってるけど、今は無人戦闘機、無人戦車の時代。
 1兆円をこちらの予算にかけた方がいいんじゃないの?

 帝国重工の藤間社長(杉良太郎)が「目先の利益よりも長期的で全体的な利益を考えるべきだ」って言ってたけど、ほんとそれ。
 今の経営者や政治家は目先の利益を追うだけで、ビジョンみたいなものがないよね。
 経営者は為替差益で利益をあげることに安住し、将来のための投資をしない。
 で、本日(3日)の外国為替市場は一時1ドル104円だ。
 ネットでは損した人の阿鼻叫喚。
 アベノミクスの終焉が現実になってきた。
 もはや金融資本主義は限界。
 やはり大切なのは地道な物づくりなんだよ。

「下町ロケット」はビジネスもののファンタジーではあるが、企業のあるべき姿も描いている。

コメント

獣になれない私たち~バカになって獣になろう! ブラック・ガッキーはとてつもなくカッコいい!

2018年10月11日 | 職業ドラマ
 ラストの深海晶(新垣結衣)。
 これを見せるために、前半、中盤、後半の物語が構成されていた。
『水戸黄門』の印籠シーンみたいなものである。

 深海晶はデキる女性。
 朝出勤すると、コーヒーを用意しながら、新人の上野発(犬飼貴丈)のイマイチな企画書を修正。
 接待では、お酌ができるし、前もって会計を済ませるし、ハイヤーを呼べるし、お土産も用意できる。
 社長の九十九剣児(山内圭哉)の要望を的確に処理し、どんな横暴にも我慢する。
 松任谷夢子(伊藤沙莉)のミスもフォローもして走りまわり、土下座もする。

 でも無理をしているんですよね。
 いわゆる〝いい子〟で、無理をしているのにいつも笑顔だから、根元恒星(松田龍平)からは「不気味だ」と言われる。
 会社的には、文句を言わずに仕事をする〝便利屋〟。

 僕はこんな晶がラストでどんなふうに爆発するんだろうと思って見ていた。
 何しろ作品タイトルが『獣になれない私たち』だから、どこかで激怒して獣になるはず。
 根元恒星に「バカになれたら楽なのにね」と言われたように、バカになる瞬間が来るはず。

 それが今回のラストだった。
 サングラスに革ジャンにブーツで颯爽と出勤してきて、社長室に入ると、
「社長、わたしの業務改善の要望書です。読んでください」

 カ、カッコいい!
 ブラック・ガッキーの登場だ!
『コードブルー』の白石など、今までガッキーは真面目で耐える〝いい子〟ばかりを演じてきた。
『リーガルハイ』の黛もダサくて真面目な〝朝ドラヒロイン〟。
 今回の制作陣が考えたことは、今まで見たことのない、カッコいい〝ブラック・ガッキー〟を見せることだったのだろう。

 さて、バカになって獣になったガッキーは今後どんな活躍をするのか?
 基本、晶は仕事のできる子だから、どんどん実績をあげていくに違いない。
 その姿は働く女性視聴者に勇気と元気を与えるんじゃないかな?

 みんな、バカになって獣になろう!
 その方が断然楽しい。
 空気を読んだり、お行儀良くする必要はまったくない。
 
コメント