平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒17 「10億分の1」 ~ネット社会のプラスとマイナス。ネットは10億分の1の出会いをもたらすが、一方で……

2019年01月31日 | 推理・サスペンスドラマ
〈フリマアプリ〉を使った犯罪。
 よく思いついたなあ。
 詳細はこうだ。

① 形見などの宝石を出品する。価格は50万円。
② しかし、宝石はフェイクで、宝石箱の下にはコインロッカーの鍵がある。
③ コインロッカーには拳銃が置いてある。
 つまり売り手と買い手は〈フリマアプリ〉を介して拳銃の売買をしていたというわけだ。

 しかし、これには欠点・リスクがある。

 ひとつは、コインロッカーの使用期限があること。
 期限までにロッカーの鍵が届かないと、コインロッカーを開けられ拳銃が見つかってしまう。

 ふたつめは出品者がいつも同じ人物だと怪しまれる(=一般人が宝石をたくさん持っているのはおかしい)から、出品者が複数いなければならないこと。
 結果、拳銃ブローカーは、この犯罪に手を染めてくれる人間をスカウトしなければならない。
 報酬は売り上げの10%だが、スカウトした人間の中には、ビビッたり、罪悪感にとらわれたりする人間が現れる。

 今回もこのことで犯行が発覚した。
 どんなに緻密な犯罪にも、どこか落とし穴がある。
 …………

 今作のテーマは〈ネット社会の人の繋がり〉だった。

・ひとりで子供を抱えて仕事に追われている中野絢子(大和田美帆)。
・リストラされネットカフェで生活している橋本美由紀(大路恵美)。

 このふたりが〈フリマアプリ〉で繋がった。
 商品売買のやりとりをしているうちに世間話が始まり、会うようになったのだ。

 しかし、これにはマイナス面もあった。
 ひとつは、上記の拳銃売買の犯罪に勧誘してしまったこと。
 ふたつめは、フリマアプリでの〈評価〉や〈イイネ!の数〉で差がつき、嫉妬が生まれてしまったこと。

 物事にはプラスとマイナスがあるのだ。
 インターネットは人と人を繋ぐが、同時に犯罪に使われたり、嫉妬、怒り、憎しみを生んだりする。

 今回のエピソードは、これを上手く描いていましたね。
 人物の描写も丁寧でしたし、ひさしぶりの秀作。

 サブタイトルは「10億分の1」
 事件に使われたフリマアプリの登録者数が10億人だから10億なのだが、
 ラストの回想で、絢子と美由紀が、
「わたしたちの出会いは10億分の1なのよね」
 と語り合うシーンがロマンチックで詩的。

 日常に追われ、世界が灰色だった彼女らにとって、この〈10億分の1の出会い〉はキラキラ輝くものだったのだろう。
 なのに、それが悲劇に。
 人生が詩的になる瞬間を大事にしたいですね。

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ドラマ「トクサツガガガ」の主題歌/ゴールデンボンバーが歌う「ガガガガガガガ」が泣ける! オタクの気持ちを歌いあげた名曲!

2019年01月30日 | その他
 ドラマ『トクサツガガガ』の主題歌が素晴らしい!
 歌うのはゴールデンボンバー。

 

 いわゆる特撮ソングかと思っていたら、オタクの気持ちを表現した曲だった。
 聴いていて泣けてくる……!
♪ 疲れ果てている時、助けてくれたのは誰にも理解されないご趣味 ♪
♪ 僕を異常というのなら、何が正解と問いたくなる ♪
 オタクの気持ちが凝縮されている……!
 LGBTの人なんかにも共感してもらえる内容。
 これに泣けるって、僕も相当、屈折してるなあ。

 イケイケでパワー全開の特撮ソングの曲調に、オタクの弱気や嘆きや叫びをあてた所が、いかにも〝鬼龍院翔〟らしい。
 フツー、オタクの心情なんて雄々しく歌い上げるものじゃないのにね。
 見事なミスマッチの面白さ!
 これは『女々しくて』で、女々しい男の気持ちを高らかに歌い上げたことに相通じる。

 そう、哀しかったり、つらい時こそ、パワー全開で歌うべきなんです!
 吐き出したい心の叫びはため込まず、思いきりシャウトすべきなんです!

 このMVには、笑いの要素もいっぱいあって元気にしてもらえる。
 AV男優の吉村卓さんも登場して、小学生の女の子と絡んでるww


 それでは聴いて下さい!

 ゴールデンボンバー/ガガガガガガガ Full size(YouTube)


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安倍の頭はお花畑!~女性や老人の労働人口が増えたのは、生活が苦しくなって働かざるを得なくなったからなのに、安倍は自画自賛!

2019年01月29日 | 事件・出来事
 国会が始まった。

 昨日は、安倍の施政方針演説がおこなわれたが、相変わらず気持ち悪い。
 だって自画自賛なんだもん。
「アベノミクスは進化を続ける」って、いつになったら成果を見せてくれるんだよ!ww
 安倍の並べた数字も、実質賃金のマイナスとかは語らず、自分に都合の良い数字ばかり。
 その数字も厚労省の統計ミスが発覚して、本当かどうか怪しくなってきた。

 おまけに
「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」
 と日露戦争で戦意高揚のために明治天皇が詠んだ歌を披露。
 安倍としては、震災復興に雄々しく立ち向かう日本人の姿を表現したかったらしいけど、この歌の背景を理解してたのかね?
 ロシアのプーチンは何を思う?
 政治家なのにポツダム宣言も読んだことがないらしいし、本当に教養のない総理です。
 ……………

 先日のダボス会議での演説も自画自賛だった。

「2012年の12月26日、私は、再度、総理大臣になりました。
 当時、私の国で見たのは、ある高い壁の存在でした。
 その壁に、たくさんの人が、言葉が書かれているのを見た。
 日本はもう、終わっている、というわけでした。
 絶望の壁でした。悲観主義の壁だったのです。以来労働人口は450万人減少しました」


 絶望の壁ーーーっ!ww
 悲観主義の壁ーーーっ!ww
 日本は、もう終わってるーーーっ!ww

 いやいや、2012年より今の方が〝絶望の壁〟なんですけど。
 責任者である大臣は辞めないし、不正をしても逮捕されないし、公文書改ざんや隠蔽やデータ偽造をするし、今の方が〝日本は、もう終わってる〟なんですけど。

 安倍はさらに続ける。

「これに対し、私たちは「ウィメノミクス」を大いに発動させ、女性が負う負担を軽減しながら、多くの、より多くの女性に働くことを促しました。
 その結果、今や、雇用された女性は200万人増えた。
 繰り返します。新たに付加される形で、200万人の女性労働力が増えたのです。
 女性の労働参加率は67%、日本では歴代最高で米国などより高い比率になっています。
 他方、お年を召した方にも働き続けていただけるようにする私どもの政策があって、65歳以上で元気に働く方も増えました。
 その増えた数が200万人です。
 こうしたことの結果、私が総理在任中の6年間に、日本のGDPは10・9%伸び、4900億ドルを新たに加えました。
 雇用と所得が増え、それが需要を生んでさらなる雇用につながるという経済の好循環こそは、長らく待ち望んだものでしたが、いまや根づきつつあります」


「ウィメノミクス」ーーーっ!ww
 そんな言葉、初めて聞いたぞーーーっ!ww

 安倍は、女性や老人が働いて労働人口が増えたことを自慢しているけど、
 それは実質賃金が減り、税金が上がり、年金が減り、医療負担が増えて
 女性や老人が働かなきゃ食べていけないからだろうが!

 GDPも10%増えたくらいで威張るな!
 まず研究開発費とかを算出基準に入れてサンプルの採り方を変えたよな。
 研究開発費が加われば上がるのは当然。
 日銀マネーや年金などを投入して上げている株価もGDPに入っているから、実態経済の成長率はもっと低い。

 それに他国はもっと成長しているぞ。
 たとえば、
 経済見通し(前年比GDP伸び率)
       2019年  2020年
 世界    3.5%   3.5%
 米国    2.7   2.1
 ユーロ圏  1.8   1.6
 日本    1.0   0.7
 中国    6.3   6.0

 ネトウヨが大嫌いな韓国のGDPの成長率は、
 2017年 3.06
 2018年 2.76(推計)
 一方、日本は……
 2017年 1.74
 2018年 1.14(推計)

 おまけに、日本の出している数字は、厚労省の統計ミス(偽装?)が示すとおり、間違っている可能性がある。
 ……………

 というわけで、
 もし安倍が昨日の施政方針やダボス会議での演説を本気で信じているとしたら、
 安倍の頭の中は完全なお花畑だ!

 国民に聞いて見ろ。
 2012年と2019年で、どちらが暮らしやすかったか? と聞けば、必ず、
「2012年の方が暮らしやすかった」
 って答えるから!

〝気持ち悪いナルシシズム〟と〝裸の王様〟の安倍には一刻早くご退場願いたい。

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いだてん 第4回 「小便小僧」~やってみないとわからない! やってみた結果、四三が気づいたことは 「自然に従え」

2019年01月28日 | 大河ドラマ・時代劇
 今回は四三(中村勘九郎)がひたすら走ってた!
 走りまくってた!

 そこには今までの大河ドラマのような権力闘争やイデオロギーや敵やいくさなどはない。
 ある意味、世のため人のため、何の役にも立たないことでもある。

 で、走って四三が学んだことは──
① 排便するww
② わらじは好かんww
③ スタミナww
 およそ大河ドラマの主人公の気づきとしては当たり前すぎる!

 脂抜き走法では、水を飲まず厚着して失神寸前!
 結局、我慢しきれなくて、水をがぶ飲みし、他人のかき氷を奪って食べるww

 視聴者は、こんな四三を見てあっけにとられるが、最後には圧倒され、どこか感動してしまう。
 こんなにバカになれるってすごくない?
 後先考えず、こんなに自分を投入できるってすごくない?
「こんなことをしても意味がない」「どーせ失敗する」と思って何もしないのがフツーの人だ。
 だが、四三は簡単にそれを乗り越えてしまう。
 何も考えない、疑わない、と言ってもいい。

 その基本精神は──
「やってみないとわからない」

 で、今回やってみて気づいたことは──
「自然に従え。
 脂抜きの苦しさは人間の生理的欲求に逆らうものだ。
 食いたいから食う。
 走りたいから走る。
 欲求どおりに運ぶのが自然」

 前半の〝排便をする〟から、かなりヴァージョンアップした気づきだ。
 ある意味、老子などに通じる哲学と言ってもいい。
 何事も極めれば、究極の思想に行き着くんですね。

 さあ、常識やしがらみにとらわれ、グズグズして何もやらない、僕を含めた凡人たちよ、この四三を見て何を思う?

〝やってみないとわからない〟の精神こそ大事ではないか?

 この〝やってみないとわからない〟という精神は、日本をオリンピックに参加させるという無謀な取り組みをしている嘉納治五郎(役所広司)にも通じること。
 嘉納治五郎と四三の接点は
「君は予科か?」「はい」
 しかなかったが、ふたりはしっかり通じ合っている。
 ……………

 物語の展開の仕方、いかにも〝宮藤官九郎〟ですね。

〝水を飲まない四三〟から、
〝ビールを飲む天狗党〟に展開して、
〝コーラを飲む五りん(神木隆之介)〟
〝酒を飲む古今亭志ん生(ビートたけし)〟に発展。
 四三が水をがぶ飲みすると、志ん生も酒をがぶ飲みするww

 自由な展開だなあ。
 まさに縦横無尽!
 第1回の伏線を今回の第4回で回収してしまうのもお見事!

 大森兵蔵(竹野内豊)の英語を大森安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)がいちいち日本語に訳す小ネタも面白い。

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トクサツガガガ 第2話 ~名言連発!「好きなモノに年齢とか性別とか関係ないと思います!」「スーツは尻が命!」 そしてオタクは繋がり合う

2019年01月27日 | その他ドラマ
 戦隊ヒーローショー。
 カメラ撮影に熱中する特オタ・仲村叶(小芝風花)と吉田久美(倉科カナ)!
 BGMはゴールデンボンバーが歌う主題歌!
♪ ガガガ、ガガガ、ガガガ、言えない~ ♪

 叶はヒーローショー初体験なのでスマホで撮影!
 久美はベテランなので望遠レンズつきの〝ゴッツいカメラ〟!ww
 初心者の叶に久美は撮影のアドバイスをする。
「ダメですよ、画面を見てちゃ。ためらいが生まれますから!」ww
「いいシーンを狙ってもダメです! ともかくガシガシいかないと!」ww

 燃えるシーンですね!
 特オタの女性ふたりがなりふり構わず、撮影に熱中している。
 特オタであることを隠していた叶にとっては解放されて自由になった瞬間!
 年齢ゆえ特オタをやめようとしていた久美にとってはふたたび自分を取り戻せた瞬間!
 ある意味、感動的でもある。
 ………………

 ヒーローショーが終わった後は喫茶店でオタ話。

「スーツは尻が命なんです!」
「ジュウショウワンの魅力はキャラクターなんです!」
 熱く語る久美に叶は感激して、
「もっとお近づきになりたいーーー!」ww

 久美が自分の推しのトライガーが仲間に裏切られた話をすると、叶は即答して、
「第4話ですよね!」ww

 実に楽しそうなふたりである。
 世間にはオタクをバカにする人がいるけど、僕はオタクでない人を可哀想だと思うなあ。
 だって、こういう楽しみを知らないんだもん。
 絶対、人生を損してる。

 途中、同じ会社のチャラ彦(森永悠希)がトークに乱入してきて、買ったばかりの帽子を自慢するシーンがあるが、共感してくれる人が誰もいなくて可哀想。

 オタクの繋がりは果てしない。

 菓子店・おかしのまつもとの任侠さん(竹内まなぶ)。
 美少女アニメオタクであることが判明すると、任侠さんは動揺して、
「ヤバいっすよね、キモオタで……。ほんと、すみません!」
 すると久美はそれを受けて、
「関係ないと思います! 好きなモノに、性別とか、年齢とか」
「それはきっと、自分が決めていいことだと思います」

 ここで、叶、久美、任侠さんはうなずいて笑い合う。
 3人が繋がった瞬間だ。
 任侠さんも、好きなものを好きだと言えて自由になれた。

 こうしてオタクは繋がっていくのである。
 次回は北代優子(木南晴夏)が繋がるのかな?

 それにしてもNHKは斬新な企画をやるなあ。
 相変わらず〝弁護士もの〟〝刑事もの〟をやっている民放は見習ってほしい。
 ネットで言われているみたいだけど、小芝風花さんはこの役で一皮むけましたね。


※関連記事
 小芝風花:特撮オタク女子が当たり役に。ついに確変!(MANTAN web)

 倉科カナ「スーツは尻が命」 名言連発に感動の声(クランクイン)

コメント (3)
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デザイナー渋井直人の休日~「わたし、渋井さんのこと大好きですから」 おっさんは迷い、うろたえ、勘違いして醜態をさらす!

2019年01月26日 | その他ドラマ
 おっさんは、迷い、うろたえ、勘違いして醜態をさらす。
 デザイナー渋井直人(光石研)も例外ではない。

 たとえば、編集者の高田さん(夏帆)や仕事仲間と飲んでいて、高田さんからこんなことを言われた時。
「わたし、渋井さんのこと大好きですから」
「渋井さんってモテますよね?」
「渋井さんのことを気にしているというか、どうして独身なのか不思議だなって思うんです」
「渋井さんって、お洒落でダンディで完ぺきすぎるんですかね?」

 完全な社交辞令なのに勘違いする。
 飲み会が終わり、アシスタントのヒロシ(岡山天音)から次のようなことを言われて、渋井はさらに勘違いする。
「高田さんの下心バレバレ。渋井さん、完全に高田さんにロックオンされてますよね」
「サイン出しまくりだったじゃないですか」
「絶対イケますよ。じゃなきゃ、ふたりで家で手料理とかあり得ませんから」

 飲み会の会話の中で、渋井が料理が得意なことがわかり、今度の日曜日、渋井の家で高田さんと食事会をすることになったのだ。
 もちろん、これも社交辞令。
 断ったら角が立つので飲み会の場では了承したが、食事会の当日、高田さんは「ネコが逃げたから探さなきゃ行けない」と言ってドタキャン。

 一方、渋井は迷いながらも、その気になっていて、
 朝4時に起きて、アクアパッツァ、オックステイル煮込み、タルトショコラなどの料理を作り、
 念のため、ベッドのシーツも取り替える……(涙)

 わかるなあ。
 僕も同じ状況だったら、渋井と同じことをする!(笑)
 まして相手は夏帆さん!
 僕は夏帆さんを『女王の教室』や『天然コケッコー』の頃から見ているけど、大人になって変な色気を醸し出してるんだよな。

 でも結局、勘違いだったことがわかって、渋井は頭を抱えて、
「先週と今日の自分を殺したい……!」(笑)
 翌日、アシスタントのヒロシがやって来た時は、
「女性のことわかってないみたいよ、お互いに」(笑)


 おっさんは哀しい。
 おっさんは迷い、うろたえ、勘違いして醜態をさらす。

 で、迷走した渋井は、たまたま聴いた欅坂46の曲『アンビバレント』に共感し、TSUTAYAに行って欅坂のCDとメンバーの渡辺梨加の写真集を買ってしまううっ!(笑)

 何か渋井さんって今の僕を見てるような気がします……(笑)
 心の底から共感できる主人公。
 がんばれ、渋井さん!
 うろたえ、醜態をさらす姿はカッコいい!

『おっさんずラブ』以来、ドラマでは〝おっさんもの〟が増えてきていますよね。
 実にいい傾向。
 この作品、夏帆さんの他にも、黒木華さん、森川葵さん、川栄李奈さん、山口紗弥加さん、内田理央さんさんといった女優さんが出るらしい。
 いずれも僕の好きな女優さん。
 この番組のプロデューサー(大和健太郎さん)、おそらく僕と同じ感性をしている。
 楽しみなドラマがひとつ増えました。

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いい加減にしろ、霞ヶ関!~政府の基幹統計の40%が間違いだったことが発覚! 忖度はするし、官僚が優秀というのは間違いだったようだ。

2019年01月25日 | 事件・出来事
 厚生労働省の「毎月勤労統計調査」の不正統計。
 これで雇用保険の払い戻しとかの対応で膨大な費用がかかるのだが、調べたら他にも間違った統計が見つかったらしい。

『毎月勤労統計」をめぐる厚生労働省の不正調査問題をうけ、
 政府が56ある基幹統計が適正に調査されているか点検した結果、4割にあたる22統計に計31件の間違いなど何らかの問題があったことがわかった。
 このうち統計法違反に該当する可能性がある間違いも21統計あった』(朝日新聞)

 56の統計のうち、22統計に間違いーーーーーっ!?
 法律違反に該当するのが21統計ーーーーーーーっ!?


 いい加減にしろ!
 霞ヶ関、腐りまくってないか?
 民間には厳しいことを言っておいて自分たちはこれかよ!

 基幹統計というのは〝国の指針を決める基本となる統計〟。
 これが間違っていたら、国という船はどんどん間違った方向に舵を切っていく。
 まさに太平洋戦争時の日本。
 海外の企業や投資家もこれらのデータをもとに事業展開や投資などを決めるわけで、これがウソだったら何を信用していいかわからなくなる。

 安倍官邸は否定しているが、「雇用統計調査」を全数調査に戻したのだって、アベノミクスの成果を偽装したかったからじゃないの?
「アベノミクスでこんなに賃金が上がりました!」って言いたいがために全数調査に戻した。

 昨年を振り返ってみれば、
 公文書偽造、文書破棄、隠蔽、データねつ造──メチャクチャだよな。

 なのに公務員の給与やボーナスはどんどん上がっている。
 民間にこんな不祥事があったら〝減給〟だぞ。
 少なくとも厚労省は、雇用統計の間違い(不正)→払い戻し対応で〝莫大な税金〟を投入することになったんだから、減給、ボーナスの一部返上くらいの対応をしろ。
 検察は民間ばかり捕まえてないで、罪に問える公務員は全員検挙しろ。

 忖度はするし、国会でウソをつくし、官僚が優秀というのは間違いだったようだ。
 まあ、安倍晋三を筆頭とする上が腐りまくってるんだから下も腐るよな。
 民間もデータ偽装など不正だらけだし、インチキ日本どこへ行く?


※参照記事
 政府基幹統計、4割の22統計に間違い 抽出方法など(朝日新聞)

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相棒17 「怖い家」 ~心霊現象の99%は科学的に解明されているが、解明されていない1%がある

2019年01月24日 | 推理・サスペンスドラマ
「ホラー映画、遊園地のジェットコースターなど、恐怖を快楽にできるのが人間」
「幽霊とは不安と孤独が生み出す幻」
「心霊現象の99%は科学的に解明されているが、解明されていない1%がある」

 なかなかウンチクのある言葉ですね。
『相棒』では、ときどきこういう幽霊エピソードが登場するが、
 理論派で知性的な右京さん(水谷豊)が幽霊に心ときめかせる、というのが面白い。
 まあ、シャーロック・ホームズを生み出したコナン・ドイルもオカルトに惹かれていたし、未知なるものを否定しないのが本当の知性なのかもしれない。
 既存の事実を疑い、未知なるものを探求することから新しい発見がうまれ、人間は進歩してきた。
 …………

 ミステリーとしては単純だった。
「改築」というキイワードが出て来た時点で、犯人とその動機が見えてくる。
 あとは、動機の「なぜ改築させたくないか」だが、これも桜の木が出て来た時点で何となく察しがつく。

 唯一、わからなかったのが壁に掛かった〝桜の木の絵〟の件だが、それが最後のひとひねりになっている。
 真実がわかっていたら犯人たちはあんなことをしなくてよかったのに。
 ここから出て来る教訓は、
・人は思い込みで間違いを犯す。
・人は幻想にふりまわされる。

 思えば、幽霊を怖がるのも幻想にふりまわされる典型的な事例ですね。

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安倍プーチン会談、成果なし!~「胸襟を開いて」「リーダシップ」「力強く」…安倍の言葉って気持ち悪くないか?

2019年01月23日 | 事件・出来事
 昨日の安倍・プーチンの日露首脳会談。
 相変わらずの内容ゼロ! 進展なし! 努力しようって決意表明のみ!

 その内容を具体的に見てみよう。
 まずは安倍。

「平和条約の問題をプーチン大統領と胸襟を開いて話し合いました。
1956年の共同宣言を基礎として平和条約を加速させるとのシンガポールでの合意を踏まえた具体的な交渉が先週外相間で開始され、率直かつ真剣な議論がおこなわれたことをプーチン大統領との間で歓迎(確認?)しました。
その上で2月のミュンヘンでの安保会議で外相間の交渉をおこなうと共に首脳特別代表官の間で交渉をおこない、交渉を前進させるよう指示しました。
戦後70年以上残された課題の解決は容易ではない。しかし私たちはやり遂げなければなりません。
日本国民とロシア国民が互いの信頼関係、友人としての関係をさらに増進し、そして、相互に受け入れ可能な解決策を見出すための共同作業を私とプーチン大統領のリーダーシップのもとで力強く進めていく。
本日、その決意をプーチン大統領と確認しました」


 そしてプーチン。

「日ソ平和条約について本日の会談で多くの時間を費やしました。
 この問題について数年にわたって続けております。
 1956年の日ソ共同宣言に基づいて加速化させようということで合意しました」


 冒頭でも書いたけど、実質成果ゼロだよねww
 前回のシンガポールでも同じことを言ってた!

 で、シンガポールの後、河野太郎とラブロフが外相会談をおこなったんだけど、ラブロフは言いたい放題。
「日本は第二次世界大戦の敗戦の結果を認めろ」=北方四島はロシアのものである。
「あの島は南クリル諸島である。北方領土と呼ぶな」

 冒頭の安倍の声明もこの件の解決が難しいことを物語っている。
「(日本国民とロシア国民が)相互に受け入れ可能な解決策を見出すための共同作業を私とプーチン大統領のリーダーシップのもとで力強く進めていく」
 両国民に「相互に受け入れ可能な解決策」なんてないよ。
 日本国民は〝ロシアの不当占拠〟〝四島返還〟だし、ロシア国民は〝二島返還もダメだ〟と大規模デモをおこなったし、永遠に平行線。
 安倍だって、このことはわかっているはずなんだけどね。
 でも、こう言わざるを得ないのは、国民に「安倍は外交もたいしたことない」と思われるのがイヤだから。

 安倍の言葉も気持ち悪い。
「胸襟を開いて」
「真剣かつ率直な議論」
「信頼関係」「友人」
「リーダシップ」
「力強く」
 どうして、こんなふうに言葉を飾るのかね?
「リーダシップ」「力強く」なんて言葉は〝ボクはこんなにすごいんだぞ〟ってアピールしたいだけだろうww
「信頼関係」「友人」って言葉もバカの象徴で、国益の戦いである外交にそんなものねえよ!
 これなら言葉少なで飾らないプーチンの方が好感持てるし、カッコいい!


 それと、これが一番重要なことなんだけど、
 日本はいつから四島返還から二島返還に方針転換したんだ?
 国民は何も問われていないし、国会でも議論されていない。
 安倍が勝手に決めている。
 しかも、その動機は、安倍が「日ロ平和条約を結んだ首相」「北方領土を返還させた首相」としてレガシーを残したいだけ!

 報道などに拠ると、ロシアは現在、経済的にかなり困っているそうじゃないか。
 だったら、もっと強硬に交渉すればいいのに。
「もっと譲歩しろ。譲歩しなければ経済援助をしないぞ」
「先日のラブロフの発言はどういうことか? あれがロシアの本音ならば席を立つ」
 くらいのことは言えないのかね?

 結局、安倍の外交なんてこんなものなのである。

 25回も会談を重ねて、同じことの繰り返し。
 拉致問題も進展していないし、安倍が総理大臣をやっている間は、すべての外交問題の解決は無理だろうな。

コメント (2)
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いだてん 第3回 「冒険世界」~走りたいから走る! 楽しいから走る! 経済とかお国のためでなく、ただひたすら無意味なバカをする自由!

2019年01月21日 | 大河ドラマ・時代劇
 四三(中村勘九郎)がマラソンと出会った!

 東京が居心地悪くて、夏休み、熊本に帰っても、どこか居場所がない四三。
 畑仕事をやっても手の皮がむけてしまう。
 スヤ(綾瀬はるか)は女学校を卒業したら見合いをするらしい。
 世界がギクシャクして調和していない。
 そんな中、東京に帰って見たのが、全国学生競技大会だった。
 ここで若者たちは、ただ走ることに興じている。
 これに四三は自分を見出した。
 ……………

 走ることが〝功利目的〟でない所が面白い。
 四三にとって、走ることは今まで〝移動手段〟だった。
 寮の舎監の永井道明(杉本哲太)にとっては、おそらく〝体を鍛えること〟。
 だが、浅草では、それとはまったく違う価値観で走る連中がいた。
 天狗倶楽部。
 彼らは、ただ〝走りたいから〟〝楽しいから〟走っている。

 劇中、天狗倶楽部の紹介があったが、彼らの行動はハチャメチャだなあ。
 1日に野球の試合を5試合する!ww
 どんな障害物があっても、ただひたすらまっすぐに走る!ww
 その後は酒盛りでどんちゃん騒ぎ!

 彼らの行動は〝富国強兵〟で国がひとつの方向に向かっている堅苦しい明治の世を否定するものだったのだろう。
 そこに経済活動とかお国のためという意識はなく、ただひたすら無意味なバカをする。
 バカをやることが目的。
 ナンセンスであることの自由。

 おそらく脚本・宮藤官九郎は天狗倶楽部に共感しているんだろうな。
 富国強兵の堅苦しい世の中なんか大嫌い。

 それは2019年の現代批判にも通じていて、明治が大好きなアベシンゾーが推し進める『世界の中心で輝く国』『強い国』へのアンチテーゼでもある。
「中国に負けない経済大国になりましょう」「世界に軍隊を派遣して尊敬される国になりましょう」
「生産性のない人間に価値はない」「経済の役に立たない研究はやめよう」「一億総活躍」
 これらのスローガンは結構、息苦しい。
 すべては経団連や戦前回帰の日本会議などの思うがまま。
 どうして、あんたたちに自分の生き方を決められなくてはならないんだ? 大きなお世話!

 2020年の東京オリンピックを目指すアスリートたちがよく口にする言葉もどうなんだろう?
「日の丸のために」「日の丸を背負って」
「感謝の気持ちを伝えたい」
「みんなに元気を与えたい」
 天狗倶楽部のメンバーが聞いたら、「あんたたち、それで楽しいの?」と言われそう。

 とは言え、
 いずれ四三も「日の丸を背負って」走ることになるから、走ることが楽しくなくなるんだろうな。
 ……………

 浅草は〝自由な出会いの街〟として描かれているようだ。

 ここで四三はマラソンに出会い、
 美濃部孝蔵(森山未來)は落語に出会い、
 美川秀信(勝地涼)は小梅(橋本愛)に出会った。

 三島和歌子(白石加代子)は映画『不如帰』を見て杖の剣を抜いて怒り出すし、ともかく活気のある楽しい街。
 面白いやつらがいっぱいいる。
 そう言えば、現代にはこういう街が少なくなったね。

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