平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒16 「倫敦からの客人」~自分の肯定。犯人の居場所は現実ではなく、DarkWebだった

2017年11月30日 | 推理・サスペンスドラマ
 DarkWebにあげられた殺人動画。
 異常な連続殺人犯は誰か?

 これこそ前・後編で描くべき素材だと思う。
 1話にした結果、犯人の異常心理やスコットランドヤードの元警部・南井十(伊武雅刀)の描写が浅くなってしまった。
 犯人の正体に気づくきっかけがパスワード=施設の郵便番号だったっていうのも、ちょっと強引な気がする。
 Webサイトを通じての犯人と右京さん(水谷豊)の頭脳対決が見られたら、ワクワクするドラマになったのに。
 もったいない。
 ………………

 テーマは、他者の気持ちや痛みに共感できない犯人の孤独。
 犯人は共感できない自分を〝異常な人間〟だと悩んでいたが、DarkWebに自分と同じような人間がいることを知って救われる。
 それどころか、自分を〝すぐれた特別な人間〟だと思えるようになる。
 DarkWebに触れることで、犯人は強い自己肯定感を持つことができたのだ。

 面白いテーマですね。
 犯人に限らず、人は多かれ少なかれ自分を肯定してくれる場を求めている。
 犯人がパトカーで涙したのも、父親の愛情に拠るものではなく、DarkWebの住人の言葉だったっていうのも象徴的。
 彼の居場所は現実ではなく、DarkWebだったのだ。

 ラストの捻り方も上手い。
 ネタバレになるが、スコットランドヤードの元警部・南井十は犯人の心理を巧みに操り、犯人を自殺に追い込む。
 これは法律に基づかない南井なりの悪の裁き方。
 そんな南井にやり方に右京はNOと言う。

「光を照らせば陰ができる。
 光を強くすれば陰は濃くなる」

 南井が語った〝正義と悪〟の関係を示した言葉だが、神戸の酒鬼薔薇聖斗の事件を思い出す。
 酒鬼薔薇の住んでいた街は悪所のない無菌で無機質な場所だったらしい。
 そんな光り輝く無機質な街に酒鬼薔薇は息苦しさを感じていたのだろう。

 さて、現実の息苦しさの中、僕たちはどこに居場所を求めるか?

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誰もがわかっている森友問題の真実~安倍昭恵夫人が関わっている小学校だから官僚が忖度した

2017年11月29日 | 事件・出来事
 国会で森友問題の追及が始まった。

 明らかになったのは、籠池理事長と近畿財務局の価格交渉のやりとりの音声データが本物であること。
 何だ、しっかり価格交渉をやってるんじゃん。
 これで佐川前理財局長(現国税庁長官)は国会でウソを言っていたことになる。
 ゴマかしてウソをつく人が国税庁長官とはね。
 税金を払うのがイヤになるよ。

 森友学園がとてつもなく優遇されていたことも明らかになった。
①土地の売却金額が非公開なのは、972件の案件のうち森友学園だけ。(1/972)
②土地の分割払いが0Kなのも、1214件の案件のうち森友学園だけ。(1/1241)
③土地の払い下げを前提とした定期借地も、1194件の案件のうち森友学園だけ。(1/1194)
 すごいな、この優遇!
 やはり安倍さんの近くにいると、いろいろ恩恵があるんだね。
 ………………

 テレビを見ていると、安倍応援団のコメンテイターやタレントが、
「攻めきれない野党が悪い」
「新しい証拠を出せない野党がダメ」
 みたいなコメントをしているけど、これは問題のすり替え。
 だって、
 安倍ちゃんは問われた質問に答えず、
 財務省や国交省は証拠書類を隠蔽・破棄し、
 自民党は安倍昭恵夫人などの証人喚問に応じないのだから。

 コメンテイターは
「首相は全然、真摯に答弁していない」
「財務省、国交省は隠している書類を出せ」
「安倍昭恵夫人を国会に呼べ」
 とコメントすべき。
 ………………

 とはいえ、国民は森友問題の真相を薄々わかってるんだよね。
 つまり、

 <安倍昭恵夫人が関わっている小学校だから官僚が忖度して優遇した>

 ここに安倍ちゃんの積極的な働きかけがあったかは不明だが、官僚の忖度は明白。
 籠池氏が交渉で〝昭恵夫人〟の名を散らつかせ、夫人付きの秘書・谷査恵子氏が問い合わせなどをすれば、官僚は特別案件として扱うだろう。

 では、なぜ政府が一丸となってこの問題をなかったことにしようとしているのか?
 安倍ちゃんが3月の国会答弁で、
「私や妻がこの件に関わっていたら総理大臣を辞める」
 と発言したからだ。
 少なくとも、昭恵夫人はこの優遇に関わっている。
 どのくらい積極的な意思があったかはわからないが、親しい籠池氏のために動いたのは確か。
 だから安倍首相は「妻が関わっていた」ので、辞めなくてはならなくなるのだ。
 ………………

 2017年の大きな話題となった森友・加計問題。

 これは安倍長期政権が生んだ腐敗だ。
 これらが問題にされなければ、安倍一味はもっとやりたい放題をやっていた。
 でも、ほとぼりが冷めれば、ふたたび国家の私物化をやり出すに違いない。
 今度はもっと巧妙な方法で。
 国民はいつまでこれを許すのだろうか?

 ちなみに先程、森友問題は、昭恵夫人の案件で首相の関与は不明だと書いたが、加計問題は違う。
 加計については、安倍晋三は積極的に関わっている。
 なぜなら安倍は国家戦略特区の議長であり、今治市を国家戦略特区に指定したのは安倍なのだから。
 これほどわかりやすい図式はない。

 いい加減、地検、動けよ。
 明らかな斡旋利得の甘利明の件もスルーだもんな。
 あなたたちにプライドはないのか?

コメント (2)
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おんな城主直虎 第47回~日の本一、いくさが嫌いな方が強うなれば、いくさのない世が見られるやもしれぬ

2017年11月27日 | 大河ドラマ・時代劇
「敵を叩きつぶす力ではなく、味方とする力が必要なのじゃ」
「いくさをせぬといういくさは、われの弔い合戦である」

 家康(阿部サダヲ)とおとわ(柴咲コウ)の言葉だ。
 今回は、この作品を貫いている〝戦わぬ道〟が全面に出たエピソードだった。

 このふたりを見ていた万千代(菅田将暉)もこれに共感する。
 おとわが、
「日の本一、いくさが嫌いな方が強うなれば、いくさのない世が見られるやもしれぬ」
 と言ったことに対し、万千代は
「しますよ、俺が。徳川を日の本一に、殿を日の本一にいたします」

 おとわと万千代はついに同じ道を歩み始めた。

 奥山六左衛門(田中美央)と中野直之(矢本悠馬)もこれに続いた。
 現実に折り合いをつけて生きてきた直之は言う。
「殿がさようないくさをするのなら、やってみるしかないではないですか」

 井伊家がひとつにまとまりましたね。
 おとわ、万千代、六左衛門、直之が、日の本一いくさの嫌いな家康を支え、いくさのない世をつくるという夢を実現するために心をひとつにした。
 ある意味、今回が『おんな城主直虎』最大のクライマックス。
 ………………

 戦わぬ道。
 敵を叩きつぶすのではなく、味方とすること。

 これで思い出すのが、安倍晋三、トランプ、金正恩の3人だ。
 頼むから戦争はするなよ。
 アメリカ国防省の試算に拠れば、戦争が起これば、韓国と日本で30万人の死者が出るらしい。
 でも、金正恩はプライドと自暴自棄で、トランプは武器を売るために、安倍晋三はアメリカファーストと支持率のために戦争を起こしそうなんだよな。
 そして、3人とも自分が〝強いリーダー〟であることを示したくて仕方ないやつら。
 頼むから、〝世界一、いくさが嫌いなリーダー〟になって下さい。

 とはいえ、
『おんな城主直虎』が主張していることは理想なのだろうか?
 歴史を見れば、家康は豊臣を叩きつぶしたしね。
 放っておけば、豊臣は反徳川の受け皿になる。
 だから豊臣を叩きつぶした、
 幕末も同じで、薩長は恭順を示している徳川を叩きつぶした。

 叩きつぶすことは平和をつくるための必要悪?
 現在も平和と安定のために「イスラム国」を叩きつぶし、北朝鮮を叩きつぶそうとしている。
 信長(市川海老蔵)の意図もそこなのだろう。

 まあ、叩きつぶすことは西洋的な発想なんでしょうね。
 西洋医学では癌をメスや薬で切除・根絶する。
 一方、癌は細胞の老化のひとつなんだから放っておけばいいという説もある。
 ………………

 ラストは酒井忠次(みのすけ)の石川数正(中村織央)に言ったこのせりふ。
「共に恥を背負っていってくれぬか?」

 こういう人のつながりは強いよね。
 弱さの共感。
 ダメな部分の共感。
 家康が岡崎衆に情けない自分をさらけ出し、力を貸してほしいと頼んだのもそうだが、何か心をひとつにできる。
 一方、信長は恐怖と排除で、人を支配しようとする。

 脚本・森下佳子さんが直虎を〝スーパー武将〟にしなかったのは、こういう意図があったのか。


※追記
 なお、本日を最後にgooブログはトラックバックができなくなるようです。
 なんとまあ残念。
 今までTBしていただいたブロガーの皆さん、ありがとうございました。
 ブックマークはしてありますので、皆さんの記事は読んでいきます。
 もはやブログの時代ではないのかな~。

コメント (2)
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相棒16 「ジョーカー」~警察は一政治家の言動に左右されることなどない! そして、その証拠もない!

2017年11月23日 | 推理・サスペンスドラマ
 ラストで衣笠副総監(大杉漣)がこんなことを言っていた。

「警察は一政治家の言動に左右されることなどない。そして、その証拠もない」

 今回の話のベースには<森友・加計問題>があるよな~。

①政治家の言動に左右される警察や官僚
②データの改ざん、消去
 データを紙で残すこと
③不正につくった裏金が政治家の懐に入ること(=加計学園)

 脚本家の意識の中には、森友・加計問題が強くあったに違いない。
 右京さん(水谷豊)が、紙で残したデータで真相に近づいたのは、もしかして皮肉?
 森友も加計も文書がしっかり残っていれば、とっくに解決しているよ。
 
 大河内監察官(神保悟志)が告発された<不正な取り調べ・自白の強要>ってのもな~。
 
 森友問題で籠池夫妻が逮捕拘留されて、すでに4ヶ月が経つ。
 この間、家族の接見は許されず、弁護士による保釈請求も却下されたらしい。
 単なる詐欺事件の取り調べで4ヶ月も拘留かよ!
 資料はすべて押さえているし、逃亡の怖れもないんだから、保釈くらい認めてやれよ。
 完全な人権侵害だ。

 理由は、籠池夫妻が出てくれば、いろいろしゃべり出し、マスコミが騒ぐからだろう。
 大阪地検、そんなに安倍官邸が怖いのか?
 ………………

 さて、ドラマの話。
 今回の事件の真相はこうだ。

 (以下、ネタバレ)

 企業の脱税。
 その脱税したカネは政治家・松下隆司(藤田宗久)のもとへ。
 その不正を知ってしまった幹子(宮本裕子)は、松下の娘であり、刑事・早見一彦(山田純大)の妻であり、告発するか否かで葛藤し、自殺という道を選ぶ。

 このエピソードの難しさは、幹子が死んでしまっていることなんですよね。
 幹子のつらい心情を描くのがドラマの中心なのに、死んでいるから、それを十分に語れない。
 必然、右京さんが推測で語ったり、死ぬ直前に夫といっしょに笑っている携帯の写真を幹子が見ていたという目撃者証言で描くしかなくなる。
 死者は自ら語れないから、その痛みが伝わりづらいのだ。
 これが今回のエピソードの欠点。

 特に僕はドラマで〝自殺〟を描く際は、ていねいに描いてほしいと思っているので、今回の描き方はすこし物足りない。
 人が自ら死を選ぶって大変なことなんだよ。
 1時間の尺では到底、描けるものではないし、火曜ドラマ『明日の約束』のように1クールかけてもいいくらい。
 自殺を安易な描写で描いてほしくない。

 事件の真相がすぐにわかってしまうというのも困りもの。
 <警察への上からの圧力><政治家の登場><企業の脱税>という情報が出された時点で、勘のいい視聴者は「政治家の不正だよね」「娘の死には父親が関わっているよね」と察してしまう。

 作りとしては、大河内監察官の裁判と絡ませたりして、一応ひねっているんだけどな~。

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NGT48 荻野由佳、『踊る!さんま御殿』で大活躍! 踊るヒット賞!も獲得!!

2017年11月22日 | アイドル
〝おぎゆか〟ことNGT48の荻野由佳ちゃんが『踊る!さんま御殿!!』で大活躍!
 番組の尺の1/3を独占した。

 

 おぎゆかって何なんだーーーっ!?
『ダウンタウンDX』出演の時も思ったけど、全然、物怖じしない。
 フツー、御殿初出演で、さんまさんを前にしたら、しゃべれないものだぞ。

 まあ、今回のテーマが<ジェネレーションギャップ>で、10代の子が他にいなかったせいもあるんだけどね。
 さんまさんも振れば、何かが返ってくることがわかったら、中盤から後半は話を振りまくり。
 んでもって、おぎゆかも乗せられて、しゃべる! しゃべる!
 話すテンポも速くて、さんまさんのテンポに対応している!

 

 

 おぎゆかの話した内容は以下の感じ。

①着メロって知っていますか?
 さんま「知ってるわ!」、ヒロミ「そんなの昔から」
 おぎゆか「わたし、知らなかったんです」
 さんま、ヒロミ、コケる。
②最近はインスタグラムっていうのが流行ってて
 さんま「知ってるわ!」
 以下、話がふくらむ。
③今、スタ連というのがありまして。
④#(ハッシュタグ)の使い方。
⑤友達に、寝ている彼氏の指を使って指紋認証機能を解除して、彼氏の携帯を見た子がいる。
 ヒロミ「どういう18歳なんだ?」
⑥話を振られて「う~ん」と考え込むと、
 さんま「何かが走ってる?」
 おぎゆか「わたし、わたし! ここ、ここ!」
⑦卍のポーズ
⑧テレビをめぐるお父さんとのエピソード
 さんま「お父さんアホなの?」

 んでもって、最後には、一番印象に残ったトークをした人に与えられる<踊る!ヒット賞!!>を獲得!!

 

 ほんと、おぎゆかってすげえな~。
 あえて今後の課題を言えば<自分の話にオチをつけられるかどうか>だな。
 今回はさんまさんが面白く拾ってくれたから笑いに繋がった。
 って、おぎゆかはアイドルだから、そこまでできる必要はない!

 あとは、さんまさんにずっと「君」って呼ばれてたけど、早く名前を覚えてもらうことかな?

 指原莉乃が『笑っていいとも!』のレギュラーをやって飛躍したように、おぎゆかも何かメインの仕事がとれれば、もっと飛躍できるはず。

 がんばれ!!

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NMB48『ワロタピーポー』は問題作だ! ネット民を完全批判!

2017年11月21日 | アイドル
 NMB48の『ワロタピーポー』はなかなかの問題作である。

 揚げ足をとり、炎上させ、フェイクニュースに振りまわされ、魔女狩りをおこなうネット民を完全批判。
 僕もネット民のひとりであるから、ちょっと耳が痛いな~。

 曲はさらにネット民に問いかける。
 JASRACに引っ掛かるので歌詞を引用できないが、その問いかけは、
・あんたたち、名前を隠して騒いでるだけじゃん!
・人の群れに紛れて石を投げて楽しいのか?
・そんなことじゃなくて、もっと愛や夢や友を語れよ。
・あんたたち、何のために生きてるの?

 いやあ、実に辛辣だ。
 ネット全盛の時代によくこの歌詞を書けたな~。
 先程も書いたように僕もネット民のひとりであるから、リアルな自分を見せつけられたようで、ちょっと居心地が悪い。
 実際、ネットではこの曲に対して炎上しているらしい。

 まあ、この居心地悪さを噛みしめつつ、『ワロタピーポー』にアンサーすると、
 おそらく炎上ネット民にとって、<愛>や<夢>や<友>って虚しい言葉なんだと思うよ。
 もはや、こんなものを信じていないし、しらじらしくて語れない。
 それほど平成の今の現実は絶望にあふれ、鬱屈している。

 だから、NMBのメンバーの振り付けにあるとおり、ワロタ、ワロタ、ワロタと踊り狂うしかない。

 うん、この曲は問題作だ。
 毒にも薬にもならない曲よりは、ずっといいけど。


 お聞きになりたい方はこちら。
 NMB48『ワロタピーポー』(YouTube)


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おんな城主直虎 第46回~瀬名と信康の悲劇が、おとわと万千代を結びつけた

2017年11月20日 | 大河ドラマ・時代劇
 おとわ(柴咲コウ)は南渓和尚(小林薫)言った。
「かようなことが、ずっと繰り返されるのでしょうかね? 武家の世は」

 万千代(菅田将暉)はおとわに言った。
「かようなことは、いつまで繰り返されるのでしょうね?」

 ふたりが共通の問題意識をもった瞬間だ。
 信康(平埜生成)と瀬名(菜々緒)の悲劇がふたりを結びつけたのだ。

 ただ、こうつぶやいただけでは世の中は変わらない。
 特におとわは波風立てないことを第一とし、現実と激しく戦うことをやめている。
 そんなおとわに南渓和尚は喝を入れる。
「できることしかやらぬのか? どうもしみったれたおなごじゃのう」
「瀬名は妻として母として命を使い切った! 妻でもなく母でもないそなたは何に命をかけるのじゃ!」

 これを受けて、おとわは気づいた。
「虎松を使い、徳川にさような世を目指していただくよう持っていきます」
 おとわ復活の瞬間だ。

 おとわの言葉に火をつけられた万千代も自暴自棄の家康(阿部サダヲ)に叫んだ。
「負け戦になった時はどこで間違ったか確かめる」
「負ける意味は次に勝つためにある」
「お方様が見ておられます。考えましょう! この先の徳川のために!」

 上手いですね。
 信康と瀬名の悲劇が物語を転換させ、グイグイと動かしている。
 おまけにこの悲劇は、直親や政次の悲劇とも通じている。
 前半、中盤に張られた伏線が見事に回収された。
 直親と政次の悲劇的な死は、おとわと万千代の心にしっかりと刻まれ、生きていたのだ。
 ……………

 今回クローズアップされた死んでいった人たちの思い。
 政次、直親、瀬名、信康──
 おとわ、万千代、家康はこれらを背負って生きていくのだろう。

「何に命を使い切るのか?」
 という問いかけもあった。

 これらのことは自分にもフィードバックしてみたいですね。
 僕の父と母はすでに亡くなっているんですけど、父と母は僕に何を望み、託したか?
 自分の命を何に使い切るか?

 ちょっと重くて、今の時代には合わないのかもしれないけど、生きることに真剣に向き合うとはこういうことなんじゃないかと思います。

コメント (6)
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先に生まれただけの僕 第6話~蒼井優さんの真柴ちひろ先生が可愛い! 多部ちゃんとの戦いもどうなる?

2017年11月19日 | 学園・青春ドラマ
 真柴ちひろ先生役の蒼井優さんがいいな~。

 

 教室ではしっかり者。
 同僚の市村 薫(木南晴夏)と話す時は、いわゆる20代の女子。
 しかし、鳴海(櫻井翔)の前では完全に恋愛モードで借りてきたネコ状態。
 島津(瀬戸康史)とデートしたと生徒にからかわれて怒る姿も、島津との関係を誤解しないように言い訳する姿も可愛かった!

 この演技のメリハリが上手い!!

 ていうか、基本、僕は〝童顔の女性〟が好きなんだよな~。
 おまけに女教師で、眼鏡女子で、髪を後ろで束ねていると来た日には萌えるしかないっ!

 童顔と言えば、松原聡子役の多部ちゃんもそうだよね。
 多部ちゃんは鳴海の恋人役で、ちひろ先生とは恋のライバル。
 実際、鳴海の中でちひろの存在が大きくなっているのを感じてあせっている。
 これまた可愛い!

 『先僕』の正しい見方は、鳴海に感情移入して、ちひろ先生と聡子から好意を寄せられる至福を味わうことにある!(笑)

 眼鏡の女性教師で童顔と言えば、矢部日菜子先生(森川葵)。
 日菜子先生はハムスターみたいな小動物感があって、ちひろとは違った魅力があるよな~。
 演じている森川葵さんは風間杜夫さんとは『ごめんね青春』以来の共演。

 加賀谷専務(高嶋政伸)の秘書・香坂友梨子役の松本まりかさんなんかは、多部ちゃん、高嶋さんと絡むと圧倒されて格の違いを感じてしまうんだけど、これを機にがんばってほしいな。
 まあ、高嶋さんの濃さと対等に渡り合うのは、すごく大変だと思うけど。

 というわけで、
 『先僕』は学校や教師や生徒が変わっていく感動的なドラマですが、女性キャストにも注目です。

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立憲民主党・枝野代表は正真正銘のアイドルオタクだった! アイドルを熱く語る!

2017年11月18日 | アイドル
 立憲民主党の枝野さんは正真正銘のアイドルオタクだった!
 東洋経済のインタビューを受けてアイドルについて熱く語る!

 立憲民主党を立ち上げた時に話題になった欅坂46の『不協和音』については、
「僕が「僕は嫌だ」と言うべき相手は、安倍(晋三)さんの政治ですから(笑)。
「(欺きたいなら)僕を抹殺してから行け!」って、突き付ける相手も安倍首相です」


 わかりますよ~、枝野さん。
 僕も同じ思いです。
 欅坂の楽曲の中での『不協和音』の位置づけも的確。
 枝野さん、いわく、
「『不協和音』は、(社会的なメッセージ性で話題になった)欅坂46のデビューシングル『サイレントマジョリティー』の続編も続編、もっとグレードアップした大続編が来たって感じでした」

 AKB48についての分析はこうだ。
「秋元さんはAKB48グループを「平成の宝塚」にしたいんじゃないでしょうか。
 宝塚のように、AKB48をあと100年続かせるためには、次の一手が大事ですよ。
 どうするのかなあ(笑)」


 AKB48の次の一手。
 僕はNGT48がポイントだと思ってるんですけどね。
 NGTのように、新潟にしっかり根を下ろした地域密着型のグループは初めて。
 地方創生の良いモデルだ。
 安倍ちゃんは新潟で選挙の応援演説をした時、「NGT48(えぬじーてぃ・よんじゅうはち)って言ってたけど、全然、48グループのことがわかっていない(怒)
 枝野さん、国会で追及して下さい!

 乃木坂46についても詳しいらしい。
 AKBの楽曲『僕たちは戦わない』のことを振られると、
「よく『僕たちは戦わない』のことを言う人がいますが、僕は同じ時期に乃木坂46が歌った『命は美しい』に注目しました。
 ちょうど安全保障法制の議論のときです。関係ないという意見もありますが、あの局面であのメッセージ性は強いと思った」


 えだのん、『命は美しい』を知っているのかーーーっ!
 乃木坂の曲はしっかりカラオケレパートリーに入っているらしいが、最近、困ったことが起きたらしい。

「ただ、悩ましいのは、僕の大好きな持ち歌に、乃木坂46の『君の名は希望』があるんですが、これが歌いにくくなった(笑)」

 確かに。
 希望の党ができちゃったからね(笑)

 枝野さんの推しメンについては、
「推しメンはみゆみゆ(竹内実宥)です。
 先日彼女がツイッターで、「枝野さんが(AKB48から)坂道に推し変してしまったのか?」と、気にしているツイートがありまして。
「違います」って返信しようとも思ったんですが、さすがに選挙中にはできないなあ、と。
「いいね」だけ押しました。ネットニュースの記事で、「枝野は推し変した」と書かれましたが、推し変はしていません」


 枝野さん、竹内実宥を知っているとは、かなりの筋金入り!
 しかも、しっかりツイッターをフォローしているとは!(笑)

 こんなドルオタの枝野さんだが、いよいよ来週月曜日(20日)13時から代表質問をおこなうらしい。
 #枝野国会に立つ
 演説には定評のある枝野さんだが、さて、どんな鋭い質問が出るのだろうか?


※参照記事
 立憲民主党の枝野代表、「アイドル論」を語る(東洋経済オンライン)

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日馬富士や山尾志緒里を追いかけて、加計孝太郎を追いかけないマスコミ! 弱者を叩き、強者にはさわらないマスコミ!

2017年11月17日 | 事件・出来事
 小林よしのりVS文春
 山尾志緒里議員の不倫疑惑をめぐり、両者がバトルしている。

 文春が『山尾志桜里、一泊二日一緒に大阪出張』を報じると、小林よしのり氏はすかざずブログで、

<週刊文春の新聞広告が、「デマ拡散」が目的になってしまった。
 デカデカと「山尾志桜里、一泊二日一緒に大阪出張」と書いて、あたかも山尾と倉持が、逢引きするために、一緒に大阪出張をしたようにしか見えない。
 100%のデマだ!
 山尾と倉持が大阪で一緒にいたのは、「ゴー宣道場」の会場だけ!
 あとは行きも帰りも、宿泊先もまったくの別々!
 これで「一泊二日一緒に大阪出張」と書くのは「デマ拡散」である>

 つまり山尾志緒里議員と倉持弁護士は小林氏のイベント『ゴー戦道場』にいっしょに出ただけで、その後は別行動をとっており、文春の記事はデマだというのだ。
 これは完全に文春の負けだな。
 デマ記事確定。

 小林氏の戦いはこれだけではなく、この前には、山尾議員を追いかけていた文春の神田知子記者とカメラマンの写真をブログで公開。
 文春が弁護士を通してFAXで抗議すると、
<山尾氏を尾行していた神田知子とニット帽の男の写真を載せたこと、そして追加文書を載せたことが、『肖像権』や『著作権』を『侵害する可能性があります』などとのたまっているのだ>
<ゴロツキ並みの手法を使って、山尾・倉持の人権をとことん踏みにじったくせに、大恥かいたら法で守られたいというクソ野郎ども>
<匿名性に守られた正義があると思い込んで、他人の人権を「デマ拡散」までやって侵害している週刊文春を、謝罪に追い込むまで戦うのだ!>
 と反論。

 いやあ、小林先生、怒ってるな~。
 この件に関して、堀江貴文氏はツイッターで、
<最高!文春記者に人権などない>

 ……………

 小林よしのり氏や堀江氏ほどではないが、僕も現在のマスコミのあり方には疑問を持っている。

 弱い者は徹底的に叩くマスコミ。

 山尾志緒里議員に関して言えば、あくまで〝疑惑〟だぞ。
 それなのにテレビのワイドショーなどは、不倫をしている前提で報じている。
 もし扱うのなら、独自でしっかり取材してから報じろよ。

 ここ2、3日のことで言えば、日馬富士。
 何だ、この熱狂は?
 暴力は問題だが、ここまで熱狂する必要があるのか?

 つーか、もっと他に伝えることがあるだろう?

 たとえば、加計学園の認可。
 山尾議員の件は個人的な問題で僕たちの生活には何の関係もないが、加計学園は税金や国家の私物化の問題だぞ。
 どう考えても、こっちの方が重要だろう。

 それと、日馬富士をあんなに一生懸命追いかけるのなら、加計孝太郎を追いかけろよ!
「加計さん、獣医学部が認可されましたが感想は?」
「安倍総理とはゴルフや酒席でどんな会話をされていたんですか?」
「会話の中で獣医学部の話は出なかったんですか?」
「あなたの学校のどこが他の獣医学部にない最先端の教育なんですか?」
「校舎の建設費が異常に高いんですけど、水増ししていませんか?」
 とか、聞くことは山のようにあるだろう?

 ほんと、今のマスコミってくだらない。
 弱い者は徹底的に叩き、強い者には触らない。
 小林よしのり氏の言葉を借りれば、ほんと『クソ野郎ども』だ。 

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