平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

波風立てない、政権とお友だち、商売~かくしてテレビはつまらないものに

2015年03月31日 | 事件・出来事
 政権に批判的なコメンテイターがテレビから干されているらしい。
 先日の「報ステ」の古賀茂明さん。
 同じく「報ステ」の朝日新聞の恵村順一郎さん。
 「スッキリ!」では精神科医の香山リカさん。
 ジャーナリストの鳥越俊太郎さん、上杉隆さん、岩上安身さん。
 鳥越さんは闘病中だとお聞きしたが、確かに上杉さん、岩上さんは見なくなったな。

 詳しくは、こちらのブログを。
 実に面白いです。

 毎年、桜が満開になる頃に消えるもの?──今年も春の番組編成でTVから消える辛口コメンテーターたち

 右派のコメンテイターも干されているらしい。
 コラムニストの勝谷誠彦氏や独立総合研究所の青山繁晴氏など。

 要は、現在のテレビは波風立てたくないのだ。
 政権批判の発言をすれば、官邸から圧力が来るし、過激な発言をすれば、すぐにネットで炎上、局にはクレイムの電話。
 かくしてテレビは、メシを食ってるだけのバカ番組ばかりに。
 薄味の毒にも薬にもならないものばかりに。
 これでは誰もテレビを見なくなるよね。

 今回の「報ステ」の古賀さんの件について、『ゴーマニズム宣言』の小林よしのりさんは以下のようにブログで書いている。

「安倍首相とテレビ朝日の早川社長を結びつけたのは、幻冬舎の見城社長という話なのだ。
 見城社長はテレビ朝日の番組審議会委員長なので、それができたのだろう。
 見城社長は相当な安倍首相ファンらしくて、『ゴー宣』の単行本で、わしが真っ向から安倍首相を批判するのも快く思っていないらしい。
 だが、それは単純に売り上げの問題なのかもしれない。
 安倍政権批判をすると、単行本の売り上げが落ちるのだ。
 つまり戦前と同じような言論状況になっていて、政権批判は商売にならないというのが現状なのである」

 詳しくはこちら。

 権力批判が困難な時代の覚悟(ゴー宣道場)


 波風立てない、政権とお友だち、商売……。
 現在のメディアの現状って、こんな所にあるんでしょうね。

 だから、もう一度繰り返すと、
 かくしてテレビは、メシを食ってるだけのバカ番組ばかりに。
 薄味の毒にも薬にもならないものばかりに。


※追記
 ラジオでは比較的本音を言えるようだ。

 太田光が安倍晋三首相にバカ連呼「何で日本を守らないの?あのバカは」(ライブドアニュース)

 太田さん、テレビでも言って。

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花燃ゆ 第13回「コレラと爆弾」~だんな様、あれはいかなる火になるのでしょう?

2015年03月30日 | 大河ドラマ・時代劇
 コロリで亡くなった人たちを荼毘に付す煙を見て、高杉晋作(高良健吾)は「辛気くさい」と言い、自分の無力を嘆く。
 一方、文(井上真央)は、亡くなった人たちに当たり前の暮らしがあったことを想う。
 同じ煙を見ても感じること、考えることが違うふたり。

 この文と高杉ら松下村塾の塾生たちの対比には、後半の地雷火の煙でも描かれる。
 地雷火の爆発を見て、おそらく塾生たちは拍手喝采したであろう。
 しかし、文は「だんな様、あれはいかなる火になるのでしょう?」と将来の不安を口にする。

 <当たり前の生活>と<理念・行動・国・戦い>

 男たちっていうのはどうしようもないですね。
 こういう観念的なことが大好きだ。
 少しも地に足がついていない。

 この対比は、小野為八(星田英利)と彼の父・山根文季(平田満)の関係でも。
 父親は医術で人を救おうとしているのに、小野為八は人殺しの武器をつくっている。

 久坂(東出昌大)も文のことなどそっちのけで国のことに奔走してる。

 今回はあまり感情移入できませんでした。
 何しろ人殺しの武器をつくって嬉々としている松陰(伊勢谷友介)たちって……。
 武器の使用の先には死があって、文が荼毘の煙を見て想像したように、戦死した人には当たり前の暮らしがあるのに、松陰たちにはその想像力がない。
 まあ、弱肉強食の世界情勢の中で、文のような想像力や考え方は無力で、甘いものなのでしょうけど。

 最後は作劇について。

・武器(地雷火)をつくる者
・医術と薬と念仏で人を救おうとする者
・母親を喪った子が生きていけるように字を教える者

 作家はこの三者を同列に扱っている。
 武器をつくる者に関しては、文を使って違和感は描いているが、これもひとつの志のあり方として全否定していない。
 死にゆく父親も為八のことを肯定していましたしね。
 作家はどうやら物事や登場人物に善悪・白黒をはっきりつけないブンガク的な作品を目指しているようだ。
 ここには大衆文学のような痛快さはない。
 これから松陰たちはますます過激なテロリストになっていくだろうから感情移入はますます難しくなっていくだろう。
 さて、この難しい作劇を作家はどう描くか?


※追記
 武器のことで思ったのですが、よく考えると、坂本龍馬って武器商人なんですよね。
 亀山社中で武器を売って金儲けしてた。
 英雄像は視点を変えれば、こんなふうに崩れていく。

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古賀茂明氏が報ステの放送中・放送後のやりとりをすべて語った~リテラより抜粋

2015年03月29日 | 事件・出来事
 報道ステーションで〝官邸の圧力で自分の降板や番組のMプロデューサーの更迭〟を語ったコメンテイター古賀茂明氏。
 もし、これが事実だとしたら、政府によるとんでもない報道関与、言論圧力である。

 その古賀氏。
 番組CM中と終了後の生々しいやりとりについて次のようにリテラに語っている。

 まず、番組幹部のW氏とは、

『僕と古舘さんとわーっとやり合って、CMに入りまして、そこで(番組の幹部W氏が)来るんですよ。「打ち合わせに無いことをしゃべるな」と言ってきたんです。だから僕は「えっ?」と驚いて、「打ち合わせしたこと以外は、しゃべっちゃいけないんですね、もう一回言ってください」と言ったら、「だから打ち合わせに無いことを言わないでください、古賀さん」と言ったから、僕はそれを紙に書いたんです。
『打ち合わせに無いことを喋らないでくださいと(番組の幹部W氏は)言いましたので、私はこの番組の中では打ち合わせたこと以外しゃべれなくなってしまいました』って、(CMのあと)最初にそれを言ってから、私はしゃべりますからと言ったんです。CM中のことです。
そしたら(番組の幹部W氏)は、すごいあせっちゃって、「なんでそんなこと言うんですか」と言うから、だってあなたが今言ったでしょ、と。
僕の立場としては言いたいことを全部言いたいけど、でも、それを言わないんだったら、何で言わないか説明しなければならないじゃないですか、と話をして、あなたは名前を出さないで裏でそういうふうに圧力かければすべて済むからいいですけど、僕は名前出してやっているんですよ、と。だからあなたも正々堂々と言えると思っているんだったら、名前を言っても何も困らないでしょうと言ったら、それは困ると言って』

 テレビ朝日・報道局長とは、

『楽屋から出ると、通路の真ん中に仁王立ちした報道局長がいて、通路を通さない感じで、彼はおそらく僕にきっちり抗議した、と、周りに分からせようというのもあるのか、みんなの前で見せるように、「何であんなことを言うんだ」「あれはおかしいじゃないか、ニュースの中身と関係ないじゃないか」とかそんなことを色々言いながら、私についてきて、私は無視して、でもエレベーターまでついてきて、地下のハイヤーの乗り口までずっとついてきて、そういうことをずっと言うわけです。
だけど、僕が途中から、あなたの仕事はこういうことが仕事なの? 違うでしょ、なんで(Mプロデューサーを)更迭したの?」と。
そしたら報道局長は「更迭じゃない」と最初は言い張っていたんだけど、僕が「じゃあ、なんで(Mプロデューサーを)代えるの? 古舘さんにしても(Mプロデューサーを)代えたいわけじゃないでしょ。(Mプロデューサーを)守るのがあなたの仕事でしょ」と、ずっと僕は色々言ったら、報道局長は途中から黙ってしまった。完全に何も言えなくなっていました』

 もっと詳細をお読みになりたい方は以下をご覧下さい。

 さらに続報! 古賀茂明が『報ステ』放送中・放送後のスタッフとのやりとりをすべて明かした!(リテラ)

 このやりとり、古賀氏本人が語っているのだから主観的なものはあるにせよ、ほぼ間違いはないだろう。
 もし、事実と違っているならテレビ朝日は記者会見でも開いて弁明すべきだ。

 それにしても本当に情けないね、テレビ朝日の報道局。
 権力の顔色をうかがって口を閉ざすのなら、報道なんかやめちまえ。
 安倍晋三と仲良く夕食なんか食ってるから、そういうことになるんだ。

 月~木曜日のコメンテイターの恵村さんも幻冬舎の見城徹氏(テレビ朝日番組審議会委員長を兼任)とテレ朝・早河会長が協力して外したと古賀氏は言ってるけど本当?
 見城さん、「ひんしゅくは買ってでもしろ」というのが信条だって聞いたけど、全然違うじゃないか?
「どんどんひんしゅくを買う番組を作れ」と言うのがあなたの仕事じゃないの?
 見城さんのこと、編集者として尊敬してたのになぁ。
 とても残念だ。

 人事による圧力。
 NHKの会長・籾井も同じようなことをしてるけど、上から「官邸からクレイムが来るような報道をしたら異動させるぞ」って言われたら、そりゃあ、現場は萎縮するよね。
 圧力から現場を守ってやるのが上の仕事なのに。

 最近、テレビがおかしくなっている。


※追記
 この件について、菅官房長官は「放送法」を持ち出して言及した。
 政府が「放送法」を持ち出すことはこれが初めてらしい。

 砂川浩慶(ひろよし)・立教大学准教授(メディア論)はこんなコメントをしている。(朝日新聞)
「生放送中のハプニングは番組として不適切ではあったものの、今回の最も大きな問題は、政権与党と放送メディアとの関係だ。
 官房長官が「放送法」を持ち出したのは非常に巧妙。直接的ではなくても、口に出すことで圧力になる。
 今後、テレビ局側が当たり障りのないコメンテーターを使うなど、結果的にメディアによる権力批判が封じられることにつながることを懸念する。
 今後もテレビ局は波風をたてることを恐れず、少数意見や政権を批判する意見も報道し、多様な角度から報道することが重要だ」

 確かに。
 それにしても菅って陰湿だよな。

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手裏剣戦隊ニンニンジャーVS仮面ライダードライブ 春休み合体スペシャル~これは俺たちの修行だ!

2015年03月29日 | コミック・アニメ・特撮
 おおっ、ショッカー復活か!
 鷲のマークに地球の紋章!
 熱いぜ!

 さて、今回はニンニンジャー&仮面ライダードライブ春休み合体スペシャルですが、本ブログは風花ちゃん(矢野優花)にスポットを当てることを主眼にしていますので、今回も。
 しかし、さすがに今回は目立った活躍がなかった。

★変身した仮面ライダードライブを見て「ちょっとカッコいい!」 ←ちょっとなんだ。
★天晴(西川俊介)が逮捕されると、助けることもせず、八雲(松本岳)らと共にすぐに逃げるww
 で、「お兄ちゃんも忍者なんだから何とかするでしょう」www
★しかし、天晴がネバネバの正体が妖怪ブルブルだとわかると、「お兄ちゃん、やるじゃん!」と両手でVサイン!

 何だかんだ言って、兄のことを気にかけている風花ちゃんでした。
 来週は風花ちゃんメインの回になりそうなので見逃せません!

 なお、今回のエピソードで天晴の職業が判明した。
 警察の取り調べを受けて、
「伊賀崎天晴、職業アカニンジャー」 ←職業だったのか!

 仮面ライダードライブ・泊進ノ介(竹内涼真)に言わせると、天晴はこんなふうに見えるらしい。

「考えない熱いバカ」 ←おいおいwww

 しかし、天晴の熱さは進ノ介にも伝播して、
「もう考えるのはやめた。お前とフルスロットルで走る!」

 確かに考えすぎて立ち止まるより、走った方がいい時ってありますよね。
 時間が経てば自浄されて消えてしまう異常事態の中、天晴が語ったポジティブな言葉も印象的だった。

「これは俺たちの修行だ!」

 力強い言葉ですね。
 どんなに大変で苦しい時も「これは自分を鍛える修行なんだ」と思えれば乗り越えられる。
 逆境の時に思い出したい言葉です。

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報道ステーション~われわれは古賀茂明氏の最後のメッセージをどう受け取るか?

2015年03月28日 | 事件・出来事
 報道ステーションのコメンテイター古賀茂明氏。
 おそらく古賀さんの出演はこれが最後だろう。
 安倍官邸の方から圧力がかかり、テレビ朝日はそれに従ったようですからね。

 報道ステーション~テレ朝報道局長は「古賀を出すな」、番組プロデューサーは更迭らしい


 番組中、古賀さんは日本が目指すべき国の姿としてこんなことを言っていた。

・原発輸出大国ではなく、自然エネルギー大国
・武器輸出大国ではなく、平和大国
・ギャンブル大国ではなく、文化大国。


 まったく、そのとおりである。

 水、風、地熱、海、こんなに自然豊かな国なのに、なぜ自然の力を利用しない?
 逆に日本は地震大国だ。
 そんな土地でなぜ原発に頼る?
 要は自分たちの原発利権を守りたいだけなんだろ?

 武器を売って儲けるというのもね。
 要するに〝人殺し〟に荷担するってことでしょう?
 僕はイヤだな。
 それよりも紛争している二カ国の間に入って、「まあまあ」と外交的に調整する役割を担えばいいじゃない?
 日本は「和」の国なんだから。

 カジノっていうのもね。
 まあ、カジノも文化のひとつだから否定しないけど、日本にはアニメ・コミック・J-POP・食事・ファッションなど、世界に誇るべき文化がたくさんある。
 カジノを持ち出してくるあたり、サブカルを理解しないおっさんの発想だね、安倍一派は。

 そもそも<原発><武器><ギャンブル>って、どこが「美しい国」なの? 安倍さん。
 あんたの美意識疑うよ。

 古賀さんは次のようなガンジーの言葉も引用していた。

「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。
 そうしたことをするのは世界を変えるためでなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」


 <世界によって自分が変えられる>とは、たとえば戦争ですかね。
 戦争状態になれば、すべてお国のためにという状態になり、個人の自由は失われ、ものを言えなくなり、場合によっては戦場へ。
 国家権力は個人の人権を奪って、国家の言いなりにしようとする。
 あるいは格差。
 現在がまさにそうだが、アベノミクスとやらで、持てる者はますます豊かになり、持たざる者はますます貧しくなっている。
 それで持たざる者が物を言わなければ、安倍一派はますます富裕層優遇の政治をする。
 安倍や麻生たちはその出身ですからね。
 少なくとも貧乏人や不当な労働・安い賃金でこき使われてる人は安倍を支持しちゃダメだよ。

 さて、われわれは古賀さんのメッセージをどう受け取るか?


※関連記事
 『報道ステーション』で古賀茂明が「官邸圧力で降板」の内情暴露 古舘が大慌て(リテラ)

「政権批判の自粛、社会に広がっている」1200人表明(朝日新聞)

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冴えない彼女の育て方~詩羽先輩! 俺を男に……じゃなくてクリエイターにして下さい!

2015年03月27日 | コミック・アニメ・特撮
 アニメ『冴えない彼女の育て方』が終了しました。
 内容は、メガネの消費型オタクだった安芸倫也(CV松岡禎丞)がプロデューサーとしてギャルゲーをつくる! というもの。

 プロットとシナリオを担当するのは、倫也の先輩で、霞詩子のペンネームでラノベを書いている大人気高校生作家・霞ヶ丘詩羽(CV 茅野愛衣)
 キャラクターデザインと原画を担当するのは、大人気同人作家で幼なじみの澤村・スペンサー・英梨々(CV大西沙織)
 音楽は、倫也のいとこで女子バンドを組んでいる氷堂美智留(CV 矢作紗友里)
 そして、倫也のイメージをかきたてるメインヒロイン担当で、同級生の非オタ一般人の加藤恵(CV安野希世乃)

 プロデューサーの仕事は大変だ。

 詩羽先輩とは深夜ホテルでふたりきりで、
「詩羽先輩、お願いがあります!」
「?」
「俺を男に……じゃなくてクリエイターにして下さい!」
 ガシッ! と詩羽に足蹴にされて
「そのまぎらわしい言い間違いわざとか!?」←このシーンの詩羽先輩のあせり方が可愛い。

 英梨々とは夏コミのエロ同人誌の制作に協力するため、作中のキャラクターを実演して、
「さあ、あなた、主人公のコウヘイになりきるのよ。そして、あたし…じゃなかったマリコに情熱的に愛をささやきかけなさい」
 と言われる。(←ツンデレ)
 それで当然のごとくエロ同人誌なのでお約束で、
「メチャクチャにしてっ! 二度と忘れることがないくらいにスゴイことしてっ!」←あくまでキャラクターの実演です(汗)

 メインヒロイン担当の、非オタ一般人・加藤恵が髪型をポニーテイルに変えてきた時には説教。
「お前はキャラクターというものがまったくわかっていないっ!」
「あ~、そ~だね~」←恵はおっとりキャラです。
「性格、言葉遣い、誕生日、スリーサイズ、好きな水中モビルアーマー……、こうしたキャラクターを構成する重要要素をそんなに簡単に変えちゃいけないんだ! そんなことをしたら読者の愛した加藤恵というキャラクターが死んでしまうんだ!」
「そっか、それは大変だね~」

 というわけで、ハーレム型日常系アニメです。
 ただ今までと少し違うのは、主人公の倫也がギャルゲーをつくるために奮闘していること←がんばってる主人公!
 倫也を取り巻くヒロインたちとの事件や関係の変化が実際にギャルゲーをプレイしているように感じられること←上手い作劇だと思います!
 あとは、意味もなく、ヒロインたちの胸や脚や尻のアップやシャワーシーンなどのサービスカットが多いこと←フェチ趣味の方にはたまりません!

 さて、ギャルゲーのプレイヤーのように視聴者は誰を選ぶのでしょうか?
 僕は、詩羽先輩ですかね。
 あの毒舌は捨てがたい。
 客観的な解説も的確だし、体位のこととかもやたら詳しいし(←なぜ?)、英梨々は面倒くさそうだし、恵はおっとりしててとりとめがないし。

 というわけでアニメが終わって、詩羽先輩ロス。
 こうなったら原作を読むしかないな~。

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寄生獣~人は点の理解を積み重ね、寄り添いながら生きて、死んでいく。

2015年03月26日 | コミック・アニメ・特撮
 人は点の理解を積み重ね、寄り添いながら生きて死んでいく。

 これが最後に新一(CV島信長)がたどりついた結論。

 ふり返れば、確かに新一と登場人物たちとの関わりは<点>の理解でしたね。
 ミギー(CV平野綾)ともパラサイトたちとも里美(CV花澤香菜)とも。

 ミギーは最初、自分に寄生した化け物だったが、戦いを共有していく中で、少しずつお互いの理解を深めていった。

 里美とはすれ違いだったが、彼女は常に新一を見つめ理解しようとした。

 パラサイトは最初、人を無惨に殺害して喰らう化け物だった。
 だが、やがて新一はパラサイトも生きるために他の生物を食べるライオンなどと変わらない生物であることに気づいた。
 要は食べる対象がたまたま人間だったから、人間の物差しで<排除すべき敵>になり、<化け物>になっただけ。
 市長の広川(CV水島裕)の「人間こそが地球を蝕む寄生虫で、パラサイトはそんな人間を駆逐する天敵だ」とする説も、点の理解のひとつとして位置づけられるべきだろう。

 殺人鬼の浦上(CV吉野裕行)は理解を求めていた。
 だから最終回、「人間の本質は殺し合うことで、人を殺さないで生きている人間は無理をしていると思うだろう?」と新一に同意を求めた。
 浦上は、心の奥で人を殺してしまう自分に苦しみ、孤独で、誰かに「お前のしていることは間違っていない」と言ってほしかったのだ。
 
 人は点の理解を積み重ね、寄り添いながら生きて死んでいく。

 寄り添いながら生きていく、という点では、ラストの里美とのエピソードは感動的で、ほのぼのとする。

 ビルから落下する里美を助けたミギーは右手の姿になって、
「いつまでもメソメソしてるんじゃない。疲れるから自分で持ちな」
 と、里美を新一に引き渡す。
 これはミギーの別れの言葉。
 ミギーは新一に「これからは自分の力で生きていけ」「これからは里美と寄り添って生きていけ」と暗に語っている。

社員「あそこに三人倒れているぞ」
里美「三人だって、いっしょにされちゃったね」
 というやりとりも興味深い。
 社員が、折り重なっている新一と里美をひとりの人間と見てしまったのは、里美がミギーの代わりになったことの象徴だろう。


 『寄生獣』『進撃の巨人』
 最近は<人間の天敵>を描いた作品が多い。
 これは現代社会が不安に満ちている証拠であろうが、『寄生獣』は<異なるものとの理解と共存>を描いた。
 完全に理解し合うのは難しいかもしれないが、異なるものと点の理解を積み重ねていけ、と語った。
 巨人を駆逐する主人公を描いた『進撃の巨人』はどのような結論を出すのだろう?


※追記
 声優の花澤香菜さん、上手いな~。
 『寄生獣』の里美を演じたかと思うと、『サイコパス』の常守朱ですもんね~。
 声に独特の色気があるんですよね。

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沖縄・翁長知事、辺野古基地建設停止指示~これは「国権」と「民権」の闘いでもある

2015年03月24日 | 事件・出来事
辺野古作業 停止指示 知事「腹を決めた」(沖縄タイムス) - goo ニュース

 沖縄・辺野古基地建設に対して、沖縄・翁長知事が停止指示。

 まあ、当然ですよね。
 翁長知事が何度、東京にやって来て面会を求めても、首相も官房長官も防衛大臣も無視して、会わないのだから。

 安倍首相は常々「沖縄県民の意見を聞き、理解を得ながら基地建設を進めていく」と話しているのに、なぜ県民の代表である翁長知事と会おうとしない?
 EXILEには会うのにね。

 

 そもそも自分と意見の違う人間、自分に反対する人間は無視するって、子供か?
 辺野古基地建設が正しいと信じるのなら翁長知事と会って、話して、説得すればいいじゃないか?

 官房長官の菅氏の言い方も気持ち悪いな。
 あの感情のないロボットのような物言い。
 いい加減、菅義偉の気持ち悪さに気づきましょうよ。

 この沖縄の闘いは、<国権>と<民権>の闘いでもある。
 これを許せば、国は国民の思いを無視して、どんどん好き放題やって来る。

 元来、国家権力というのは民主主義的手続きなど無視して、自分の思うがままにやりたいと考えるもの。
 その究極が独裁政治。
 独裁国家というのは、独裁者が「ここに基地を作るから住民をどけろ」と言えば、それが出来てしまう体制。
 民主主義国家というのは、議会の承認があって住民の理解があって、さまざまな法律や環境問題などをクリアして初めて物事が進む手間のかかる体制。

 で、安倍晋三氏には、本人は否定するだろうが、その傾向が多々ある。
 今回の沖縄の強行的なやり方はまさにそれ。
 自衛隊は国会の承認なしに、首相などが参加する国家安全保障会議(NSC)の判断で派兵できることになりそう。
 今後出て来るであろう<非常事態法>が通れば、非常事態だからという理由で国が何でも出来るようになる。

 こんなことを企んでいるから「安倍は独裁者だ」と言われる。

 安倍さん、まずは県の中止命令を受け入れ、翁長知事と話をしましょうよ。
 それをやらずに強行すれば、本当に禍根を残しますよ。
 沖縄の基地建設が法に則っていると言うのなら、今回の翁長知事の判断も法に則っている。
 だから話し合わなくちゃ。

 というわけで、安倍氏の言った言葉を三回くらい書いておきます。

「沖縄県民の意見を聞き、理解を得ながら基地建設を進めていく」
「沖縄県民の意見を聞き、理解を得ながら基地建設を進めていく」
「沖縄県民の意見を聞き、理解を得ながら基地建設を進めていく」

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デート~恋とはどんなものかしら~最終話 楽しいだけの恋はおままごと。苦しいことも愛おしい

2015年03月24日 | 恋愛ドラマ
 鷲尾(中島裕翔)とのデートのことを話す依子(杏)。
 しかし……
「それはサッカーの話だ!」
「それはボーリングの話だ!」
 と、鷲尾についての話がまったく出て来ない……(涙)

 一方、巧(長谷川博己)とのデートの話は、巧についてノート三冊分の話ができる(悪口だけど)。

 これで勝負ありですね。
 鷲尾がいみじくも言ったように、
「依子さんの頭の中は谷口巧でいっぱいだ!」

 依子と巧は、欠点を含めてお互いのことをすごく理解しているんですよね。
 だから、いろいろ語れる。
 ズバズバとお互いの欠点を指摘し合えるし、自分では相手を幸せにできないと身を引いてしまう。

「楽しいだけの恋愛はおままごと」

 脚本の古沢良太さんは、うわべだけの浅い関係を否定する。
 きれいごとでない、一歩踏み込んだグチャグチャドロドロの世界こそが真の関係をつくると考える。
『リーガルハイ』でも真知子の朝ドラヒロイン体質を批判し、「汝の醜さを愛せ」「狂気の世界で戦う者たちの邪魔をするな」と語っていたし。

 相手に一歩踏み込んで関わることはハードなことだ。
 苦しみ悩み、ケンカして別れ、怒り憎み、ヘトヘトになる。
 うわべだけの楽しいつき合いの方がどんなに楽か。
 でも、そういう関係を通してしか、相手のことも自分のことも理解できない。
 そして、相手や自分の醜さを愛し、苦しいことも愛おしいと思えるようになった時、本当の絆がうまれる。

 依子と巧。
 ふたりはまだまだ人生の初心者だ。
 依子は自分の世界の中だけに生きてきたし、巧は世界を拒絶してきた。
 しかし、ふたりはハードな世界に船出することを決意した。
 それがリンゴを食べる行為。

 このリンゴの意味のひとつは、『白雪姫』の魔法使いの毒リンゴを食べるということだろう。
 毒リンゴは<人間や俗世間の醜さ>や<苦しみ悩み、怒り憎む人生>の象徴。

 もうひとつは『アダムとイブ』。
 楽しいだけの世界から苦しみだらけの人間の世界へ。
 失楽園。

 依子と巧はこれからもますますケンカし、罵り合い、傷つけ合っていくだろう。
 でも、それは苦しいけれども同時に楽しい。
 いずれ、きっと愛おしい時間になる。

 人間の世界へようこそ。

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花燃ゆ 第12回「戻れないふたり」~心配なんです。あなた様は本当にまっすぐな人やから

2015年03月23日 | 大河ドラマ・時代劇
 まずは夫婦コント三連発。

★コントその1
 婚礼の席、高杉(高良健吾)がいきなり爆弾発言。
「文は不美人だから嫁には欲しゅうないと久坂は言ってたのう」
 北風+犬の遠吠え、アオーーン!(笑)
 周囲はなんとか取り繕うとするが、酔った周布(石丸幹二)がポツリと、
「不美人がどうした?」
 すると、文(井上真央)が問い詰めて、
「言うたん?」
 伊藤利助(劇団ひとり)は、
「不美人と言うたんは、おすみちゃんのことや」とフォローするが逆効果。
 怒った文は立ち上がり、
「実家に帰らせてもらいます!」
 すると、富永有隣(本田博太郎)が最後のオチ。
「実家はここじゃが」(笑)

★コントその2
「お帰りなさい」
 と、文に言われて戸惑う久坂(東出昌大)。
 久坂は幸せ慣れしていないのだ。
 その日の夕飯。
 文は味噌汁の具をいつもより多く入れ、久坂のお碗にはご飯を大盛りにする。
 わかりやすい文(笑)

★コントその3
 夫婦の夜の生活を意識するふたり。
 久坂は文に何かを言おうとするが、塾生が「今日は松陰先生の講義を聴きに来ないのか」とやって来る。
 無粋な塾生たち(笑)あるいは久坂をからかいに来たのか?

 定番と言えば定番だが、大河ドラマのコントとしてはこれくらいだろう。
 コントその1は結構ながく引っ張ってがんばってるし。

 というわけで、幸せな久坂。
 彼は家族がおらず、ずっとひとりで生きてきたから、その幸せは尚更だろう。

 しかし、久坂にとって<個人の幸福>と<志>は両立しなかったようだ。
 江戸行きが言い渡されると、命をかけて事をなすために文にこんなことを告げる。

「俺はやはりひとりの方がしっくり来る。
 ひとりの方が気兼ねのう遠くに行ける。
 お前は、お前に似合う相手を見つけてくれ」

 おそらく、これは迷いに迷った末の結論だろう。
 本音では別れたくないが、個人の幸福は志のためには妨げになる。
 自分が過激な行動に走れば、文に迷惑がかかるし、命を落とすようなことがあれば文を悲しませる。
 だから冷たく突き放しておいた方がいい。

 一方、物事の本質を見抜く文とって、久坂の思いなど簡単にお見通しだったようだ。
 文は久坂にもっと素直になれと言う。
 うれしいときには笑い、そばにいてほしいときはそばにいてほしい、助けて欲しいときは助けてほしい、江戸に行っても待っていてくれと言えと諭す。

 同時にこんな心配も。

「心配なんです。あなた様は本当にまっすぐな人やから。ようまわりが見えんくなるから。江戸に行ってもぶつかって擦りむいていっぱいこけるかもしれんから。ひとりにしておけんのです、あなたを」

 さすが文ですね。
 久坂の<危うさ>をしっかり見抜いている。

 まっすぐで、まわりが見えなくなって、ぶつかって擦りむいてこける男。

 文は久坂のストッパーなんですね。
 文という愛する存在がいるから、久坂は過激な行動を抑えるようになる。
 糸の切れた凧のようにどこかに飛んでいけなくなる。
 だから、このせりふ。

「私がこの萩にいます。この萩であなたを思うとってさしあげます。あなたがどれほど遠くに行っても迷子にならんように」

 しかし、時代の流れは、文ひとりの力ではどうにもならない所まで来ているようだ。
 久坂も自分の熱情を抑えることが出来ない。

 <個人の幸福を求める者><国の行く末を憂える者><個人の幸福と志の間で迷う者>、あるいは<お香の会や縁談のことで悩む者>こうした人々が混ざり合って歴史は動いていく。
 
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