平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

参議院選挙~自民党が国民を恫喝! 消費税を下げると社会保障費カットするぞ! 

2022年06月29日 | 事件・出来事
 自民党の幹事長・茂木敏充が「消費税を減税すれば社会保障費を3割カットする」と発言。

 恫喝・脅迫だな。
 そして騙し。
 政治にあまり興味のない人は「それは困る」と考えてしまう。

 でも消費税というのは一般会計なんですね。
 一般会計というのは共通のお財布で、
 それが50兆円あったとしたら、教育予算にも防衛予算にも建設予算にも使える。
 一般家庭で、10万円あったら食品にも衣服にも娯楽にも使えるのと同じ。
 だから消費税を2%カットして5兆円がなくなったら、45兆円でやりくりすればいいだけの話。

 そもそも自民党はこの5年間で防衛予算を5兆円上げて10兆円にしようとしている。
 その5兆円は国債で賄うと言っているが、だったら消費税減税分も国債で賄えばいい。
 今は空前の物価高なんだから、消費税が下がればその分助かる。

 コロナの時もそうだが、
 この国は本当に国民のためにお金を使わないな~!

 そんな中、政府が打ち出して来たのは、
 電気代を節約した家庭や事業者に最大2000円分のポイントを付与。
 おおっ、電気代節約したら2000円分のポイントか!?
 よし節約しよう!
 結果、熱中症で入院……2000円以上の入院費を請求される……。
 みたいなことが起こりそう。

 そんなことする前に直接、電気代を下げることにエネルギーを使えよ!
 こうしたポイント制にすることでシステムを構築せねばならず、開発費用がかかる。
 そして業者は中抜き。
 おそらく発注先は経産省のお友達のITゼネコン・富士通やNECあたりだろう。
 そして中抜きした分、政治家にキックバックか? 官僚は天下りか?
 政府はこんなことばかりやってる。
 防衛費の5兆円UPも同じ。
 中抜きされて割高の使えない兵器ばかりを買わされて終わり。

 消費税を下げれば景気があがると思うんだけどな~

 たとえば消費税ゼロなら
 1万円の買い物をした時、1000円が浮く。
 その1000円で外食でもしようか、本でも買おうか、という気分になる。
 結果、消費が拡大する。
 企業が潤う。
 給料が上がる。

 この好循環をつくりましょうよ。

 だから7月10日の参議院選挙では消費税を減税しない自民党・公明党にNOをつきつけましょう。
 具体的には立憲・共産・社民・れいわへの投票だ。
 特定の政党支持がない場合は、選挙区の選挙情勢をネットで調べて野党の勝てそうな候補に入れる。
 国民民主・維新も減税を公約にしているが、政府寄りだからどうかな? と思ってる。

 経団連は消費税を19%にしろと提言しているようだし、
 今、NOと言っておかないと消費税19%になりますよ!

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鎌倉殿の13人 第25回「天が望んだ男」~時政、政子、義時、藤九郎、ひとりひとりに別れの挨拶をする頼朝

2022年06月27日 | 大河ドラマ・時代劇
 頼朝(大泉洋)の死。
 前半はコメディタッチ。
 相性のよくない色・赤を避けていたらホオズキが。
 赤ん坊は命を吸い取るので抱きたがらない。
 恨みを持つ者の縁者を遠ざける←たくさんいすぎる!
 比企尼(草笛光子)、頼朝は幻影を見ているのかと思ったら寝ていただけだった。
 餅を喉につまらせて、義時(小栗旬)が背中に強烈パンチ!
 餅が喉から飛び出て「あ~死ぬかと思った!」
 死を喜劇にする。
 こういうセンス好きだな。
 ウディ・アレンの映画のよう。

 サスペンスもある。
 災いの予感がして頼朝は橋供養に行きたがらない。
 方違えをするが、途中の道が工事中で通れない。
 歴史に詳しい視聴者は、落馬が原因で頼朝が亡くなることを知っているから、いつ落馬するんだ? と思って見ている。
 ………………………

 後半は、縁のある人との最後の時間。

 りく(宮沢りえ)は、近くにいたが、今まで話したことのない縁のなかった人として登場。
「都人はおどしだけで動かぬ。そなたも知っておるだろう」と都談義。
 都人としての頼朝と共に、都で権勢をふるうことをあきらめた頼朝を描いた。
 これは少し後の「どこかの入道のように唐にでも行くか」という言葉に繋がる。

 時政(坂東彌十郎)とは昔話。
 旗揚の頃から支えて来たのは時政だった。
 そんな時政は現状を有り難く思い、満足していると言う。
 酒をくみかわし餅を食べる義理の親子。
 頼朝にとって楽しい時間であったことだろう。

 政子(小池栄子)とは夫婦談義。
 政子は、おなご好きも含めて頼朝との生活は「退屈しなかった」と語った。
 死を怖れている頼朝は「しんみりするな」と諫め、夫婦で笑う。

 義時とは信じ合える友としての会話。
 今後の政権構想を義時と政子に語り、支えるように指示を出し、義時には素直な胸の内を明かす。
「人の命は定められているもの。抗ってどうする?
 受け入れようではないか。受け入れて好きなように生きるのだ」

 そして最後は藤九郎・安達盛長(野添義弘)。
 頼朝の馬のくつわをとり、しみじみと「いろいろありましたなあ」
 しかし、昔を思い出すことが死に繋がることを思い出して「はっ!」
 頼朝は「もうよい」と言って昔話をするように言うが、盛長は思い出せない。笑
 いいシーンですね。
 権勢をふるった頼朝が最後に行き着いた所は、盛長とふたりで歩むことだった。
 頼朝は原点に戻った。
 そんな頼朝が倒れた時に盛長が叫んだ言葉は「鎌倉殿!」ではなくて「佐殿!」。
 頼朝の人生、ほんとうは盛長と歩むだけで十分だったのかもしれない。

 頼朝は縁のあるひとりひとりに挨拶をして旅立っていった。

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亡くなった小田嶋隆さんの言葉~新自由主義者にとって世界は「トロッコ問題」そのもの。この前提はあるタイプの人間を興奮させる

2022年06月25日 | 事件・出来事
 コラムニストの小田嶋隆さんが亡くなった。
 ご冥福をお祈りいたします。

 そんな中、ツイッターを見ていたら、こんな小田嶋さんの言葉がタイムラインで流れて来た。

『あるタイプの新自由主義者にとってこの世界は「トロッコ問題」そのものなのだね。
 彼らは人間を2つの集合(AとB)に分断して、
「コストとベネフィット(利益)を勘案して、生き残るべきなのは、AとBのうちのいずれなのか」という問いを立てるところから話をはじめる。
 維新とかモロにそうだよ』


『二股に分かれた線路の先にいる人間たちのうちのいずれかを必ず殺さなければならない」という、トロッコ問題が踏まえている前提の残酷さは、あるタイプの人間を興奮させるのだね。
 なんとも不愉快なことに』


 最近の僕の関心で言えば、たかまつなな氏がこれに当てはまる。
 彼女の問題の立て方は「老人か? 若者か?」
 つまり具体的に言えば、
「全体の利益のためなら老人を優遇すべきか? 若者を優遇すべきか?」
 これが行き着く所は──
「全体の利益のためなら老人を生かすべきか? 若者を生かすべきか?」だ。
 たかまつ氏が批判されているのはこの点で、
 おまけに、彼女には自分の発言がこうした優生思想に発展するという想像力がないようだ。

 このトロッコの問題の問題設定は間違いなんですね。
 社会は「老人」も「若者」も助けなくてはならないんですよ。

 これに関しては立憲民主党の枝野幸男さんが的確かつ明解なことを言っていて、
「老人福祉に予算を投入すれば若者の利益にもなる」
「なぜなら老人介護を行政が引き受ければ若者は活動できるし働ける」
「ヤングケアラー(親の介護のために仕事をやめる人)がいなくなる」

 新自由主義者やトロッコ問題にとらわれている人にはこういう思考が持てない。
 すぐに「ムダなものは切り捨てればいい」という発想になってしまう。
 行政改革を訴える日本維新の会がそうだ。
 そして小田嶋さんが言っているように、この方がわかりやすくて気持ちいいんですね。
 Aの問題もBの問題も解決する連立方程式を解くのは大変ですから。

 物事を「経済効率」で考えることも問題で、
 以前、「LGBTは子供を産まないから生産性がない」と言った自民党の杉田水脈の言葉がまさにそれ。
 人間はそろそろ「経済効率優先」の思考から脱却すべきではないのかな?
 少なくとも
『経済効率のために、AとBどちらを切り捨てるべきか?』
 こうした新自由主義的な問題設定は改めた方がいい。

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老人と若者の分断を煽る、たかまつななの危うさ~本当の悪は他にいると思うのだが……

2022年06月23日 | 事件・出来事
 若者参加を参加を呼びかけている、たかまつなな氏。

 その思いには賛同するが、この人、
・老人ばかりがいい思いをして若者は損している。
・国の予算は若者ではなく老人に使われる。
・老人は年金をもらえるが若者はほとんどもらえない。
・国の借金を背負わされるのも若者。
・地球温暖化と二酸化炭素の排出制限で苦しむのも若者。
・老人が投票に行くが、若者が行かないから政治家は老人向けの政治をする。
・だから若者よ、投票に行こう。
 という論を展開している人なんだよな。

 これ、老人を悪者にしているだろう。
 年金の件、国の借金の件、地球温暖化の件は事実だが、別にそれは「老人」のせいではない。
 原因は──
 少子化対策を怠り、安い給料で若者をこき使う制度(非正規労働)をつくり、
 結果、結婚できない貧困をつくり、
 電事連・原子力村に気をつかい再生エネルギーの普及を阻害し、
 国のお金を利権者と自分のために湯水のように使って来た「自民党政治」のせいだ。
 まあ、敢えてたかまつ氏の言う「老人」という言葉を使えば、
 この国の上の方にいる政治家や経団連などの老人たちのせいだろう。
 決して、年金で細々と暮らしている市井のおじいちゃん、おばあちゃんのせいではない。

 このたかまつなな氏の主張の行き着く所は「老人と若者の分断」だ。
 この論に触発された短絡的な若者は「老人憎し」に走る。
 良識ある若者でも「老害」という言葉が頭をよぎるかもしれない。
 この分断の結果、得をするのは自らの失政を覆い隠せる政治家たち。
 敵意が自分たちに向かず、他に向いてくれれば、こんなに都合のいいことはない。

 …………………………………

 さて、僕がなぜたかまつなな氏について書こうかと思ったかと言うと、
 彼女が紹介した余命に応じて個人の票の価値を決定する『余命投票制度』と
 彼女がYouTubeにUPした『選挙に行こう動画』に疑問を持ったからだ。

『余命投票制度』については後日書くかもしれませんが、気になる方は検索してみて下さい。

 そして、たかまつ氏の『選挙に行こう動画』。
 これはひどい。

 3人の老人が登場して若者に向かってこんな挑発的なことを言う。
「年金をもらえない? 関係ない。だって私はもらえてるから」
「教育費が減っている? その分、医療費にまわしてもらってるから有り難いよ」
「地球温暖化? 20年30年後のこと。なんか知らないわ」

 こんなことを言うお年寄りがいるのか?
 まあ、ごく一部にはこんなことを考えている人がいるかもしれないが、大半のお年寄りは善良だ。
 これが、たかまつなな氏の老人観だとすると、怖ろしい。
 デフォルメだとしても、間違った形のデフォルメだ。
 たかまつなな氏は、自分の動画が何をもたらすかを想像してほしい。

 動画はこちら
『若者よ選挙に行くな2022』(YouTube)

 それにしても生きづらい世の中になったなあ。
 日本社会がどんどん醜悪になっていく様を見届けたい気もするが、はやく死んでしまった方がいいのかもしれない。

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参議院選挙~消費税減税を公約にしている政党に投票しよう!

2022年06月22日 | 事件・出来事
 参議院選挙が公示。
 シンプルに書きます。

 消費税減税を公約にしている政党に投票しましょう!



 理由は──
・消費税減税→お金に余裕ができる→物を買う→企業が儲かる→給料が上がる。
 →お金に余裕ができる→物を買う→企業が儲かる→このループで結果的に税収も上がる。

 現在の政府の経済政策はこうです。
・消費税を上げる→その分、法人税を下げる→法人税を下げた分、企業は設備投資や研究開発費にお金を使い、儲かる商品をつくる→給料が上がる→結果的に税収が上がる。
 でも、これ9年間やって成果が出ていないんですよね。
 庶民の生活は苦しくなるばかり。
 だとしたら方向転換すべき。
 政府は消費税を上げるたびに補正予算を組んで、そのダメージを軽減しようとして来たが、
 それは一時的なカンフル剤でしかなく、まさに焼け石に水。
 もうこの繰り返しはやめましょう。

 それに、もし今回与党が勝利したら消費税を上げて来ますよ。
 だって軍事費を2倍(10兆円)にすると言っているんですから。
 経団連も消費税19%とか言っている。
 コロナ税とかも言ってくるかもしれない。

 現在、消費税減税を公約にしている政党は──
・立憲民主党
・日本共産党
・社民党
・れいわ新選組(消費税廃止)
・国民民主党
・日本維新の会
・NHK党

 ただ、国民民主党は与党に近く、
 日本維新の会は不祥事議員が多く、改革=行政サービスの低下、新たな利権の創出の政党だし、
 NHK党はメチャクチャ!
 一考の余地あり。

 さて
・現状維持でさらなる増税に苦しむか?
・自分の財布にお金が増えて生活が豊かになり、消費が上がり日本経済にも貢献するか?
 どちらが有効かは明白だと思うのですが、どうでしょう?

 ちなみに「消費税減税」は現在の円安・物価高対策にもなります。
 消費税減税の財源は国債です。
 減税して経済が上向くまで国債に頼り、税収が上がって来たらそれをやめる。

 今回書いた記事は重要だと思うので、選挙期間中、何度かUPします。


※関連記事
 2022年参院選 経済政策・給付金・税制の公約比較

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鎌倉殿の13人 第24回「変わらぬ人」~頼朝、狂う! 心に観音様を持つということ

2022年06月20日 | 大河ドラマ・時代劇
 まずは大姫(南紗良)の物語。
 巴御前(秋元才加)いはく、
「人は変われるのです。生きているかぎり、前に進まなくてはならないのです」
 幸せそうな巴を見て、大姫は前を見て歩いて行こうとする。

 だが、現実は過酷だった。
 見下したような丹後局(鈴木京香)の差別・排除。
 大姫は鎌倉では姫様だが、京ではそうではないのだ。
 京は権謀術数が渦巻く妖怪の棲む場所。
 そして大姫は政子(小池栄子)のように強くない。
 たちまち過酷な現実に押しつぶされてしまう。
 そんな大姫に三浦義村(山本耕史)はこんな言葉。
「人はおのれの幸せのために生きる。当たり前のことです。
 鎌倉殿や北条に縛られる必要はない」
 とても前向きな言葉だが、大姫は前向きにはとらえなかった。
 政子の「あなたは好きに生きていいのです」という言葉に反応して、
「好きに生きるということは好きに死んでいいということ。死ねば義高殿に会える」
 大姫の居場所は生者の現実世界ではなかったのだ。
 ベクトルが生きることではなく死へ。
 何という絶望だろう。
 そして、ベクトルが死に向かってしまった人は脆い。
 たちまち病で命を落としてしまった。
 ……………………………

 一方、生きることに執着し、足掻いている人間もいる。
「わしは諦めぬぞ。わしにはなすべきことがあるのだ」
 頼朝(大泉洋)だ。
 頼朝は天から見放されていること、自分の命数が残り少ないことを覚っている。
 それゆえ怯え、焦っている。

 死を望む大姫と生に執着する頼朝。

 頼朝に関してはこんな描写もあった。
 比企尼(草笛光子)に昔のようなやさしさや慈愛がなくなったことを諭された頼朝はこんなことを言う。
「源氏の棟梁として甘く見られてはいけないと思い、観音様は捨てました」
 世の中に観音像はなぜあるか?
 それは現実に生きる人々に「慈愛」の心を呼び起こすためである。
 人は観音像を見て、それを思い出す。
 だが頼朝はそれを捨ててしまった。
 今回は比企尼が観音様の代わりに頼朝を叱ったが、
 それがなくなると、人は権力争い・権謀術数の中でおかしくなっていく。

 その結果が大姫の死を目の前にした時の頼朝の反応だ。
「誰かが源氏を呪っている! その男は──!」
 範頼(迫田孝也)殺害……。
 なんという根拠のない短絡的な行動だろう。
 頼朝はおかしくなっている。
 もはや自制心が効かなくなっている。
 そんな頼朝を止めるのが政子であり、比企尼であり、義時(小栗旬)なのだが、暴走は止まらない。

 心に観音様を持って生きること。
 キリスト教などもそうだが、宗教には「慈愛」の効用がある。
 …………………………

 そして今回のもうひとつのモチーフは「世を捨てる」ということ。
 範頼は世を捨てて畑仕事をやり幸せだった。
 親父殿・時政(坂東彌十郎)も範頼に共感していた。
 そう言えば、義経(菅田将暉)も平泉で畑仕事をしていたなあ。
 三浦義村も「裏切ったり、裏切られたり、俺はもう疲れた」
 この思いが後半、大姫に語った「鎌倉殿や北条に縛られる必要はない」に繋がる。

 僕は中島義道さんの『人生を半分降りる』という本を読んで「なるほど!」と思ったが、人生を半分降りるくらいで生きて行く方が楽で楽しいと思う。
 心が弱い人にはこの生き方お薦めです。
 現実は愚かで理不尽で過酷で、あの頼朝でさえ壊れてしまうのですから。

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20代独身男性「4割がデート経験なし」~見栄張ってウソついてるヤツもいるから5割以上だろうな

2022年06月17日 | 事件・出来事
 少し前、ネットでこんな記事が話題になった。

『内閣府の調査で20代男性のおよそ7割が「配偶者、恋人はいない」、およそ4割が「デートの経験がない」と答えていることが分かりました。
 内閣府の男女共同参画白書によりますと、20代女性のおよそ5割、男性のおよそ7割が「配偶者や恋人がいない」と答えています。
 また、「これまでデートした人数」について聞くと、「ゼロ」と答えた人が20代の独身男性ではおよそ4割に上ることが分かりました。
 政府関係者は未婚や晩婚化、少子化に拍車をかけることにつながりかねないとして危機感をあらわにしています』


 まあ、さもありなん。
 昔は雑誌『ホット・ドッグプレス』とか『ホイチョイ・プロダクション』とか、
 いかに女の子と青春をエンジョイ(←古っ!)するかが全盛だったが、今はなくなったもんなあ。
 クルマ、ファッション、海、スキー、そんな時代ははるか遠くになりにけり。

 僕はすでにおっさんだが、別にアイドル・2次元・女優さんがいれば十分。
 デートではなく、アイドルライブやゲーム・アニメなどにお金を使う人は多いだろう。
 その方が気楽で幸せだったりする。

 まあ、日本全体が貧乏になったせいもあるだろうが、
 クルマ、ファッション、海、スキーといった価値観が変化していったのは面白い。
 結婚して家庭を持つという『昭和モデル』はもう終わった。
 令和はどんな時代になっていくのか?
『政府関係者は未婚や晩婚化、少子化に拍車をかけることにつながりかねないとして危機感をあらわにしています』
 政府の皆さん、この流れはもう止まらないよ。
 だって満足に就職できないんだもんな。
 就職してもたいした給料もらえないし。

 それにみんなは気づいてしまった。
 恋愛の延長上にある『結婚』の現実を!
 以下はドラマ『結婚できない男』の主人公・桑野さん(阿部寛)の名言。

「妻と子供と家のローンは人生の三大不良債権だ」
「独身なら稼いだ金は全部自分のもんだ。結婚すれば稼いだ金は妻と子に食いつぶされるだけだ」
「人が金持ちかどうかはな、収入の額じゃない。自分が自由に使える額、いわゆる可処分所得がいくらあるかで決まるんだ」
「結婚なんかしたら、親や親戚とのつきあいが単純計算で倍に増える。自分の分だけでも面倒なのに」

 桑野さ~ん! 一生ついていきます!
 ……………………………………………

 以下はこの件に対するネットの反応。

・まずはデートを定義してもらいたい。

・いつもこんなこと調べるだけの省庁 #内閣府いらない

・見栄張ってウソついてるのもいるだろうから
 5割以上だろうな

・生徒手帳に男女交際禁止なんて書くから

・ブルマを廃止してから世の中おかしくなったな

・氷河期は当時職探しで女どころじゃなかったらしいな

・うる星やつら、ビューティフルドリーマー見に行った。遥か昔。高校生の時。

・20代になってデートどころか碌に女子と会話したことない男とかかなり詰んでね?

・アベが悪い

・女:男女平等よ
 男:そうだね
 女:男は女を楽しませるべき!
 男:う、うん。
 女:タイプでない男が誘ってきたらセクハラ!!!
 男:そ・・そうなんだ。
 女:男からアプローチしてくるのが当然でしょ!
 男:ふぁっ!?(女はメンドクサイから関わらないのが賢いな)

・友達とゲームしてる方が楽しいし彼女がステータスな時代でもないんだぞ
 性欲お化けでもなければなんでわざわざ自分から異性に近づく必要あるのか

・39歳 高卒フリーター 実家暮らし 地方都市在住
 スーパー勤務 月収176000円
 身長182cm 体重73kg 高橋由伸似イケメン
 彼女いない歴=年齢 素人童貞
 男友達 2人 (ほとんど遊ばない)
 貯金 20万円
 免許取消処分中 (残り4ヶ月)
 愛車 ラクティス (維持費0)
 趣味 風俗 乃木坂46 5ch プロ野球 音楽鑑賞 ホラー映画
 俺はこれからどうすれば彼女出来る?
      ↑
・風俗と乃木坂を断て
 そうすればチャンスはやってくる

・全然モテないやつが男子の3,4割はいるってことだろ
 まあそんなもんだろ

・ぼっちだけどデートなんて夢のまた夢
 友達と遊んだ記憶も中学生で止まってる

・国のために独身は早よ結婚しろよ
 国のために子ども作れよ
 そんなのばっかりだね

・娯楽が増えて一人でも楽しめるようになったんだろ

・よかったな、ついにお前らの時代が来たんだな
 マジョリティの仲間入りじゃないか

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円安加速で135円! 物価上昇・賃金横ばい!~令和日本に上がる余地なし!

2022年06月15日 | 事件・出来事
 円安が加速して1ドル135円に。
 結果、輸入原材料費が高騰して秋までに1万品目が値上げとか。
 ←言っとくけど秋までだからね。それ以降も値上げは続く。
 ユニクロは今まで1990円だったフリースが2990円に←ついにアパレルまで!
 石油も上がるから電気代、ガス代も上がる。運送代も上がる。

 首相の岸田文雄は「日本の物価上昇は他国に比べれば低い」と発言したようだが、
 他国は賃金が上がっている。
 賃金が上がらず、横ばいなのは日本だけだ。
 年金も物価上昇すればスライドして上がるシステムなのになぜかマイナス。

 結果、何が起こるかというと買い控え。
 ユニクロのフリースが2990円? 誰が買うか!
 という感じで、どんどん市場が縮小していく。
 結果、給料も上がらず、人員整理もされて悪循環。

 もちろん円安にもメリットはある。
 TOYOTAなどの輸出企業は儲かる。
 ドル立てで資産を持っている企業・個人も儲かる。
 それらの企業が給料などに還元すればプラスに働くのだが、そうでもない様子。

 この国は現在、一応「先進国」の体裁を取っているが、
 それは過去に貯えた資産を食いつぶしているから。
 実体はボロボロだ。
 それらは
「大学生の給付金詐欺事件」
「知床の安全軽視・利益優先の観覧船事件」
「女子大生のパパ活(自民党・吉川議員)」など最近の事件にも現れている。
 婚姻率もどんどん下がり、少子化も加速。
 外国人労働者は待遇はひどいし、円安で賃金もおいしくないから、もう日本で働きたくないそうだ。

 令和日本、上がる要素がまったく見つからない。

 そんな中、首相の岸田文雄は国民の預貯金に目をつけ、
「銀行に眠らせておくのではなく投資を」と言い出した。
 まあ、それはひとつの手段だとは思うけど、
 岸田さん、去年の総裁選では「金融資産に課税する」って言ってなかったっけ?
 まさに真逆のことを言っているんですけど。
 まあ、お金に余裕のある人は投資を考えてみて下さい。
 ある人は戦争開始時に安値になったロシアのルーブルを買って、
 今はルーブルが持ち直して3倍になったらしいし。
 まあ、リスクは伴いますけど。

 そんな中、安倍晋三や日本の右派は軍事費GDPの2%(10兆円)を5年後を目途に目指すだと?
 でもなあ、あったらあったで、どうせ無駄遣いするんだろう?
 アメリカの言いなりで高くて使えない兵器を買って、政治家や商社が中ヌキして。
 安倍晋三を始めとする政治家の皆さんはまだ日本に余力があると思っているんだろうな。
 だから『軍事費UP』や『万博』という発想が出て来る。
 そんなことをしている間に、日本の土台はどんどん揺らいでいくわ!

 それに現在の円安を招いたのは安倍晋三と黒田日銀総裁。
 また、アベガーになってしまうが、現在のすべての元凶は安倍晋三なのだから仕方がない。
 安倍がいなければ岸田文雄も現在、もう少しマシな仕事をしているだろう。

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鎌倉殿の13人 第23回「狩りと獲物」~わしのなすべきことは、もうこの世に残っていないのか?

2022年06月13日 | 大河ドラマ・時代劇
「今までは天の導きが届いた。声が聞こえた。
 だが昨日は何も聞こえなかった。次はもうない。
 小四郎、わしのなすべきことはもうこの世に残っていないのか?」

 運命論者・頼朝(大泉洋)の言葉である。
 目標を失った者の嘆きでもある。
「天の導き」云々は別として、人間、苦労して坂道をのぼっている時が楽しい。
 ……………………

 曽我事件。

 義時(小栗旬)は「敵討ち」という形で何とか収めた。
 頼朝にしてみれば
「わしが治める板東で謀反など起こるはずがない」
 謀反が世に伝われば、頼朝の政権基盤が脆弱であることが世間にわかってしまうのだ。
 義時としては「北条が謀反に荷担」となると困るのだ。
 その両者の思惑が一致して、今回の決着となった。
 もっとも義時は悩んでいる。
 比奈(堀田真由)にはこんな言葉。
「わたしはあなたが思っているよりずっと汚い」
 政治に関わるというのは汚れることなのだ。
 生きるということもそうなのかもしれない。
 とはいえ、そんな義時を理解し、支えようと思う比奈が登場。
 八重(新垣結衣)亡き後のドラマ展開としていい感じ。

 成長した金剛(坂口健太郎)は武芸に秀でた者として描きながら、ちょっと空気の読めない男として登場。
 これまたいい感じのキャラクター描写ですね。
 SNSでは早速、#泰時 がトレンドに。
 これに加えて、万寿(金子大地)のパートはギャグパート♪
 動かない鹿ーー!
 矢が外れるーー!
 代わりに矢を放って、ひもで鹿が倒れるーー!
 もっとも万寿はこれをやらせだと理解しているようで、おバカキャラとして描くつもりはない様子。
 現に曽我事件では、鎌倉に防衛の兵を派遣するなど名采配を披露した。
 金剛と万寿、いいコンビになりそうだ。

 一方、ドラマは頼朝亡き後のドラマにシフトチェンジしている様子。
 前述の頼朝の言葉がそうだし、万寿の描写もそう。
 実衣(宮澤エマ)も千幡(土橋蓮)擁立を考え始めた。
 そして次回は──
 範頼(迫田孝也)、ギラギラしていなくて、すごくいい人なんだけどなあ……。

 そして大姫(南紗良)。
 悲劇の姫君として描かれると思ったが、お笑いパートのオチ担当として描かれた。
「鵺(ぬえ)を射て来て下さいね」
「祟りを運んで来なければいいのですが」
 前々回おかしな呪文を唱えた大姫を笑っていいものか迷ったが、今回は完全にお笑い担当。
 政子(小池栄子)とのボケ・ツッコミも板について来た。
 一方でオカルトに走る闇や悲しさを秘めていて、これまた面白いキャラ描写だ。
 ちなみに演じている南紗良さん、『ドラゴン桜』でも思ったが、すこしメンヘラな雰囲気を持っているんですよね。
 南紗良さんには抑圧されたキャラがよく似合う。

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「マイファミリー」真犯人を考察する!~犯人はズバリ! 阿久津さんではないか?

2022年06月11日 | 推理・サスペンスドラマ
 明日最終回を迎える『マイファミリー』(TBS)。
 巷間、真犯人は誰か? で盛り上がっているようだが、僕もちょっと考察してみよう。

 阿久津晃(松本幸四郎)

 おそらく犯人は阿久津さんであろう。
 動機は娘の実咲(凛美)と妻の絵里(森脇英理子)を守るため。

 ここからは想像だが──
・実咲は5年前、東堂(濱田岳)の娘・心春(野澤しおり)を何らかの原因で死なせてしまった。
・阿久津はこれを誘拐事件に見せかけて隠蔽。
・実咲の記憶も何らかの形で改変した。
・しかし藤堂の仕組んだ2件の誘拐事件のせいで実咲の記憶がよみがえりつつあった。
・その記憶を呼び覚ましたきっかけは誘拐事件と実咲のタブレットの中の画像。
・心春が自分のせいで死んだという記憶がよみがえれば、実咲は罪の意識にとらわれる。
・心臓の病気の妻の絵里もショックを受ける。
・だから阿久津は第3の誘拐事件を起こして、藤堂と温人(二宮和也)を犯人に仕立てあげようとした。

 どうです?
 実咲の記憶の改変の部分は無理がありますが、その他は辻褄が合うのではないでしょうか?
「家族」という作品のテーマにも合致しますし。
 さて、明日21時の答え合わせやいかに?

 それにしても今の推理ドラマは「犯人当て」が主流になりつつあるなあ。
 テレビドラマがネットの考察と連動する。
 それは推理ドラマだけではなく、
『ドラゴン桜』でも「誰が合格するか?」「誰が本当の黒幕か?」「OGの誰が最終回で登場するか?」で盛り上がった。
『カムカムエヴリバディ』でも「アニーは安子か?」で盛り上がった。

 テレビドラマも新しい仕掛けが要求される時代になったのである。

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