平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

靖国 YASUKUNI

2009年03月31日 | 邦画
 映画「靖国」
 まず見ての感想は8/15の靖国神社って<異空間>。
 現代日本に軍服を着た人達。戦争中にタイムスリップしたかの様。
 感情、怒りも渦巻いている。
 靖国を認める人、認めない人、双方の口論・殴り合い。
 これだけむき出しの感情がぶつかり合う所も珍しい。

 さてそこで描かれた人達。
 「国のために命を亡くした英霊を讃えよ」「外国に干渉される筋合いはない」と主張する人々。
 それにNOという人々。
 あるいは「戦争で死んだ自分たちの家族は戦争の被害者。過去の戦争を正しかったとする靖国神社に祀られたくない。分祀してほしい」という人々。

 順番に考察していくと
 まず靖国神社に祀られている人達はどの様に考えているのであろう。
 「自分たちを讃えてほしい」「天皇陛下や総理大臣に参拝に来てほしい」と思っているのか?
 「戦争の被害者である自分たちはこんな所に祀られたくない」と思っているのか?
 極論するとそんなことは誰にもわからないんですね。
 亡くなっている方の言葉を聞くことなど出来ないのですから。
 あるいは御霊が存在するかどうかまで考えるとこの議論は霧散してしまう。

 では生きている我々はどう考えるか?
 まず<未来の日本のために命を落とした人に対して感謝し敬う>のは当然。
 ただし靖国神社で感謝するのはどうだろう?
 少なくとも僕は先の戦争を<正しい戦争>とする靖国神社ではしたくない。
 神道信者でもないし。

 また「亡くなった方は戦争の被害者だから分祀してほしい」という遺族の方には対応してあげたらどうだろう。
 靖国神社にそれをNOという権限はないはず。

 いずれにして8/15に日本人どうしで殴り合いをしている姿。
 祀られている英霊たちはこれを見て何を思うのだろう。
 「もう放っておいてくれ、自分たちよりも現在苦しんでいる人達や未来のために力を注いでくれ」とおっしゃっているような気がします。


コメント   トラックバック (1)

天地人 第13回「潜入!武田の陣」

2009年03月30日 | 大河ドラマ・時代劇
 第13回「潜入!武田の陣」

 今回は兼続(妻夫木聡)のもうひとつの面を描いた。
 それは現実主義。
 領土を譲渡する代わりに武田と盟約を結ぶか、上杉武士としての誇りに生きるか?
 武田に頭を下げ盟約を結ぶことは誇りを捨てること。
 難しい選択だ。

 我々の現実でもこの様なことはありますよね。
 嫌な取引先に頭を下げて仕事をもらうか。頭を下げずにプライドというお金にならないものを取るか。

 そして景勝(北村一輝)の決断はプライドを捨て現実的に生きること。
 その決断のベースには『越後の地を守る』という思いがある。『生き残る』という思いがある。

 そうですね、僕はこの考え方は好きですね。
 理想に生きても死んでしまったら仕方がない。
 地を這ってでも生きる。そういう生き方は好きです。

 もっとも景勝陣営にはこれに異を唱える者もいる様です。
 主に中高年のお年寄りたち。
 仕方がないのですが彼らは頭が固くなっているんですね。現実に柔軟に対応が出来ない。
 老い先短く自分の人生が見えているからかっこよく死ぬことを願うという面もある。
 しかし景勝ら若者たちは……。
 未来があるから簡単には命を捨てられない。
 プライドを含めて持っているものが少ないから、命以外のものは簡単に捨てられる。
 失ってもがんばれば取り戻せる可能性が若者にはある。
 これがいつの世にもある若者と年寄りの対立。
 だから若者しか世の中を変える力はないのです。
 若者よ、立ち上がれ!

 話がそれてしまいましたが、兼続の若い提案に柔軟に対応した武田の高坂弾正(大出俊)はさすがですね。
 柔らかい。
 前回の描写では若い勝頼の方が誇りをもって死ぬことを考えていた。

 物語の構造としては初音(長澤まさみ)の言葉がキイワードになっていましたね。
 「体面を考えて誇りを取るか、なりふりかまわず実を取るか」
 この言葉が兼続の行動含めて今回の物語の対立図式になっていました。

 それにしても初音……今回はドレス。
 男性視聴者としては<着せ替え人形>の長澤まさみさんが見られていいのですが。

 それとお船(常盤貴子)。
 夜、屋敷の高い所から兼続と会話。
 これは「ロミオとジュリエット」?
 
※追記
 そう言えば一昨年の「風林火山」でも勘助が最終回で言ってしましたね。
 なぜ戦うのかと聞かれて「愛する人を守るため。生き残るため」と。
 『守るため、生き残るため』は大河ドラマの主人公の基本的な考え方の様です。


コメント (4)   トラックバック (7)

アグリー・ベティ せりふの魅力 その2

2009年03月29日 | テレビドラマ(海外)
 第20話「表紙モデルの陰謀」で登場した名セリフ、気のきいたせりふ。

★会社の友達に友人に裏切られたベティに姉のヒルダはこう言う。
 「会社なんて友達を作る所じゃないわ。お金を作る所よ。それと備品を盗む所。ちなみに我が家はコーヒーのフィルターが切れてる」
 <会社なんて友達を作る所じゃないわ。お金を作る所よ>までは通常の意見であり誰もがいいそうなせりふ。
 これに<それと備品を盗む所。ちなみに我が家はコーヒーのフィルターが切れてる>とつけ加える所でヒルダのキャラが出てせりふが弾む。
 プラスアルファを加えるかどうかでせりふが違ってくるんですね。

★さらにつけ加えたことで魅力的になったせりふを2つ。
 まずヘンリーに<恋と仕事はどうあるべきか>を聞かれた時のベティ。
 「わからない。もっとわからないのがオニオンベーグルよりレーズンベーグルが高い理由」

 次に仲直りしたベティとクリスティーナのせりふ。
 「私がどんなに傷ついたかわかる?」とベティに聞かれてクリスティーナ。
 「わかるわよ。キャリーとダンスパーティの繋がりはわからなかったけど」
 ベティはどんなに傷ついたかを時系列に話して言ったのだ。
 <キャリーとダンスパーティの繋がり>は映画「キャリー」の一場面のこと。
 このことにはクリスティーナも理解不能だったわけだ。

★今回はお色気せりふが多い。
 女性になったアレクシスについに恋人が!
 ベッドインを怖がっているアレクシスに恋人はこう言う。
 「一度も誰かが試乗してないの? 遅かれ早かれ誰かがキイを入れるんだよ。イグニッションに」
 女性を車に例えることはよくありますが。

 そしてアマンダの恋。
 ゲイだと思っていたデザイナーは実はストレートだった。
 アマンダの下着姿を見て興奮したデザイナーに
 「今、マット・デイモンのことを考えていた?」

 もうひとつアマンダ。
 やはり興奮したデザイナーに
 「もしかして女に目覚めちゃった? 私のせいで女嫌いになっちゃった男もいるけど」
 アマンダのキャラが想像できますね。
 つまりアマンダとのエッチはあまりにも激しくて何度も求められて<女嫌いになっちゃった>というわけ。

 「アグリー・ベティ」のせりふはひと言をつけ足すことでキャラを現す気のきいたものになっていますね。

 「アグリー・ベティ せりふの魅力 その1」はこちら。


コメント

ルパン三世VS名探偵コナン

2009年03月28日 | コミック・アニメ・特撮
 「ルパン三世」VS「名探偵コナン」

★両作品ともキャラが確立している作品。
 なのでキャラ×キャラがどんなドラマを生み出すかがポイント。

 まずは不二子×コナン。
 バイクとスケボーのチェイス。
 不二子はバイクの動きを読まれて驚く。
 「読まれた、このわたしが……」
 そして橋の欄干で「本気にさせた坊やが悪いのよ」
 コナンは百戦錬磨の不二子を<本気にさせた>らしい。
 
 次に次元×コナン。
 手のタコから次元がリボルバーを使い込んでいることを見破るコナン。
 そして「お父さん」呼ばわり。
 これはコナンの勝ちか。

 そしていよいよルパン×コナン。
 次元の時の様に胸のホルスターに銃をしまっていることを見破るコナンだが、入っていたのはビデオカメラ。
 これはルパンの勝ちか。
 しかしコナンに「いけないことだ」と言われて、ルパンが自動販売機から出て来たジュース2本分のお金を払ったことで引き分け。

 楽しかったのはコナンでおなじみ真相解明のシーンだ。
 小五郎がコナンに代わりに真相を語るが、この小五郎はルパンの変装。
 だから時々ルパン口調が出て来る。勝手にしゃべる。
 蘭は「いつもは眠りの小五郎なのに、こんなワイルドに話すお父さんは初めて」と驚く(笑)。
 いいですね。夢の競演ならではです。

★推理ドラマとしてはイマイチ。
 ヴェスパニアの女王が猟の最中に誤射で死亡。
 誤射したのは王子で、王子は悲嘆に暮れ自殺。
 しかしこれは国の権力奪取を狙う叔父によって仕組まれたもの。
 コナン達は叔父の犯行であることを証明するために動くわけだが、始めから犯人が割れているから謎解き要素が少ない。
 犯行の証明もイマイチ。
 <王子が左利きであること><女王が銃の弾丸を抜いていたこと><王子が母の愛した桜を同じように愛していたこと>
 これらのことを<写真><暖炉に落ちていた銃弾><折れた桜の枝>でコナンは気づくのだが、証明のネタフリとしては十分でない。
 また十分に言い逃れ出来る証明。

 ルパンがなぜ宝冠を狙ったかについてももったいないですね。
 いい恋愛エピソードだから(「カリ城」のオマージュ?)もっと事前にネタフリしておけばよかったのに。
 あとはキース伯爵とミラ王女の関係も。
 「自由を1日味わせてあげたかった」というキースの愛情をミラにわからせてあげたらよかったのに。
 そうしたらミラも居場所を明確に見つけられたはず。

 ドラマとしてはイマイチでしたが、夢の競演で楽しませてくれた作品でした。
 次回作もぜひ!

※追記
 不二子って……すごい。
 F18をチャーター出来て、知り合いの船は潜水艦。
 それにラスト。
 「若返りのためにコナンの体を調べたい」と言っていたが、あの後どうなったんだろう?
 不二子の面目躍如!

※追記
 僕は毛利蘭ちゃんのファンで彼女を見るために「コナンくん」を見ていると言っても過言でないのですが、今回は王女様。
 よかった!
 久々に空手も見られたし。

※追記
 他の方のブログを読んでいてわかったのだが、不二子の増山江威子さんって今73歳だそうだ。
 そう考えると次元も五右衛門も銭形もかなりのお歳ですよね。
 新一役の山口勝平さんだってもう大ベテランですし。


 「名探偵コナン 14番目の標的」レビューはこちら

 「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」レビューはこちら

 「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」レビューはこちら


コメント   トラックバック (11)

黒部の太陽

2009年03月27日 | 職業ドラマ
 遅くなりましたが「黒部の太陽」。

 時代を感じましたね。
 この時代がどんな時代かと言うと……
・男が仕事で格好良かった時代
・土木という仕事が格好良かった時代。

 これと現在を比較すると……
 まず土木は3Kで嫌われる仕事。
 確かにドラマを見てもハードでしたからね、視点を変えれば「蟹工船」。
 でもこの作品では大自然の困難に立ち向かう仕事としてが雄々しく描かれた。

 ダム工事についての考え方もそう。
 現在は「ダム工事は税金の無駄遣い、やめろ」ですからね。
 でもあの時代は日本中に電気を供給するという理想があった。
 そう、ダム工事を始めとする公共事業はあの時代には意味があったのです。
 それこそ国家50年の計。
 でも50年経った今でもそれをやり続けるとは?
 電気は隅々まで供給されていますからね。
 50年前と同じことはいい加減、やめたらどうか?

 仕事をする男の格好良さという点では現在の男はパリッとない。
 ドラマなんかでも男性社員はイマイチで女性社員がバリバリ仕事をしている。
 何て言ったって<草食系男子>ですからね。
 これが時代の違い。
 そんな<草食系男子>の時代に倉松(香取慎吾)の様な男たちを描き出したのは見事な企画意図ですね。
 企業のトップもカッコイイ。
 関西電力の太田垣社長(中村敦夫)は信念を持って黒四工事を行っている。マスコミに叩かれても揺るがない。
 それと対照的なのが今の企業トップ。
 不祥事を起こして平謝り。儲け主義で理想がない。

 この作品のテーマは<今の時代へのアンチ>。
 娘・光子(志田未来)は父親と父親の仕事を尊敬しているし。
 洗濯物を別にしてほしいなどという娘はいない。

 また男の純情も。
 自分では幸枝(綾瀬はるか)を出来ないと思って身を退く倉松。
 これは「男はつらいよ」の寅さんの美学ですよ。

 この作品は<男が輝いていた時代>の作品。
 こんな男たちだから女性は惚れる。
 深田恭子さんの演じた女性の様に。

 男、男、男!
 この作品は<男性の復権>を描いた作品でした。
 もっとも僕は今の時代もそれなりにいいと思いますけど……。

※追記
 脚本は「風林火山」の大森美智雄さん。
 やはり男を描かせると上手いですね。
 昨今は<女性大河>が流行りですが、「風林火山」は<男性大河>でした。

※追記
 同じ50周年記念作品のテレビ朝日「警官の血」。
 二夜連続で昭和を描いたことでも同じ。
 「警官の血」の方は時代の被害者である男を描いた作品でしたよね。
 「黒部の太陽」と正反対でした。

※追記
 倉松は工事を美化する滝山薫平(小林薫)に言う。
「涙が出ますね。お国のため。冗談じゃねえ。
 俺達は金輪際そんなもんに命賭けませんよ。
 この国の将来のため、日本の発展のために電力が欲しいとご託を並べたって抗夫は動きやしませんよ。
 いいですか、滝山さん。俺達が求めてんのはトンネルを貫通させることだけだ。
 岩に食らいついて発破かけてまた掘り抜いて、いつか目の前にある岩盤をすべてぶち抜く。
 その自分の意地と誇りのために働いてるんですよ。
 でなきゃトンネルに命をはれねえでしょうが!
 尊い犠牲の精神だとかこの国の礎だとかって言うような理屈はあんたらが勝手に考えてくれればいい。
 ただしそんなもんで俺達をあおることだけはやめてくれ!
 俺達はトンネルを抜くためにここへ来てんだ。これが俺達の仕事なんだ。
 国家だろうが、未来だろうが、何の犠牲にもなるつもりはねえ!
 俺と一緒に働く者に犠牲なんて言葉は使わないでもらいてえ!」

 このせりふには<戦争の影響>を感じますね。
「尊い犠牲の精神だとか、この国の礎だとか。そんなもんで俺達をあおることだけは、やめてくれ!」
 若者が指導者の<尊い犠牲の精神><国の礎>と言ったきれいな言葉で死んでいったことを倉松は批判しているのですね。
 見事なせりふです。


コメント   トラックバック (1)

クイズヘキサゴン 宮古島SP

2009年03月26日 | バラエティ・報道
 クイズヘキサゴン宮古島SP

 今回は<高校の修学旅行>という感じでしたね。
 ホテルでの宿泊。
 アンガールズのふたりを論評する里田まいさんと矢口真理さんは男の子の品定めをやる女生徒という感じ。
 日本人形ドッキリはきもだめし。
 告白にデート。
 野球での女性陣は高校野球を応援する女子生徒みたい。

 前回もそうでしたが一番盛り上がるのは告白タイムですね。
 誰が誰に、どの様に告白するか?
 人気なのは里田さんと南明奈さん。
 前回は安田美沙子さんが一番人気だったが、今回元木さんしか告白がなかったのは恋人がいることが発覚したせい?
 それにしても芸人さんの告白は面白いですね。
 品川庄司の庄司さんは矢口さんに告白して「僕はなぜかモーニング娘。が好きなんです」(それに対して矢口さん「あたしはミキティの方が大事です」)
 フジワラの原口さんは昨日からクリスさんのラブ攻撃を受けて告白でもフラれて 「今回のロケ全然面白くないわ!」
 アンガールズの田中さんは見事。
 告白をアッキーナにするかと思っていたら何とスザンヌさんに。
 そしてこう南さんに捨てぜりふ。
 「アッキーナは俺を待たせ過ぎた」

 スザンヌとのデートも面白かった。
 「自信を持って」とスザンヌに言われて頬にキス攻撃!

 この様に今回はアンガールズ田中さんが一番光っていた。
 <アンガ田中さん→アッキーナorスザンヌ>
 この恋愛ストーリーを作った田中さんの戦略勝ち。
 先程の庄司さん、原口さんもそうですが、印象に残った人は皆バックストーリーを持っている。
 庄司さんはミキティとのこと。原口さんはクリスさんとのこと。
 逆に小島よしおさんやダンディさんはバックストーリーがないから光らない。
 バックストーリーをどう作ってアピールしていくか、これが今後の芸人さんに求められるものなのでしょうね。

※追記
 バラエティはリアクションでもある。
 今回光っていたのは日本人形を見せられてのアッキーナと里田さん。
 アッキーナは猫の後ろ跳び。(決して演技でできないパフォマンス!)
 里田さんはマネージャーに電話、電気をつけようとしてラジオが鳴って。

※追記
 上地さんの告白を受け入れてデートしたアッキーナは上地ファンの怒りを買ったでしょうね。
 でも逆に断っても「何で?偉そうに」と反感を買ったかも知れない。
 アイドルとは大変な商売です。


 夏の南紀白浜SPの記事はこちら

 冬の京都SPの記事はこちら

 




コメント   トラックバック (2)

WBC決勝戦 一体となる喜び

2009年03月25日 | スポーツ
侍ジャパンWBC連覇、延長の死闘制す…韓国に5-3(読売新聞) - goo ニュース

 WBC決勝戦で感じたことをいくつか。

★千両役者イチロー
 やはりイチローは千両役者、スーパースターですね。
 10回裏ツーアウト二塁・三塁、打てば逆転。
 9回裏に同点にされたがここで突き放せば流れを完全に日本に持って来られる。
 チャンスがめぐってくるのもそうだが期待どおりヒットを打ててしまうのはさすがですね。
 しかもこれまでの不振を乗り越えて。
 これぞスーパースターの条件。
 長嶋茂雄さんの<天覧試合>ホームランに匹敵するパフォマンス。
 この一打でイチローは長嶋茂雄になりましたね。

★スーパープレー内川
 レフトからセカンドへの返球でアウト。
 あの内川のプレーで韓国に流れが行きそうになるのを食い止めましたね。
 値千金のプレー。
 しかも内川は内野手。
 あの捕球の仕方は内野手のもので、外野手なら後ろに反らさないようにまわりこんで捕っていたらしい。
 キューバ戦での特大ホームランといい、内川は隠れたMVP。
 同じ横浜でケガで帰国した村田への想いもいい。
 僕の中で一番印象に残った選手です。

★中堅の活躍
 またこの内川もそうですが今回は中堅がいいプレーをしましたよね。
 中島、青木のオールラウンドの打撃。
 片岡の走塁。
 川崎ももっと出ていたら活躍していただろう。

 投手の杉内も活躍。
 何と中継ぎでヒットを打たれていない。
 昨日の試合ではなぜ杉内を続投させなかったんだろうと思いましたし。

 侍ジャパンは中堅選手が支えていた。
 岩村らメジャーで活躍する選手や小笠原、稲葉らは完成されている。
 だからプラスアルファの仕事をするのはまだ延びる余地のある中堅。
 この点で原監督の人選は見事でしたね。

 あとはイケメン岩隈。
 楽天では田中将大が注目されていましたが、今回の活躍で岩隈株は急上昇。
 女性ファンがきっと増えたことでしょう。

★一体となる喜び
 チームが一体になり、応援する日本中が一体となる。
 今回は<一体となる喜び>を味合わせてもらいましたね。
 普段はバラバラでそれぞれに不安を抱えて生きている個人が応援で一体となる。
 他人と共感できなくて疎外感を感じている個人がプレーで一喜一憂する。
 僕はひとりでいることが好きなのですが、久しぶりに<一体となる喜び>を味合わせてもらいました。
 人は他人と共感したい生き物なのかもしれませんね。
 「踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らにゃ損損」
 今後もお祭に参加していきたいですね。


コメント

あいのり 最終回SP

2009年03月24日 | バラエティ・報道
 あいのり 最終回SP
 今回は<言葉が届く>ということを考えた。

 レスラーのシュレックへの言葉。
 「俺よりおまえ楽をしてるぞ」「自分をいじめているか?」「おまえと他の男の差はなんだ?」「結局はおまえだ」
 いい言葉ですね。
 そしてこの言葉はシュレックの心に突きささった。
 言葉が届いた。

 一方、ただっちのまぁみんへの言葉。
 他人が聞くということを意識していない自己中な会話をするまぁみんに意見するただっち。
 しかしこの言葉は届かなかった。
 まぁみんにしてみれば好きな人につらいことを言われて素直になれなかったのだろう。
 冗談にして話をそらしてしまう。
 ちくはぐな会話とイライラ。

 そしてあいのり最後の告白。
 シュレックの告白は届いた。
 朝の告白もよかったが前日の告白は本当に伝わった。
 すらすら出る言葉より、つっかえつっかえの言葉の方が力を持つことがあるんですね。
 一方ガーリックの告白。
 本人は必死だったろうがイマイチ。
 どこか必死さがない。どこか自分を守って言葉を作ってしゃべっている。
 対照的な告白でした。

 こう考えてみると<言葉を届かせる>って大変なことですね。
 話す方も相手のことを気遣ってなかなかストレートに言えない。
 話される方も心のガードがあって素直に受け取れない。

 あとは相性。
 久本さんも言っていたが、まぁみんとシュレックの相性はぴったり。
 でもまぁみんにはわからないんですね。
 相性は合うとわかっていてもただっちに走ってしまう。
 若さゆえ。これが歳をとると見方が違ってくるのですが。

 しかしゴーヤと姫のことはびっくりですよね。
 キャラとしては正反対。
 ウブなゴーヤと経験豊富な(?)姫。恋愛経験が違う。
 でもふたりの間には何か通じ合うもの(相性)があるのかもしれません。
 また男女の形も。
 ゴーヤを姫が育てる。
 こういう男女の関係もあるのでしょう。

 この相性というやつはなかなか奥が深い。
 人は自分とピッタリ合う人を求めてさまよっているのかもしれません。

 あいのりは今回で終了。
 人間の強さ、弱さ。
 必死になることの素晴らしさ。
 涙、号泣。
 嫉妬、怒り。
 許し。
 共感、友情。
 そして恋の歓喜。

 あらゆる青春の要素を詰め込んで本当に楽しい番組でした。


コメント (2)   トラックバック (1)

天地人 第12回「命がけの使者」

2009年03月23日 | 大河ドラマ・時代劇
 「生き残るために強い方につく。金をくれる方につく」

 これが桑取の長、斎京三郎右衛門(高杉亘)の考え方。
 現実主義に徹した考え方ですね。功利主義と言ってもいい。
 信長もこの考え方に近い。それを継承したのは秀吉。

 一方、兼続(妻夫木聡)。
 これに対し「それでもお前ら上杉の侍か!」と叫ぶ。
 上杉の侍は<利>で動かない。<義>で動く。
 現実よりも理想を大事にする理想主義の考え方。精神主義と言ってもいい。
 そしてそれは謙信の考え方そのもの。兼続はその継承者なんですね。

 この作品の対立図式が見えてきました。
 兼続たちはこれから秀吉に代表される功利主義と戦っていくのでしょう。

 さて物語の続き。
 桑取の長は理想主義に従った。
 <誇り>という一文の得にもならないものを取った。
 この選択はなかなかかっこいい。一服の清涼剤。
 何と言っても金、金、金の世の中ですから。

 ただしこの精神主義も行き過ぎると戦争をしていた日本の様にまずいんですけどね。
 神国日本は負けないという精神主義に陥り客観的な判断が出来ない。
 負けるとわかっていても戦争をしてしまう。

 今回はテーマが明確に出た話でした。
 兼続の行動も今回は合格点ではないでしょうか。

※追記
 功利主義も行き過ぎるとまずい。
 アメリカの利益至上主義が何をもたらしたか?
 それは現在の世界同時不況。
 世の中、行き過ぎるといいことは何もないんですね。 


コメント (6)   トラックバック (2)

必殺仕事人2009 第10話

2009年03月22日 | 大河ドラマ・時代劇
 「鬼の末路」

 今週はドラマで<鬼>という言葉が3度出て来ましたね。
 ひとつは「天地人」……「私は鬼になる」
 ふたつめは「相棒」……「善人にも鬼が入り込む」
 そして今回のタイトル…「鬼の末路」
 先週の「銭ゲバ」の風太郎も「鬼」が入り込んだ人間でした。

 さてこれらの意味する鬼とは何か?
 罪を犯し修羅の道を歩むこと。
 そして犯した罪は跳ね返ってきてその人間の心を蝕む。

 それは今回の源太(大倉忠義)がそうでしたね。
 殺しで心が蝕まれていくことに悩んでいた源太。
 地獄行きは覚悟していても残されている良心。
 それが彼に仕事をしくじらせた。

 涼次(松岡昌宏)もそう。
 彼は母親(池上季実子)に懇願されるが黒頭巾の小山内儀助(荒川良々)を殺す。
 しかし顔を見られた母親は殺さない。いや殺すことが出来ない。
 そんな涼次を責め母親を殺す小五郎(東山紀之)。

 仕事人はひとりの正体がバレれば芋づる式に仲間が捕まる。
 だから顔を見られたら見られた人間を殺さなくてはならないし、しくじった仕事人は死ななくてはならないんですね。
 これが仕事人の掟。

 そしてこの掟の考察。

 掟は何のためにあるか?
 ひとつは先程書いた仲間を巻き込まないためのルール。
 生き残るために歴代の仕事人たちが培ってきたノウハウと言ってもいい。
 だがもうひとつある。
 それは<非情に徹するため>のもの。
 この掟があるから小五郎は非情に母親を斬れる。
 しくじった源太を斬ることが出来る。

 思えば仕事人が仕事料をもらうのもそうですね。
 お金をもらうから人を殺めることが出来る。

 そして良心。
 源太や涼次だけでなく小五郎や主水にも<良心の欠けら>はある。
 <良心>をなくした人間だったら狂気の人殺しですからね。
 そしてわずかに残っている良心を捨て去るために<掟>はある。

 この様に仕事人の設定は実に奥が深い!

 さて次回。
 小五郎は源太を斬れるのか?
 楽しみです。

※追記
 今回は母親や家の期待に応えられない息子が抑圧された想いをはき出すために辻斬りを行うという事件。
 母親の望みはただ息子が生きていることだったんですけどねえ。
 息子は母親の本音がわからないし、母親も息子のサインに気がつかない。
 不幸な親子。
 ただ息子の犯罪を知った時、母親が平静を装ったり隠蔽しようとしたのはやはり歪んだ愛情ですね。
 愛情がどこか歪んでいたから息子も狂気に走ってしまった。

 犯行の動機がお金や地位でない所が「仕事人」としては珍しい話でした。


コメント