平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

AKB私服ファッションショー~素朴で地味な横山由依さんのこと

2011年08月31日 | アイドル

 AKBINGO(日本テレビ 水曜深夜0:39~1:09)でやっていた『AKB48私服コレクション2011』。

 AKBメンバーの私服を、<モテ><ちょいモテ><ちょいブス><おブス>の4段階でランク付けするもので、<おブス>にランクされると、アイドルとしてはさすがにつらい。

 ちなみに先々週の放送で、光っていたのが、横山由依さん。

 <デートでディズニーシー行くときのファッション>として横山さんが着てきたのは、大きめのジーンズに少し飾りのついたブラウス。

 ランクは<ちょいブス>で最低ランクは免れたが、他のメンバーの私服と比べるとかなり地味。ダサいと言ってもいいかもしれない(←推しの方、すみません)。

 実際、審査をするファッションアドバイザーの植松晃士さんは、この服装を評して<作業着ちゃん>。他のメンバーの番組での証言に拠ると、「可愛い格好をしている由依を見たことがない」「(ファッションセンスがないとされている指原莉乃さんや高橋みなみさんから)服をもらっている」とのこと。あるいは横山さん、ご本人も、小島陽菜さんらのおしゃれファッションを見て曰く、「いっしょの人間とは思えない」。

 でも、僕は「いっしょの人間とは思えない」とコメントする地味で素朴な横山さんが結構好きだったりする。

 先日の第三回総選挙で19位に躍進して、喜びのあまり腰が抜け、マイクを支えにしなければ立っていられなかったのも可愛いし、東京に出てきても京都弁でしゃべり続けているのもいい。ドラマ『マジすか学園2』では、思慮深く穏やかながらキリリとしたものをうちに秘めた副部長のおたべ役を演じていたが、地味で素朴な実際の横山さんとのギャップが逆に新鮮だ。(松井玲奈さんがゲキカラを演じたギャップに似ている)。彼女はきっといい女優さんになる。

 これらのことから察するに、横山さんは<内面が強くて芯のある子>なのだろう。ダサいと言われても自分のファッションを貫く所や京都弁を捨てない所はブレない芯があるから。喜びのあまり腰が抜けるというのも、内面にとてつもないエネルギーを抱えているから。(この辺りは前田敦子さんに似ている)

 というわけで横山由依さんは今後が楽しみな注目メンバーである。

 ちなみに『AKB48私服コレクション2011』の後編は、本日(8/31)のAKBINGOで放送される。横山さんの<作業着ちゃん>を始め、<腐ったバナナ><干物屋のマドンナ>などと様々にこき下ろされるメンバーたちのファッション。ファッションセンスを磨く意味でも見て楽しいと思います。お時間があれば、ぜひご覧になって下さい。

 

 

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ルパン三世論 2~人生は所詮ゲームなのだ。

2011年08月30日 | コミック・アニメ・特撮

 「ルパン三世」ファーストシーズン、第3話「さらば愛しき魔女」と第4話「脱獄のチャンスは一度」を見た。

★第3話は、<第三の太陽>というエネルギー開発の犠牲となったリンダという女性をルパンが助けようとする話。<女性を助ける騎士>としてのルパンが描かれる。ルパンが人生で求めるのは、金でも権力でも宝石でもなく、実は<女性>なのだ。だから、ルパンは<第三の太陽>には見向きもしない。あくまで、敵のキラー・イン・キラーズからリンダを助けることにこだわる。

 この話で面白いのは<ルパンシンジケート>という言葉が出てくる所だ。キラー・イン・キラーズのボスは、「自分たちに第三の太陽を売りさばくルートはないから、ルパンシンジケートで売ってくれないか」とルパンに提案する。この提案から察するに、<ルパンシンジケート>とは、盗品などを世界中に売りさばく闇のルートのようだ。いつも次元とつるんでいる自由奔放なルパンだが、実はルパンはそのバックに大きな組織を背負っているのかもしれない。

★第4話は、ルパンの脱獄話。銭形警部に捕まってから一年。ルパンは脱獄しようとしない。迫る死刑執行の日。そして、ついに電気イスに座る日がやってきて……。なぜルパンは逃げようとしなかったのか? ルパンは死刑執行の日に助けに来た次元にこう語る。

 「余計なことをするな。俺は処刑か脱獄かのゲームを愉しんでいるのさ」

 何とルパンは自分の死さえもゲームにしている。自分の考えた脱獄計画が失敗したら、電気イスで死んでしまうルパン。普通の人間なら死刑になりたくなくてジタバタ、いろいろあがく。だがルパンは、たった一回の脱獄のチャンスのみに賭ける。それが失敗したら死刑も仕方がないと考えている。ルパンは、自分の生命を賭けの対象にして脱獄というゲームを愉しんでいるのだ。何と粋な遊びだろう。何とすごい浪費だろう。だから次元もルパンの先程のせりふを受けて、こう語る。「お前は生まれつきぜいたくだからな」。

 人生は所詮ゲーム。ならば命がけで思いっきり遊んでやろう。そんなルパンのニヒルな人生観をうかがわせる。

 この人生観は物語のラストにも描かれる。せっかく奪ったお宝がダイナマイトで爆破され、粉々になってしまうのだ。しかし、ルパンは次元のタバコに火をつけて笑う。ルパンにとっては盗みもゲームのひとつでしかない。結果より過程が面白ければいい。

 ルパンの粋な生き方を大いに学びたい。

 

※追記

 第3話で披露されたのが、ルパンのキャッチフレーズ。「飛ぶ鳥のごとく獲物を襲い、風のごとく消え去る」。もっとも、このキャッチフレーズはその後使われることがなかったようだが。

 第4話ではルパンの死刑をめぐる銭形と不二子のリアクションが面白い。銭形も不二子もルパンの死刑が近づくにつれ、焦り出す。銭形は「なぜ逃げないんだ」と本音をはき、不二子は「お宝の箱を開ける鍵をルパンが持っているからよ」と言いながら何度もルパンを助けようとする。銭形も不二子もルパンを愛しているんですね。いなくなれば、遊び相手がいなくなる。そんな感じなのかもしれません。

 

 

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江~姫たちの戦国~ 第33回「徳川の嫁」

2011年08月29日 | 大河ドラマ・時代劇

 黒田官兵衛(柴俊夫)は言う。「肩の力を抜きなされ」

 北政所(大竹しのぶ)は言う。流れに逆らわず「まず家康殿を信じる所から始めようではないか」

 時代の流れはすでに家康(北大路欣也)に傾いている。官兵衛も北政所も、三成(萩原聖人)や淀(宮沢りえ)に大きな時代の流れに逆らっても仕方がないではないかと諭している。

 これが大人の生き方。(官兵衛は関ヶ原の折、天下を狙おうとしましたが……)

 だが、当事者の三成と淀には簡単に受け入れることはできない。若さゆえの過信や欲もある。歴史はこうした力関係の中で動いていく。

 こうした三成や淀とは対照的なのが、秀忠(向井理)だ。

 彼は言う。「父上にはおとなしくしていてほしいが、考えてもムダだ」

 若いのに醒めている。世の中に背を向けて関わることを避けている。悪く言えば、すねている。父・家康が豊臣家を乗っ取ろうとしているということが理解できる洞察力がありながら、黙って見ているだけ。だから江(上野樹里)に「そなたは、なぜ首を突っ込むのだ」と言ってしまう。

 そして江。

 相変わらず、時代の<目撃者>。ただ、それだけ。秀忠のような洞察力もない。秀忠の分析を聞いて、ただオロオロしているだけ。江は以前、秀忠に、「自分は時代の流れには逆らわないが、時代の流れに乗ってみせる」と語ったが、全く乗り切れていない。

 あるいは淀や三成のような歴史の当事者にもなれていない。これが江が主人公としてイマイチの理由。もっとも大姥局(加賀まりこ)から「豊臣と争うことがあれば、徳川のことだけ考えていただきます」と釘をさされたように、江もようやく時代の当事者になりつつある。江の心の中に、豊臣か徳川かの葛藤が生まれ、やっとドラマらしくなる。

 果たして今後、江はどのような行動をしていくか?

 秀忠の関ヶ原遅参は、江の「豊臣と争ってほしくない」という願いを秀忠が聞いたからみたいなことになるのだろうか?

 

 

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それでも、生きていく~慟哭と叫び

2011年08月26日 | その他ドラマ

 第8話は慟哭と叫び。

 五郎(小野武彦)は叫ぶ。 「娘がいるのか? 返してくれよ、娘を! 返してくれ!」 現実から目を背けパジャマやシャンプーのことを気にしていた五郎。駿輔(時任三郎)の朝食のことまで気にかけていた五郎が掴みかかって叫ぶ。「一番の親孝行は子が親より先に死なないことだ」と語っていた姿がオーバーラップする。

 駿輔(時任三郎)も慟哭する。 「このまま生きて償えるんでしょうか? 償いきれるんでしょうか? 十五年経っても償いきれていないのに」 よみがえる十五年前の記憶。駿輔の財布から見えていたのは、家族で笑っている写真(文哉はいない)だった。<家族で笑って過ごすこと>これが駿輔の生きる拠り所だったんですね。

 慟哭や叫びとは少し違うが、隆美(風吹ジュン)も語る。 「大丈夫、灯里はどこにでもいる十五歳の女の子として生きるの。私が守るから」

 響子(大竹しのぶ)も叫ぶ。 「わからないですって! わからないはずないでしょう! あなたがやったんだから! 思い出しなさいよ!」「あなたが中学生だったとしても、あなたが心を失っていたとしても、私はあなたを許さない!」

 そして、洋貴(瑛太)。「やった!と思える日が来ない。死にたい」という双葉(満島ひかり)に叫び、つぶやく。「死にたいなんて言うなよ! 何もかも忘れて、何もかも投げ出して、僕たちのことを誰も知らない場所に行きたい。ふたりだけで」

 慟哭と叫び。

 心の底から振り絞って発せられる言葉はいずれも重く、胸を打つ。ここに論評はいらない。ただ感じればいいように思う。

 敢えて論評するとすれば、役者さんたちの素晴らしい演技。世のシナリオライターさん、こんなふうに役者さんを本気にさせる脚本を書いて下さい。

 文哉(風間俊介)は死ぬしかないでしょうね。世界のどこにも居場所がなくて、世界のすべてから憎まれている。文哉の目には世界は醜いもので、湖に浮かぶアキの姿のみが美しかったのかもしれない。世界がどんなに悲惨で醜くても、それでも、生きていかなくてはならないのだが。

 

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クビキリサイクル 西尾維新・著~すべては<戯れ言>なのだ!

2011年08月25日 | 小説

★「クビキリサイクル」(西尾維新・著 講談社)を読んだ。

 二次元、三次元、四次元の密室トリック。

 少し自慢になりますが、このメイントリックは僕の予想したとおり。後日談で、探偵・哀川潤が出てきて語ったことはさすがに予想できませんでしたが……。

 さて、この作品で面白いのは、登場するキャラクターたち。すべてがライトノベル(ラノベというらしい)っぽいんですよね。

 たとえば語り部である主人公の友人で探偵役の玖渚友(くなぎさ・とも←名前もラノベっぽい)は天才技術者。自分のことを「僕様ちゃん」と言い、サンキューは「さんくー」、朝起きると「充電完了。今日も一日がんばろうね」という。(ちなみに玖渚は青い髪の女の子)。コンピュータの天才だが、弱点もあって縦移動が出来ない。それはどういうことかと言うと、高低差のある上り下りが出来ないということで、たとえば2階から1階への階段移動は他人の手を借りないと出来ない。

 あるいは、玖渚の友人の<ちぃくん>は、銀河系で起こっていることなら確実に探ることの出来る天才ハッカーで、現在、国連のトップシークレットにハッキングして懲役150年で服役中。捕まった原因は玖渚にあるのに「そんな細かいことは気にしない性格」で玖渚のことを全く恨んでいない。という常人とは「単位の違う」キャラクター。

 こんなせりふもある。「足なんか飾りだよ」。これって『ガンダム』のせりふですよね。

 このように、この作品はライトノベル的本格ミステリー。

 この作品を松本清張さんが読んだらどんな感想を漏らすだろう。清張さんは、怪人とかが出てくる江戸川乱歩の小説を批判した人ですからね。一方、乱歩さんは、この作品を面白がるかもしれない。乱歩さんが現在に生きていたら、同じような作品を書いたかもしれない。

★この作品で描かれる主人公の人生観も面白い。

 主人公は、すべてを<戯れ言>だと考えている。

 ミステリーは、謎に満ちた現実を論理で説明し、混沌とした世界を言葉で秩序づける過程を描く小説ジャンルだが、主人公は、そんな探偵が説明する世界も<戯れ言>だと思っている。なぜなら世界を言葉で完全に説明し尽くすことなど不可能だから。実際、この作品でも、説明されないで曖昧なまま保留にされている謎がいくつもある。

 主人公にしてみれば、探偵の言葉も、政治家の言葉も、評論家や学者の言葉も、すべては不確かな言葉の遊戯、<戯れ言>でしかない。

 キリストもブッダもマルクスもアインシュタインも世界を言葉で説明したが、いずれも想像の産物や不確かなものでしかない。

 僕もこの文章を「戯れ言だよな~」と思いながら書いている。

 人間は<戯れ言>を語り、消費しながら生きて死んでいく。

 そんなクールな人生観、人間観がこの作品にはある。

 

 

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島田紳助さんの引退を考える

2011年08月24日 | 監督・俳優・歌手・芸人

 島田紳助さんの突然の引退。

 暴力団とのつきあいの詳細はわからないが、多分に<抗議>が含まれているような印象を受ける。

 あることないこと、些細なことを面白おかしく書くマスコミへの抗議。

 守ってくれない事務所やテレビ局への抗議。

 テレビ局は、現在は紳助さんに好意的な扱いをしているが、いつ豹変するかわからない。あるいは、もし今回引退会見をしなければ、暴力団とのつきあいのことで批判、糾弾の側にまわっていたかもしれない。

 そんな不信感を根底に感じる。

 紳助さん自身も『ヘキサゴン』のおバカさんブームが一段落し、次の道を模索している最中に、この暴力団とのつきあい記事が出て、もうどうでもよくなったのではないか? もう、これ以上登る山はないと考えたのではないか? 沖縄での暮らしが結構充実していたようですしね。

 いずれにしても、頂点を極めた人間が、仕事人生をどう幕引きしていくかは難しい。

 明石家さんまさんなんかは、「さんまのまんま」で千原ジュニアさんに語った所に拠ると、いずれはテレビに出るのはゲストで呼ばれる時くらいにして、普段は劇団を作ってコントを舞台でやっていきたいみたいですし。

 最後に紳助さんの功績。

 『ヘキサゴン』や『行列』、あるいは『M-1』で、様々なタレントさんを世に送り出したことは大きい。

 島田紳助にしか出来ないオンリーワンの司会のスタイルも。

 涙や感動を笑いに持ち込むウェットな感覚は、タモリさんやさんまさんを好きな僕には抵抗があったが、それが紳助さんのスタイル。

 紳助さんが芸能界を離れて次に何をするのか? そのことに注目していきたい。

 あとは「ヘキサゴン」や「行列」の録画ストック分の休止はやめてほしいな。これで見られなくなってしまうのは寂しい。

 

 

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ドン★キホーテ~松田翔太さんがハマり役!

2011年08月23日 | その他ドラマ

 全体的に夏涸れと言われている今季ドラマだが、『ドン★キホーテ』は面白い。

 第1話から面白さのクォリティが下がっていない。鯖島(松田翔太)は特に事件を解決しようと思っていないのだが、結果としてラストでは解決しているという物語展開が、僕は今までのドラマの定石を破っていて好きなのだ。

 この『ドン★キホーテ』の面白さの理由としては、その他に松田翔太が演じていることがあると思う。

 これまでのこの枠のヤクザを演じている役者さんと言えば、TOKIOの長瀬さんとか松岡さん。別に長瀬さんたちが悪いというわけではないのだが、いささか新鮮みに欠ける。鯖島を長瀬さんたちがやっていたら「またか」と思ってしまう。長瀬さんたちは体格もいいし、高橋克実さんとも被ってしまう。ヤサ男という点でも松田さんは適任なのだ。

 それにしても松田翔太さんがこれほどヤクザ役にハマるとは思わなかった。目付き、しゃべり方、児童相談所のデスクのイスにふんぞり返って座っている姿もサマになる。まあ、お父さんの松田優作さんがワイルドだったので、十分予想は出来たのだが。

 可愛らしさもある。第6話で、デジカメのSDカード紛失の原因が自分であったことがわかった時など、手を奮わせてうろたえて可愛かった。

 まさに<剛>と<柔>である。力強さと柔らかさを使い分けられる。この味を出せるのは松田さんしかいないだろう。

 <ヤクザファッション>と<草食系ファッション>を両方着こなせるのも松田さんだから。

 この作品の面白さはストーリーと共にキャスティングに拠る所が大きい。

 個人的には、幸子(成海璃子)を推しているのだが、成海璃子さんはどうしてこういう<反抗的な少女>の役ばかりなのだろう。『瑠璃の島』は素晴らしかったけれど。

 彼女の新しい面を見てみたい。プロデューサーさん、ぜひお願いします。

 

 

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江~姫たちの戦国~ 第32回「江戸の鬼」

2011年08月22日 | 大河ドラマ・時代劇

 始まる徳川と豊臣の緊張関係。

 この中で、江(上野樹里)は主人公になっていない。ただの<目撃者>である。

 たとえば、北政所(大竹しのぶ)に「淀殿とは歩く道が違うのかもしれぬ」と言われて、江は何も返せない。

 利休の切腹の時も、会いに行ったりしたが、結局、話を聞くだけで何も出来なかった。

 秀忠(向井理)は、それなりに手を打った。

 三成(萩原聖人)を呼び出して、軽挙を慎むように、父・家康(北大路欣也)につけ込まれないように釘を刺す。

 この夫の行動に対し、江はただ感心するのみ。あるいは、相変わらず「いくさはイヤだ」と繰り返すのみ。

 北政所や秀忠、あるいは淀(宮沢りえ)の方が深く時代を洞察し、未来を見ている。現実的に生きている。

 江の洞察力と言えば、「すべては三成のせいなのですね」というレベル。だが、果たして三成が本当に緊張の元凶なのか?

 こんな江だから、彼女が戦う相手として、作家は大姥局(加賀まりこ)を持ってきた。

 巨大な歴史の流れとは戦えないから、大姥局でお茶を濁したというわけだ。

 

 今回、唯一、江が主人公になり得る場面があった。

 娘・完との再会のシーンだ。

 ここで江は完に「叔母上」と言われる。

 ここは江の心のドラマを描く重要ポイント。だが、わりとあっさり。もっとあざとく描き込んでもよかったのでないか?

 作家は江を主人公としてどう描いたらいいか迷っている。

 もっと主人公としてイキイキと描くつもりだったのだが、実際の映像になってみたら、あまりインパクトがなかったという所であろう。

 この際だから、秀忠を主人公にしたらどうか?

 向井 理さんだし、秀忠の方が政治的に動けるし、心のドラマをしっかり描けそう。

 

 

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それでも、生きていく~治った? 殺す僕は消えた?

2011年08月19日 | その他ドラマ

 今回は文哉(風間俊介)の話。

 「治った? 殺す僕は消えた?」

 他人を<殺す僕>を抱えて生きるってことは、きついでしょうね。常に不安で怯えていなければならない。

 あるいは、真岐(佐藤江梨子)が態度を変えたような世間。常に<三崎文哉>であることがバレることを怖れて生きて行かなくてはならない。

 そして、三崎文哉だとわかった時に言われることは決まっている。

 「子供を殺された母親のことを考えなさい! 家族のことを考えなさい!」あるいは「あんたなんて生まれて来なければよかったのよ!」

 <絶対の孤独><光の見えない闇の世界>

 だから文哉は考える。

 こんな人生を生きて行かなくてはならない自分は「どうして生まれ、なぜ生きているのか?」

 真岐に「生まれて来なければよかったのよ!」と言われたが、そんなことはとっくに分かっている。

 「自分はどうして生まれてきたのか? なぜ生きているのか?」

 そして、さらに考える。<こんな自分の遺伝子を残してはならない> だから、雪恵(酒井若菜)のお腹の子を殺した。

 <水槽>と<金魚>のイメージは何だろう?

 水槽の中で窒息しかかって苦しんでいる金魚。

 これはまず文哉自身に他ならない。

 では、文哉のまわりにいる人たちはどうか?

 多かれ少なかれ、現実の中で息苦しく思っているのは確か。

 

★文哉を道徳的に断罪するのは簡単だ。法律で罰することも。

 だが、ドラマは道徳や法律を越えて、人間の<心の叫び>を描いていかなくてはならない。

 観る者は<心の叫び>をしっかりと受け止めるべきだろう。

 なぜなら、人は、金槌で子供を殺しはしないが、その他の部分では、多かれ少なかれ<文哉>なのだから。

 洋貴(瑛太)たちが、文哉の殺人の理由を知りたいと思ってるのも、<心の叫び>と向き合いたいと思っているからなのだと思う。

 

 

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AKB48~みおりんこと、市川美織さんのこと

2011年08月18日 | アイドル

 「フレッシュレモンになりたいの~!」でおなじみの<みおりん>こと市川美織さん。

 「花ざかりの君たちへ2011」では、第1寮の寮長・天王寺恵の婚約者の尼崎カンナ役でも活躍している。

 彼女はどんな子か?

 天真爛漫で、本人は真面目に「フレッシュレモン」になりたいと思っている(笑)。

 顔はAKBイチ小さい。

 身長もAKBイチ小さかったが、背が伸びて先輩の高橋みなみさんをついに抜かした。その結果、高橋みなみさんに冷たくされている(と本人は思っている)。

 天真爛漫の天然キャラだが、罰ゲームで、人前で小島よしおの「そんなの関係ねえ」をやった時は、さすがにヘコんだ。

 SMAP×SMAPのコント「本当にいたAKBAD」では、草なぎ剛さん演じるAD草山が最初に推しメンとして紹介したのが、彼女だった。

 前髪で隠しているが、まゆげがゲジまゆで、公演でそのことを他のメンバーから指摘されて怒った。

一応、高校三年生で、AKBの中には年下もいるが、おそらく一番色気がない。「AKBINGO」では、SDNのお姉様たちに対抗してお色気パフォーマンスをしたが、司会の佐田さんに「そういうキャラじゃないだろう!」と言われて、どつかれた。

 「なるほどハイスクール!」では、「フレッシュレモンになりたいの~!」をやって、徳光和夫さんや加藤清史郎君を驚かせた。ロンドンブーツの淳さんには、「フレッシュレモンになりたいの~!」は一発芸だと思われている。

 天然キャラで人当たりがよく、裏表がないように見えるが、家ではお父さんに不機嫌な顔を見せたりするらしい。

 というわけで、これが僕がテレビなどで目撃してきた市川美織さん。

 AKB新世代の中で注目株。AKBはこういうキャラクターが次から次へと登場してくるから面白い。

 今後の活躍が期待されるが、確か先輩の峯岸みなみさんだったと思うが、「今はキャラで何とかなっているけど、プラスアルファがないと今後は難しい」という論評は当たっているような気がする。

 今までの殻を破って、個々のメンバーがどの様に変わっていくか? これもAKBを見ていく楽しみのひとつだ。

 ファンはAKBに完成されたものを求めていない。未完成であるが故に応援している。

 

 

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