平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

佐川宣寿証人喚問~手塚治虫『アドルフに告ぐ』のせりふが胸に迫る。「あの総統の下で忠誠を尽くすわれわれは全員狂人なんだ」

2018年03月28日 | 事件・出来事
 昨日の佐川・前理財局長の証人喚問。
 内容を要約すると、
・公文書改ざんについては「刑事訴追の恐れあり」と証言拒否(NHKによれば46回)。
・総理、夫人、官邸の関与については「なかった」と断言。

 でも、その断言には何の根拠もないんだよなぁ。
 たとえば、希望の党・今井雅人議員とのこんなやりとり。

 今井「取引に関わった職員全員に昭恵氏を意識したかどうかヒアリングしましたか?」
 佐川「しておりません」
 今井「調査もしないで、なぜ影響がないと言い切れるのか?」
 佐川「局長として職員を信じておりますので」

 何だ、そんな根拠だったのか。
 何とずさんな調査。
 何といい加減な根拠。

 まあ、上手いと言えば上手いよね。
 後にウソがバレても、「職員がそう言っていなかった」「わたしが知る範囲では関与は認められなかった」って言い逃れできるから。
 ………………

 それにしても疲れるなぁ。
 映画やテレビドラマだったら、佐川にあたる人物は良心に目覚めて絶対、真実を語ってるよ。
 結果、悪は裁かれ、語った人物は呪縛から解放される。
 でも、現実は逆。
 こんな現実を見せられるのなら、やはりフィクションの世界に引きこもるしかないよなぁ。
 フィクションの世界なら、正しいことがおこなわれて、人は良心に従って生きる。

 今回の佐川発言で、自民党の中枢は森友事件に幕引きを謀りたいらしい。
 上に書いたように根拠は極めて曖昧なのにね。

 でも、こんな根拠が現政権ではまかり通ってしまうんだよなぁ。
 途中の理屈は無視されて、
「偽証すれば訴追される証人喚問で佐川が首相らは関与していない言った」
 だから
「首相らは関与していない」
 という論理。
 佐川発言に具体的な根拠は何も示されていないのに「首相らは関与していない」と言い切ってしまう非論理性。

 安倍政権って、〝黒いもの〟を〝白〟にするのが得意だよね。
 現政権には〝論理〟は存在しない。
 集団的自衛権も共謀罪も、始めに結論ありきで、理屈を無理矢理、後からくっつける。
 それが破綻していても関係ない。
 完全な〝反知性主義〟だ。

 国民はまさかこんな非論理にダマされるようなバカじゃないよね?

 最後に。
 ツイッターで次のような画像を張られていた方がいたので紹介しておきます。
 手塚治虫『アドルフに告ぐ』のワンシーン。
 ヒトラーの部下たちの会話だ。
 やはりフィクションってすごいですね。

 
 
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西郷どん 第12回 「運の強き姫君」~垣間見えた家定の人間性。死なない御台所を求めた家定の〝孤独〟と〝生命への慈しみ〟

2018年03月26日 | 大河ドラマ・時代劇
 今回は篤姫(北川景子)エピソード。
 彼女の人としての〝強さ〟と〝弱さ〟を描いた。

〝強さ〟とは、将軍・家定(又吉直樹)のことを聞かされ、幸せな夫婦生活を送れないと聞かされた時のせりふ。

「お父上様。私は不幸になっても構いません。
 お父上のためなら篤は喜んで不幸になります。
 この命、ただ幸せになるためだけにあるのではございません。
 薩摩の姫となった時から覚悟はできておりました。
 お父上の娘になれただけで、篤は幸せでございました」

 武家の娘ですね。
 政治の道具として生きることを厭わない覚悟。
 理性で自分を律する。

 しかし、人間、それだけでは生きていけない。
 弱さもあれば感情もある。
 なので、安政の大地震が起きて吉之助(鈴木亮平)が助けに来た時のせりふ。

「西郷、いっしょに逃げておくれ。
 できるだけ遠くに。
 公方様もお父上様もいない遠か国に。
 このまま私を連れて逃げておくれ」

 篤姫が〝姫〟や〝武家の娘〟を捨てて、ひとりの人間になった瞬間だ。
 これが恋愛感情であるかははっきりしないが、自分に課せられた状況から逃げたかったのは確かだろう。
 篤姫はひとりの人間としての幸せも求めていた。

 人には二面性がある。
・強さと弱さ
・本音と建て前
・社会的な存在と個人
・相反する思いがぶつかり合う葛藤

 その葛藤の末、篤姫が導き出した結論はこうだった。

「改めて礼を申すぞ。
 御台所となるべきこの体を傷ひとつなくよう守ってくれました。
 もう下がってよいぞ、西郷」

 映画『ローマの休日』ですね。
 物語のパターンはすでに出尽くされていると言われているが、今回は『ローマの休日』のパターンを当てはめたのかも?
 別のパターンとしては『ロミオとジュリエット』があるのだが、篤姫はロミオとジュリエットのように個人の思いを貫くことはしなかった。

 こんなふうに定番の物語のパターンに当てはめているので、この作品は見やすいんですよね。
 ……………

 さて、今回示された篤姫のコンセプトは〝死なない御台所〟と〝運の強き姫君〟

 家定が唯一、意思表示した言葉が〝死なない御台所〟だったのは面白い。
 おそらく家定は御台所が死んでしまうことを哀しんでいるのだろう。
 彼の心の奥底には〝愛する人を求める心〟があり〝生命を慈しむ心〟がある。
 彼の本質は孤独とやさしさ。
 家定がやっと人間的な面を見せた。

 そして、そんな家定の内面を引き出すのは篤姫なのだろう。
 ゆっくりと心を通わせていくふたり。
 今後あたたかい夫婦のドラマを見られそうだ。

〝運の強き姫君〟というのも今後の篤姫の重要なコンセプトになりそうだ。
 歴史のさまざまな局面で、篤姫の運の良さが活きてくるのか?
 それと地震で倒れた柱に文字が書かれていたようなんだけど、何が書かれていたんだろう?
 土曜日の再放送で確認してみよう。

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ラストアイドル 決勝バトル~シューロケ VS ラブコチ。オトナの事情が見え隠れして、ちょっとシラける

2018年03月25日 | アイドル
 ラストアイドル表題曲バトルの決勝戦が始まった。

 秋元康×シュークリームロケッツ VS つんく♂ ×Love Cocchi

 パフォーマンスで言えば、ラブコッチの勝ちだった。
 審査員の大森靖子さんはパフォーマンスを見て泣いてたけど、今までで一番良かった。
 逆にシューロケは緊張のせいか歌えてなかった。

 実際、審査員は、ラブコッチ3票、シューロケ1票。
 たまたまジャッジを担当した柏原収史さんが入れたからシューロケが勝った。

 まあ、柏原さんのジャッジも分かるんですけどね。
〝アイドル〟という基準でジャッジすれば、ザ・アイドルのシューロケに軍配が上がる。
 ジャッジする審査員が何を基準にするかで勝敗が決まるのが、ラストアイドルの戦いだ。

 でもな~。
 個人的な基準=ひとりの判断で勝敗が決まるのってどうなんだろう?
 せっかく審査員が4人いるのだから、決勝戦くらい票数が多い方を勝者にしたらいいのに。
 ……………

 次回はいよいよ最終戦。
 秋元康×シュークリームロケッツ VS 織田哲郎×Good Tears

 CDセールスを考えれば、シューロケが勝つよね。
 シューロケの曲の方がアイドルファン受けするから。

 でもな~。
 次回シューロケが勝ったらシラけるな。
〝シューロケ優勝〟というシナリオが始めからあったとは言わないけど、完全に予定調和。
 何だかんだ言って、最後に勝つのは秋元康なのかいっ!

 ガチが売りなのに、オトナの事情が見え隠れしたら、ラストアイドルのプロジェクトは一気に崩れるよ。
 戦いに一喜一憂する僕たちは〝高校野球〟を見たいのであって、〝プロレス〟を見たいわけではない。


※追記
 大森靖子さん、2、3年前から地下アイドル時代のなっちゃん、おーりおをチェックしてたとは!
 さすがアイドルファン!


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安倍外交の無能~アメリカからハシゴをはずされ、北朝鮮問題からは蚊帳の外。北方領土は実効支配が進む

2018年03月24日 | 事件・出来事
 安倍外交とは何だったのだろう?

 アメリカの大統領トランプいはく、
「安倍晋三首相と話をすると、ほほ笑んでいる。『こんなに長い間、米国を出し抜くことができたとは信じられない』という笑みだ。だがそうした日々は終わった」

 何だ、全然信頼されていないじゃん。
 その象徴が、トランプが発動した鉄鋼・アルミニウムの輸入制限。
 カナダ、メキシコ、EU、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジル、韓国は適用除外されたのに、日本は含まれず。

 何これ?
 カナダ、EUはトランプのいろいろな政策に異を唱えたけど、しっかり入っている。
 逆にポチのように尻尾を振った安倍晋三にはこの扱い。
 やっぱり自分を持たないヤツは信用されないんだよ。

 安倍って強いヤツには徹底的にへつらうけど、官僚とか下のヤツには強権的なんだよな。
 ………………

 北朝鮮のミサイル問題でも蚊帳の外。
 韓国が仲介して米朝首脳会談。
 実質、米朝韓3国の首脳会談の実施。
 安倍晋三は「日本が圧力を主張した結果、効果があらわれてきた」と自らの実績を誇りたいようだけど、どうなんだろう?
 この船に乗り遅れないために「北朝鮮と首脳会談をやってもいい」と言っているようだけど、果たして相手にされるのか?
 ………………

 北方領土でもロシアは着実に実効支配。
 発電所が造られ、企業が誘致され、どんどん根を張っている。
 その原資になっているのが、安倍晋三がおこなった経済支援4000億。

 安倍とプーチンの信頼関係とは何だったのか?
 結局、良いように利用されてるだけ。

 なので結論。

 安倍晋三のせいで、どんどん国益が損なわれている。
 外交で無能なだけならまだいいが、森友や加計などウソとゴマかしと腐敗だらけなのだから手に負えない。

 敢えて言えば、
〝安倍晋三こそが国難〟

 はやくまともな人に代わってほしい。

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佐川氏におくる前川喜平さんの言葉 「本当のこと話したほうがこれからの人生、生きやすいんじゃないかという気がしますけどね」

2018年03月22日 | 事件・出来事
 人の言葉というのは面白い。

 前川・前事務次官の中学校での講演について、文科省に問い合わせをした自民党・赤池まさゆきは映画『ちびまる子ちゃん』にもクレイム。
 映画の『友達に国境はな~い』というキャッチコピーに対して、ブログで、

★ 「友達に国境はな~い!」私は、このポスターを見て、思わず仰け反りそうになりました。
★ 国際社会とは国家間の国益を巡る戦いの場であり、地球市民、世界市民のコスモポリタンでは通用しないと機会あるごとに言ってきたのに・・・
★ 文科省の担当課に確認しました。ちびまる子ちゃんが言う分には目くじら立てる程のことはないと思ったのですが、東宝株式会社からいくつかのキャッチフレーズの提案があり、わざわざこれを文科省の担当課が選んだとか・・・ 誰も異論を挟む人はいなかったとのことでした。
★ たかがキャッチフレーズ。されどキャッチフレーズ。一事が万事で、言葉に思想が表出するものです。国家意識なき教育行政を執行させられたら、日本という国家はなくなってしまいます。
 文科省の担当課には、猛省を促しました。

 おいおい、こじらせてるな(笑)
「友達に国境はな~い!」=コスモポリタニズム という短絡思考!
 この人、平昌オリンピックでの小平奈緒選手と韓国の選手との友情も苦々しく思っていたに違いない。
 もしかして東京オリンピックにも反対?
 おまけに文科省に問い合わせて〝猛省を促してる〟し、またもや政治介入(笑)

 まあ、ひとりの国家主義者がブログであれこれ言うのはいいんですよ。
 でも、この人は自民党の文科部会の部会長。
 暗澹たる気持ちになる。
 自民党はこんなふうに変質してる?
 この国は、こじらせた連中に乗っ取られている?
 ……………

 前川・前事務次官は来週火曜日に証人喚問される佐川前国税長官にこんなアドバイス。

★佐川さんにとってもね。これから20年30年と生きる人生の中で、本当のこと話したほうがこれからの人生、生きやすいんじゃないかという気がしますけどね。

 わかる。
 今後トカゲのしっぽとして、コソコソ逃げまわる生活を送るのか、胸を張って生きるのか?
 自分や家族に自分の仕事を誇れるのか、否か。

 こんなことが問われていると思う。
 おそらくまだ財務省官僚としての呪縛が解けていないんだろうけど、知っていること、思っていることを話した方がきっと自由になれる。
 きっと心から笑える。
 佐川氏が守ろうとしている人たちは下劣で卑怯で、最終的には佐川氏を守らないだろうし。
 でも、佐川氏はこいつらに何か弱みを握られてるんだろうな。
「もし本当のことをしゃべれば、あのことをバラすぞ」
 あるいは、彼らは人を社会的に葬り去る権力を持っているから、
「本当のことをしゃべれば、前川喜平のようになるぞ」って。

 来週の証人喚問はある意味ドラマですね。
 呪縛か解放か?
 良心と矜恃。
 官僚とは何か?
 権力とは何か?
 僕も人間というものを勉強させてもらいます。


※参考
 赤池まさゆき氏のブログはこちら
「友達に国境はな~い!」文部科学省の国家意識

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森友事件~太田理財局長、感情をあらわにして、「それはいくらなんでも、それはいくらなんでもご容赦ください」

2018年03月20日 | 事件・出来事
 昨日の森友事件の国会集中審議。

 ロボットのような太田理財局長が感情をあらわにする瞬間があった。
 自民党のネトウヨ議員・和田政宗に
「太田理財局長は民主党政権時代に野田首相の秘書官だった。増税派だからアベノミクスをつぶすためにそういうおかしな答弁をしているのか?」
 と問われて、
「それはいくらなんでも、それはいくらなんでもご容赦ください」
 と憤慨したのだ。

 そりゃあ、怒るよね。
 太田理財局長にしてみれば、安倍晋三や自民党を守るために泥をかぶっているのに、この言われよう。
 太田氏がアベノミクスをつぶすために答弁しているのなら、とっくに本当のことを暴露してるよ。
 それがわからない和田政宗って。
 和田の前に質問した青山繁晴もそうだが、和田や青山は自分のパフォーマンスのために質問している。
 太田氏が抱えている葛藤・苦悩を少しも理解していない。
 こういう共感力のなさは安倍晋三と同じだな。

 太田理財局長は、こんな本音もポロリ。
 共産党の小池晃議員に
「安倍昭恵さんは国会議員ではない。どうして国会議員でもない、安倍昭恵さんの動向が決裁文書に掲載されてる?」
 と問われて、
「それは、総理夫人だからです」

 そうなんだよね。
 いろいろ詭弁を弄しているけど、実は答えはシンプル。
〝総理夫人だから8億円の値引きをし、ウソの答弁をし、前代未聞の公文書改ざんまでおこなった〟

 こんなこと、ほとんどの国民がわかっているのに、認めようとしない安倍晋三や行政府。
 橋下徹・前大阪市長も言ってるけど、少なくとも政府は〝忖度〟を認めろよ。
 官僚の忖度で土地が値引きされた。
 これを認めることで次のステップに移れる。
 次のステップとは、安倍晋三夫婦が土地取引に関与したか否かだ。
 ………………

 安倍晋三は相変わらずの低レベルな答弁。
 
「妻が『言っていない』と言っているのだから妻は関与していない」
 ←単なる夫婦の会話だろーー!ww
「私は文書など見ていないのだから私は関与していない」
 ←見ていなくても報告を聞いて「改ざんしろ」って命令できるだろーーー!ww
「書き換え前の文書を見ても私や妻が関わっていることは書かれていない」
 ←文章には裏の意味があることを理解していないのか? 安倍昭恵の名前があれば官僚は忖度するんだよ!

 今回のことで、つくづく思ったけど、
 安倍晋三って〝論理的思考〟ができないよね。
 ひとつの結論を導き出すには、いくつもの論理の積み重ねが必要なのに、「妻が言っていない」→「妻は関わっていない」だもんなあ。

 以下の言葉も安倍晋三の常套句。
 安倍政権になってから、この言葉を何度聞いたことだろう。

「行政府の長として責任を痛切に感じております」

 で、一度でも責任をとったことがあるの?

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西郷どん 第11回 「斉彬暗殺」~わしがなぜお前をそばに置くかわかるか?  わしもお前と同じ大馬鹿者だからだ

2018年03月19日 | 大河ドラマ・時代劇
 斉彬(渡辺謙)、松平慶永(津田寛治)、徳川斉昭(伊武雅刀)の密談。
 一橋派と南紀派の対立。
 吉之助(鈴木亮平)は〝ドロドロした権力闘争〟〝政治の世界〟を目撃しているんですね。

 そんなドロドロした世界に背を向ける者がいる。
「俺は将軍になどなりたくない! そう申したはずじゃぞ!」
 一橋慶喜(松田翔太)だ。

 慶喜はさらに「ここにはまともな父親がいないようじゃ」と斉彬らを批判。
 特に斉彬には痛烈で、
「幼子が死んだのにめでたいと盃を交わす」
「篤姫という娘の行く末も考えていない」
 そして、品川に飲み直しに行く。

 慶喜、かっけー! 粋だね!
 権力を求めて暗躍している大人たちを完全否定し、自らは権力を求めない。
 篤姫(北川景子)や亡くなった虎寿丸に思いを馳せるあたり人間味もある。
 でも、井伊直弼(佐野史郎)の間者と刃物沙汰になると、ヘタレで逃げまわる(笑)

 慶喜、いいキャラになっていますね。
 こんな慶喜、未だかつて見たことない。
 慶喜でスピンオフドラマを創ればいいのに。

 吉之助はさらに政治の世界を目撃する。
 斉彬の暗殺未遂だ。
 斉彬の食事にヒ素を盛られていた。

 まっすぐな吉之助は犯人を斉興(鹿賀丈史)とお由羅(小柳ルミ子)と考え、乗り込むが、逆に返り討ち。
 斉興たち以外にも斉彬を憎む者がいることを識らされる。
 ドロドロとした政治の世界。
 そして、簡単に手玉に取られる吉之助には〝駆け引き〟や〝したたかさ〟の欠片もない。
 吉之助は政治の世界に入ってはいけない人間なんですよね。
 入れば、絶対、苦労する。
 篤姫や虎寿丸のことを考えてしまうという点で、慶喜と同じタイプの人間でもあるようだ。

 しかし、そんな吉之助を斉彬は評価している。

「わしがなぜお前をそばに置くかわかるか?
 わしもお前と同じ大馬鹿者だからだ。
 民のために命を捨てられる。
 そうだろう?
 民のための国を。そんな国をつくりたい」

 民のために命を捨てられる大馬鹿者という点で、斉彬は吉之助を買っているのだ。
 だが、今の吉之助には政治家として欠けているものがたくさんある。
・非情さ
・大局を見る目
・腹芸
・駆け引き
・したたかさ

 吉之助は、篤姫の不幸を考えてしまうという点で非情さに欠けているし、すぐに斉興の所に突っ走ってしまうという点で、まだまだ直情的である。
 そんな吉之助に対して、斉彬は
「つまらん! つまらん! つまらん!」

 斉彬の政治学校で、吉之助は変わることができるのか?
 まあ、人間の根っこはそんなに変わらないものだと思うけど。
 吉之助は、最後まで〝やさしさ〟や〝まっすぐさ〟を捨てられずに生きるのだろう。

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文科省の授業調査~屈しなかった校長先生の言葉が素晴らしい! 「主体性が子供たちに育つためには、まず大人が主体性を持つことが必要」

2018年03月18日 | 事件・出来事
 前川喜平前事務次官が名古屋の中学校の授業で講演した内容を、文科省が市教育委員会に数回にわたって報告するように求めた問題。

 何か怖ろしい社会になった気がするなぁ。
 これ、政府を批判した前川さんだから、やったことだろう?
 おそらく政権擁護の人物がやった講演ならこんなチェックをしない。

 それに文科省にチェックを入れられるとわかったら、学校は萎縮して政権に近い人物ばかりを講演に呼ぶようになるかもしれない。
 櫻井よしことか百田尚樹とか。

 前川氏をめぐっては安倍官邸に前科がある。
 出会い系バーに通っていたことを根拠に前川氏を〝とんでもない人物〟に仕立てあげようとしたのだ。
 ところが前川氏は貧困女性の話を聞いて実態を知り、手助けをするために出会い系バーに通っていた。
 話を聞いてもらっていた女性からは感謝の言葉。
 こんな前川氏をスキャンダルで潰そうとした安倍官邸って、いったい?
 そして今回の講演内容の調査。
 権力とは怖ろしい。

 森友の佐川氏がモノを言えないのも、何か弱みを握られているからじゃないのかね?
 たとえば、佐川氏が買った世田谷の土地の件とか。
「佐川、わかってるな。本当のことをしゃべったら世田谷の土地のことをバラすぞ」と脅されている?

 何か怖ろしい社会になった気がするなぁ。

 ちなみに以下は前川さんの講演を聴いた生徒の感想。

 
 ……………

 さて、ここからが本日の本題。

 この文科省からの要請に、
 市教育委員会は違和感を抱いて公表し、
 中学校の校長は講演の録音テープの提出を拒んだ。

 素晴らしい!
 上からの圧力に負けて、文書を隠蔽したり、改ざんしたりする霞ヶ関の官僚とは大違い。
 彼らは超一流大学で何を学んだのかね?

 で、僕は思うのですよ。

 大人たちがそれぞれのポジションで役割を果たしていけば、社会はそんなに悪くならない、って。

 具体的には、
・官僚は政治家からの理不尽な要求に「それは法律上できません」ときっぱり言う。
・教育委員会や校長は「それはおかしい」と言って告発する。
・警察や検察は、たとえ権力を持つ政治家であっても不正をおこなえば逮捕する。
・マスコミは政権の顔色をうかがわず、真実を調べ、国民に伝える。

 ところが今は……。
 忖度、日和見、事なかれ主義。

 で、今回、朝日新聞や校長先生などががんばった結果、政府の権力濫用が明らかになった。
 権力側も暴露されることを怖れ、理不尽な要求を差し控えるようになるだろう。
 これでバランスがとれる。

 前川氏を講演に呼んだ中学校の校長先生は記者会見でこんな発言をしたらしい。
「主体性が子供たちに育つためには、まず大人が主体性を持つことが必要」

 まさにそのとおり。

 今ほど、大人ひとりひとりの主体性が問われている時はない。

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森友事件~自殺メモ、新証言、安倍のウソ答弁……昨日出てきた新事実をまとめてみた。偽造改ざん国家の誕生

2018年03月16日 | 事件・出来事
 次々と新事実が出てくる森友疑惑。

 総理大臣の安倍晋三と官房長官の菅義偉は今月6日に〝文書が改ざんされていたこと〟の報告を受けていたことを認めた。
 安倍は「書き換えられたことを知ったのは11日だ」と国会で答弁してたのに。
 相変わらずのウソつき安倍。
 口を開けばウソが飛び出す。
 ……………

 自殺された近畿財務局の男性職員が遺したメモの内容も明らかになった。

「このままでは自分1人の責任にされてしまう。
 決済文書の調書の部分が詳し過ぎると上司に書き直させられた。
 勝手にやったのではなく財務省からの指示があった。
 資料は残しているはずで無いことはあり得ない」

 悲痛な叫びだ。
 財務省の職員および佐川前国税庁長官よ、この訴えに何を思う?
 これでも、あいつを守るのか?

 なお、この方とは別に、理財局国有財産業務課の係長が今年1月に自殺していたことが明らかになった。
 この人物が森友に関わっていたかは明らかになっていないが、財務省は箝口令を敷いていたという。つまり隠蔽?
 その他、同じく理財局の女性職員が自殺未遂という情報も入って来ている。

 森友に関わった方は自殺などせずに生きて、勇気を出して本当のことを語って下さい。

 なお、財務省はこんなことも認めた。
『国会答弁において、財務省は首相秘書官らと内容を調整することがあった』(朝日新聞)

 まあ、そうだよね。
 安倍晋三や麻生太郎は、佐川氏が勝手にやったことにしたいらしいが、そんなことあり得ない。
 昨年の佐川前理財局長の国会答弁は全部、官邸の指示と了承の上でおこなわれていた。
 ……………

 こんな事実も明らかになった。

『学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、約8億円の値引きにつながった地中ごみを試掘した業者が、ごみは実際より深くにあると見せかけた虚偽の報告書を、学園と財務省近畿財務局から促されて作成した、と大阪地検特捜部の調べに証言していることがわかった』(毎日新聞)

 森友学園の土地のゴミの試掘をした業者が学園と近畿財務局に言われてデータねつ造。
 やっぱりね、という感じ。
 厚労省の裁量労働制のインチキデータもそうだけど、データや数字がウソだったら何を信じたらいいの?
 すべては結論ありきで、データはその結論を導き出すためにねつ造される。

 次々と出てくる新事実。
 少しずつ埋められている外堀。
 ドラマ『99.9』の主人公・深山の口癖は「真実はひとつですから」だが、どんなにウソをついてゴマかしても真実は必ず明らかになる。
 こう信じたい。

 それにしても上に書いたことを見ると、唖然とする。
 完全に〝偽造改ざん国家〟

 このままだと腐敗はますます進む。
 腐敗の元凶である安倍晋三よ、頼むから辞めてくれ。

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相棒16 「容疑者六人」~迷走、拙劣、つまらない──犯人のやったことは完全に犯罪です!

2018年03月15日 | 推理・サスペンスドラマ
 いったい何を描きたかったのだろう?

・ヤクザの生態?
・警察とヤクザは同じ?=上の命令は絶対で、やられれればやり返す。

 まあ、描きたかったのは次のようなことだったのだろう。

〝上の顔色をうかがって右往左往する警察の姿〟

 でも、これは『相棒』の中で何度も描かれていること。
『踊る大捜査線』くらいの軽さに徹してくれればよかったのだが、シリアスな描写もあり、実に中途半端。
 今回の演出家メチャクチャ下手。

 事件もなぁ。
 犯人の動機がよくわからない。
 動機が〝マスコミに対する敵意〟って?
 フツーそんな動機であんなことするか?
 そんな幼稚なヤツが次シリーズから特命係に入るのか?

 犯人が逮捕されないのもおかしい。
 だって彼のやったことは、立派な傷害事件。
 もしかしたら首の骨が折れて死んでいたかもしれない。
 これを問題にしない右京さん(水谷豊)は何なのだろう?
 完全に自己否定。
 今まで叱って説教してきた犯人に詫びろ。

『相棒』迷走。
 シリーズ16のエピソードはどれもイマイチだったが、最後の最後にサイテーなのが来た。
 青木(浅利陽介)は不快なキャラクターだし、次のシリーズを見るのは時間のムダのような気がする。
 前回は暴力ヤンキー、今回はヤクザ、僕が嫌いな輩がメインになり始めたし。
 しかも描かれたヤンキーやヤクザは完全なステロタイプ。

 今シリーズを楽しめなかった僕は頭が堅くなってしまったのだろうか?
 
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