平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

江~姫たちの戦国~ 第42回「大坂冬の陣」

2011年10月31日 | 大河ドラマ・時代劇
 今回はいいせりふが多かった。

★まずは常高院(水川あさみ)、淀(宮沢りえ)にこう語る。
 「もうおやめになったらいかがです。誰よりもいくさを憎み、嫌っていた姉上ではありませんか!」
 しかし、淀は「もはや後戻りは出来ぬ」「我らは家康の首をあげることのみを考えればよい」
 人間、退く勇気も必要なんですけどね。
 こんなせりふもあった。
 「私が豊臣と徳川、姉上と江をつなぎとめてみせます」
 和睦の使者に立ったことといい、今回は常高院の一世一代の見せ場でした。
 欲を言えば、交渉の一部始終をしっかり見せてほしかったのですが……(「龍馬伝」は龍馬の交渉過程をしっかり描いていた)。
 そうすれば、もっと常高院が立った。

★福(富田靖子)も渾身の一言。
 江(上野樹里)に「何じゃ、その目は?」と問われて
 「豊臣に滅ぼされた者たちの目にございます」。
 まさに身を振り絞るような心の叫び。福の憎悪の深さを感じさせる。
 この渾身の叫びに、お姫様・江は何も言い返すことが出来ない。
 このふたりの関係、どうまとめていくんだろう?

★家康(北大路欣也)は人の心を知り尽くしている。
 「一度緩むと次の恐怖は倍にも三倍にもなる」
 「お命を狙っているのではない。淀殿には、ちと肝を冷やしていただくだけ」
 秀忠(向井理)の「約束が違う!」というせりふには、「約束などしていない」と惚けるし、実にしたたか。
 でもね、リーダーって、これくらい人の心を知り尽くして、したたかでないとダメだと最近思うんですよ。
 誰もがハッピーエンドになるなんてことはウソ。
 もし家康が現代にいたら、日本の外交ももっとしっかりしていたでしょうね。
 現代日本の政治家は小粒だ。しかし、それが平和と成熟した民主主義の結果で、僕は支持するのでありますけど。
 秀忠や秀頼(太賀)が、家康や秀吉よりは小粒なのもそのせい。
 彼らは戦国時代がほぼ落ち着いた平和な時代の<新しい世代>なのだ。

 それから秀忠のエディプスコンプレックス。
 <男の子は父親を乗り越えようとするもの>らしいですが、秀忠は偉大な父親を乗り越えることが出来ないようです。

★淀は悲劇。滅びの美学。
 家臣が駆けつけなかったことについてこう嘆く。
 「人の心とは、これほどはかないものなのか? 豊臣の世はとうに終わっておったのか?」
 そうなんですね、人の心はどんどん変わっていく。
 自分が老いるように、世の中に変わらないものはない。諸行無常。
 シェークスピアの悲劇を見るような感じが淀にはある。

★最後に秀頼。
 埋め立てられた堀を見ているシーンにはせりふがなかったが、十分に彼の気持ちは伝わってきた。
 そしてラストの秀忠とのやりとり。
 「私は世の中を知らなかった。悔しさも憎しみも知らなかった。しかし、今は悔しい。徳川が憎くてたまりません…!」
 これも、心の底から出たせりふ。
 こういうせりふは胸を打つ。
 そして、さらにやりとりは続き
 秀頼「城は私自身なのです」
 秀忠「そうではない! 城の外にも未来はありまする!」
 秀頼「城を出たら、私は死ぬのです」

 秀忠の言っていることは正論かもしれませんが、人の心というのは、理屈じゃないんですね。
 また、「城を出たら、私は死ぬのです」というせりふは実に深い。
 様々な思いが含まれていて、余韻がある。
 名せりふと言ってもいいでしょう。

 今回はいいドラマでした。
 このクォリティで、がんばって!


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専業主婦探偵~私はシャドウ~ 自分を変えたい人にオススメのドラマ!

2011年10月28日 | 推理・サスペンスドラマ
 録画していた第一話をやっと視聴。
 予想外に面白かった。
 物語は、専業主婦の浅葱芹菜(深田恭子)が探偵となって事件を解決していくという話。
 この芹菜、実はメチャクチャな世間知らずで、夫・武文(藤木直人)への愛一筋。
 いつ武文のことを考えている。
 しかし、尽くすばかりで自分にべったりの奧さんって、男にとってあまり魅力的ではない。(僕などは、尽くしてくれる女性に出会ったことがないため、逆に魅力的ですが……)
 おまけに芹菜は考えることも、自分の人生も夫に預けている。
 たとえばカーテン選び。
 芹菜は決めることが出来ず、夫に電話して判断を求める。

 こんな芹菜が探偵をすることで、現実に接して鍛えられ、成長していく。
 「愛されたいなら自分が変われ!」
 「目をそらすな。相手が目をそらすまで、見つめ返せ!」
 探偵・陣内春樹(桐谷健太)のアドバイスで、探偵としても、人間としても成長していく芹菜。
 以前は、ラーメン屋で替え玉を頼めない程の女性だったのだが、今回やっと頼めるようになった。
 替え玉を頼むのなんて、普通の人にとっては大したことのないこと。
 しかし、芹菜にとっては大きな前進。
 やはり主人公が変わって、成長してしていく物語は面白い。

 そして、人が成長していくことって、<替え玉を頼める>ようになるような、ほんの小さな一歩から始まるんですよね。
 いきなり大きく成長するなんてことはあり得ないし、すぐに挫折してしまう。
 小さなことを積み重ねていって、気がついたらいつの間にか大きく変わっているというのが真実。
 その他
 「愛されたいなら自分が変われ!」
 「目をそらすな。相手が目をそらすまで、見つめ返せ!」
 なんて、言葉もそのまま我々の教訓になりそうな言葉。
 これから、第二話以降、どんな教訓の言葉が出てくるか、楽しみです。
 そして人は現実の中で鍛えられることが大事。

 自分を変えたい人にオススメのドラマですね!


※追記
 第二話では「右折が出来るようになった」。

 このドラマ、僕にとって、深田恭子さんというよりは石田ゆり子さんを見るためのもの。
 あんな部長に誘惑されてみたい!


 
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相棒10 「逃げ水」~「自分の正義より、あなた方の感情の方が大切です」

2011年10月27日 | 推理・サスペンスドラマ
 今回は事件の被害者、加害者家族の心象がていねいに描かれた。
 (以下、ネタバレです)

 刑事、民事でも救われない被害者家族の現実。
 被害者家族は、加害者に心から反省し謝罪してほしいだけなのに、世間の心ない人からは「そんなに金がほしいのか」と言われる。
 そんな世間に「刑事でも民事でも救われない被害者感情があることを伝えたくて」、被害者の父親・新開孝太郎(綿引勝彦)は、自分が出所した加害者・川北を殺したとウソを言う。

 一方、加害者の家族。
 これらもマスコミを始めとする世間の目にさらされ苦しんでいる。
 母親は苦しみから病死、父親は失踪して行方不明。
 姉の言葉も悲痛だ。
 真犯人でもある姉はこう語る。
 「弟のしたことで責められるより、自分のしたことで責められる方が楽」。

 悲痛な言葉と言えば、被害者家族・新開夫婦の言葉もつらい。
 「弁護士は賠償金の取り立てをしてくれるのか!」
 「司法には失望しました」
 「人の命を奪って(刑が)五年でいいわけがない」
 「反省の手紙が最高裁の判決が出た後は一通も来ない」
 「加害者の家族も自分の家族が起こした罪を背負うべきだ」

 これらのやりきれない思いが募って、被害者家族の新開夫婦はウソの主張をしたわけだが、この行為について弁護士の瀬田宗明(渡哲也)は法の正義に照らし合わせてこう語る。
 「あなたたちのしたことは間違っている。しかし私には自分の正義より、あなた方の感情の方が大切です」

 法は完全ではない。
 仮に判決で加害者が裁かれたとしても、新開夫婦が抱いたような怒りの感情は解消されない。
 江戸時代のような復讐、仇討ち、罪は家族にも及ぶといったシステムがあれば、解消の度合いは違ってくるのかもしれないが、現在は法のもとで刑罰が決められる。
 そして刑事や検事、弁護士や裁判官は不完全なものであったとしても、法を守り、それに基づいて執行していかなくてはならない。
 ここには弁護士・瀬田が語った「私には自分の正義より、あなた方の感情の方が大切です」というジレンマがある。

 ラストの右京(水谷豊)のせりふも深い。
 犯人が姉であることを父親に右京が伝えたことについて、神戸(及川光博)が「右京さんは残酷ではないか」と訊く。
 すると右京。
 「それに耐えられないようなら、人に罪を問うべきではない。僕はそう思っています」
 右京は事件のすべてに責任を持つ。
 逃げて失踪した父親も罪を背負うべきだと考えている。
 もし、父親が逃げずにいたら姉は弟殺しをしなくて済んだかもしれない。
 反省しない息子を殴って改心させられたかもしれない。
 だから右京は父親に対しても非情になる。

 もっとも右京は、父親が罪を背負うことが、いずれは彼の救いになるとも考えていたのかもしれませんね。
 現実から目を背け、逃げていたら何も始まらない。


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妖怪人間ベム~人は心に思うものになるのです。

2011年10月26日 | その他ドラマ
 随分、昔の作品を引っ張り出してきましたね。
 ベラ役の杏さんが一番うまく化けている。しっくり来ている。
 ベムの亀梨さんは灰色のロン毛が気になる。あれ、ウイッグですよね。地毛でもよかったのに。
 ベロはいかにも鈴木福くんという感じ。ベロよりも福くんという感じ。
 コスプレしている感が払拭されるまで少し時間がかかりそう。

 テーマは<人間は信用できるか?><人間を愛すべきなのか、憎むべきなのか?>
 このテーマで、数年前の『秋葉原連続殺傷事件』を思い出した。
 秋葉原の日曜日の歩行者天国に車でツッ込んで、人々を殺傷していった事件。
 あの事件の加藤智大被告は、社会から疎外された人間だった。
 会社からは不当な扱いを受けたと思い込み、彼女や友達は出来ず、自分は人から愛されることのない人間、やさしくされることのない人間だと思っていた。
 まさにベムたちと同じ。
 そして、人間を憎んだ結果、あの凶行に及んだ。
 この作品の問題意識の根底には、この事件があるのではないか?

 一方、ベムたち。
 加藤被告と同じように人間から疎外されても、彼らは人間を信じる。助けようとする。
 「俺は人間を信じたい」
 「助けを求めている人を助けなければ、俺はただの妖怪になってしまう」
 加藤被告は<妖怪>になってしまったのかもしれないですね。
 第一話の犯人の先輩刑事・畑山悟(光石研)が、憎悪にとらわれ自分を見失ってしまったように。

 なので、ラストに登場した名前のない男(柄本明)の言葉が突き刺さる。

 「人は心に思うものになるのです」


※追記。
 最後にもうひとつ。夏目刑事(北村一輝)の言葉。
 「つらい時こそ、チョコが美味い」
 こう思えれば、人は憎悪に囚われず、<妖怪>にならずに済むのかもしれません。

※追記
 ベラが言う「何が正義かわからない」という主張も的を得ている。
 復讐をしている畑山刑事。
 しかし、息子を死に追いやり、何も感じていない若者三人こそ悪ではないのか?
 畑山刑事のしていることは、見方を変えれば正しいのではないか?
 こんなふうに考えていくと、何が正義で何が悪なのかわからなくなってくる。
 単なる勧善懲悪に終わらないドラマづくりにも作家の意識の高さを感じる。


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僕とスターの99日~視聴者の予想を裏切る展開はあるか?

2011年10月25日 | 恋愛ドラマ
 スターとボディガードの恋。
 予想通り、こんなものかな、という感じ。新しさを感じない。

 興味があるとすれば、ドラマ制作の裏側を見られることでしょうか?
 羽田空港での来日があり、製作発表記者会見があり、役者さんと制作スタッフの顔合わせがあり、本読みがあり、役者さんには付き人がいて。主演俳優には、のれん付きの専用の楽屋が常設されているんだ!

 小道具は北斗七星のキイホルダー。
 これが並木航平(西島秀俊)とハン・ユナ(キム・テヒ)を結びつけるアイテムになっている。
 具体的に書くと
・星好きの航平は、空港でこのユナが鞄に下げているこのキイホルダーに気づく。
・このキイホルダーで、新橋の立ち飲み屋でユナを見つける。
・ユナが人(←おそらく弟?)を探していることをキイホルダーの北斗七星から推理する。
・キイホルダーを航平が池の中に入って必死に探すことで、ユナの気持ちが少し傾く。

 ドラマとしてのひねりは
 「あなたは私のこと、何でもわかるのね。これからもずっと私のそばにいて下さい」というユナのせりふ。
 このせりふで航平はドキッとさせられるが、実はドラマのせりふだったというオチ。
 ただ、このせりふ、単なるドラマのせりふだっただけとは思えず、ユナの本音の気持ちが20%くらい入っている感じもする。

 佐々木蔵之介さんの高鍋大和はコメディパート。
 ナルシストの勘違い野郎。
 なので、ユナが心を揺らし、航平との間で悩むという三角関係にはなりそうもない。
 まあ、ドラマを活性化させるために高鍋には大いに勘違いして、暴れてほしいのですけど。

 さて、<サボテン>で<一番近くて、一番遠い存在>でなくてはならないボディガードとスターの恋はどの様に発展するか?
 しかし冒頭に書いたように、使い古された感、どこかで見た感は否めない。
 ドラマの次の展開も読める。
 視聴者の予想を裏切るウルトラCの展開がほしいのですが……。


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江~姫たちの戦国~ 第41回「姉妹激突!」

2011年10月24日 | 大河ドラマ・時代劇
 「秀頼様の命まで奪うことまでは致しませぬ。そのために私は参った」
 大名達の前で語る家康(北大路欣也)。
 今回のいくさは大坂城に集まった十万の不逞浪人を始末するものであり、豊臣を滅ぼすものではないと強調する。
 しかも、秀頼の責任を問わず命を奪わないのは、将軍・秀忠(向井理)の意向に拠るものと付け加える。

 したたかですね、家康は。
 さすが戦国の世を生き抜いてきただけのことはある。
 父親の下で安穏としてきた秀頼の理想や主張など、簡単にくつがえされ、逆に利用されてしまう。
 家康の方が数倍うわて。
 そう言えば、片桐且元(三田村邦彦)の家康の<離間の計>で大坂城を追われた。
 今の政治家にはこうした家康のしたたかさを見習ってほしい。

 対する淀(宮沢りえ)は徹底抗戦。
 まず、あくまで平和的解決を望む秀頼(太賀)との対比が面白い。
 秀頼は母親の剣幕に押されて、しぶしぶ従っているようにも見える。
 初(水川あさみ)との対比も面白い。
 初はいくさを回避するためにギリギリの努力をすべきだと主張する。
 しかし、淀は初とは背負っているものが違うんですね。
 関白・豊臣家を背負っている。家康は秀吉のかつての臣下で、秀頼を支える約束をしたのではないかと思っている。

 淀が背負っているもの。こだわっていること。
 本当はこれらを捨ててしまえば、もっと自由に平和に生きられるのに、当事者はそれが出来ない。
 そこに悲劇が生まれる。

 この大坂冬の陣までの人間ドラマ、緊張感もあって、よく出来ていたと思います。
 他の大名が駆けつけない中、やって来る真田幸村も格好良かったですし。
 千(忽那汐里←「家政婦のミタ」にも出演)の「私は秀頼様の妻にございます」もよかった。

 一方、秀忠。
 <徳川と豊臣が共に立って世の中を治めていく>という戦略が、出陣の時には<秀頼の命を救う>に変わってしまった。
 おまけに対応策としては、「秀頼様が要求を呑んでくれる」か「親父が早く死んでくれればいい」。
 まさに、運まかせ、他人まかせ。
 江(上野樹里)も手紙は書いたが、あとは神仏に祈るだけ。
 史実だから仕方がないが、あまりにも無策なふたり。
 これでは主人公とは言えない。

 この程度でしか描けないのであれば、江を主人公にすべきではなかった。
 そもそも論ですが、企画ミス。
 政治に関わった女性を描きたいのであれば、北条政子くらいの人物をやらなければ。


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AKB48コント番組「びみょ~」 ♯2 峯岸アウト!!

2011年10月21日 | アイドル
 AKB48のコント番組「びみょ~」♯2のレビュー!←遅くなりましたが……
 オチなどのネタバレもあり。

★タクシー
 アイドル・ゆきりんとタクシー運転手・麻里子様の掛け合い。
 次のやりとりが楽しい。
 オヤジ姿の運転手の麻里子様が息子に電話をかけて
 「今、誰を乗せてると思う? AKBの……」
 名前がわからない様子なので、ゆきりんが小声で「か・し・わ・ぎ・ゆ・きです」と教えると、
 麻里子様、「篠田麻里子だってさ」と聞き違える(笑)
 それにしても、ゆきりん、いくらアイドルでもあの帽子はないでしょう?

★工事現場
 こじはるさんが工事現場でトラックを誘導。
 他のことに気をとられて、トラックがぶつかるという<お約束><予定調和なオチ>。

★本格派アイドル教室
 まゆゆが、峯岸みいちゃん達にアイドルの心得を教える。
・アイドルは夢を売るのが商売。だから好きな食べ物はフルーツパフェとクレープ。
・「好きな男性のタイプは?」と聞かれたら、当たり障りのない、ほとんど誰もが該当する「やさしい人」と答える。
・「具体的な男性では?」と聞かれたら、実在しないアニメキャラで「フランシスお兄ちゃん」と答えるか、年齢差があって許せてしまう「所ジョージさん」と答える。
・ファンはアイドルの困った顔が大好きなので、質問された時は「えっと…」と言い、首を斜め45度に傾ける。
・またバラティ番組での心得としては、アイドルは「尺をとらない」「空気になる」(笑)

 まゆゆ、ここまでネタばらししていいのか?
 そう言えば、まゆゆは「フランシスお兄ちゃん」と言っていたような……。
 まゆゆが峯岸さんへのダメ出しする「峯岸アウト!」の言い方が可愛い!

★視力検査
 文章では説明しにくいが、視力検査をしていて、て→に→と→と読んでいった後に、<も+”><ふ+○>といった文字が出てくる。
 <も+”><ふ+○>をどう発音するかが面白さのポイント!
 オチは、「あたし、乱視なんです」

★梅干しとウナギ
 ウナギのうな夫(もっちぃ)と梅干しの梅子(らぶたん)が別れ話。
 ふたりは食い合わせが悪いので、親が「別れろ」と言っている。
 そこへ梅子の元カレ・おにぎり太(まゆゆ)が出てきて、梅子を奪っていく。
 おにぎりと梅干しは相性がいいですしね。
 おにぎりは様々な食材とも相性がいいので、鮭や昆布など8股をかけていたプレイボーイらしい。
 まゆゆの「ひやっ、ひやっ、ひやっ」という笑い方が可愛い。

★秋葉亭48
 秋葉亭48という大人数の漫才グループが誕生!
 ♪ 会いたかった~ 会いたかった~、会いたかった~、イエス! ウソぴょ~ん ♪ と歌う(笑)


 ♯2のベスト作品は、何と言っても「アイドル教室」ですね。
 アイドルの本当の姿を描いた?
 「秋葉亭48」の<ウソぴょ~ん>も、ファンのアイドルの幻想をぶち壊した?

 「梅干しとウナギ」のシュールなコントも好きです。


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相棒10 「贖罪」~「警察官だったのに、俺は……」

2011年10月20日 | 推理・サスペンスドラマ
★テーマは贖罪。
 罪を犯しても償わないヤツらがいる。何も感じないヤツらがいる。
 自殺した城戸充(池内万作)は、彼らのために15年を刑務所の中で過ごし、怒りと憎しみの中で死んでいったのに。

 彼らに比べると、神戸尊(及川光博)は健全だ。
 ラストの大河内(神保悟志)との短いフレーズを積み重ねた会話が泣ける。

神戸「どこまでやったら贖罪になるんですかね?」
大河内「お前が有罪にしたわけではない」
神戸「ですが、嘘をつきました」
大河内「しかし、裁判に影響を与えるような嘘じゃない」
神戸「やつの言い分を信用しようとしなかった」
大河内「誰もしようとしなかった」
神戸「犯人と決めつけていた」
大河内「みんな、そうだ」
神戸「信じてやるチャンスがあったのに」
大河内「今だから言えることだ」
神戸「やつが憎かった」
大河内「友達が殺されたんだ」
神戸「死刑判決を望んでいた」
大河内「当然の感情だ」
神戸「警察官だったのに、俺は。警察官だったのに……」

 人は誰でも間違う。
 しかし神戸のように思えるかどうかで、人間性は大きく違ってくる。
 神戸は今回の思いを刻み込み、より良い警察官になっていくだろう。

★そして今回の右京(水谷豊)。
 法律の専門家との対決で、手荒な手段をとった。
・根拠のない強盗致死罪をでっちあげての半ば脅迫の取引。
・証言の録音。
 敵が、<証言の否定><一時不再理>という法律の隙間をついてきたのだから、応じる方もそうするしかないのだ。
 右京の贖罪しないやつらへの静かな怒りを感じる。

★ドラマは中盤40分ぐらいから一気に加速してくる。
 前半は右京と神戸だけだったのに対し、中盤以降、角田課長(山西惇)、伊丹憲一(川原和久)、米沢守(六角精児)らお馴染みのメンバーが次々と登場する。
 この中盤からの加速がドラマとして心地いい。
 伊丹たちは刑事魂を発揮。
 真犯人と法律家軍団にカモられて、右京の手荒な手段に協力した。
 刑事部長からは何と「えん罪を認め、襟をただす態度が国民ウケする」といった発言!

 最後にもう一度<贖罪>。
 今の時代、あまりにも自分の罪を認めない輩が多すぎる。
 安易な安全設計に拠る原発事故も
 破綻した年金も
 守られないマニュフェストも
 これらに関わった方々は自分の罪を素直に認めてほしい。


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謎解きはディナーのあとで~実写であって、実はアニメ!

2011年10月19日 | 推理・サスペンスドラマ
 女性はイケメン執事が好きなんですね。
 男性はメイドさん?
 今度はメイド探偵のドラマでも。

 まず、宝生麗子(北川景子)と警部・風祭京一郎(椎名桔平)の掛け合い漫才が楽しい。
 「小学生でも思いつく推理をよくもポーズ付きで!」
 「それくらい誰でも気づくでしょう!」「言われて初めて気づいたんでしょう!」
 これらのツッコミは麗子の心の中で行われていたが、事情聴取で入った喫茶店では
 「やっぱりコーヒーはブルマンに限る」←「あの、それ、ブレンドです」と口に出して。

 麗子と執事・影山(櫻井翔)の関係も面白い。
 麗子を守るため、アパートの隣の部屋、八百屋の段ボールの中などに隠れている影山。
 犯人<白井靴子>の所に乗り込んで、靴を脱いだ時は、ちゃんと揃える。←このディティルへのこだわりは見事!
 これは前執事・唐沢(伊東四朗)のことだが、唐沢は麗子が<銃撃戦>や<カーチェイス>で危険な目に遭っているのではないかと心配している。幼い麗子が猛犬に絡まれていたら、松坂牛を放り投げる。遠足でクラブサンドのお弁当を川に落としたら、密かに届ける。写真には必ずどこかに唐沢が写っている(笑)

 そして推理。
 原作を読んでいないのでわからないが、おそらく「お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」と「謎解きはディナーのあとで」→CM は決めぜりふのパターンになるのだろう。
 影山が真相を説明するシーンは、映像を使って実際に再現。
 現在、「古畑任三郎」が昼間再放送されているが、古畑では真相を説明するシーンでは、古畑の<ひとり語り>で説明していく。決して<再現映像>は使わない。
 これはおそらく俳優・田村正和さんの語りに対するリスペクトからだろうが、影山の再現映像の説明と比較してみるのも面白い。

 映像的にはマンガのコマ割り表現があるのが斬新。
 京一が自分の推理を説明するシーンや唐沢が心配する<銃撃戦><カーチェイス>のシーンではマンガ表現が使われた。
 関係者の事情聴取のシーンも一気に、映像を重ねてワンカットで。
 推理ドラマでは、この事情聴取のシーンがわりとタルいんですよね。「相棒」なんかはそれを実に丁寧に描いていく。
 ところがこの作品ではワンカット。
 後に麗子がディナーの時に回想して、影山に語るという形で処理している。
 これらの映像処理は、作品にテンポを出す効果を生んでいる。

 また、この作品は実写でありながらアニメである。
 先程のマンガ表現もそうだが、麗子が影山に「アホですか?」と言われ、<お嬢様の自分>と<刑事の自分>とで葛藤するシーンでは、このふたりの自分がひとつの画面に登場した。
 これって、どこかのアニメで見た表現。

 というわけで、第一話はとても面白く拝見しました。
 課題は<回を重ねていくうちに飽きてしまうのではないか>ということですかね。
 斬新な設定のドラマは、最初は新鮮で面白いが、徐々に新鮮さ・面白さは薄れていく。
 「富豪刑事」しかり「デカワンコ」しかり。
 北川景子さんの「黙らっしゃい!」は毎回聞きたい気がしますが。
 後は、椎名桔平さんの京一郎がどれだけ弾けてくれるか。


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私が恋愛できない理由~彼女たちに恋愛は本当に必要なのだろうか?

2011年10月18日 | 恋愛ドラマ
 彼女たちは何に悩んでいるのだろうか?

 藤井恵美(香里奈)は、<恋愛が面倒くさい女性>というよりは<恋愛しなくても大丈夫な女性>。
 実際、仕事をしている彼女はカッコイイ。
 アメリカに行っていた“親友”長谷川優(田中圭)のことだって、それまで彼がいなくても平気で暮らせていたのだから、そんなに好きではなかったのだ。
 本当に好きなら、前田ひかり(倉科カナ)のように追いかけていたはず。
 恵美には仕事という居場所があるはずなのに、なぜ恋愛を追いかける?

 小倉咲(吉高由里子)は、<本当の恋愛をしたい女性>というよりは<自分がない女性>。
 自分の心が空白だから、恋愛=男で埋めようとする。
 自分が空っぽだから、服装やウソのキャリアでそれをゴマかす。あるいは仕事をバリバリやっている恵美に嫉妬する。

 半沢真子(大島優子)は、<重い女>というよりは<恋愛初心者>。
 「残りの1割を予約していい? 今日送っていくの俺んちにしたいんだけど」
 なんて思わず笑ってしまう、歯の浮くようなせりふをいう男についていくなんて、完全なおバカさん。

 彼女たちの悩みの本質は<恋愛>にあるのではなく、<他のこと>にあるような気がしてならない。
 それに<恋愛>って<恋愛するためにするもの>ではなく、<好きな人がいるからしてしまうもの>。恋愛砂漠から抜け出るために無理をしてするものではない。

 この作品、現代女性は主人公たちの悩みにどれくらい共感して見るのだろう?
 男の僕としては共感度ゼロ。
 恵美には、今のまま仕事をバリバリやってかっこいい女性でいてほしいし、咲は、仕事でも何でもいいからこれだと思える自分を見出してほしい。(まあ、彼女の場合、男と同じで、仕事でも他のことでも結局何も選べずにウロウロしそうですけど)
 そして真子は、オトコでいっぱい失敗して痛い目に遭うことがとりあえずの解決方法?

 まあ、偉そうなことを書きましたけど、僕も恵美たち同様、なかなか自分を客観的に見ることが出来ないんですけどね。

 この作品、ドラマ自体はつまらない。ただ彼女たちが自分の悩みにどう結論づけるかには興味がある。


※追記
 <恋愛が面倒くさい女>恵美には、他のドラマ作品で大先輩がいる。
 「ホタルノヒカリ」の雨宮蛍だ。
 蛍は、恋愛よりは仕事を優先している。
 仕事を一生懸命にやっているから、ヘトヘトに疲れて、<干物女>として縁側でウダウダする。
 自分に正直な分、僕は恵美より蛍に共感する。
 そしてマコトくんや部長の様に、仕事を一生懸命やっている姿を見ていてくれる男性は必ずいる。
 恋愛って、こういう出会いから生まれるものではないか?

※追記
 最終回を見ました。
 基本的には予想通り。
 恵美と咲は、仕事に居場所を見出しましたし、真子は失敗を経て、本当の恋をつかみ取った。
 しかし、ここで忘れてならないのが、恵美と咲の出した結論。
 最終回で出された結論は、悩み、つらい恋愛を経て導き出されたものであること。
 自分が納得する結論を出すためには、やはり悩み、つらい思いをする必要があるのだ。


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