
不動明王の御真言。
以前にも書いたと思いますが、昭和20年10月8日生まれ(酉歳)の私の守り本尊であります『不動明王』の御真言です。梵語のまま、そして発音も何やらオマジナイの様な私には意味不明・・・昨日、今年の節分に豆撒きに招かれた門前仲町にある『成田山・東京別院深川不動堂』のお護摩修行に行って参りました。
平日、そして肌寒い雨らも拘わらず多くの参拝客がいのには、ちょっと驚きでした。
護摩炊きの本堂も新しく新設・移転されたばかりで、いつもの護摩修行に合わせてのお坊さんの読経、そして法螺の音と大音響の太鼓や鐘の響きも、私には何故か身が引き締まる気がしました。
『不動明王』は悪魔を降伏させる為にあの様な恐ろしい顔をしているのだそうです。本当は人々を救済する厳しくも優しい慈悲に満ちた仏様なのです。
僅かばかりのお賽銭を払って不動明王に、東北大震災の被災者のご冥福と復興の祈願、原発の余震の収束、私自身の心願成就、家内安全、ボケ封じ、商売繁盛、交通安全、八方除け、他力本願、歌のヒット祈願・・・・せっかくだから思いつくままお願いをして来ました。

阿修羅像です。
『松原のぶえさん』の新曲で大ヒット中の『阿修羅海峡』に出てくる仏様『阿修羅像』です。奈良の『興福寺』に国宝として安置されています。
他の仏像と違って、顔も不動明王のように厳しく無くとても優しそうに見えますが本当は『戦いの神』なのです。解説書によると、もう一方の戦いの神『帝釈天』と宿命的な戦いを続け、常に負け戦の連続だったそうです。『修羅場をくぐる』との言葉の語源でもある様に戦い・争いの絶えない状況にあって、この『阿修羅像』当時の人々の心の平安をもたらすために建立されたそうです。
三つの顔と六つの腕・三面六臂のこの阿修羅像・・・・松原のぶえさん、どのような思いで新曲の『阿修羅海峡』を歌われているのか機会があれば聞いてみたいです。
何やら、宗教家みたいなコメントになっちゃいました・・・まっ。たまにはいいか。合掌。
そんなに沢山の願い事は欲張り過ぎですよ。
これが阿修羅像でしたか。
沢山の参拝客のいる中での願い事には神様・仏様にじぶんの住所・氏名をはっきりと言っておかないとダメですよ。
内藤さんも沢山修羅場をくぐりぬけてきたのでしょうね。
沢山の人がお参りに行く気持ちは分かります。願い事は一つか二つにしましょう・・・・
護摩焚きの多太鼓には度肝を抜かされました。
帝釈天が阿修羅の宿敵だったとは・・・寅さんは知っていたのかね?
よくよく見ると、ご利益がありそうな・・・
阿修羅像は本当に仏像らしからぬ不思議な像ですね。