相撲甚句には【前唄・後唄 本唄・はやし唄】と有ります。
私も所属している【日本相撲甚句会】でも、まずはこの【前唄】からお稽古が始まります。 たった二行の文句で唄う節も全部が同じです。が、これが厄介で唄えるまでには相当の練習が必要となります。とくに出だしの五文字が・・・・
【前唄あれこれ】
1 土俵の砂付け 男を磨き
錦を飾りて母待つ故郷へ
2 揃た揃いました
相撲取り衆が
稲の出穂より
なお良く揃った
3 砂にまみれて乱れし髷も
やがて見事なあの大銀杏
4 富士の白雪朝日でとける
娘島田は 情けでとける
5 咲いて牡丹と
言われるよりも
散りて桜と
アリァ言われたい
6 親の肩もむ 優しい腕は
鬼の横綱アリァ投げた腕
7 負けてこらえる
この悔しさも
明日は見ておれ
あの勝ち名乗り
8 門に松竹 しめ縄飾り
内に七福 あの鏡餅
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他にもいろいろと有りますが、本歌に合わせて作詩をしても見るものも相撲甚句の楽しみでしょうね。
【6月の両国江戸NOREN相撲甚句ライブ】のご案内
8日・15日・22日の土曜日。午前11時 12時から 両国駅構内の【両国江戸NOREN特設土俵】で相撲甚句のライブを行います。 私も出演します。 是非お立ち寄り下さい。観覧無料!