内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

啄木の浜

2016年05月11日 | 演歌


この写真は『石川啄木の碑』が建つ函館・大森浜の砂浜ではありませんが・・・

『東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたわむる』

『命なき 砂の悲しさよ さらさらと 握れば指の あいだより落ちつ』

有名な明治の吟遊詩人『石川啄木』の歌からイメージをふくらましての歌・・・・ご当地ソングのコンテストが有ると聞いて挑戦してみました! タイトルは『啄木の浜』

一番  蟹と遊そぶは この浜か 指から落ちる 白砂に
    想い重ねて 来た私 ここは函館・大森浜の
    吟遊詩人の 命の叫び 燃える想いの 啄木の浜
    波間に浮かぶ カモメ鳥 伝えてください 私のこころ



遥か向こうには津軽半島 函館山・立待岬のすぐ下の砂浜に『啄木の碑』がポツンと建っています! ほとんどの観光客も素通り・・・『石川啄木』を知る若者もメッキリ少なくなりました!

『たわむれに 母を背負って そのあまり 軽きに泣いて 三歩あゆまず』

二番  母の軽さに  泣いていた 優しい心の 若者に 
    想い重ねて 来た私 津軽を望む 立待岬
    吟遊詩人の 心の叫び 熱き想いの 啄木の浜
    赤くほのかな ハマナスよ 伝えてください 私のこころ
    ・・・・・
    あぁ~ 命の叫び 啄木の浜 心の叫び 啄木の浜



北の浜、函館大森浜に咲く赤いハマナス・・・・『石川啄木』はどんな思いでこの花を眺めていたのでしょうか・・・

『働けど 働けど なお我が暮らし 楽にならざり じつと手を見る』

 故郷の岩手県渋民村を離れ、函館で新聞社に勤め 病弱の身体を駆使して『清貧』に甘んじた吟遊詩人の『石川啄木』 沢山の心に染みる歌を残しています!

函館に行った折には是非この『啄木の碑』にもお立ち寄り下さい!