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炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

鹿のエサ

2007-01-08 18:53:17 | 日記・エッセイ・コラム

12180008 鹿のエサとは言っても、奈良の“しか煎餅”のことではない。
写真は、我が家の小さな畑にできている、ダイコン。
悲しいくらいみごとに! 鹿が食べた跡である。
順番に食べていき、1巡した頃、ちょうどまた葉が大きく繁って食べ頃となっている。
「鹿って、賢い!!」と誉めてあげたいところだが・・・
我が家の食糧難を少しでも・・・と、丹誠込めて作っているのに!

葉の上部を食べられているので、なかなか根の部分は太ってこない。
ようやく太くなったものから引いて、鹿のお下がりが食卓にのぼりはじめた矢先。
やられた!!
誰かがダイコンを引いて、持っていった跡。穴が2~3カ所。

周囲を見渡して、納得!
茎と根の境の部分5センチほどだけ残った、食べた残骸。
サルのしわざだ。
残る十数本。サルとシカと人間の知恵比べとなりそうだ。

それにしても・・・
暖冬でダイコンや白菜がかなり捨てられたと報道されていた。
なんか矛盾を感じる。
シカやサルはらん食いをしない。大きくなるのを待って、順番に食べて、また大きくなる頃合いを待っている。とても計画的に食べているようだ。
生きるための知恵は、ヒトという動物よりもずっと賢いのではないかと思う。

クリスマスの夜、釜場の前を車で通ったら、道の真ん中に子鹿が立っていた。
逃げるどころか、徐行して通り過ぎようとしたら、数メートル横を付いてきた。
「『いつもおいしい葉っぱありがとう』って、礼を言ってたんかなぁ」と同乗の娘たち。
主人は「お母ちゃんはシカとサルも飼ってるんや」と、畑を見ては笑って言う。
丹誠込めた野菜をペロッと食べちゃうのは、かく言う主人のくせに!