風の森in開田

美味しい空気と素晴らしい景色が毎日のご馳走。
霊峰・御嶽山の麓での高原暮らしの独り言・・・

故郷つれづれ記・最終回・・・

2008-11-14 07:15:50 | 独り言

        

 風の森in開田・・・午前6時 -2,0℃

 

まるで写真のような・・・写真や写真や~!

見て貰うてるのは写真やけど、

私のこの眼で見たんは、まるで写真のように綺麗な景色やった。

 

時の頃は8時45分頃~ ベンベン、

木曽馬の里の駐車場には、車は4~5台停まってたけど人影はなく・・・

写真を撮るには絶好のチャンス!

雲一つなく・・・ホンマ一つもありません。

時間があれば、ゆっく~りしてたいとこやったけど・・・

 

 

末川にはもう霧氷が・・・ 

社協のすぐ近くには末川という大きな川が流れてて、

末川というのは地名でもあり、川の名前でもあるんです。

その辺りは水辺のせいか、よう冷えて霧氷がよう見られる所・・・

 

朝早くに木曽馬の里へ行ったんは、社協へ行く途中な訳で、

社協にはニコニコ弁当とは違うお手伝い。

デイサービスの利用者さんに、本職のお寿司を食べて貰う催しやとか・・・

少し前の手打ち蕎麦の屋台が、お寿司屋さんのカウンターに変身!

うめばち寿司と言うのは、デイサービスのうめばち荘から・・・

それにしても企画しはる方達のアイデアには、スゴイもんがあるよねぇ

企画そのものもやけど、こんな屋台とかあとで出て来る下駄やとか・・・

 

結構種類が多いでしょう?

 

 

職員さんと私達ボラ二人は、材料の準備の他、

細巻きを巻いたり、軍艦巻きをつくったり・・・

にぎり寿司は勿論本職さん、と言うても若い人やったけど。

私はアナゴの炙りをするのに、バーナーを初体験!

火そのものよりも、その音に

 

細巻きはかんぴょう巻き・かっぱ巻き:しんこ巻きの三種類。

にぎりはサーモン・はまち・海老・穴子・まぐろ・帆立・卵。

軍艦巻きはネギトロ・イクラなんやけど、具がまた大盛りぃ~!

私がイクラをのせてたんやけど、自分家と一緒に思て少ない目にして、

この位ですかぁ~?・・・て、恐る恐る聞いたら、

上に盛り上がるくらいもっと~!って言われてしもて、

お里が知れてしまいました。

 

 

お寿司を乗せる下駄新品やとかで、ひのきのエエ香りがしてました。

一応下駄の上には6貫乗せてあって、あとはバイキングもあり、

注文すればお好みのネタを握ってくれはるみたいでした。

利用者の方達は笑顔で、食欲も普段よりあるみたいで・・・

右の写真の卵のん、厚焼き玉子の真ん中に切り目を入れて、

寿司飯を詰めてあるんやけど、ティッシュボックスて言うんやって!

 

 

故郷つれづれ記その4・・・最終回です。

故郷では有名な、古い町並みが残ってる所に麻の事を調べに・・・

       

高山のさるぼぼに似た、身代わり猿が家々の軒先に・・・

普通のお家も格子戸であったり、昔の佇まいを残して。

右の写真は古い薬屋さんで、うだつもある古い蔵のような建物、

軒の上の玄関の照明が、なんとも言えずエエ雰囲気で・・・

 

 

麻織物の事を調べに行った工芸館、けどあんまり判りませんでした。

今は右のような、タぺストリーなんかに使われてるけど、

故郷の麻は徳川幕府の御用品として、武士の裃に用いられたりする、

献上品やったそうな・・・、やっぱり故郷はなところなんや~!

 

 

今又蚊帳が見直されてるけど、その蚊帳も昔は本麻で作られてたそうで、

本麻の蚊帳を買おうと思うと、6畳用で7~8万円もしそうでした。

 

街中を散策してると、古い建物を借りてのギャラリーがあって、

柿渋染は知ってるけど、黒檀染は初めて目にして・・・

手染め・手織り・・・エエやんエエやん、興味あるやん!

覗いてみたんが運(エエ運やったけど)のツキ

薄い一枚仕立てで黒檀染めのコート、着てみたらピッタリ!(L寸やった)

思わず衝動買いしてしまいましたがなぁ。

けど一応お財布を覗いて、同窓会の会費・2次会・3次会の費用、

それからスーパーホテル代は・・・ある?

ある・ある~ヨカッタ! *

 

肝心の麻織物は・・・と。

                            

最後に訪ねたお店が一番資料なんかあって・・・

お店の人も色々話を聞かせてくれはって、一番収穫あり!かな?

今は国産の麻だけで織るのは、値段の点でも中々難しく、

縦糸は外国産の機会で紡いだもの、横糸は群馬県産やそうで、

それも値段次第で、手紡ぎの糸を使うのは特別なもんの時やそうです。

店先に吊るしてあった筆みたいに見えるのは、

神社の鈴を鳴らすのに吊ってある紐で、本麻なんですよ!

 

結局現在では国産の麻、手紡ぎの糸だけで麻織物を復元するのは、

相当に難しいと言うより、不可能に近い・・・とも言うてはりました。

さて、開田の麻織物研究会はどのような方向に進むのでしょうか?

 

今日はすご~く長くなりましたが、最後までお付き合い有難うございます

今日もエエお天気のようで・・・