ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

17歳のエンディングノート

2013-04-26 21:32:47 | さ行

こういう話って苦手・・・と思ってたんですが
けっこういいんだよね。


「17歳のエンディングノート」70点★★★★


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白血病で大人になるまで生きられないと宣告された
少女テッサ(ダコタ・ファニング)。

17歳になった彼女は
「やりたいこと」リストを作り、実行しようと決める。

「お酒を飲む」
「タトゥーを入れる」・・・

残り少ない人生を駆け足で生きようとするテッサの前に
ハンサムな青年アダム(ジェレミー・アーヴァイン)が現れて――。

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白血病で余命少ない少女(ダコタ・ファニング)が
死ぬ前に「したいことリスト」をやっていく、という話。

まあありがちな話で、
監督が脚本を書いた「マリーゴールド・ホテル~」とちょっと似て、
前半から、丁寧なんだけど噛みごたえない感じもある。

しかし
後半からけっこうグッときた。

なぜ、こうしたテーマの映画が
繰り返し描かれるのか?に、
ダコタの表情と言葉で、ハッと気づく瞬間があったから。

先に逝く人たちは、そのはかない“生”を見せることで、
我々に伝えたいのだ。

余命を宣告されてもいなくて
時間がいっぱいある
「あなたの本当の望みは何?」「夢はなに?」

時間は限られているんだよ、と。

ただ、いつもそう思わされて
ハッと人生考えても
また日常に忙殺され忘れてしまうんですよねえ。

ラストは試写室、
老若男女(たぶん)鼻すすり音の大合唱でしたよ(笑)

一人静かな映画館で見たい映画ですね。


★4/27(土)から新宿武蔵野館ほか全国で公開。

「17歳のエンディングノート」公式サイト
コメント
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