こういう話って苦手・・・と思ってたんですが
けっこういいんだよね。
「17歳のエンディングノート」70点★★★★
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白血病で大人になるまで生きられないと宣告された
少女テッサ(ダコタ・ファニング)。
17歳になった彼女は
「やりたいこと」リストを作り、実行しようと決める。
「お酒を飲む」
「タトゥーを入れる」・・・
残り少ない人生を駆け足で生きようとするテッサの前に
ハンサムな青年アダム(ジェレミー・アーヴァイン)が現れて――。
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白血病で余命少ない少女(ダコタ・ファニング)が
死ぬ前に「したいことリスト」をやっていく、という話。
まあありがちな話で、
監督が脚本を書いた「マリーゴールド・ホテル~」とちょっと似て、
前半から、丁寧なんだけど噛みごたえない感じもある。
しかし
後半からけっこうグッときた。
なぜ、こうしたテーマの映画が
繰り返し描かれるのか?に、
ダコタの表情と言葉で、ハッと気づく瞬間があったから。
先に逝く人たちは、そのはかない“生”を見せることで、
我々に伝えたいのだ。
余命を宣告されてもいなくて
時間がいっぱいある
「あなたの本当の望みは何?」「夢はなに?」
時間は限られているんだよ、と。
ただ、いつもそう思わされて
ハッと人生考えても
また日常に忙殺され忘れてしまうんですよねえ。
ラストは試写室、
老若男女(たぶん)鼻すすり音の大合唱でしたよ(笑)
一人静かな映画館で見たい映画ですね。
★4/27(土)から新宿武蔵野館ほか全国で公開。
「17歳のエンディングノート」公式サイト