ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

図書館戦争

2013-04-21 14:12:12 | た行

銃撃戦でコミカル
ラブストーリーで、けっこう盛りだくさん。


「図書館戦争」60点★★★


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1988年、
あらゆるメディアを取り締まる法律が施行され、
自由に好きな本を読めなくなった日本。

そんな検閲に対抗すべく
図書館は「図書隊」を組織し、
ときには武力で本を取り上げる政府と戦っていた。

そして法律施行から30年後。
図書隊に新人の笠原(榮倉奈々)が入隊する。

だが、担当教官の堂上(どうじょう、岡田准一)は
厳しい鬼教官で――?!

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有害図書が武力で徹底的に排除されるようになった世界で
本と自由を守るために
「図書隊」が結成された・・・というフィクション設定。

荒唐無稽な設定かつ
「GANTZ」監督だけあって
けっこうハードなドンパチありの内容なのに

榮倉奈々のおとぼけキャラと
岡田准一の鬼教官の凸凹コンビによって

コミカルな軽妙さと
さらにラブストーリー要素まで入ってくる。

目まぐるしくも、努力のみえる作品でした。

いきなり岡田をチビ呼ばわりし(苦笑)
長い手足でうまく大きい芝居をする
榮倉がよい。

「なんで本で死者が出るほどの戦いが起こるの?」とか
「自衛隊推奨?」とか
世界に入れないと辛いものがあるけど

まあ、
盛りだくさんということで(笑)

有川作品はこのあと
「県庁おもてなし課」(5/11公開)もあるでよ。


★4/27(土)から公開。

「図書館戦争」公式サイト
コメント (2)
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