よくぞこれだけの
レジェンド俳優たちを集めた!
「キング・オブ・シーヴズ」69点★★★☆
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かつて「泥棒の王」(=キング・オブ・シーヴズ)と呼ばれた
ブライアン(マイケル・ケイン)。
いまは裏社会から引退し、
妻と平穏な日々を過ごしている。
が、その妻が突然亡くなってしまう。
葬儀に集まった“元ワル仲間たち”は
いずれも第一線を退き、ちょっとヨボってきているが
「何かやりたくてうずうず」な感じだ。
そんななかブライアンは
ある青年(チャーリー・コックス)から
ロンドン随一の宝飾店街「ハットンガーデン」での
窃盗計画を持ちかけられるが――?!
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2015年、ロンドンで実際に起き
世間を大いに騒がせた
平均年齢60歳越えの強盗集団による
金庫破り事件を描いた作品です。
60歳越えどころか
マイケル・ケイン87歳、
「さざなみ」のトム・コートネイ83歳、
ハリポタの校長、マイケル・ガンボン80歳と
主演みんな、アラ80じゃん!
いや、マジ素敵じゃん!という(笑)
レジェンド名優たちのうまみがたっぷりでございました。
そのほかのメンバーたちも
名前を知らなくても、おそらく観たことあり
「あれ、この人?!」となることうけあいで
って
最近ホントに主演俳優が、高齢でしかも魅力的という
映画ばっかり観てる気がしますが(笑)
それだけ世間的な映画需要も、
渋み俳優たちのほうが濃い、ってことなのだろうなあ。
で、この
現実事件をもとにしたハラハラの金庫破り劇は
スピード感こそゆるめだけど
おとぼけの笑いも混じる可笑しさ。
さらにシニアあるある笑いネタや
“ヨボ芸”に終わらず
本気でヤバい凄みを出すジム・ブロードベントとか
渋みのなかのホンモノ感とか
マジでヤバいです(笑)
ただ、全体的にピン!と来るものが薄めでもあるけど
まあ、あんまりアップダウンやドキドキがあっても
心臓に悪いしね、わしら・・・・・・w
★1/15からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。